東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

2015年2月の記事です。

”トム”は正直者という意味らしい

2015年2月16日 (月)

以前、"トム"を植えました。

あ、トマトのことです。マイクロトムという、矮性のトマトを栽培しています。

トムは成長し、少年時代を迎え、

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最近、実がついてきましたので、ちゃんと写真を撮ってみました。

 

トム(2つ植え)ですが、見事なマッチョ具合になってきました。

左の方が生長が遅く、実の付きもこれからでしょう。右の方が実つきが良いですね。

下葉が枯れてきたのは、多湿とカビの影響も多分にあると思います。

葉が縮れているのもそのせいですね。

少し下葉を掻いて、通気性を上げてみました。水も控えなくては。

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トム(1つ植え)ですが、長身の美男子になってきました。

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下葉を少しかきましたので、すらっとした印象です。

 

パインもついでに写真を撮ってみました。

花パインもだいぶパインらしくなってきましたね。

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蕾が成熟し、もうすぐ花が咲きそうです。

紫の花弁が分かりますでしょうか。

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もういっこはまだ未熟で、これからが楽しみです

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まだまだ寒い仙台ですが、窓辺で、アラビ部屋で、がんばって生長しているパインとマイクロトムでした。

 

増子

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基地、灯台、境目(2/15)

2015年2月15日 (日)

 仙台はこの週末も雪だったとか。出張の関係で、愛媛に来ていたので、そんなことを知ったのは、新聞記事と科学者の卵養成講座の連絡網から。。。去年の科学者の卵も2月開催では、積雪と言うより、すごい雪であった。33cmだったろうか。その1/10の3cmですぐに溶けてくれたようだ。週明けに出張からもどっても、問題なさそうだ。こんな風に雪が降ると、冬に山というのは、仙台では難しいが、今治での子供時代は、野山というか、今の言葉で言うなら、里山というのだろうか。その中には、秘密基地も作っていた。今になる、その場所がどこだったのだろうかと。。。いずれ、山に登っては、いろいろなものを見つけていた。ただ、どんな植物種があったのか、覚えていない。覚えているのは、ウラジロ。茎の部分を追って、弓矢のように飛ばすことを、小学校時代・白石先生から教えてもらった。体育の時間に運動場でなくて、裏山を登っていた。どこから歩くと、どこに出るのか、と言うより、そうやって野山を歩いて、冬の遊び方も教えてもらったような。もちろん、ウラジロは、お正月のお供えモチの上に置いて、その上に、ダイダイをおいていたような。そんな草藪の中をあるいて、歩いて。。。ひたすら歩き回ることが、楽しかった。今なら、道ばたに咲いている菜の花を見つけて、いろいろなことを観察するのだろうが、その当時は、そんなセンスというか、興味がなかった。ただ、その時に野山を駆けずり回ったからこそ、自然と植物を見ていたので、今、観察して、何かものが見えるのだろうか。その歩いていた山は国道のバイパスができて、寸断されてしまったのは、。。。ちょっと残念だなと。

DSCN5993.JPG そんな子供時代。山だけでなく、海にも出かけた。いつの頃からだろうか。来島海峡にあった赤灯台が桜井海岸のどこかに引っ越してきた。つまり、子供の頃に山、海の両方を観察できたというか、遊ぶことができた。それくらい自然が豊かであった。ただ、この灯台、遠浅の瀬戸内の海でも、灯台まで泳ぐのは、遠くて無理だったか、何か理由があったような。。。思い出せない。。学校から近くの海岸沿いの所に、野球部のグラウンドがあった。今はどうなっているのか。また、マツクイムシにやられたクロマツは。。。出前講義にいくことはあっても、そうしたところがどうなっているのかを、後輩たち、先生方から聞くこともなく。。。失敗だなと。もちろん、学校、野山がどうなっているかは、出前講義の学校の移動中に少しは見えるが、歩きながら、ゆっくり観察しないとわからないことが多い。まさに、「灯台下暗し」。今治の中にも、意外なところに意外なものがきっとあるのだろう。もうすこし自分で歩いて、何がどの様になっているのか、観察してみないと。。。

DSCN6013.JPG ちょうど、山と海の境目に小学校というか、狭い平野があるのが、四国の平野の特徴。そういえば、海岸の近くには綱敷天満宮が。ウメの花も有名でこの時期には、学校から見学に行ったこともあったような。そんな場所もある一方で、田んぼ、畑の面積は、仙台というか、東北から比べると、ずいぶん狭い。ネコの額のようなところも。そんな狭くても、道の駅のような所に出荷して、農業というか、農家の経営も変わってきたと。大学時代の農業経営の酒井教授から、10年、その先、どうやって農家経営を維持するのか、と言うより、食料需給をどうするのかを議論して頂いた。よい方向に向かっているのだろうか。少なくとも農業だけでなく、それと可能な限り重なりを持つ領域とoverlapして、境界というか、隙間産業みたいなことを考えないといけないのだろう。たぶん、。。。そんな自然を見ながら、サイエンスの行く末というか、どうやって境界領域を発展させるのか、植物科学をどうするのかを、考えさせられた。そのモデルとなるのが、自然であり、これまでのトライから学ぶことなのであろう。たぶん。きっと。。。。

