4/18の午前中は、小松市立中海小学校で出前講義でした。午後からは、石川県立小松高等学校のSSH活動の指導。
昨日の生物部、SSHよりもdeepな課題研究についてでした。出前講義でSSHの指導をするようになってから、3年以上になります。今年で4年目でしょうか。SSHの活動の目玉が、やはり、「課題研究」という、それぞれの生徒さん・グループでの研究活動です。渡辺は高校は普通科でしたので、こうしたことはやりませんでした。高校時代から、小中と続けていた「夏休み」の自由研究のようなものがあればと、思ったこともあります。
ただ、その延長線上ではなく、さらに先を見据えた、大学、大学院での研究活動、さらには、社会に出たときにこの「課題研究」がどの様な意味を持つのかと言うことをよく考えておいた方が、さらに課題研究を発展できるのではと思っていたところ、小松高校の寺岸先生から、開講式で「SSH課題研究を始めるに当たって---高校でのSSH, 課題研究が大学、大学院での研究につながる。。。---」という演題での講演依頼をいただきました。1年以上の長期にわたる研究を行う訳なので、その目的、実施する上での注意事項など、実際に論文を作成するまでと言うことを念頭に置いて講義をしました。このことをしっかり考えて、将来にわたって研究をすると言うことを続けてほしいと思います。研究は大学だけではなく、日常生活にも研究する心は大事だと思いますので。
講演のあとには、それぞれの活動班ごとにどの様な内容なのかを議論していたところに、コメントをする形で参加できたのは、こちらもありがたい限りでした。課題研究の内容を試行錯誤していたチームもあり、渡辺がコメントしたことが1つのヒントになったようなところもあり、責任を感じております。うまくいってくれればと思います。理科、数学の幅広い研究、さらには、グループの枠を超えた研究が進めばさらに発展できるのではと思いました。課題研究の進展を楽しみにしております。
最後になりましたが、西校長先生、SSH担当の寺岸先生、松原先生を初めとする多くの先生方にこの場を借りてお礼申し上げます。ありがとうございました。次回は5月にまたうかがい、ハマダイコンなどの議論を楽しみにしております。
わたなべしるす
PS. 今年度は、SSHの課題研究の開講式での講演を小松高校をはじめ、月末の福島高校、来月末の古川黎明高校でもお願いされております。楽しみにしております。
この原稿を書いている間に、実験について質問に来る生徒さんも。熱心で、発表が楽しみです。