東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

研究室ダイアリー

【お知らせ】2011年度アウトリーチ実績報告(3/27)

2012年3月27日 (火)

 今年度も残すところ、今日を入れて5日。2011/03/11の東日本大震災を受けての年度ということもあり、ばたばた続きだったように思います。何をしているのかよくわからないうちに、今年度も終わってしまいました。。。。

 年度末に当たって、いろいろなことを振り返るようにと思っております。そこで、今日は社会貢献というか、アウトリーチ活動というか。HPに記したもの、そうでないものもいくつかあるように思うのですが。。。意見交換会など。数に入ってないものはお許しください。研究室のHPでは忙しいこともあり、十分にまとまっていませんが、いくつかの記事がありますので、是非、ご覧ください。今年度お世話になった先生方、児童、生徒の皆さん、また、次年度もお会いできればと思います。早速、次年度の継続でのお願いなど連絡をいただいており、ありがたい限りです。楽しみにしております。

DSCN0440.JPG なお、今年度のアウトリーチ活動の実績は、講演会など多数の方がいたような機会もあり、アウトリーチ活動総数、104回。参加人数、7,124回。その中でレポートなどをいただき、その全員に手紙を返しましたが、その総数、2,919通。これ以外にも、mail、電話でのやりとりなどは、100回以上あったかと。少しは科学、植物、遺伝などを知る機会ができたのではと思います。

 来年度も新しい方々とまたお会いできることを楽しみにしております。


 わたなべしるす

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【出前講義】仙台市立七北田小学校・内藤惠子校長先生定年退職記念講演会(3/17)

2012年3月20日 (火)

 年度末。いろいろなことが重なるものです。大学にいると、年末の師走と同じくらい、忙しい時期なのかもしれません。もちろん、アブラナの研究をやっているので、春は農繁期な訳ですが。。

 さて、遅くなりましたが、いつも七北田小学校のNSPでお世話になっている、内藤校長先生がこの3月で定年退職。ということで、地域の方々が、記念講演会「38年間の教職生活を振り返って」ということで、おはなしがあるということで、伺いました。

 内藤校長先生と最初にお会いしたのは、2006年の仙台市教育委員会と東北大との提携による「出前講義」。その当時は、川前小学校にいらっしゃいました。最初は、「自家不和合性」の話をしました。翌年には、校長先生の方からお願いされ、6年生向けだったと思いますが、「キャリア教育」を初めて行いました。サイエンスを語らないで、人生を語った、初めての機会をいただきました。これがきっかけで、小学校、高校でのキャリア教育に弾みがつきました。今では、キャリア教育の方が人気なのかもしれません。

 そのあと、七北田小学校に移られ、NSP (Nanakita Science Project)ということで、仙台市では珍しいというか、七北田小学校くらいと思いますが、理科専科の取り組みを、今は、広瀬小学校に移られた井上先生が理科専科として普段のことを指導され、こちらはだんだん、レパートリーを増やしながら、今では、3年生から6年生までの理科の植物の部分を出前講義するようになりました。

 講演会では、38年の教職生活のいろいろなことをおはなし頂きましたが、「ひととのつながり」、「本物を見せること」等、大切な言葉をいただきました。ありがとうございました。

 来年度以降も、NSPを継続することで、これまで以上の発展ができればと思った次第でした。

 最後になりましたが、この会をorganizeして頂いた、学校、地域、保護者の皆様、ありがとうございました。とても感動的な会でした。ありがとうございました。

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 わたなべしるす

 PS. 小学生もたくさん来ており、渡辺を見かけたときに、「今日は博士は来てないの??」と。すっかり、NSPが定着しているのだなと。また、NSPの立ち上げでお世話になった、井上先生とも久しぶりにお会いでき、来年度以降、是非また、出前講義等で連携できればと。よろしくお願いします。

 PS. 理科専科といえば、今週の日曜日の愛媛新聞に渡辺自身が、愛媛・今治での理科専科の取り組みについて、記事を書かせて頂いております。あわせて、ご覧ください。

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無事「科学者の卵」の最終回、終了(3/18)

2012年3月18日 (日)

 通称「科学者の卵養成講座」。本名はとっても長くなりますので、全国的な事業名としては、JSTサポートによる「未来の科学者養成講座」。2009年度からの3年間の契約で今年度で終了。その最後のプレゼン発表会が今日の午後から開催され、最後には表彰式、閉講式も。今年度の受講生だけでなく、1期目、2期目の受講生も。total 150名は軽く超える参加で、会場いっぱいでした。表彰式では、渡辺自身が表彰状を渡す側。人生初めての経験でした。結構、かなり緊張しました。

DSCN2339.JPG こんなプログラムがあるということで、東北大として何とかできないかと足を運んだのが確か3年前の冬頃。理学部、工学部、農学部のいろいろな先生とお話をして、この形にまとめ、無事かどうか、ヒアリングに合格して、最終的に合格をいただいたのが、2009年の4月頃だったでしょうか。理学部、工学部、農学部の先生数名がコアメンバーとして活動はじめ、mailでの会議、ポスター、HPの立ち上げ、公募の案内での高校での説明会。何より、ヒアリングでの100名の受講生ということに対して、それができますかという質問をいただいたこと。もちろん、あれこれ考えていましたが、これを質問されたことがバネとなり、400名を超える募集に。あれから3年、あっという間でした。途中では、3/11の東日本大震災。あの翌日には、第2期の発表会が予定されており、もし、これが当日だったらと、背筋が凍る思いも。全国大会でも、受講生の方々、東北大を代表して活躍してくれました。