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 わたなべしるす

 PS. 来月の春の甲子園。愛媛県から2校が出場。30年前のイメージ、最近の戦績を見ていると、この両校の名前が並んでいるのは。。。何ともいえない、不思議な。。

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13日の金曜日とバレンタイン

2015年2月13日 (金)

本日は2月13日の金曜日です.

13日の金曜日は不吉な日だとよく言われていますが,これは主に英語圏とドイツ,

フランスなどで言われているそうです."13日の金曜日"="ジェイソン"としか思ってなかったけど,色々と理由があるみたいですね.詳しくは各自お調べください.


そんな怪しい予感のする日でしたが,ラボの女性陣から男性陣へ

1日早いバレンタインチョコを贈りました!


今年はどうしようね~,チロルチョコ1箱とかでいいんじゃない? などと,

若干やる気のないことを言っていたなべ研女性陣ですが,

仙台三越で開催中のサロン・デュ・ショコラのカタログをネットで見たとたんに

テンションが急上昇し,

「よし行こう! いつ行こう? 今行こう!」でいそいそ出かけてきました.

チョコレートのよい香りがただようなか,お目当てのチョコを見つけては購入する私たち.

つやつやしたチョコの1粒って,ケーキとはまた違ったワクワク感がありますよね.


今年は男性陣それぞれに別のチョコを選んでみました.


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喜んでもらえたようでよかったよかった.


当然,女性陣のためのチョコも買ってきましたよ.

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顔がほころぶいとうさん.もちろんおいしくいただきました.



それから明日明後日がなべ研アダルトチームふたりの誕生日ということで,

ますこさんがケーキを焼いてくれました!


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暗闇にぴかーっと光るロウソクたち.年齢の数を立てるのは大変なので3本です.


実はこのレシピ,さかぞの提供だったのですが,卵をいつ入れるのかが書かれてなかったらしく,

夜中にますこさんを困らせてしまいました.ごめんなさい.

わたしの手元のメモ自体に書かれてなかったよ・・・適当に混ぜれば大丈夫ですので.

ロウソクまで立ててもらっちゃって,本当にありがとうございました!

よい1年を過ごしたいと思います:)


さか

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借りられてきた猫、なべもと。

2015年2月12日 (木)

こんにちは、M2の辺本です。

10日は修士最終試験でした。
今年の植物生殖は朝一からの発表だったので、起きられるか不安だったのですが、
ちゃんと起きることができました。ぱちぱちー!流石に本番は起きられるのね。
逆に寝不足な気が・・・あ、いつも寝不足だったか。

同期の田口をトップバッターに、辺本、石野、三苫の順だったのですが・・・

緊張のあまり、喋りが遅くなってしまいました・・・(本人自覚)
遅すぎて寝るかと思ったわー!と言われました。
なべさんは、時間内に終わらんやん!とアセアセしていたそうです。
しかし本人は、なべさんが焦って鳴らすチーン♪さえも無視して、
のんびり喋り続けるマイペース振りを発揮してしまいました。

あと緊張で、表情筋が働いていなかったらしい・・・(目撃証言)
マスコさんによると、大人しすぎて借りてきた猫のようだったらしい。
借りてきた猫かー困ったなぁー。でも写真を見ると、借りてきた猫でした。
ほら。奥の方で、すーんとしてる。
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発表が終わった後は、飼い主の元に戻った猫のよう。
飼い慣らされた猫ってのは、こんな感じで、おうちではふざけてばっかりです。
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まぁーこんなんじゃ、ダメですね。変に緊張しないよう、これから鍛えます。
準備期間から色々未練が残る思いでしたが、これからはこうしようと反省できる良い機会でした。
修士発表を終えるにあたって、研究室の方々には大変お世話になりました。
もちろん研究室外の方々にも、大変お世話になりました。
この場をお借りして感謝申し上げます。

さて、今日は祝賀会!
どんな美味しい食べ物、飲み物にありつけるか楽しみです。


M2 ナベ

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【出前講義】平成26年度岩手県立盛岡第三高等学校・SSH第2回運営指導委員会(2/10, link追加)

2015年2月10日 (火)

