東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

研究室ダイアリー

オープンラボ、1日目終了(4/21)

2012年4月21日 (土)

 前からご案内の通り、オープンラボが今日から行われました。いつもであれば、ポスターの前での説明会で、研究の話をすることだけなのですが、今回は、教務委員会からのお知らせ役で、奨学金の話を。そういえば、自分も高校から大学院まで奨学金を借りていたような。そんなことも思い出しながら。。。

 ポスターのパネルの配置が例年と違うこともあって、最初は少し不慣れなところもありましたが、研究室の院生の方たちも積極的にパンフレットを配ってくれて。多くの方にlabに興味を持ってもらえたのではないでしょうか。14:00-19:00は研究室の見学。あらかじめ研究室見学の申し込みをしてくれた方もいて、total 2人の方に研究室訪問をしてもらえました。もちろん、時間の都合などでいらっしゃれなかったり仕方かもいたのではないかと思います。そうした方々を含めて、是非、来年度から、一緒に研究できるのを楽しみにしております。

RIMG0331 (2).JPG あすは、10:00-13:00という短い時間ですが、まだ、いらしてない方、資料を見て、HPを見て、いってみようと思った方々。おまちしております。

 今日、きてくれた学生さんたち、ありがとうございました。


 わたなべしるす

 PS. ちょうど、共同研究をしている三重大の諏訪部先生も来ていて、研究面でも充実した週末になりました。ありがとうございました。


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【研究室訪問】福島県立磐城高等学校・SSH大学訪問研修(4/20)

2012年4月20日 (金)

 昨日は、市内の宿舎での出前講義とパネルディスカッションのモジュレーターを磐城高校1年生のSSHの活動として行いました。今日はその8クラスが、学内の4つの研究科(生命科学研究科、農学研究科、理学研究科、工学研究科)と1つのセンター(東北アジア研究センター)への見学のうち、生命科学研究科へと言う2クラスが午前中、見学に来ました。生命科学研究科では、これまでも科学者の卵などで会うとリーチ活動を積極的にされている東谷先生日出間先生と磐城高校の卒業生である草野先生の研究室にもお願いしました。

RIMG0315.JPG それぞれの研究室での細かな見学内容については記しませんが、最先端設備、人工気象器など、普段の高校生活では見ることがないようなものも見学いただきました。渡辺の研究室では、研究室の中の設備とガラス温室内で栽培している、アブラナの説明を研究室のメンバー総出で行ってくれました(渡辺は他のところから順調に流れるかなど、調整役でもあった関係で。)。研究室メンバーでこうした活動が初めてだった方もいれば、これまでにもこうした活動でなれている方も。何より、知らない人にわかるように説明をするのは、難しいことと言うか、それなりのトレーニングも必要で、そうしたことが、就活など、将来役に立つ力になるのではと。4つのグループをさらに2つに分けて、合計8回の説明でしたが、質問をしたり、感動したり、不思議そうに見たりと。これからの進路を考える上でもよいヒントになったのではないでしょうか。夏にはオープンキャンパスもありますが、是非、研究室も見れるところは見るようになればよいのではと思います。

RIMG0312.JPG という形で2日間の磐城高校のSSHのサポートが完了でした。2日目は花冷えという感じの寒さでした。何より、無事、研究室見学が終われたのも、研究室メンバーのおかげです。ありがとうございました。


 わたなべしるす

 PS. 農学研究科、理学研究科、工学研究科でも科学者の卵のコアメンバーでした、伊藤先生久利先生安藤先生がサポートいただいたようです。卵の連携をかじるとともに、今年度の採用の知らせが気になる今日この頃でした。

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【出前講義】福島県立磐城高等学校・SSH特別講義「大学教授から見た高校生の進路選択へのアドバイス」とパネルディスカッションモジュレーター(4/19)

2012年4月20日 (金)

 昨日までは石川県での講義でしたが、今日は福島県というわけでなく、仙台市内に磐城高校の1年生が来ているということで、これからの3年間、さらに、将来どのような夢を持ち、高校生活を送るか、ということを中心に話をしました。いつものキャリア講義のパターンのpptを使うわけですが、聞き手が中学を卒業して間もない、高校に入りたての1年生でしたので、自分の高校時代を思い出しながら、自分が高校時代、どう考えていたかなどを講義しました。最後に質問の時間を設けましたが、たくさんの質問が出ました。将来の問題、今の世の中について等、硬軟取り混ぜて、楽しい時間でした。質問できなかったひと。ぜひ、mailで質問してください。お待ちしております。

DSCN2501.JPG この講義のあとには、磐城高校卒業生で、東北大生になっている方、9名によるパネルディスカッション。このモジュレーター役でした。参加してくれた方は、大学院生から学部生。学部も文系から、理系の工学、農学、薬学とか。。事前にかなりの準備をしたのだろうと思えるようなディスカッションで、大学生活はこんなものだというのが、はじめにdeepな議論でした。さらには、高校時代を振り返って、普段の生活、受験のこと等々。渡辺には、とても懐かしい話でしたが、もっと勉強できたなと思ったり。。。パネラーたちがすごかったのは、それぞれがきちんとした方向性を持っており、それを後輩たちに明確に、あたたかく伝えようという姿に感動しました。また、何よりうれしかったのは、この第2部とも言えるパネルディスカッションを仕切っていたのが、渡辺の研究室でアルバイトをしてくれていた、今は農学部の院生の古川さん。世の中こんなところでもつながっているのだなと、とてもうれしいものを感じました。ありがとうございました。

