東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

研究室ダイアリー

【出前講義】宮城県仙台第一高等学校・SSH生物特別講義「高等植物の自家不和合性」(5/17)

2012年5月17日 (木)

 昨日の仙台第三高等学校のSSH発表会に続いて、今日の午前は、今年からSSHに採択された宮城県仙台第一高等学校で、SSH生物特別講義ということで、「高等植物の自家不和合性」についてお話ししました。新規のところで講義をこのようにスムーズにできたのも、この4月に宮城第一高等学校でお世話になっていた生物の小松原先生が、異動されたことによるものです。5/3には、生物部の方をつれて、研究室見学にもきて頂いております。国際植物の日との連動としては、5/1の名草小学校(3コマ)5/3の仙台第一高等学校(研究室訪問)5/10の小松高等学校(研究指導)5/11の中海小学校(1コマ)石川県高等学校教育研究会生物部会研修会(1コマ)5/16の釜石高等学校(e-mailによる指導)仙台第三高等学校(コメンテーター)に続いて、ちょうど、10回目になります。

DSCN2678.JPG 数年前から、宮城県も共学化が進み、男子校、女子校というのが、一部を除いてなくなり、共学へ。仙台第一高等学校も、元は男子校。今回は生物履修者を対象の講義だったこともあり、男女半々くらいでした。最初に作物の花を見てもらって、その作物名を答える。結構、知らないですね。。。そんな時代なのかもしれません。。。それでも答えてくれた方々には、今回の国際植物の日に協賛してくれている、大学、OUPのグッズを。喜んでいてくれました。なによりです。動物、植物の好き好きがあり、植物はactiveでないと思っていたのが、花粉管伸長とか、自家不和合性の動画では、かなり、おーーーーと。植物のすごさも理解して頂いたのではと思います。是非、一緒に研究できる方が現れれば。何より、渡辺の研究室から一番近い高校かもしれないですから。

 最後になりましたが、お世話になりました、小松原先生にはこの場を借りて、お礼申し上げます。ありがとうございました。これからもさらなる連携を図ることができればと思います。よろしくお願いします。

 明日は、今週最後。宮城第一高等学校です。


 わたなべしるす

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【出前授業】平成24年度・宮城県仙台第三高等学校SSH「理数科の日」発表会・コメンテーター(5/16)

2012年5月16日 (水)

 午前はmailでの対応でのSSHへの指導でしたが、午後は宮城県仙台第三高等学校SSH「理数科の日」発表会・コメンテーターでした。SSH運営指導委員を仰せつかっていることもあり。。。昨年度も同じ時期に伺い、2年続けての参加となりました。昨年は、震災明けで大変だったこともありましたが、今年度は復興しつつあり。という環境の変化もありました。

DSCN2670.JPG 発表会は午前中からだったのですが、時間の都合もあり、午後からの参加でした。発表は物理、化学、生物、数学が中心だったでしょうか。いつもであれば、物理領域の質問を担当される、工学部の安藤先生が所用で出席できないということから、物理領域も可能な限り質問しました。「疑問に思うことは質問しよう!!」というとある先生のお言葉を思い出して。。。

 飛行機、音響、3D映像、組織培養、タンパク質解析等、多様な研究が行われていました。いろいろなトライをしていましたが、プレゼンをする上で、聞いている人がわかるように工夫する必要性、実験の反復実験と統計的処理、実験の論理的考察の必要性、実験の生物学的、物理学的意義の理解など、それぞれの発表で充実させることが肝要かと思いました。ぜひ、次年度の発表では、こうした点を充実させたものを拝見したいと思います。

 最後のところで、講評をしましたが、科学をするということ、プレゼンの時間を守る、原稿を見ないで発表することの大切さなどをコメントしました。ちょうど、先月の同じSSHの小松高校での課題研究の開講式で説明したポイントでもありました。ぜひ、次年度は、そうしたことをPower-upしてください。楽しみにしています。

DSCN2668.JPG 明日は同じSSHですが、仙台第一高等学校で、「自家不和合性」の講義を行います。また、違った面が見えるのではと楽しみにしております。


 わたなべしるす

 PS. 来月には、運営指導委員会もあり、また、伺います。今年度の展開の方向性など、議論できるものと。。


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【出前講義】岩手県立釜石高等学校・SSH「統合科学I」の科学表現におけるe-mailによる論文指導(5/16)

2012年5月16日 (水)

 仙台から釜石となると、新幹線を使って、半日仕事になります。実際、7月の上旬にも講義に伺うようにしています。そのときには、まとめて丸1日を講義に当てるような計画です。こうした出前講義のあり方だけなく、他のサポートの仕方はというと。。ダイコンコンソーシアムのようにHPがあれば、そこでの情報交換はできます。あとは、もちろん、最近のnet社会ですから、いろいろ可能かと思いますが、そのsettingなど、大変なこともあり。。。

