東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

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研究室ダイアリー

日本分子生物学会に参加しました

2009年12月14日 (月)

ポスドクのやまかわです。
12月9-12日に日本分子生物学会(横浜)に参加してきました。
朝9時より夕方8時過ぎまで、ポスター、シンポジウム、ワークショップと盛り沢山の充実した学会でした。 植物中心の学会に参加することの多い当研究室にとって、いわば"他流試合"で、他分野の皆様にどれだけアピールできるか、毎回緊張いたします。
幸いポスター発表時間中観衆の途切れることもなく、好評だったと思います。
学部学生は参加費無料とのことで、多数参加されておりましたが、彼らのアクティブさには改めて感心させられました(・・・いや、偉い先生方の講演も大変勉強になったのですけど)。
充実していたけれど、期間が長く何しろ密度が濃い学会で、最後は疲れてしまいました。

山川清栄

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四十七士討ち入りの日です

2009年12月14日 (月)

増子です。
今日は特に寒い。。。
と思ったら、なんと年末ドラマの定番、赤穂浪士四十七士が吉良邸に討ち入りに行った日だそうで。
道理で寒いわけだ。

さて、12月に入り、東北大各サークルで今年の締めとなる定期演奏会を行う所が増えているようです。
構内でも各所でポスターやチラシを見かけます。
そんな中、学生バイト古川さん、小林くんの出演した東北大学学友会吹奏楽部定期演奏会と、学生バイト松本くんが出演した東北大学交響楽団定期演奏会に行ってきました。
どちらも素晴らしい演奏で、楽しいひと時を過ごせました。
皆、いつもとは一味違う顔で頑張ってて、輝いてました。本当に良かったっす。

渡辺グループは何故か楽器経験者が多く、私も中学時代に吹奏楽部でパーカッション(打楽器)をやっていました。しかも、なぜかシンバル担当。
ですから、演奏会だとついパーカッションに(そしてシンバルに)目が行ってしまいます。
シンバルは派手に見えますが、1曲に数度の出番しか無いこともあります。
でも、音も大きいし失敗できないんです。。。
その数度の出番のためにひたすら腕を磨き。。。
しばらくはまるで駄目だったんですが、最後のコンクールで審査員の先生にお褒めのコメントを頂けて嬉しかった事をふと思い出しました。

色々な事に思いを馳せつつ、あっという間に時間が過ぎて。。。
会場から出た時は晴れやかな気持ちで外の空気を吸うことができました。
機会があったら、是非また行きたいです。
古川さん、小林くん、松本くん、ありがとうございました。

渡辺サブグループでは大掃除も終わり、気分も新たに新年を迎えられそうです。
今年は、メンバーに修論・D論を書く人がいないので少し落ち着いていますが。。
色々押し迫っているのは変わらないわけで。
師走でフルスロットルの渡辺先生をはじめ、皆体調に気をつけて頑張ってほしいなあと思う今日この頃、自分も気をつけたいです。

増子

ついしん:

今日は雪が降るらしいです。。。(((( ;゚Д゚))))ガクガクブルブル

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鹿児島県立錦江湾高校でのSSH「ダイコン多様性研究コンソーシアム」重点枠研究会・運営指導委員会(12/11)

2009年12月11日 (金)

SSH九州地区発信の「ダイコン多様性研究コンソーシアム」(機関校:鹿児島県立錦江湾高校)の指導委員を務めることから、参加校が一堂に会し、研究プロジェクトの発表、評価、指導などを8月に続いて行いました。


https://www.ige.tohoku.ac.jp/prg/watanabe/diary/2009/08/19185306.php
https://www.ige.tohoku.ac.jp/prg/watanabe/news/2009/10/17152658.php


昨今の新型インフルエンザの影響でしょうか、いくつかの参加できない高校もありましたほとんどの高校が参加され、発表・意見交換ができたのは、有意義でした。


何より、8月から開始し、4ヶ月という間で興味深いdataを出していた高校生たちの研究に対する真摯な態度は、われわれも見習わないといけないと痛感しました。特筆すべき点は、農業高校との連携で、市場価値があると思えるような「ダイコン」が栽培され、低温処理を施し、開花させ、交配を試みたり、植物体に「動かす」というストレスを与えているような実験など、基本的であったり、おもしろい発想で研究をされているのは、興味深いものでした。