DSCN2512.JPG 最後になりましたが、狩原先生をはじめとする多くの先生方にこの場を借りてお礼申し上げます。ありがとうございました。


 わたなべしるす


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【出前講義】石川県立小松高等学校・SSH「課題探究」(課題研究)開講式「SSH課題研究を始めるに当たって」(4/18)

2012年4月18日 (水)

 4/18の午前中は、小松市立中海小学校で出前講義でした。午後からは、石川県立小松高等学校のSSH活動の指導。昨日の生物部、SSHよりもdeepな課題研究についてでした。出前講義でSSHの指導をするようになってから、3年以上になります。今年で4年目でしょうか。SSHの活動の目玉が、やはり、「課題研究」という、それぞれの生徒さん・グループでの研究活動です。渡辺は高校は普通科でしたので、こうしたことはやりませんでした。高校時代から、小中と続けていた「夏休み」の自由研究のようなものがあればと、思ったこともあります。

DSCN2409.JPG ただ、その延長線上ではなく、さらに先を見据えた、大学、大学院での研究活動、さらには、社会に出たときにこの「課題研究」がどの様な意味を持つのかと言うことをよく考えておいた方が、さらに課題研究を発展できるのではと思っていたところ、小松高校の寺岸先生から、開講式で「SSH課題研究を始めるに当たって---高校でのSSH, 課題研究が大学、大学院での研究につながる。。。---」という演題での講演依頼をいただきました。1年以上の長期にわたる研究を行う訳なので、その目的、実施する上での注意事項など、実際に論文を作成するまでと言うことを念頭に置いて講義をしました。このことをしっかり考えて、将来にわたって研究をすると言うことを続けてほしいと思います。研究は大学だけではなく、日常生活にも研究する心は大事だと思いますので。

DSCN2461.JPG 講演のあとには、それぞれの活動班ごとにどの様な内容なのかを議論していたところに、コメントをする形で参加できたのは、こちらもありがたい限りでした。課題研究の内容を試行錯誤していたチームもあり、渡辺がコメントしたことが1つのヒントになったようなところもあり、責任を感じております。うまくいってくれればと思います。理科、数学の幅広い研究、さらには、グループの枠を超えた研究が進めばさらに発展できるのではと思いました。課題研究の進展を楽しみにしております。

 最後になりましたが、西校長先生、SSH担当の寺岸先生、松原先生を初めとする多くの先生方にこの場を借りてお礼申し上げます。ありがとうございました。次回は5月にまたうかがい、ハマダイコンなどの議論を楽しみにしております。


 わたなべしるす

 PS. 今年度は、SSHの課題研究の開講式での講演を小松高校をはじめ、月末の福島高校、来月末の古川黎明高校でもお願いされております。楽しみにしております。

 この原稿を書いている間に、実験について質問に来る生徒さんも。熱心で、発表が楽しみです。

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【出前講義】石川県立小松高等学校・SSH、生物部特別講義「ダイコンの栽培、ダイコンに関する実験の討論・指導」(4/17)

2012年4月17日 (火)

 石川県立小松高等学校SSHの指導に伺うのは、今年の1月以来です。錦江湾高校が主催しているコアSSH「ダイコンコンソーシアム」に参画されていることなどもあり、今年2回目の訪問となります。小松高校のSSHにはSSHを統括されている先生方の専用の居場所というか、教科を超えた先生方が一堂に会して議論できる場所があるのが、いつ伺ってもよい場所だなと思うのでした。

DSCN2411.JPG ちょうど、春先ということから、ダイコンの抽苔、開花のよい時期。小さな畑、ガラス室にあるダイコンを観察し、栽培に関するポイント、いわゆる、肥培管理をコメントしました。できるだけたくさんの花をつけて、交配実験をしたいとか、ついた種をいかに大事に育てるとか。また、多様な品種を植えているので、それらの品種におけるどのようなところに着目すると、より多様性が明確になるとか。せっかくダイコンを栽培している訳なので、できるだけ、いろいろなことを観察して、その特徴を見つける目を養ってほしいと思ったのでした。新しく加入した1年の生物部員の方も構内を一緒に歩きながら、こんなにダイコンがあちこちにあるのを見たのは、初めてではないでしょうか。また、せっかくなので、抽苔している先端のつぼみをいろいろな品種で味見を。あり得ないくらい苦くて、辛いものから、そうでないものまで。多くの生物部員もtryしていたのは、さすがと感動でした。五感を大切にして観察をしてください。

 今年の冬だったか、昨年伺ったときに、大きなペットボトルにダイコンを栽培していた生徒さんがいました。出口は、いわゆる、ボトルネックになっており、狭いわけで。。そんな狭いところで栽培したら、何がどうなるのか、とても気になっていました。今回、中を開けてみると。。。細々と生きているものから、雑草に負けずに生きているものまで。よくこんな実験をするものだと。

DSCN2417.JPG生物実験室に戻って、鉢植えしてあるダイコンを使って、交配実験の実習もしてもらいました。初めてでしたが、なかなか器用にこなしていて、品種間の雑種もtryできるのではと思いますし、SSHの活動で、県内の小中学校に出前講義に行くとき、その腕を見せてあげると、いろいろな花、作物の交配に応用できますので、楽しさが広がるのではと思います。

DSCN2426.JPG 最後には、SSHのトップをされている松原先生と寺岸先生と1hrあまり、SSHのこれまでのこと、これからのことをお話しできたのは、何よりでした。ありがとうございました。これからもよろしくお願いいたします。


 わたなべしるす

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