東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

【出前講義】仙台市立七北田小学校・NSP特別講義「ひまわりのお花の秘密--たねはいくつあるのかな???--」(10/3)

2013年10月 3日 (木)

 一昨日の木町通小学校に続いて、七北田小学校で「ひまわりのお花の秘密」の出前講義でした。台風一過というほどの晴天ではないですが、。。昨日の夕方ころに太平洋沖を台風が通過したとか。ということは、昨日の夕方の「地球の終わり」のような空模様は、実は台風の雲を見たのだったのかと。。。そんなことに気がつかないくらい、慌ただしさだったとはいえ、観察と洞察力が不足していたなと。。。

DSCN7573.JPG さて、七北田小学校での出前講義NSPは3年生。講義をする教室で準備をしていたら、子供たちだけがクラスごとに入ってきて、委員長さんらしい方が「ちゃんと、並んで下さい」と。そのあと、静かに座って待っている。とても感動しました。講義の最初に、クラスの委員長はいるのですかと、聞いてみたら、「はい」と手を上げてくれました。なので、自分も小学校の頃に学級委員長をしたことがあるので、先生のいない時など、こんなことをしていたなと。。。なので、とってもすごいことで、すばらしいことです。ぜひ、続けて下さいという話しから始まりました。朝から、すごい感動で、講義が始まった訳です。

DSCN7576.JPG 3年生は今も昔もヒマワリを栽培しているので、種から、種になるまでの復習から。では、お花が咲いた後、種ができるためには、何が必要なものはないかと。。。もちろん、水、空気などという答えとともに、「虫、ハチ」という答えも。そうです。媒介昆虫がいるので、受粉され、イチゴなども食べることができると。。。では、ヒマワリの花の中には、一体いくつの種があるのだろうということで、各班ごとに分かれて、数える作業開始。先日の木町通小学校と同じで、班ごとに要領の良さが違うのはどこでもあること。それを見ているのも、なんというか、。。がんばっているなと。。。

DSCN7579.JPG 3クラスが終わったところで、全体のまとめ。数える前に、それぞれの花の中にいくつあるか予想して、実際に数える。一番すごい予想と実数の違いは、「3個」・・。感動ものでした。七北田小学校では、午後の講義がこれまでだったのですが、今回は時間の都合で午前中に。初めて、子供さんたちと給食を。写真を撮ったり、質問に答えたり。。。。あっという間の午前中でした。

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DSCN7585.JPG 最後になりましたが、お世話になりました、校長先生、教頭先生、理科の椎名先生、3年生担任の先生方にはこの場を借りて、お礼申し上げます。ありがとうございました。今月は残り4年生。今度はヘチマの講義で伺います。よろしくお願いします。

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 わたなべしるす

 PS. 来客があったこともあって、校長先生との懇談会というか、意見交換会もゆっくりできなかったのですが、命、生命の大切さを動く、動物で教えるのは、わかりやすけど、植物ではといわれて。。こちらも少し考えて、。。。植物も動物も遺伝子、DNAを次の世代に渡すということでは、同じこと。そうした観点から話して理解できる、高学年くらいであれば、よいのではと。。これも先日、JSTの地球外生命体のことを校閲というかお手伝いしたので、そんなことを思ったのかもしれません。不思議なご縁だなと。。。。

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