福島県立福島高等学校のSSHも今年が2期3年目。今年度も運営指導委員を仰せつかり、また、委員長職を昨年度に引き続き。なにより、次の3期につながるように、また、今年度で終了予定のコアSSHをどの様に次につなぐかと言うことを考えるのも、大事な職務なのだろうと。その意味で、8月上旬に行われたSSHの全国発表会で「文部科学大臣表彰」を受賞し、また、コアSSHでは、日英交流もよい方向に進んでいるので、それをうまく流れにのせることであろうと。。。そういえば、この夏休みだったか、夏休み明けには、新しい校舎ができあがると言うことで、次回伺ったときには、中を拝見できるのではと思っています。
基幹となるSSHの方では、トピック的な内容としては、こちらが以前に訪問したときでしたが、生徒さんたちが主体的に運営している「月例会」と言う発表会をしていたことは、よい活動の例ではないかと思います。大学の研究室でも、なかなか難しいところがある部分ですので、こうした活動を通じて、「会議の運営」、「物事を仕切る」というようなことも学んで頂ければと思います。先のSSHの全国発表会で「文部科学大臣表彰」を受けた実験は、指導教員が大学、大学院時代に使っていた教科書を生徒さんに渡し、生徒さんが自分で読み込み、実験、研究を展開できていたのは、表彰を受けるに値する内容に発展できたからであろうと。。。課題研究のあり方を考えさせられるポイントではないかなと。。。実施内容はdeepであり、小学校との連携、海外との交流、英語の活用、キャリア教育など、5年プログラムの3年目。次の2年にさらに発展が期待できそうな素地ができたのではと。
一方で、いくつかの問題点というか、SSHだけの問題でないような気はするのですが、トップ層をさらに磨きをかける、ボトム層を引き上げるか、これは、どこの組織でも問題であり、難しい問題のような気がしました。また、高校にいるときのactivityとして、このSSHが有効であると言うことに加えて、そのあとの大学、社会に出て、どうであったかというような追跡調査ができれば、より評価が効果的になるのではと。。。1つ考えていることとして、高校までの大学入試に向けた「点数」をとるというか、答えのあることに対して対応できる能力を大学以降になると、答えのないものにチャレンジする、それが点数化できないものでもやろうとしてみるという力に転換できるために、高校側で何をしておけばよいのか。。。文章表現力、自己主張力をどの様なactivityを通じて、つけさせるのか。これも難しい問題です。
コアSSHについては、ここの特徴は、福島県内の高校と連携して、物理、化学、生物、地学、数学の拠点校を決めて、それぞれのオリンピックを目指してと言うことですが、この活動で福島県全体の底上げになっているのではと言う気がしました。県内だけで始まったのが、県外からの参加校もあるまでに発展していたのは、よいのではと。。日英サイエンスワークショップについては、東北大とのコラボでもあり、2年後でしょうか。また、お手伝いできればと思います。
今回の運営指導委員会でお世話になりました、校長先生、教頭先生、県教委の先生方、国分先生、橋爪先生、細谷先生、高野先生をはじめとする多くの方々にこの場を借りて、お礼申し上げます。ありがとうございました。今年度、さらなる発展を祈念しております。
わたなべしるす
PS. 午後から農学部で共同研究の打合せ。久しぶりの雨宮キャンパス。生協でお昼をgetして、打合せの研究室に行こうとしたら。。。アルバイトでお世話になっていた学生さんが、今はM1の院生に。。。。懐かしいのと、元気に活躍されているようで何よりでした。
基幹となるSSHの方では、トピック的な内容としては、こちらが以前に訪問したときでしたが、生徒さんたちが主体的に運営している「月例会」と言う発表会をしていたことは、よい活動の例ではないかと思います。大学の研究室でも、なかなか難しいところがある部分ですので、こうした活動を通じて、「会議の運営」、「物事を仕切る」というようなことも学んで頂ければと思います。先のSSHの全国発表会で「文部科学大臣表彰」を受けた実験は、指導教員が大学、大学院時代に使っていた教科書を生徒さんに渡し、生徒さんが自分で読み込み、実験、研究を展開できていたのは、表彰を受けるに値する内容に発展できたからであろうと。。。課題研究のあり方を考えさせられるポイントではないかなと。。。実施内容はdeepであり、小学校との連携、海外との交流、英語の活用、キャリア教育など、5年プログラムの3年目。次の2年にさらに発展が期待できそうな素地ができたのではと。
一方で、いくつかの問題点というか、SSHだけの問題でないような気はするのですが、トップ層をさらに磨きをかける、ボトム層を引き上げるか、これは、どこの組織でも問題であり、難しい問題のような気がしました。また、高校にいるときのactivityとして、このSSHが有効であると言うことに加えて、そのあとの大学、社会に出て、どうであったかというような追跡調査ができれば、より評価が効果的になるのではと。。。1つ考えていることとして、高校までの大学入試に向けた「点数」をとるというか、答えのあることに対して対応できる能力を大学以降になると、答えのないものにチャレンジする、それが点数化できないものでもやろうとしてみるという力に転換できるために、高校側で何をしておけばよいのか。。。文章表現力、自己主張力をどの様なactivityを通じて、つけさせるのか。これも難しい問題です。
コアSSHについては、ここの特徴は、福島県内の高校と連携して、物理、化学、生物、地学、数学の拠点校を決めて、それぞれのオリンピックを目指してと言うことですが、この活動で福島県全体の底上げになっているのではと言う気がしました。県内だけで始まったのが、県外からの参加校もあるまでに発展していたのは、よいのではと。。日英サイエンスワークショップについては、東北大とのコラボでもあり、2年後でしょうか。また、お手伝いできればと思います。
今回の運営指導委員会でお世話になりました、校長先生、教頭先生、県教委の先生方、国分先生、橋爪先生、細谷先生、高野先生をはじめとする多くの方々にこの場を借りて、お礼申し上げます。ありがとうございました。今年度、さらなる発展を祈念しております。
わたなべしるす
PS. 午後から農学部で共同研究の打合せ。久しぶりの雨宮キャンパス。生協でお昼をgetして、打合せの研究室に行こうとしたら。。。アルバイトでお世話になっていた学生さんが、今はM1の院生に。。。。懐かしいのと、元気に活躍されているようで何よりでした。