東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

2014年9月の記事です。

3/11(金)、14:46から今日まで、その24(9/11)

2014年9月11日 (木)

 今日であの地震から3年半となった。地震の時間帯に雪が降ってきたが、今日は季節外れの寒気が入っているらしく、昼前から、雷雨になっている。。。石巻当たりでは記録的大雨とか。。。節目の日に何か関係があるのだろうか。お天道様が。。。なのだろうか。ちょっと気になる。時間がたつのが早すぎて、。。ただ、テレビを見ていると、仮設住宅というのもあるし、学内でも被害を受けた建物の引っ越しがようやく完了とか。。。一時期、地震が多いなと感じたときもあったが、最近は、少し落ち着いている。時間がゆっくりとれないのと、沿岸というか、海岸線のところを見るのが怖くて、未だにいけてない。。。それくらいの時間はとりたい。

DSCN1812.JPG あの地震の時のことをふと思い出すことがある。3min近く揺れ続けて、落ちるものが落ちた。幸運にも研究室でけが人はなかった。これが偶然なのか、必然なのか。お天道様だけが知っているような気がする。ただ、思ったよりも柔軟な構造体になっていて、剛体としての物理的な振る舞いをしなかったことが、極端な被害につながらなかったのであろう。実験台が壊れる、折れることもなかったし。。。物理現象は高校以来考えることもないし、得意でもなかったが、そうだろうなと。。。ただ、それなりに片付けておくことは、大事だろうし、本棚のいるものといらないものを識別することは、さらに大事で。いらないものを片付けておけば。。。危険度は下がる。ただ、昭和25~30年に作られた建物にいることには変わりない。M9.0というのが万が一もう一度来たら、。。。シミュレーションをして、この構造体がどうなるのか。。。2Fと3Fの間にあった切れ目。もちろん、床のシートの下のコンクリの構造体は。。。震災後めくられていない。それは、何もこの建物に限ったことではないが。。。どうなっているのか、見えないのは、やっぱり気になる。

 地震ではないが、この半年は大雨特別警報というのがずいぶんでたかなと。確か、50年に1回というレベルのはずが、ずいぶんと発令された。あっという間に、何かが起きることの恐怖は、地震も洪水も。。。気持ちはよくわかる。いつかも書いたが、地球全体が何かおかしな方向に行っているので、それを見ているお天道様が、これではということで、色々なことが起きるのだろうか。。。科学で知り得るかはわからないが、お天道様の実態、本体は何なのか、ということを考えないといけないような気がする。昔から、自然を大切にしてきた。しかしながら、山の管理がされなく、放棄地が多くなり、その結果、海の豊かさもなくなり。。。山の神、水の神というわけではないが、やっぱりそうしたものをちゃんと大事にすることが、大きな災害を防ぐための根本のような。。。どこに行ってもよく見かける竹林が放置されている様子。まず、このあたりから考えてみることにしたい。

DSCN3063.JPG 3年半の9/11, 14:46を迎えるに当たり、そんなことを思った。この大震災でなくなられた多くのみなさまに哀悼の意を表し、14:46にあわせての黙祷であった。黙祷。


 わたなべしるす

 PS. 先週、非常勤講師でお世話になった三重大諏訪部先生とlabの松田君松嶋さんが打合せでいらした。うちのlabの学生さんたちも刺激になったようです。ありがとうございました。また、お世話になります。


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いろいろ思うことはありますが、魚が美味しいのは素晴らしい。

2014年9月11日 (木)

はじめまして、三重大学D1のまつしと申します。

何で三重大生が!?と思われると思いますが、いろいろとあり、研究の打ち合わせのため諏訪部先生と先輩の松田さん(大将さん)と仙台を訪れました。一度ダイアリーに出現したことはありますが、文章で登場は初めてなので緊張しています。打ち合わせではいろいろと思うこと・考えることがあり、それもまた大切なことだなと仙台に来るたび感じます。真面目な話は置いておいて・・・。

今日打ち合わせの後、仙台に来たのだからということで増子さん・岩本くん・諏訪部先生・大将さんとでお昼に「牛たん」ではなく、「お魚さん」を食べました。とても美味しゅうございました。

IMG_5314.JPG打ち合わせの空き時間に、らくだの絵選手権を行いました。私のらくだの絵はらくだではないそうです・・・。

IMG_5312.jpg仙台に来た時はいつも笑顔で迎えてくださるなべさんをはじめ、メンバーのみなさま、仙台に来た時はいろいろとありがとうございます。是非是非三重にもきてください。しろたんがガンバの袋の上に・・・。
 
