東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

【研究室訪問】福島県立磐城高等学校・SSH大学訪問研修(4/24)

2014年4月24日 (木)

 一昨年から3年連続で、福島県立磐城高等学校の大学訪問研修。助手をしていた当時に磐城高等学校の卒業生がいましたし、アルバイトの学生さんにも。なによりも福島県の先生方には、渡辺が岩手大にいた当時、農業高校の先生が毎年1名、「先端農業研修」というような名前だったかと思いますが、きて頂き、当時初めてばかりのmicroarray実験に始まり、色々な実験のサポートを頂きました。もちろん、共著の論文もたくさんあったと。そんなお世話になった福島県。こうした生徒さんたちがきて頂くという形で、また、こちらから出前講義をすることで、少しずつお返しができればと、。。そんなことをいつも思い出します。

 今年度も昨年同様に、8クラスの1年が、学内の5つの研究科(生命科学研究科、農学研究科、理学研究科、工学研究科、薬学研究科)への訪問研修。そのうちの2クラスが生命科学研究科へ配属。80名の方々にいろいろなものを見て頂きたいこともあって、研究科というのは、大学院の名称。中学校から高等学校に入った生徒さんには、まだ、ずいぶん先のように思うかもしれないですが、この研究科のもとは、渡辺のいる遺伝生態研究センター、理学部生物、農学部の一部等から構成されていて。。。なにより、学内の学生さんだけでなく、他の大学の卒業生も多くこの研究科に来ているというお話を少しだけして、今回も研究室見学に協力頂いた東谷先生、日出間先生草野先生の研究室で、先端設備、人工気象室、C. elegansの観察など、それぞれのところで特徴のあるものを見て頂きました。

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DSCN2217.JPG この時期、どうしてもM2の方々は、就職活動で忙しい時期。なので、研究室に来て間もないM1の方に研究室の説明をお願いするわけで。。。大変だったと 思いますが、ご苦労様でした。見学に来た高校生には、初めて見るものばかり。もちろん、半分くらいは文系にいくわけで。。。また、農学、生物系と言うよ り、理工学系の方がよかったと思った方もいたのではないかと。ただ、研究室に来たら、こんな感じというのを、オープンキャンパスでは見ることができないよ うな一端を見ることができたのは、これからの進学を考える上でのヒントになるのではと。。。先のように色々な学部、センターからの教員が集まって、この生命科学研究科があると言うことで、2014年度版の研究科の概要を急遽、事務の方々に用意頂き、午後からの空いた時間、帰りのバスなどで見て頂けるように しました。何かの参考になったのではと思います。

DSCN2227.JPG 見学が終わったところで、集合して、クラス代表の方からお礼の言葉を頂きました。先日の古川黎明高等学校と同じく、しっかりとしたコメントで。。。午後からも少し時間があると言うことで、先日も渡辺がHPに書いたように、この片平キャンパスは100年ほど前に大学ができた当時からある場所。昔からの偉い先生の胸像とか、いろいろあるので、ぜひそうしたものも見学してほしいと。。。

 最後になりましたが、今回のことを企画頂きました、磐城高校の桑折先生をはじめとする関係の先生方、ありがとうございました。これを機に、また、交流できればと思います。また、説明をしてもらったM1の方々、ありがとうございました。


 わたなべしるす

 PS. この記事の前に書いたとおり、午後からは七北田小学校での打合せ建物を出たところで、高校生を発見。で、ここが「旧制第二高等学校」の正門だったと言うことを説明して。。難しそうな文章を書いてあるのに興味を持ったらしく、。。写真を撮ったり。たくさん、これというものを見つけることができたでしょうか。。。

 PS.のPS. 渡辺のいる建物の南側には材料系、情報系の建物が。そこに液体窒素のタンクがあって、定期的に補充に。そこまでは知っていたのですが、少し裏をのぞいたら、配管の部分が凍結していて。。。。片平に10年もいるのに。。。びっくりでした。まだまだ、片平に不思議なものがあるのだろうと。。。

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