東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

2011年2月の記事です。

【研究室訪問・実験】「科学者の卵養成講座」エクステンドコース・発表会プレゼン準備、その2(2/27)

2011年2月27日 (日)

 2/19に、エクステンドコースの発表会のプレゼン準備を開始し、今日が2回目です。プレゼン、つまり、ポスター作成ですが、単純に文章を書いて、絵を並べると言うことではなくて、以下に見やすいもの、見やすい字を使うか、どこに強調するべきなのか、そうしたことを中心に、今日の準備でした。昨年の12/9に分子生物学会で、「プロに学べ! 魅せるサイエンスイラスト!」で、こちらも学習できたプレゼンのポスターの作成のこつのようなことを併せて、講義しながら、ポスター作成を行ってもらいました。

 夕方までかかり、ほぼ、全体像ができあがり、発表の原稿、発表練習を次回に残し、エクステンドコースも、終わりになりそうです。

DSCN0300.JPG 3/12の発表当日に向けて、ラストスパート。渡辺も、年度末の残った仕事がラストスパート。高校生のパワーを分けてもらって、がんばるしか。。。


 わたなべしるす

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【出前授業】平成22年度SSH重点枠「アブラナ科植物の遺伝的多様性に関する研究」報告会・コメンテーター(2/26, 3/3追加)

2011年2月26日 (土)

 2年目を迎えた、岩手県水沢高校基幹校の「アブラナ科植物の遺伝的多様性に関する研究」報告会が行われ、特別講師としてコメンテーターをつとめました。ミニコンソーシアムの時代から数えると、3年目となり、参加校も10校を超え、SSH以外の参加校も多くなり、かなりdeepな議論も行われました。

DSCN0371.JPG 前日は東京では春一番とか入っていましたが、まだ、岩手・水沢は雪で朝は氷点下、日中もプラスになったくらいの天気で。それぞれの高校での発表も、初期に多く見られた遺伝子の解析というものよりも、より基本に忠実に、また、高校生らしい、形態観察、遺伝解析というようなものが多く、将来の植物科学を支えてくれる人材になるのではと楽しみになりました。今年は寒さ、雪も多いことから、栽培にはかなり苦労されているようでしたので、そうした面のコメント、サポートも行いました。あわせて、遺伝学的交配実験なども。

 1年ごとのプロジェクトのため、ぜひ、採択され、来年度もこの研究が継続できればと思っております。何より、これから花が咲く、アブラナ科植物ですから。。次は、仙台での植物生理学会でお会いしましょう。

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わたなべしるす

PS. 当日のことが新聞紙上(岩手日報, 胆江日日)に報告がありました


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【出前講義】宮城県仙台第三高等学校・第2回SSH運営指導委員会(2/24)

2011年2月24日 (木)

 SSH(スーパーサイエンスハイスクール)の活動を指導するようになってから、3年以上になる。最初に出前講義というか、そうした社会活動をしたのは、岩手大に勤務していた当時に、近くの盛岡市立上田小学校の5年生を受け入れて、植物、遺伝子などを研究室で見てもらったのが最初かもしれない。それから数えれば、7年以上なのだろう。そうした、科学の社会への還元ということの1つである、SSH活動の運営指導委員をいくつか仰せつかっている。その中の1つが、宮城県仙台第三高等学校であり、副委員長も。今日、2/24に、今年度の活動報告について、実施本部である高校と運営指導委員との間で、2hr以上の討論が行われた。昨年の8/25に続く、2回目である。

DSCN0048.JPG 今年度のSSHの採択は、例年より遅れたことから、活動をする上で、ずいぶんと制限があったようであるが、その制限を乗り越えて、様々な活動をされていた。身の回りにあるもの、自然の中から不思議なことを見つけて、研究活動をしていたのは、とてもよいことだと思う。昔であれば、学校の帰りに道草をしながら、花を分解したのを思い出す。そんなことをしながら帰るというのは、難しくなったのかもしれない。何とか復活させたいことである。来年度の計画で、花を分解してみるようなことがあれば、ぜひ、トライしてみてほしいし、お手伝いできることでもある。2年目に向けて、1段上のステップで活動できるように、サポートできればと思う。

 サイエンスをするという活動を通して、文章を書いたり、プレゼンをしたり、論文を読んだり、書いたりするというのは、将来の社会人になっても必要なスキルであろう。論理的に破綻していない文章、読んで興味を持ってもらえる文章、そうしたことをやることも大切である。先日もそんなことを記した。同じようなことが議論になるとは。。こうしたサイエンスを通して、様々なことと連携して、大きく発展してほしい。


 わたなべしるす

DSCN0364.JPG PS. そういえば、明日、2/25から、多くの国立大学の前期入試である。農学部にいた頃には、構内に生徒さんが来るので、実感があったが、片平地区にいると、研究所群であることもあり、昼過ぎに気がついた。これまで多くの生徒さんと出前講義などで交流があった。そうした方々が自分の目標に向かって、明日、明後日、全力を出し切って、また、大学、大学院で会えるのを楽しみにしている。自分の持っている力を最大限に発揮できることを仙台の地から、祈るばかりである。


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もう年度末、書くこと、しゃべること。。(2/23)

2011年2月23日 (水)