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そんなガンバサポのD1まつしまでした
 

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【出前講義】宮城県宮城第一高等学校・平成26年度理数科「課題研究中間発表会」講師(9/9)

2014年9月 9日 (火)

 昨日、一昨日が韓国出張。空の青さは秋の感じですが、部分的に積乱雲とおぼしきような雲も見えて。。。やっぱり、不思議な秋の始まりという感じです。さて、9月最初のアウトリーチ活動は「宮城県宮城第一高等学校」の課題研究中間発表会の講師というか、コメンテーターというか。1年生向けのキャリア教育の講義科学者の卵養成講座の説明会などで、今年も伺っていますし、前身の宮城第一女子高等学校は研究室の増子さん卒業した曽根さんの母校でもあって。。。また、今の学校名に変わってからだと、アルバイトの進藤さんの母校でも。身近な存在です。この学校には理数科があり、これまでは、1人の講師が全体を見ていたので、各班の発表が2minだったとか。。。それでは進展が小さいので、物理・地学系、化学系、数学系、生物系の4名の大学の先生方を講師として呼んで。。。また、生物系は来週もやるくらい課題研究があるので、発表時間はほぼ、5倍の10minくらいあるようで。。いずれ、たくさんのヒトから、コメントをもらうというのは、よいことではないかと。

 この日の3題の発表は、貝に寄生して生活している小さなクラゲの話。何でも単為生殖をするとか。動物と植物では減数分裂がちがう、そういえば、高校の頃に習ったような。。。植物だと、雌雄で減数分裂の時の細胞の発達がちがうのは。。また、植物だと単為発生をする場合があり、ミカンなどでは珠心胚実生というのがあったような。cloneとして増えるのは、その環境がよければ、問題ないですが、そうでないとすると、どこかのタイミングで、遺伝的多様性を持つような仕掛けがあるだろうと。そんなことを気にしながら。植物でも、動物でも遺伝的多様性というのは重要でしょうから。。。また、昔、何かの研究会だったと思いますが、群体ホヤというのがあって、自家不和合性のように集団が結合できるのか、そうでないかが決まっていると。そんなのも思い出したので、発表に会わせてコメントを。なにより、扱っている集団が遺伝的な多型をどの様に持っているのか、また、単為生殖以外の通常の有性生殖をどの様にするのかなど、考えてみると、ヒントになるのではと。。。それより大事なのは、同じ材料を使って、近い研究領域を扱っているということは、相互に情報交換をするのが大事だろうと。。。最終発表会もあるとか。その時までの発展を楽しみにしております。

DSCN3694.JPG 最後になりましたが、今回企画頂きました、理数科・柏葉先生、鈴木先生をはじめとする関係の先生方にお礼申し上げます。ありがとうございます。来週の発表会も楽しみにしております。


 わたなべしるす

 PS. 宮城第一高等学校の卒業生で、研究室でアルバイトもしてくれている進藤さんが、一緒に行ってくれて、渡辺の質問の不足しているところをサポートしてくれました。かなりする鋭い質問をしてくれていました。科学者の卵養成講座の卒業生でもあるので、そのトレーニングの成果かなと。。。また、やっぱり、同じ高校の先輩から質問をもらうというのは、刺激になったのでは。。。あと、帰り際には、お世話になった先生方にご挨拶というので、進藤さんはそのまま残られて。。。よいことですね。卒業しても交流があるというのは。

 PS.のPS. 卒業生といえば、渡辺が三重大での非常勤講師から戻った土曜日に卒業生の古武城さんがlabに顔を出してくれました。とても元気そうで、熊本県の北部に位置する昔でいう普及所で仕事をされているとか。どんな作物を対象に仕事なのかなど、伺わないうちに、。。こちらも戻っての疲れと、翌日からの韓国のことがあって。。。ゆっくりした時間がないのはよくないです。やっぱり。。

DSCN3608.JPG PS.のPS.のPS. 来年度入学に向けた博士課程前期2年の課程、第II期入試について、研究室見学を頂きました。2名の方に。今日の夕方にも1名の方がいらっしゃる予定です。人生色々なことがあります。それを乗り越えるのも大事なこと。渡辺も回り回って、今の人生があります。振り返ると、今のでよかったなと思う部分ともちろん、もっとがんばればという部分と。そんな風に後から振り返らないとわからない部分もあります。というのがやっかいなのですが。。。来春の4月から、一緒に研究できるのを楽しみにしております。