 こうしたことがあり、また、数多く参加頂いた高校の先生方、保護者の方々、何より、運営の実態をやって頂いた、生命科学研究科の事務の方々にはこの場を借りてお礼申し上げます。このように皆さんから好評だったプログラムが、ここで終わるわけには。。。。何とか、1年の継続をまずは目指して、次なる予算獲得をがんばります。次のことが決まったら、また、お知らせしますので。


 わたなべしるす

 PS. 科学者の卵にも記事があります。お時間のあるときに。

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【おわび】3/16の19:30過ぎから、3/17の昼過ぎまでのserver downについて(3/17)

2012年3月17日 (土)

 いつもHPをご覧いただき、ありがとうございます。

 さて、昨日の20:00頃から今日の昼過ぎまで(正確な時間がわからないのですが。。)、serverがdownしており、HPを閲覧できない、mailが届かないなどの不都合が生じたのではないかと思います。ご迷惑をおかけしましたことをお詫びいたします。渡辺も出張先で、時間的に遅かったことから、出張から戻り、server担当の方にお願いして、急ぎ復旧をして頂いた次第です。
 
 復旧の時間帯に、また、後日報告しますが、市内の小学校の方に出前講義というか、そんなことで出かけており、復旧の時間がわからないのですが。。。

 次回以降は、こうしたことがないように、迅速な対応をしたいと思いますので。また、これまで通りごらん頂ければと思います。まずは、HP上でのお詫びにて失礼します。


 わたなべしする

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機転、責任、連携。。。(3/14)

2012年3月14日 (水)

 この前、テレビだったか何かを見ながら、ふとこんなことを思い出した。

 実験でも何でもそうかも知れないが、失敗したときというか、しそうなとき、これはおかしい。。」と言う感覚が生まれ、ある種の機転を利かせることがある。第六感というか、虫の知らせというと科学的でないかも知れないが。。。やったことのない新しい実験、キットなどを使ったときなど、「あれ?なんでおもったようにならないのだろう。。」と言うことが、たくさんあった(最近は実験するより、書き物の方が多いので。。。こんなことに出くわすのは少なくなったが。。)。こうしたとっさの場合ほど、すぐにその場の対応をしないと、実験結果などがさらにひどいことがある。学生の時、ある試薬を入れただけで、全く結果が出なくて、真夜中まで同じことを3回繰り返して、外が明るくなって、。。。結局、その系ではうまくいかないことにそこまでやって気がつく。経験がないとはいえ、。。どこかで、「機転」が利かなかったのか。。何とも情けなく思うが、こうしたこともやっぱりある種のいろいろな経験がものをいうような気がする。

 こうしたとき、失敗したので、もちろん、自分が悪いのであるが、やり場のない情けなさというか、何でこんなことに気がつかないのだろうかと。。実験を教えてくれた先輩はこんなことを言ってなかったとか、指導教官の教授の先生は、こんなことをしてなかったので。。。ある種、自己責任なのかもしれないが、それだけというも、実験というか、研究室でいっしょにやっているのだから、こんなことをやってみるけどとか、周りに相談してみればと思うことも。また、さっきのようにあたまが熱くなると、というか、血が上るというか、そうなったら、自分でも始末が悪い。。。こうなる前に、誰かそれこそ、機転の利く方が冷や水でも浴びせてくれたら、冷静になって、実験をできるのだと。となりの研究室と共同実験をしていてDNA塩基配列を決めるゲル板を作成していたとき、入れた試薬の量を少し間違えていて、全部に広げる前にあっという間に固まって。。。3回作り直し。。。。情けないというか、あほ見たいというか。まあ、こんな経験もたくさんやっておけば、あとになれば違う実験の基礎となるというのはそうかもしれないが、そのときは、それでは収まらないのが人情である。

DSCN0390.JPG その点では、できることはできること。できないことはできないことときちんと整理をして、相互に連携をする。自分の指導教官の言葉を借りれば、「脳みその拝借」であろう。自分がカバーできるところはきちんとやる。そのとき、相互に連携ができるように少しでも相互ののりしろを大きくするように努力する。そうしたら、うまく連携できるのであろう。独立でいろいろなことをやるのには、事象が多すぎて、今の脳みそでは整理不可能になってきた。まさに、周りの方の「脳みそ拝借」で、毎日が過ぎているように感じる。そんな毎日の脳みそのCPUをお貸し頂いている方々、ありがとうございます(そういえば、今日は、White day。。。。感謝の日でした。)。

 物事が複雑になって、どの糸とどの糸がつながっているのか、ぱっと見にわからないような構図が多い。そんなとき、こうした、「機転を利かせて」、「自己責任というか、明確な意図を持って」、「相互ののりしろを大きくした連携」ができれば、物事、もう少し流れがよくなるのではないだろうか。。もちろん、得手不得手はあるものの。。


 わたなべしるす

DSCN0387.JPG PS. それにしても今年は寒い。雪もずいぶん降ったし。この時期には、西日本からサクラの便りというのが最近のパターンであったが、今年はそうもいかない。つぼみが少しずつ大きくなっているのは事実であるが、仙台では、4月の半ばかそれ以降になるのだろうか。サクラの開花は。。

 PS.のPS. そういえば、春のダイヤ改正の季節。仙台に来た頃、愛媛との往復には新幹線より、寝台列車、いわゆるブルートレインを使っていました。「瀬戸」、「あさかぜ」にはずいぶんお世話になりました。今ではそのほとんどがなくなり、またこのダイヤ改正でもとか。。。。文章にもありますが、昭和のよき何とかなのでしょうか。。。

 PS.のPS.のPS. 出張先の京都の宿で自身の情報を見てびっくり。18:09に三陸沖で、M6.8。そのあと、21:05に千葉県東方沖でM6.1。何もなく、仙台に帰りたい、ふとそんなことが頭をもたげた。。。。


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