 気がついたら、今年度も1ヶ月あまり。毎日が加速的に早く進むが、少しだけ良いことは、春らしくなり、日が長くなり、菜の花のシーズンが来るのだなと。もちろん、そうなると、本格的な実験も始まり、次の年度も始まるわけであるが。年度の変わり目は、以外と忙しい。いろいろな引き継ぎである。単に、次の世代へと言うことであれば、ノートなど容易かもしれないが、研究室の中でその方が一番のプロであった、長けていたと言うことが、失われるのは、何とも痛恨の極みである。何かそうした先人の知恵を、形として残すようなことを考えるべきであろうし、何かできないのかと、毎年思う。手先の微妙な動かし方というのは、単にビデオに撮っても、それを見た人は、分からないものであろうから。それから、年をとってくると、年度末につきものは、報告書。結構、頭が痛い。

DSCN0023.JPG そんな書き物が多くなるわけであるが、そんな書くと言うことについて、とある先生から、「A4 1 pageであれば、10min(?)もあれば、きちんとしたことを書くことができないと。。。」。たしか、800-1,200字くらいと思います。この文章を書くのにも、それなりの構成を頭で考え、文字を打つわけであるが、15年くらい前であろうか、いわゆるブラインドタッチなるものを覚えて、画面を見たり、原稿を見て打つことができる。当日の指導教官であった日向教授は、当たり前のようにこなしていたが、生まれた年代を考えると、かなり不思議というか、感動した。その速さに追いついているのか、また、その思考パターンというか、コンセプトを超えているのか、なんとか、自分の師を超えるべくと思う毎日である。。。

 しゃべることは上手ではなかった。というか、博士論文の発表練習の時に、日向教授にかなりへこむくらい下手さ加減を言われたのを、この時期なのか思い出す。どうも、一本調子でしゃべるからであろう。抑揚がないのかもしれない。だから、英語の発音というか、speechもへたなのであろう。。。この点は、学生時代も一緒に過ごした、農学部の鳥山先生が上手であるのは、分かっているが、どうもまねできない。ただ、下手の横好きで、ここ数年出前講義を行い、少しは周りを見ながらしゃべれるようになったのかもしれない。どこにポイントを置いて、抑揚をつけるのか、また、どこがこの講義の鍵なのかをうまく話せているのか、その当たりは、ぜひ、評価いただきたい。そういえば、今月の「科学者の卵」の講義で、工学部の浅井先生が、高校生の目線でお話を去れ、質問に答えておられたのは、印象的であった。ぜひ、そうありたいものであると。出前講義をするようになったきっかけは、東北大学と仙台市教育委員会との連携による、知の還元と言うことだったと思う。今があることに、そのきっかけに感謝したい。

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 わたなべしるす


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第7回日本学術振興会賞受賞おめでとうございます!

2011年2月21日 (月)

増子@母乳ダイエット進行中、です。

母乳育児中なのですが、先日ついに妊娠前の体重から、さらに2kg痩せました。

しかし、顔は依然として丸いまま。おかしい。

 

さて、今日は渡辺先生の第7回日本学術振興会賞受賞を祝い、お茶会が開かれました。

渡辺先生、受賞おめでとうございます。

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日本学術振興会賞とは。。。

日本学術振興会が運営する、若手科学者を対象とした賞。受賞者は大学等で基礎研究を行う研究者の中でも将来を嘱望されている層が多く、レベルが高い。

---wikipedia、日本学術振興会賞の項より抜粋

 

とのことで。。過去6年間、錚々たる面々が受賞されているそうです。

授賞式は例年3月に行われるそうですが、今日は前祝ということで。。。

私も育休中ですが、性懲りもなく娘を連れてお邪魔しました。

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仙台パルコ5階にある、La Maison ensoleille table(ラ・メゾン・アンソレイユターブル)のタルトが、祝いの席に花を添えます。

写真はあまおうのタルト。

1~2月の限定タルトで、大粒のあまおうがたっぷりの素敵タルトです!!

別件ですが、La Maison ensoleille tableでは、現在公開中の映画"洋菓子店コアンドル"とのコラボタルトも発売中!(By. 大坂くん)

HPで見れますが、こちらも美味しそうですよ。

 

期末の試験を終えた学生アルバイトさん達も参加し、皆で和やかな時間を過ごしました。

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。。たぶん。

 

というのも、開始早々、何故か娘がギャン泣きし。。。

あまりに泣きやまないので、私は別室でケーキを頂いてから連れ帰ったので、最後までいなかったんですね。

たくさん人が居て、びっくりしちゃったかな。。。

皆様、お騒がせし大変申し訳ありませんでした<(__)>

食べている間、あやしてくださった今高さん、宮野さん本当にありがとうございました。

また、今回も可愛がってくれたメンバーの皆様、本当にありがとうございました。

これに懲りずに、機会がありましたら、また遊んでやってください。

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今回のケーキを買いに行った、M2大坂くんお疲れ様でした。

尚、今回のケーキは全て渡辺先生の出資によるものでした。

本当にご馳走様でした!

 

今年の干支は辛卯(かのとう/しんぼう)とか。

これまで蓄積していたエネルギーにより新たな発展に向かう年なのだそうです。

今年もますますメンバーに実りがありますように。

そして、もうすぐ卒業のシーズンですね。

一抹の寂しさを感じつつも、それぞれの道に幸あることを願っています。

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増子(鈴木)

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