東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

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研究室ダイアリー

第82回 日本生化学会大会 フォーラム「磨いて活かせ! サイエンスイラスト」で、招待講演(10/24)

2009年10月24日 (土)

 第82回 日本生化学会大会 フォーラム「磨いて活かせ! サイエンスイラスト」に招待講演を依頼され、「ポンチ絵をかえれば、あなたの教育・研究・研究費が変わる!---サイエンスデザイナーによる劇的ビフォー・アフター!---」というタイトルでお話をしてきました。

 オーガナイザーをされた筑波大・三輪先生、小林先生は、筑波大ならではという、生命科学系と芸術系の融合をされ、様々な生命現象を芸術系の学生さんたちに、講義の一環として、「サイエンスイラスト」を書くことをされておられました。とてもおもしろい試みであると共に、新しい雇用が創出されるのではと思いました。ポンチ絵を気軽に描いてくれる人材の。とても楽しみです。

 渡辺の方は、岩手大にいた当時から、ポンチ絵、ポスターなどを作製してもらってきた現状をお話しして、それがどれだけインパクトがあるか、体験を交えてお話ししました。かなり大きな会場でしたが、立ち見が出るほどの聴衆がいたことは、うれしい限りでした。他の皆様方のこれからの研究・教育活動にお役に立てればと思います。

 筑波大の田中先生は、ポンチ絵を作製する芸術の立場でお話し頂き、共立出版の飯田先生は、日本語での執筆の際の注意点、京都大の平賀先生は、ご自身で最初から最後まで一冊の本を作られたことなど、多くの経験、鍵となるポイントを伺えたことは、これからのポンチ絵作りなどに役に立ちそうです。

 この経験を生かして、論文を少しでもよいJournalに投稿し、科研費などを獲得できればと思います。最後になりましたが、このような場をいただきました、筑波大・三輪先生、小林先生に感謝申し上げます。ありがとうございました。


 わたなべしるす。

 PS. 新神戸の駅で柵があるホームを見つけました。東北新幹線では、結構majorですが、こんなところにもと思いつつ。

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種取りと緑のドレス

2009年10月23日 (金)

133虫の音もかなり減り、朝夕には寒冷を覚えるようになりました。本日は霜降(二十四節気の1つ。露が冷気によって霜となって降り始めるころ)。宮城県内では氷点下を観測した場所もあるそうです。

先日秋晴れのなか、イネの種取りを行いました。増子さんは人間ハンガーかけとなり大活躍!!フルパワー時は全身に合計100ふくろもぶら下げておられました。なんだか緑色のドレスみたいです。しかし、だんだん紐が首に食い込んできて、夕方はげっそりと座り込むように(笑)。隣で藤岡さんが笑ってます。

今年は冷夏に台風にとイネの生育が色々心配でしたが、無事に種を採取できてホッとしました。

 

文責:M1 おだ

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栃木県立宇都宮女子高校でのSSH特別講義「植物科学研究における最近のトピックス--自他識別が起きる自家不和合性とは。。。--」(10/22)

2009年10月23日 (金)

 昨年に引き続き、SSH実施高校である、宇都宮女子高等学校1年生全体への特別講義、「植物科学研究における最近のトピックス--自他識別が起きる自家不和合性とは。。。--」を行いました。理系の生徒さんに講義が多い中、ここでは、文系・理系に分かれる前の1年生にこうした理系の講義を実施するというのは、科学の発展を社会に広めるという意味で、重要と思いました。

 最初に、身近な野菜の花の写真を見て、その写真がどんな野菜かというのを考えてもらいましたが、以外と知っているというのか、以外と知らないというのか。また、校内にある「ペチュニア」の花に気がついてない生徒さんがいたのは、少々、残念でした。ぜひ、身の回りの植物、花を観察してください。

 花の構造、自家不和合性、受精などについて最新の話をし、この分野の理解を深めてもらいました。最後には、2名の方ら、とてもすばらしい質問もいただきました。自家不和合性があるということは、自家和合性もあるわけで、なぜ、自家和合性の植物で自殖弱勢がでないで成立するのか。現在、われわれもこの問題には興味あるというか、誰がこの問題を最初に解決できるのかが、近いうちの世界的競争ではないかと思います。ぜひ、こうした生徒さんたちと研究ができればと思います。

 最後に、11/11に、植物・生殖に係わる実験をするということを案内して終わりました。最近の技術進歩で、低炭素社会の実現というのが、最近の合い言葉のようですが、「植物」が、動物と大きく異なるのは、CO2である二酸化炭素を固定できるということ。これは、低炭素社会実現に不可欠な素材というか、「植物」抜きには考えられません。植物・作物の重要性も理解をこの講義で深めて頂けたのではと思いました。


 わたなべしるす

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仙台市立川平小学校、科学・工作クラブへの出前講義「キャベツとブロッコリー--両方の遺伝子を持つ植物は??? --」(10/21)

2009年10月21日 (水)

 9/1の仙台市立川平小学校での出前講義「「花の不思議な世界」--りんごの花からリンゴができるまで??--」が、児童の皆さん、先生方に好評だったこともあり、今回は「科学・工作クラブ」で、「環境問題・低炭素社会」という問題を解決する重要な因子である「植物」の多様性、ということで、キャベツとブロッコリーを取り上げました。

 キャベツとブロッコリーは、いずれもラテン名で、「Brassica oleracea」に分類される植物というのか、農作物で子供たちにもおなじみの野菜であり、この両者を交配して、雑種を採ることができます。前回の講義をしたあと、子供さんの1人が、「アサガオ」と「ヘチマ」を交配しようとしたとか。アサガオはヒルガオ科、ヘチマはウリ科。科が違うので、雑種を採ることが不可能です。そこで、子供さんたちの興味である、「雑種」を作るということには、キャベツとブロッコリーが、よいだろうと判断して、講義をすることにしました。

 キャベツとブロッコリーの育ち方を講義したあと、キャベツとブロッコリーの苗を観察したり、食味が同じか、違うのか、体験してもらいました。最後には、畑に植えてある「キャベツとブロッコリー」の小さな双葉になった苗に水やり、栽培管理を説明して、終わりとしました。

 12月には、「雑種」がどのようなものになるのか、まず、想像してもらい、来春に、実際に交配をして、雑種を作ってもらおうと思っています。子供さんたちと楽しんで、新しい植物を作ってみます。


 わたなべしるす

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千葉さん歓迎会!

2009年10月20日 (火)

132新メンバー千葉さんの歓迎会を行いました。

千葉さんは、このラボの立ち上げ時にも技術補佐員をしておられた方です。次々とお仕事をこなす様子に、とっても心強い思いです!

増子さんがこの日のために選んだのはキルフェボン仙台店。美しく、重量感も申し分なしのタルトです。渡辺先生、本当にごちそう様でした。

そして先生は2週間の出張に旅立たれました。

仙台→栃木→東京→愛媛→広島→石川→大阪→愛知→福島→仙台もはや現在位置を把握するのは無理と思われます(申し訳ありません)が、仙台より武運長久をお祈りしております。

 

ミヤノ

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