東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

【出前講義】香川県立観音寺第一高等学校・科学教養特別講義「大学教授から見た高校生の進路選択へのアドバイス」(6/17)

2014年6月17日 (火)

 前日までは何とか天候が持ちこたえていましたが、朝から雨模様。。。夜のニュースを見るまで台風が来ているのも知らず。。。18日の午前中にかけて、雨が強くなるということで、田植えをやろうと思っている代かきの終わった水田には、よい雨だったのかもしれません。聞いたところでは梅雨入りからずいぶん雨が降ってなかったと。前日の午前が新居浜市立金子小学校。そこから予讃線で高松方面にいったところがちょうど観音寺駅。本当なら、昨日の午後から、愛媛県立今治南高等学校の記事のはずなのですが。。。すみません。なるだけ、急ぎ書くようにしますので。。。(ようやく、19日の朝、書き上げました。。。)

 その観音寺駅から車で5minくらいの所にあるのが、香川県立観音寺第一高等学校SSH実施校で、運営指導委員も仰せつかっています。2010年から毎年伺っていますので、ちょうど5年目の節目の年になりました。講義内容は、宮城第一高校仙台第一高校金沢泉丘高校で行った「キャリア教育」の話で「大学教授から見た高校生の進路選択へのアドバイス」。最初に司会の方から、この講義が科学リテラシーとキャリア教育の両方を含んでいると言うことで、可能な限り、科学の話もしましたが、いかがだったでしょうか。司会のあと、教頭先生から渡辺の講義について、「これからの高校での生活、さらにその先の人生に活かせるような講義であると。。」と言うコメントがあり。。。このようなことを最初にお話し頂いたのは、はじめてだったこともあり、かなり緊張でした。今回の講義は「国際植物の日」のイベントであったことから、東北大からのプレゼントともう1つ。渡辺の最近の研究の論文の別刷を。別刷をお渡しするのは、はじめてなのですが、SSHなどで論文を読むようなこともあるのではと言うことで、プレゼントにしてみました。かなり人気があったのかもしれないと。。

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DSCN2941.JPG 講義では、渡辺の小中高時代にどの様な生活をして、そこから何を学んだのか。観音寺の周辺もまだよい田舎というのは失礼かもしれないですが、子供の頃、学校の帰り道で歩いていて、道の真ん中など危ないところで、車が通ると、知っている人の車だと、「危ないから気をつけるようにね」と注意してくれる。もちろん、渡辺のころもそうでした。そうしたことから、危ないことを覚えたのだったと。いつものように、あやとり、ルービックキューブを実演できる方もいました。niceでした。繰り返して覚えたことだと思います。その繰り返しの大切さを忘れないで下さい。また、高校の授業で何を学んだのかというか、今から考えると、それぞれの教科の重要性というか。。。将来、科学的なことを考えるために重要である論理性を学ぶ上で、「数学」の論理的な考え方を学ぶことを大事にしてほしいと。また、大学、その先にであるであろう方々との相性であったり、その方々からの影響というのは大きいと。だからこそ、師匠をしっかりと考え、決めてほしいと。。。

DSCN2945.JPG 最後の所では、将来を考えること、座右の銘を持つことの大切さなど。。。もちろん、質問コーナーも。途中で思ったよりも質問が少なかったので、何とかしないといけないと思い、「別刷をもらったヒトは、サインをしましょう!!」といったら、止まっていた質問があっという間に増えて。。。。びっくりでした。もちろん、講義のあとには、サイン会を。もちろん、質問をしたり、なんかをできた生徒さんたちがもらった別刷に。これからの何かの糧になれば、幸いです。これを書きながら忘れていたこと。。。全体の集合写真。失敗でした。すみません。。。司会の方々もとてもしっかりしていました。

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DSCN2952.JPG 講義が終わったあとには、教頭先生、1年の担任の先生方と今回の講義等について、討論の時間。こちらの講義が概ねよい方向であったこと、また、最後のサインをするという話になったときに、質問の手がたくさん上がったというのは、先生方も驚きだったと。。。いずれ、論文を読んで、科学に触れるきっかけになるのではといって頂き、ほっとでした。最後になりましたが、教頭先生、1年担任の上原先生、猪熊先生をはじめとする関係の先生方に、この場を借りてお礼申し上げます。ありがとうございました。今年もとても楽しく過ごせました。今後ともよりよい連携ができればと思います。よろしくお願いいたします。まずは、木曜日のSSH発表会と運営指導委員会でお世話になります。


 わたなべしるす

 PS. 今回の講義のお世話を頂いた石井先生は数学関係の会議があり、講義のあとにしかお会いなかったのですが、時間をとって頂き、昨今の教育事情、問題などについて、deepな議論ができました。ありがとうございました。また、先日の石井先生からの紹介で、渡辺の研究室を見学に来てくれた学生さんの話にも。。。

 PS.のPS. 帰りの予讃線は電車でなく、気動車。いわゆる、アンパンマン列車。子供向けとはいえ、扉の内側には、扉の開け閉めの時に気をつけるようにと言うロゴが。。。とてもniceでした。

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