東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

研究室ダイアリー

愛媛からのおみやげーず(第一便)

2015年6月16日 (火)

マスコです。仙台は毎日蒸し暑い日が続いております。

娘の保育園でも、もうすぐプール開きです。今年から水着着用らしいので、水着を買わなくては。

ビビりな娘(4歳)を今年からプール教室に通わせようか、と画策していたら、家の近くの市民温水プールで教室をやっているとの情報が入りまして。

まさに渡りに船なので、早速問い合わせしてみようと思います。

 

さて、現在、渡辺先生は地元愛媛県へ、ふるさと出前授業の旅へ出られております。

途中、共同研究先に寄られたりするようですが、なんと長丁場2週間!えらいこっちゃで、しかし。

ぜひ、体調お気をつけ頂き、無事にお戻り頂きたいものです。

渡辺グループメンバー一同、愛媛の方角に向けて五体投地の心持ちでお帰りをお待ちしています。

そんな渡辺先生の出前授業の様子は、随時こちらのダイアリーから確認出来ます。

要チェキラ(古っ)ですよ!

 

さて、そんな渡辺先生から、たくさんのおみやげたちがラボに送られてきましたよ!

いつもメンバーへのお心づかい、本当にありがとうございます!

まず、母恵夢のお菓子詰め合わせ。

人気のうずしおパイや、バリィフィーユはじめ、お菓子のテーマパークやでー、という感じです。

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写真撮影時点で既に減っており、スキマに唐饅が入っています。

これが、次の日の朝には、

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さらに減るのでありました。恐るべし。やはりうずしおパイが人気ですね。

 

つぎに、柴田辮治商店のモナカです。

現在で、なんと九代目になるお店とか。歴史あるモナカのようです。

なんと、このモナカのために、行列も出来、売り切れる日もあるそうで。

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さっそく、実食してみました。中には、柴の印が入った最中種(地元の餅米使用)が。

餡がさらしの中に、粒がしっかりした小豆(北海道産の最高級品とのこと)が入って美味しいですね。

上品な甘さがします。

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このモナカのウラには小槌がかたどられているのですが、勤勉、家の繁栄を願う幸せのしるしなのだとか。

縁起よいお菓子、ありがとうございます!

 

いや、和洋色とりどりのお菓子、今回も沢山いただいたなあ、と思っていたら、渡辺先生からラボに電話が。

 

"水曜日に、もう一便届くから。中でも鶏卵まんじゅうは賞味期限が短いから気をつけてね!"

 

という訳で、第二便を楽しみに待つメンバー一同でした。

 

 

マスコ

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観察、実行、継続(6/5)

2015年6月 5日 (金)

 研究室でもたくさんの植物を育てている。いつも言うことなのだが、日々、何が違って、どのように変化したか、今はやりの言葉で言えば、phenomicsとでもいうのだろうか。たくさんの表現型を計測してみる。簡単に言えば、紙と物差しがあればできること。ただ、どこに目をつけて、どこをどの様に計るのかと言うポイントが実は重要。一般の人にはわからなくてもプロの農家が見たら、小さなアブラムシを見つけて、速攻防除するところを、ほったらかしたら、あっという間に。。。渡辺の窓際においてある植物にもアブラムシが。。。最初は物理的防除で対応してみたが、発見が遅かったようで。。化学的防除に切り替えて、出張に。。。どうなっているのか、もどって観察するのが怖い。観察は、植物を育てることで重要なだけでなく、どんな場面でも。プロ野球のルールで「審判は石」と同じと昔覚えていたが、実はそうでもなくて、どの場面でそうなるのか、しっかりとした観察が重要らしいと言うか、重要。ちゃんと観察しよう。

