東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

【出前講義】宮城県仙台第三高等学校・SSH運営指導委員会(6/3)

2014年6月 3日 (火)

 SSH(Super Science High School)の活動に関係するようになって、どれくらいになるでしょうか。岩手県立水沢高等学校での東北地区のSSHの発表会に偶然、出席される先生が行くことができないというので、いったのが最初でした。たぶん、10年近く前になるのだと。。。高校でこうした科学に対する取組が発展するのは、よいことだなと。。。そんなことを思いながら、いくつかのSSH実施校の運営指導員まで仰せつかったのだと。。。

 そんな運営指導委員会の最初は、宮城県仙台第三高等学校。今年が5年間の事業の最終年。次の5年間を目指すには、今年度は勝負の年になるのだろうと。大変だと思いますが、これまでの研究内容などを、学会発表、様々な文章としての発表の場にチャレンジしてほしいと。より高みを目指してほしいと。通常枠のSSHとコアSSHの両方の運営という点では、大変だと思います。ただ、よいこととして、始まった頃は、理数科の生徒さんだけが参加していたのが、普通科からの一般参加も多くなり、理数科の生徒さんとほぼ、同程度の参加になっているのは、すばらしいことだと。普通科への普及などもずいぶんとJSTなどでよく言われていることだと伺っております。その意味では、評価できるのではと。。。普通科の文系の生徒さんがどれくらい参加されているのか、その当たりも気になりましたが、文理融合なども含めて、考えてほしいなと。。。

DSCN2562.JPG 2期目の継続に向けて、評価、数値化、新規な方向性、特色、before-afterでの違い、人材育成、アンケートの実施、分野融合、イベントへの卒業生の参加、人的サポート、国際性、英語力、文章力、論理性、論理的思考力、企画力、小中高大連携、など、どんなプログラムでも、プロジェクトでも同じような問題を抱えているのだなと。。。こちらがこれかプログラム、プロジェクトを考える上で、参考となりました。よりよい継続申請となり、採択されるのを祈念しつつ。。。。

 10日ほど後からは10日余りの連続での出前講義が。。。そこで、ここで議論したことが活かされるのではと。。ありがとうございました。最後になりましたが、校長先生、教頭先生をはじめとする関係の先生方、宮城県教育委員会の方々に、この場を借りてお礼申し上げます。

DSCN2532.JPG
 わたなべしるす

 PS. 運営指導委員会の関連では、再来週に香川県立観音寺第一高等学校のも予定されており。。。その観音寺第一高等学校の卒業生の方が、研究室見学に。。。観音寺第一高等学校でいつもお世話になっている石井先生からお願いされて。。。いらした学生さんについては、うちの学生さんがまた、HPに記事を書くのではと。。。相互によい刺激になったようでした。ありがとうございました。

 PS.のPS. SSHは高校から大学へのアクセスというか。。。大学で企画しているのが、科学者の卵養成講座。卒業生で、大学生になっている方を「ひよこ」と呼んでいますが。。。色々なところで活躍されているのを聞いていますが。。。被災地でこんな支援をしているとは。。。この動画でピアノを弾かれているのがひよこさん。感動でした。さらなるひよこさんたちの活躍を期待しつつ。。。今年度の採択がどうなるかを心待ちにして。。。。
 

≪ Prev  | diary Top | Next ≫

ARCHIVE