東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

【出前講義】仙台市立七北田小学校 NSP 3年生「ひまわりのお花の秘密--たねはいくつあるのかな???--」(10/4, 18追記)

2012年10月 5日 (金)

 9/20には、NSPで5年生を対象に「受粉・受精」ということと「イネの多様性」を講義しました。NSPも2008年に始まり、今年が5年目。いまでは、3年生にも講義をします。植物の生長ということで、ヒマワリの栽培をしています。そういえば、自分の小学校時代にもヒマワリの栽培をしたような。3年生だったのだなと。。。3年生に講義をするのは、2年目。今週は、同じ市内の木町通小学校でも3年生に講義しました。

DSCN3842.JPG 3年生の理科の時間では、植物を材料としたものでは、種を植えて、芽が出て、花がいて、種ができるというのを観察するというのが、植物との最初の接点なのかもしれません。そのヒマワリの生長を、改めて、写真を見ながら確認をしてもらい、花が咲いてから、種ができるためには、媒介する昆虫、ハチ、蝶のようなものが必要と。では、受粉、受精が起きたら、一体いくつの種が、ヒマワリの花にはできるのか、たくさんの種ができることを、実際に数えて、体感してもらいました。クラスごと、グループごとで数えるやり方に多様性があり、最初にその花の中にいくつの種があるかを予想してから、数え始めた訳ですが、ずいぶんと議論している理論派から、まずは花を壊してでも種を出して数える体力派と。。。こうしたことから、いろいろなことを学んだのだと。。。昔を思い出しました。

DSCN3851.JPG 最後には質問の時間。いろいろな質問が出ましたが、盛り上がったのは、キノコには、種があるのか。種がないけど、胞子で増える。キノコのようなというか、菌類の仲間が、発酵をさせて、ヨーグルト、納豆、チーズなど、たくさんの食べ物ができていると。。。でも、菌の仲間が。。。かなり、「えええええええええええええええええ。」という、びっくりした様子でした。ヒマワリとは違った感動があったのかもしれません。十分な質問ができませんでした。ぜひ、手紙に書いてください。また、答えますので。

DSCN3866.JPG 最後になりましたが、校長先生、板橋教頭先生、理科の椎名先生、3年生の先生方、ありがとうございました。この場を借りてお礼申し上げます。ゆっくりと反省会をしたかったのですが、ちょうど科研費の申請時期。。。そんなことで、お許し頂きました。今月は、4年生への「ウリの仲間」の講義でもまた、お世話になります。よろしくお願いいたします。


 わたなべしるす


 PS. 8月に実験に来てくれた6年生とお会いしました。夏休みの研究をあのあと続けて、まとめて、発表して、表彰されたと。とてもうれしい話でした。ありがとうございました。これからも、がんばってください。

  PS.のPS. そういえば、昨日(10/3)の夕方には、「地震が来ます。震度3。」という、館内放送が。。。久しぶりでびっくりでしたが、その前の日には、10回以上の有感地震も。。。また何かあるのでしょうか。。。少し気にしています。。。

 PS.のPS.のPS. ばたばたしていて今日気がつきました。七北田小学校のHPに関連記事が。ありがとうございました。


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