Katahira-Himawari.jpg 紙と物差しと言われて、いざ、ガラス室に。何から計ろうかというのももちろんだが、行ってみないとわからない。ただ、なにより、行ってみることが大事。やってみよう。そんなことを教えてくれたのが、福島県の農業高校の先生。渡辺が日向研の助手の頃、1年間の研修で。その時に記した書き物に、「農作物への何よりの肥やしは、栽培をしている方の毎日の足跡」と言うのがあったのを思い出す。どれだけ、よいと思って足しげく通えるか、と言うのが、大事なのであろう。実際に一歩踏み出すのは、大変なこと。去年の出前講義今年の研究室訪問で、ヒマワリ、イネの種子をお渡しして。。。そうしたら、この1週間ほどの間に、それらが芽が出てきて、大きくなり始めたと。習ったことはあっても、やってみるのは、また違うこと。やってみたら、あれこれと足りないこと、ああすればよかったなど、いろいろとでてくるもの。それはそれで、また、次の時の反省として。。。やってみることは、それくらい勇気が必要だし、その一歩から何もかも始まるわけで。。。

Miyagihirose-Ine.jpg そうした観察、実行をどれだけ継続できるか。結構、というか、かなり難しい問題である。1週間なのか、1ヶ月なのか、1年なのか、10年なのか。最後までやるためには、気力が必要であると、よく、師匠の日向先生が話をされていた。気力がのっているときに、どれだけ勝負できるか。一気呵成に勝負をかけるというところであろう。もちろん、気力がなくても、最低限のレベルはkeepしてということだと思うが。確か、その時には、無理をしないで、気力を上げることができるように心がけるだったと。その意味では、「毎日、こつこつと」という言葉がどこかにあったような。当たり前であるが、どれだけ「勤勉」に「努力」できるかと言うことが「継続」を決めるのであろう。そんなことをふと植物を見ながら。もうちょっと継続して、観察を実行してみることにする。というか、気合いと根性で。。。

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 わたなべしるす

 

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多様、危機、チャレンジ(5/29)

2015年5月29日 (金)

 アブラナ科植物の自家不和合性の研究を始めて25年、四半世紀を超えた。この25年で何がわかったのか。花粉と雌しべのS遺伝子が何で、それがどの様に相互作用するのか、また、S対立遺伝子の多様性なども。一方で、渡辺自身が明らかにしたわけでないが、他の植物種との自家不和合性の共通性、多様性ということは、。。。どんどん多様になっているとしか言い様がない。いろいろなメカニズムが出てくるが、共通な部分は、。。関係が深いといえない現象との方が、アブラナ科植物の自家不和合性の雌雄S因子との共通性があったりする。なぜなのだろうかと思うことがあるが、単純に考えると、「いきものは賢いわけで、その場にある使いやすいものを使う、どれを使えばよいのか、try and errorをしているように。。。」、DNAというA, T, G, Cという文字を使って遺伝子を作り、いろいろな現象を制御しているからだろうか。。。マニュアルに振り回されることなく、その場で考えているからこそ、ちゃんとできるのだろう。そう考えれば、多少、多様でもよいような気がする。そういえば、この前に見た新聞に、大学の「学部」と言うのではなく、言葉が多様化していると。。。これくらいは、共通というか、保存されていてもよいような。何より、外向けにわかりやすい。そんなこともないのだろうか。。。

DSCN5534.JPG いずれ、環境が危機的になれば、多様である方がよい。そういえば、雑草の方が適応している気がするというか、どこにでもはえる。いろいろな多様な遺伝子型のものを作り出して、どれかが生き残るようにしているのだろう。たぶん、もちろん、そんな種子の多様性だけでなくて、生きていく上でも、簡単に枯渇しないように、生長点を限りなく地面に近いところにして、草刈りをしても、生き残るようにしている。地下茎でつながっていて、生き延びるのもいる。先の自家不和合性ではないが、植物の危機管理というか、リスクマネジメントはよくできている。こんな様に「賢い」植物に何とか学べないものだろうか。植物がしゃべってくれれば。。。そんなことは期待できないので、日々、何が変わっているのか、何を欲しているのか、考えることが大事なのだろう。完全になくなってから、議論してもしょうがないし、それが起きたら、なにをすべきなのか、日々、しっかり考えておかないといけないのだろう。それは、あの3.11からその意識はさらに高くなったように思う。今回の鹿児島の口永良部島での噴火でこれまでのことが活かされていればよいのだが。。。