DSCN2665.JPG そんな折、釜石高校の先生から、「統合科学I」という授業で、「科学者の観点を知ろう」を目標に「科学表現」という講座があるようです。コラムを読んで、それについての感想を書くところから始めるようですが。では、同じ文章を読んで、渡辺ならどんな文章を書くのか、書くのであれば、どの様なことに気をつけるのか、起承転結、科学者の観点と言うことで科学的にどの様におもしろいのかなど、いろいろと気にかけて書きます。ちょうど、渡辺が愛媛新聞社から引き受けている「道標」という日曜コラムもそうです。こうしたコンセプトで、高校生と同じ文章を読んで、渡辺なら、こんな文章というのを書いて、担当の先生お送りして、受講生の間でも議論して頂く。これであれば、遠く離れていても、少しはお手伝いできるという形になるかと思います。もちろん、7月に伺ったときに、渡辺の文章の感想なども直接聞いてみるなど、できればと思っています。

 いろいろなモデルケースを行い、どうすれば、こうした活動がよりよい形でサポートできるのか、これからも考えていきたいと思います。最後になりましたが、SSHの砂沢先生からいただいたお話しでした。ありがとうございました。これからもよろしくお願いいたします。


 わたなべしるす

 PS. 今日の午後は、仙台第三高等学校の「理数の日」。課題研究の発表会です。午後から伺います。

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【出前講義】石川県高等学校教育研究会生物部会研修会・特別講演「高等植物の自家不和合性」(5/11)

2012年5月11日 (金)

 11日の午前に続いて、午後は石川県高等学校教育研究会生物部会研修会・特別講演に招待され、「植物の生殖、自家不和合性」について講義しました。講義のきっかけは、昨日の小松高校の寺岸先生からの依頼でした。ありがとうございました。高校生向けの講義、一般向けの講義はありましたが、高校の生物の先生だけにというのは、一昨年の宮城県高等学校理科研究会仙塩支部生物部会研修会以来でした。そのときは、実験でしたが、今回は講義。結構かなり緊張でした。

DSCN2638.JPG いつもなら、時間を見る余裕もあるのですが。。時間も少し早めに終わったり。植物の生殖、自家不和合性については、ご理解頂けたのではないでしょうか。高校生向けの講義の場合に、作物の花を見てもらったとき、その花が何の作物か。これは、とてもよく知っておられました。さすがだと。また、講義でお話をした、最近の形態学とか、博物学というのが軽視されていることに対する危機感について、共感を得られたのは、何よりでした。

 質問では、トランスポゾンから仙台、東北の被災状況、出前講義のリクエストまでおよび、様々な情報交換ができたと思います。ありがとうございました。

 最後になりましたが、お世話になりました、担当の金沢西高校・窪川先生をはじめとする関係の先生方にはこの場を借りて、お礼申し上げます。ありがとうございました。これからもさらなる連携を図ることができればと思います。よろしくお願いします。


 わたなべしるす

 PS. 小松市内では明日が大きなお祭りとか。学校の玄関にもこのような飾りが。地方によってそれぞれ異なる風習があるのを見るのはとてもよいことだと。。

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 PS.のPS. 10月には同じ石川県の金沢泉丘高校でも出前講義をリクエストされており、担当の浜本先生にお時間を取って頂き、講義の充実化をはかることができたのは何よりでした。ありがとうございました。秋を楽しみにしております。


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【出前講義】小松市立中海小学校・特別講義「花の不思議な世界--りんごの花からリンゴができるまで??--」(5/11)

2012年5月11日 (金)

 昨日は小松高校での講義でしたが、小松市内での2日目は、午前は先月の18日に「キャベツとブロッコリー」の講義を行い、好評でした中海小学校。その頃はソメイヨシノが咲いていたのが、周りの田んぼでは田植えが始まっているというように季節も流れていました。今回は、「花の不思議な世界--りんごの花からリンゴができるまで??--」ということで、リンゴをモデルにして、どのように受粉して、成長していくのか、という講義でした。子供たちによる、手書きのwelcome board、感動です。ありがとうございました。

DSCN2621.JPG このシーズンにこの講義をするのは初めて。というのも、今は果物でいえば、ちょうど端境期。でも、無理を言ってリンゴを用意頂き、講義をしながら、リンゴを切ってリンゴが元は花であったことを実感してもらいました。最初に花を見てもらって、何の花かということについて聞いてみたのですが、以外と知らなかったのか、最初だったので、恥ずかしかったのか。。。だんだんと盛り上がり、花粉発芽、自家不和合性の動画には、へーーーといいながら、見ていたのが、印象的でした。最後には、なぜリンゴは赤いのか、青リンゴがあるのはなぜかなど、たくさんの質問を頂きました。また、忘れた質問は、手紙に書いてください。

DSCN2623.JPG そとには、この前の出前講義の折りに行った桜島大根と守口大根の交雑の種も育っているようでほっとしました。また、小松高校の生徒さんたちが子供たちと交配をした白い袋もたくさんあって。ダイコンの大切さが広がっている、そんな感じを受けました。

 最後になりましたが、お世話になりました、田中校長先生、三星先生をはじめとする関係の先生方にはこの場を借りて、お礼申し上げます。ありがとうございました。


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 わたなべしるす

 PS. 当日、想定外というか、北陸朝日放送の取材があり、夕方の県内ニュースで講義風景が流れるとか。後日、また、その内容は関係の先生方から頂き、拝見したいと思います。たのしみです。とてもよい、国際植物の日のアピールになったと思います。ありがとうございました。

 PS.のPS. 関連記事を渡辺が行っている研究(科学研究費補助金)のHPにも記しておきました。あわせてご覧ください。




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