東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

【出前講義】ふくしまサイエンススクールコミュニティーサイエンスフェア「バナナからDNAをとろう」(12/14)

2014年12月14日 (日)

 金曜日から青森岩手、福島へと続く3連投の出前講義も今日、日曜日の「ふくしまサイエンススクールコミュニティーサイエンスフェア」での出前講義で終わり。青森~福島にかけて4県を北から南へ。青森ではかなりの積雪。岩手は一ノ関あたりにくると、積雪もなく。。。仙台を通過して、福島では土曜から日曜の夜に積雪があったようで。。。もちろん、青森に比べれば。。。そんな天気の中、12/3(水)にお知らせしたとおり、小学生向けへの出前講義。積雪はないものの、真冬日に近いような気温。外は、雪が舞っている状態でスタート。

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DSCN5683.JPG 渡辺の講義が午後からと言うことで、全体の活動内容を拝見。新しい出し物だと思いますが、バナナでくぎが打てます。という、液体窒素で凍結させたバナナと凍結後にばらばらになった花びら。渡辺自身、やったことはないのですが、実際にやってみると、小学生でもくぎが打てる。。。やっぱりすごかったです。さらに、水耕栽培も。中学生がトライしているのは、とてもniceでした。詳細はまた、後ほど。あと、今年で3年目で、渡辺も3年連続の参加ですが、立体モデルと数学。サッカーボールを少し数学的に見ることができるようになりました。サンプルも頂きましたので、また、明日以降、時間を見つけて、HPからと思います。うまく説明できれば。。。

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DSCN5686.JPG 渡辺が担当した講義は、昨年一昨年と同じ「バナナからDNAをとろう」。時間になったときには、いっしょに来ている保護者の方がすわれないくらいに満席になって。これまでは、福島高校の卒業生で、SSH活動をしていた方にお手伝い頂きましたが、うまく時間調整等がつかず。。3名の現役の高校生がお手伝いを頂きました。最初は慣れないようでしたが、実験の最後のところでは、きちんと適応してくれたのは、普段のSSH活動の賜物ではないかと。30名を超える小学生と保護者の方に、最後にエタノールを入れたとき、白い析出が見えて、感動してもらったのは、何よりだったと思います。質問で自宅でもできますかと、他のものでもとか。。。やり方を書いた資料をお渡ししましたので、自宅でもやってみてください。そんな中で、難しい質問が。析出したDNAの周りに小さな泡が。。。この泡は何なのか。。。これには困りました。。。化学的反応について、しっかり考えないといけないと。。。反省でした。。。というか、質問をくれた方、ありがとうございました。

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DSCN5731.JPG 講義のあとに、中学生の水耕栽培の前で、ずいぶん議論をしました。単純な水耕だけなら、何とかなったのですが、光条件とか、。。。渡辺がどうも苦手なところで。赤、青光。。すみません。水耕栽培の本の紹介ができたくらいかもしれないですが、これからもぜひ、がんばってください。

DSCN5732.JPG 最後になりましたが、お世話になりました、福島高校・橋爪先生、原先生、国分先生をはじめとする関係のみなさまにこの場を借りてお礼申し上げます。これを機にさらに交流できればと思います。ありがとうございました。


 わたなべしるす

 PS. 会場にはいくつかのゆるキャラも。実験をしていた高校生にも人気者でした。

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DSCN5687.JPG PS.のPS. あの2011年3月11日の震災から3年半以上。もちろん、その当時よりも、放射線量は下がっていますが。。。その放射線について活動している福島高校の生徒さんたちがポスター発表をしていて。その中に、日本全体の地質というか、岩石の分布によって、backgroundとなる線量が違うと。で、びっくりだったのは、渡辺が子供の頃生活していた、愛媛の今治、松山あたりは、かなり高めと。墓石などに使われる「花コウ岩」の影響とか。。。少し考えさせられました。。。というか、次年度以降の研究活動をサポートできればと。。。

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