 そんな多様性を保ち、危機管理をするためにも、常にいろんなことをやってみる「チャレンジング」であるべきなのだろう。岩手大にいた頃、科研費の発表会で代表をされていた奈良先端大の磯貝先生が、この5年間でチャレンジングなことをして、次につながるようにしてほしいと。確かにそうで、これまでいろんな諸先輩がチャレンジングなことをしたからこそ、現状がある。そのチャレンジングなことでうまく行ったこともあれば、そうでないこともある。どちらも大事で。偶然、うまく言ったのかもしれないのであれば、次にそうなる確率は低い。ただ、失敗の原因を明らかにしたら。それはそれで、次につながる気がする。94連敗しても、次を目指して、勝利をつかむ。その裏には、多様なトライと失敗を反省する心があったからであろう。戦略、戦術も重要。でも、最後の最後は、気合いと根性のような気がする。ようは、気持ち。その多様性と危機管理ができている植物の気持ちというか、気迫を何とか理解したい、こうも暑いと、そんなことをふと考えたのであった。

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 わたなべしるす

 PS. 5月も終わり。。。。と言うか、今年度も1/6が終わった。。。困ったものだ。何を達成したのか、書き出してみないと。6月には、恒例となった「ふるさと出前授業」が、今治周辺で。今年度はじめて伺う四国中央市の小学校のHP学校だよりに渡辺が訪問すると言うことが。ありがたい限りである。渡辺が育ったような自然豊かな環境のような所。今から楽しみである。

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1年生バイトさん(ささじま、たけもと)歓迎会

2015年5月26日 (火)

こんにちは、マスコです。オープンラボも終わりましたね!M1たちの素晴らしい頑張りによって、大盛況に終わったみたいです。良かったわ。お疲れ様でした!

 

さて、そんなオープンラボの次の日。1年生バイトさんのささじまたけもとの歓迎会を行うべく、なべもと、さかぞのさん、私は仙台駅にケーキを買いに向かいました。お目当ては、いたがきフルーツケーキゼリーです。いたがきを目指し、エスパルの地下を歩く3人。すると、まばゆい素敵な催しものが見えてきたのです。

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ほほう、スイーツフェア?しかも最終日?そして、わざわざ長町からいらしていらっしゃるですと?タルトのニンナ・ナンナさんと、ハイデルベルグで有名な岩井洋菓子店さんと、ケーキのパティスリーアズロールさん。

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アズロールのケーキ、色合いが女の子らしいね、ということで、急きょ、ここでケーキを買うことにしました。長町に行かずとも、太白区にケーキマップ進出です。

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この後、フルーツゼリーを買って無事帰途へ。ケーキとゼリーを買いに、わざわざ長町に歩いて行ってきた、とかウソをつきつつ、

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かわいいケーキたちの写真を撮っていると、地震があったりなんかしたりして、

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そのうち1年生が到着したため、ケーキ会スタートです。ピース。かわいいわー。

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こっちもピース。最近のメンバーはカメラフレンドリーな人が多くて、ありがたい限りです。

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こちらも、さりげなくピースしてくれるし。はー、ありがたいです。

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さて、私はいたがきのフルーツゼリーを頂きましたが、とてもおいしかったです。メロンを頂きましたが、加熱処理をしていない生フルーツがごろごろ。結構ボリュームあります。伊藤さんが、購入を真剣に迷ってらっしゃいました。

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こちらのゼリー、お取り寄せも可能です。賞味期限は3日と短いですが、ぜひ機会があれば。オンラインショップにて、販売中!とかいって宣伝してみる。

 

