東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

梅雨、ウメ、キウイフルーツ(6/7)

2014年6月 7日 (土)

 10日ほど前には30oCを越えるように暑かったのに、すっかり梅雨の天気である。関東地方では、6月の降雨量がここ数日でとか。。。極端になった。仙台にきて30年になるが、仙台の場合、梅雨に入ってもしばらくは好天が続いて、梅雨なのかと思うような天気だったような。。。ただ、今日のように雨が降れば、気温は最高気温が20oCを切るので肌寒い。今年は、あっという間に雨降りの季節になった。エルニーニョ現象の影響とかいわれているが、。。。もちろん、地球温暖化の影響もあるのだろう。。大雨の被害が少しでも小さいことを祈りつつ。。。

DSCN1844.JPG 果樹のウメに果実ができる頃の雨なので、梅雨だったような。ただ、生で食べるわけでないこともあって、あまり実感がない。同じバラ科の果樹であれば、オ ウトウ、プラム、モモがこのあたりのシーズンなのだろう。時間がなくて、仙台駅前の朝市に出かけることがないが、月末頃には、主力の佐藤錦であったり、赤 みの強い、紅秀峰、紅てまり等を見かけるようになるのだろう。そのぶん、ナポレオンなどの昔の品種を見かけなくなった。自家不和合性があるので、花粉親に は使われているのではないだろうか。。。ウメ、モモでは、アブラムシで媒介される「プラムポックスウイルス(PPV)」の拡大を防ぐために、大規模な伐採 になったとか。

 ウメの場合は、ウイルスの拡大による伐採だが、キウイフルーツでは細菌病である、キウイフルーツかいよう病が愛媛、岡 山、福岡などで拡大しているらしい。愛媛県でキウイフルーツの栽培が始まったのがいつ頃だったのか。。。まだ、渡辺が高校生だった頃ではないだろうか。ミ カン、いよかんで思うような農業経営がなり立たないと言うところから、キウイフルーツの栽培が始まったような。あっという間に、ミカン畑がキウイフルーツ の畑に。スーパーで愛媛県産と書いてあるのを見かけるのが多くなったこの時期に。。。何とも痛手である。来週半ばからは、愛媛、香川、大阪などで出前講 義。愛媛ではこの被害がどの様に広がっているのか、観察したり、情報を集めてみたい。何より現場を見ることができれば、これからの色々なことを考えるヒン トになるのではと。。。。

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 わたなべしるす


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