 全国的に、この冬一番の寒さ。片平にも朝はうっすらと積雪。日の出とともに、解けてくれたのが救いでした。。。午前中は、研究室のM2, 2名(田口さん辺本さん)が修論発表。さすがに、多くの教員がいる前での発表はかなりのプレッシャーだったようです。それぞれの学生さんが、コメントを書いてくれますので。そちらを。。。

DSCN5966.JPG それで、午後からは岩手県へ。仙台--盛岡間も最初の頃の新幹線では、50minくらいかかったはずが、今では、40minを切るのでは。気がついたら、アスファルトの道路が普通に見える仙台から路面も真っ白な盛岡へ。新幹線を降りるときには、花輪線が積雪の関係で、運転中止で夕方まで復旧に時間がかかると。。。。この寒気は半端なかったのだと。こんな所でも。。。というか、たいへんなことなのだと。昨日のニュースで、山形、富山、北海道がすごいのは見ましたが。。。そんな中で、岩手県立盛岡第三高等学校・SSH第2回運営指導委員会。年度末の報告と次年度に向けてのアドバイスというか、コメントというか。運営指導委員というのは、ある先生が言われていましたが、指導と言うより、応援をする立場だと。その意味で、コメント、アドバイスというのが当を得ていると思うのでした。 最初に県教委からの挨拶。言われて気がついたのですが、2週間ちょっと前は花巻での発表会だったのだなと。あっという間でした。

 いつものように和山校長先生から、今年度の取組について、昨年度と比較しながら。いつも感動なのですが、この時期に、ほぼ今年度の報告書がdraftで完成しており。。。niceという単語より、すごいという言葉が当てはまる気がします。何よりこの高校の取組がすごいのが、「全校での取組」。言うはやすし、行うは、。。。といいますが。和山校長先生、下町副校長先生指揮のもと、それぞれの先生方が、SSHのいずれかの部署で関わり、相互連携、発展を目指しているところ。また、取組も初年度から全校生徒。もちろん、大事な裏方を支える事務の方も。課題研究、高大連携も初年度から見ると、ずいぶんよくなり、課題研究を終えた3年生がチューター制度で指導する。科学者の卵養成講座のメンター制度に類したものかと。全校生徒という点では、受験の時期が近いことがあった関係で、1, 2年生が対象でしたが、「キャリア教育」の話を昨秋に行ったのを思い出します。あとは、校長、副校長先生という管理をする立場でない先生方が、俯瞰的なところからプログラム全体をより多くの点から見て頂ければ、さらに発展できるのでは。あとは、大学がよりサポートするというか、科学者の卵養成講座で、「出る杭を育てる」ということをしないといけないのかもと。。渡辺が高校生の頃、こうした活動がありませんでしたので、比較のしようがないのですが、数学ができるものが、そうでない友達を教えたり、と言うようなことがあったのを思い出します。そうしたことで、自然と育ったのかも知れません。たぶん。そんな気がします。

DSCN5965.JPG 科学者の卵養成講座同様に、海外研修は、SSHでも多くやられているようですが、昨今の経済事情は厳しいようで、海外研修でなく、国内研修しかできない方も。。渡辺が小学生の頃、「一億総中流」と言われていたことから、半世紀も過ぎてないはずなのに。。。このあたりは、国の施策として何とかという気がしました。他のSSH実施校の状況も是非、調査を行いたいと。来月にかけて2つほど、運営指導委員会がありますので。あとは、今年度が4年度目。つまり、次年度は時期申請を見すえて、現状をさらに発展させ、これという目玉を作るのか。それが今日からスタートのような気がした。それに向けての議論ももちろんあったが、これだけは、企業秘密と言うことでお許しください。。。それがよい意味での競争であり、戦略、戦術だと思いますので。

 最後になりましたが、今回の運営指導委員会でお世話になりました県教委・中村指導主事、和山校長先生、下町副校長先生をはじめとするSSH関係の先生方にお礼申し上げます。今年度もお世話になりました。次年度は先にも書いたように最終年。次の採択を目指して、さらに、発展することを祈念しております。今後ともよろしくお願いいたします。


 わたなべしるす

 PS. 三高カレンダーというのが、HPにありますが、そこに、近日中というか、今年のどこかの月に、渡辺が写真で登場するとか。うれしいですね。こうしたことでお役に立てるというのは。また、それがいつかわかりましたら、このHPからお知らせしますので。

 PS.のPS. 科学者の卵養成講座のHPにきちんとした記事を書きますが、11月の全国大会の結果がHPにようやく掲載されました。東北大チームの高校生もよく頑張ってくれたと。そうした高校生たちが、20-30年後の日本、日本の科学力を支えることになるのだろうと。

 

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