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ひょひょーいと韓国

2014年9月 9日 (火)

こんにちは、M2の辺本です。

涼しくなって過ごしやすくなってきましたね。
今週末はジャズフェスですよー。
去年は曽根ファミリーの公演を観に行きました。
そして初めて献血をした日でもある・・・あぁ懐かしい。

さて、日曜日はパクさんに会いに韓国へ行ってきました!
ほぼ毎日のように、長髪のパクさんには会っていたのですが、
実際に会うのは初めてでした。
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日曜日の10時にラボ出発して、おにぎりを頬張り、
出てくるとも思っていなかった機内食も完食。

会議をした後は、ソルロンタンをいただきました。
日本でも食べたことがありますが、
味付けを自分たちでするところが違いますね。
あ、ソジュも飲めました。
美味しかったー!!
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そして、夜景の綺麗な部屋でうっとり&うとうととし始めた
数時間後に飛び起き、翌朝6時半からホテルの朝食ビュッフェ。
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慌ただしく空港へ向かい、搭乗前にチョコドリンクをじゅるじゅる。
そして機内食も、無理矢理完食!
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そして仙台帰ってきてお土産も食べる。
・・・正直食べ過ぎの24時間でした。苦しい。

日曜日に日本出て、月曜日の昼に帰ってくるという
素晴らしい弾丸トラベルでしたが、素敵な出張でした。
残念なこともありましたが、モチベーションアップに繋がる良い機会でした。
まだまだ甘いなーと感じることができました。
ナベさん、諏訪部先生、ありがとうございました。
目指せ、しっかり人間!

そしてパクさんには色々お世話していただき、本当に感謝です。
本当に、本当に、ありがとうございました。
またお会いできる日を楽しみにしています。


M2 ナベ

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小さい頃、危機、逆転(9/8)

2014年9月 8日 (月)

 名古屋、津、韓国出張から戻ってきたら、ずいぶんと気温も下がり、秋らしくなって、風が涼しい。空気の湿度も下がり、より秋も深まるという感じで。。。収穫の秋でイネの頭も垂れてくるのでは。。。今は収穫は機械でそれも天日干しすることなく、乾燥機でも実を乾かす。そうなると、多くの場合、稲わらは裁断されて、田んぼに稲わらが積まれることもない。昔は、あのわらをみつあげて、基地を作ったり、色々なことをした。稲刈りが終われば、田んぼも乾燥しているので、野球をできる場所も広がった。そんな小さな頃に覚えたことは、忘れないし、その後、大事ということがいわれる。そういえば、全米オープンの決勝進出をした錦織圭氏の記事がたくさんある中に、「小学校の作文に決意」というのを新聞紙上に見つけた。小さな子供の頃から、こんなことを考えて、活躍していたのだと。。。感動でした。こうしてみると、小さい頃に、何をどれだけできるのか、大事だろう。この年になったら。。。と思う。ただ、小さい頃の心を忘れないようにして。。。そして、小さいうちに、草引きをすれば、大きな雑草にならないだろう。気温も下がってきたこともあって。。。

DSCN3661.JPG 今年は気温がそれなりであったかもしれないが、異常気象であった。すごい雨降りであった。その意味では、地球レベルの危機である。CO2が多くなってきたからであろうか。植物がCO2を固定しているが、それ以上に使っているから。というので、色々考えられているが、地中に埋めるとか。埋めたとき、どうなるのだろうか。地球の中で何が起きるのだろうか。。。何か起きなければ、。。。前に書いたことがあるかもしれないが、できるかどうかは別として、宇宙空間にというのは。。。もちろん、その方が宇宙全体の危機を招くのかもしれない。その当たりはバランスの問題で。。。いずれ、この危機的状態を何とかしないといけない。。。これよりも最悪にならないように。。。

 いずれ、危機的な状態を何とかするには、。。。ぱっと思いつかない。CO2だけの問題でなくて、他にも危機的なことはたくさんある。食糧問題などなど。そんな時、あり得ないような発想ができれば。何を持ってあり得ないとするか。逆転の発想というのはできないのだろうか。CO2がゼロになるわけにはいかない。植物が生育できなくなり、O2が地球から消える。。。。といように、物事を逆さまにしてみてみると、見えないことが見えるような。。。そんな逆転をしてみること。それができるようになれば、普通に見えていることがそうではないように見える。そこに、新しい発展があるのではないか。。。こんな風に考えていれば、毎日がもっとちがって見えるような気がした、1 weekほどの出張であった。

DSCN3693.JPG
 わたなべしるす

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