実験・研究をするというと、どうしても「遺伝子」、「生物活性」など、今のはやりのようなことに目がいきがちですが、それも大事ですが、生物学の基本はやはり、形態観察だと思います。野生型と変異体の違い、品種間の差異がどこにあるのか、ということを「観察する目」を持つことは、これから研究者を目指す若い人たちには重要だと思います。ぜひ、このダイコン研究を通して、そうした観察眼を身につけてください。


1年ごとの申請・採択という厳しい枠のようですが、ぜひ、来年以降もこのコンソーシアムが展開され、さらなる発展を見ることをできるのを楽しみにしております。

 


わたなべしるす

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最近読書に目覚めました。

2009年12月10日 (木)

ずいぶんとお久しぶりの高田です。このHPをごらんの皆様、ご機嫌いかがでしょうか??

私は、アブラナの仕事を中心に研究を行っております。

渡辺先生の研究室で実験を初めてから10年以上が経過しました。これだけ長く、実験させていただけるのも、研究テーマのおもしろさと、それに触れるきっかけをくださった先生のおかげであると常々感謝しております。

さて、実験の方はというと、秋の交配がだいたい終わりにさしかかっております。通常、秋交配は9月後半から10月いっぱい位で終わり、12月というと来年の春交配用の植物を植え始める時期にあたります。

今年は諸事情(機密です)がありましてここまで引っ張ってしまいました。段取りが悪かったと反省しているところではありますが、長く暗い時期を過ごしてきた私の研究にも徐々に光が差し込んできた感触がたまらなくもあります。

今年中にやらなければならないことも、まだまだ残しており、年末、年度末に向けて気が重くなりますが、ここが踏ん張りどころでございます。これを読んでいる方々も、お忙しい時期が続くと思いますが、どうかお体に十分に注意していただきたいと思います。

TaKaDa

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仙台市立川平小学校・科学工作クラブの研究指導「キャベツとブロッコリーからできる植物は??」(12/9)

2009年12月 9日 (水)

東北大と仙台市教育委員会の連携による出前講義が発展し、今年は川平小学校の科学工作クラブの研究指導を2回行いました。1回目は、10/21のキャベツとブロッコリーが同じ種(Brassica oleracea)である、という講義で、


https://www.ige.tohoku.ac.jp/prg/watanabe/diary/2009/10/21152147.php


その2回目の指導が今日でした。今日は、栽培・観察を続けている植物を見ていることも重要ですが、それに加えて、実際に雑種を作るとどんなものができるのか、ということについて、8つの班に分かれて、新しい雑種植物の想像図を書いて、みんなで議論をしてもらいました。


最初に、キャベツとブロッコリーの横断面がどうなっているのか、普段どれくらい観察しているかを書いてもらいました。きちんと絵を描くことができた人は、真ん中に茎があって、そこから葉っぱが出ているのをうまく書いていました。毎日の食生活での観察の賜物だと思いました。そのあと、班ごとに雑種植物の想像図を書いてもらいましたが、7つの班は、キャベツの中にブロッコリーができる、あるいは、キャベツの真ん中からブロッコリーが葉っぱをかき分けて出てくるというものを書いてくれました。ブロッコリーの茎とキャベツの茎が同じ起源であり、お花は、茎の先端に咲くと言うことをよく理解しているのだなと、感動しました。これも指導をされている先生方があればこそと思った次第です。

春には、ぜひ、新しい雑種を作るべく、交配をできればと思いますし、継続的に連携ができればと思います。最後になりましたが、渡辺がキャベツとブロッコリーを持っていくことを忘れていたのですが、きちんとそれをカバー頂いた、加藤先生にはお礼申し上げます。ありがとうございました。

 


わたなべしるす


PS. 今年の仙台市内の小学校との連携は、これで最後ですが、12/25に仙台市教育委員会主催の発表会があり、七北田小学校とのこれまでの取組について、発表します。そのときに、これまで講義でお世話になった先生方にお会いできるのを楽しみにしております。

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