ケーキもとってもおいしかったとのこと!今回100円OFFチケットを頂いたので、ぜひ長町のお店にも行ってみたいですね。HPブログツイッターもやってるそうですので、要チェック!ですね。お絵かきデコレーションすごいなあ。プリキュア作ってくれるかなあ。

渡辺先生の挨拶もありつつ、ケーキ会は無事終了。

ささじまさん、たけもとさん、これからもよろしくね。

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というわけで、今回もケーキ代は渡辺先生からごちそうになりました。ありがとうございました!今回、もうひとりの1年生バイトさんのえんどぅーさんは参加できなかったんですが、後日歓迎会を開きたいと思います。

 

マスコ

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ぁづぐでやるぎでましぇーん

2015年5月24日 (日)

こんにちは、D1の辺本です。
今年度に入ってからダイアリーの更新が少ないなー。(あ、私がね。)

最近、あれ夏になったんだっけ?春はいつ終わったの?と思うほど暑いですね。
暑すぎて、やる気が出ない。今も温室行きたい気持ちはあるけど、行きたくない気分。
頭の中で The Lazy Song が、ぐるぐるぐるぐる。もう、ぐーたらするしかできんー。
あー、焼き肉とか食べたいなぁー。んー、アイス買ってこようかなー。
わー、5月も終わっちゃうわー。いーやーだー。

さてさて、昨日と今日はオープンラボでした。
今年は予想をはるかに超える人数が研究室見学に来てくださいました。
去年も結構来てくれた方でしたが、今年はさらに。どうしちゃったんだろうか?
きっと植物生殖遺伝分野の学生の勧誘が素晴らしかったお陰ですね。
私見ちゃったんですよー、彼らの凄い勧誘方法。
どれだけ凄いものであったか、図で説明いたしましょう。
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図は、オープンラボ説明会場の廊下の様子です。
廊下には各研究室の紹介ポスターがずらりと並んでおり、
見学者が見たり、先生から説明を受けられる空間となっています。
図中の緑色の●が、我ら植物生殖遺伝分野の学生です。
まず、目を光らせてターゲット(図中の赤色の●)を定めます。
全体説明が会場内であるので、(1)の方向から歩いてくる人が多いのですね。
そして歩いてくるターゲットを(2)で可愛く呼びとめて、立ち止まらせ、
(3)で通らせずに話しかけるということをしていました。
可愛らしいお姉さんに声をかけられ、素敵なお兄さん達に通せんぼされちゃ、
そりゃー、見学行ってみよっかなーふふふ♪という気持ちになりますよね。

まぁそんな後輩達の素晴らしい勧誘のお陰で、14時からの研究室見学は大忙しでした。
例年は研究室でお菓子を用意して待っているのですが、今年はケーキを用意することに。
昼過ぎに渡邉君を連れて「こっからここまでの20個、全部くださーい」と大人買いし、
「沢山余るだろうから、あとで食べよーね」と話して、ワクワクしていたのに!
1日目にして10人近くの見学者が来るという異常事態が発生したために、
2個目のケーキにありつけるラッキーな人は誰一人と現れないのでありました。
(あ、1.2個とか、1.4個の人なら、いますわ!)

しかし、沢山の人に来ていただけることは嬉しいですね。
見学に来て下さった皆さん、渡辺研究室はいかがでしたか?
もし我が研究室に興味を持ってくださる方がいれば、
今回の訪問だけでなく、何度か訪ねてみるのも良いかと思いますよ。
さらに、ここ最近のダイアリーを見て、または、友達から聞いて、
「やっぱり行けば良かった」と悔やんでいるあなた、まだ遅くはありません。
ナベさんは、「いつでもwelcomeです」な方ですので、連絡してみましょう

最後に、2日間たくさん喋ったナベさん、オープンラボの準備をしてくれた方々、
勧誘・案内を頑張ってくれた学生、お疲れさまでした。
(私、学生だけど、ボーっとケーキ食べてました。ごめんなさいね。)

ではねー。


D1 ナベ

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