東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

2014年12月の記事です。

2014年を振り返って。。(12/31)

2014年12月31日 (水)

 今年もあと3hr。今年のうちにやらないといけないことが、まだ、山のようにある。。。どうやってもこの3hrで終わるとは。。。ただ、大晦日ということで、今年を振り返って。。。1/1に書いた「2014年を迎えて。。」では、5つのkey wordsを。「時間の有限性」、「環境適応力」、「完遂力」、「先見性」、「瞬発力・持続力」を書いた。これに対して、何ができたのだろうか。何を学べたのだろうか。。。「時間の有限性」を実感したのは、師匠である日向先生がなくなられたこと。。。退官したあとも、ちょっとしたこれということでも話をしたら、「それはねーーーー。。」といいながら、語ってくれた。それも今となっては、もうできない。それをどうやってカバーすれば良いのか。今も答えはない。その答えというか、何とかできるようになるのは、10年と語ってからのような気がする。ただ、こんなことになることに対して、「先見性」を持てなかった渡辺自身に、情けないというか、。。。。いつ考えても、渡辺自身の力のなさを感じた1年でした。

DSCN5415.JPG 「完遂力」という点は、日々の活動をどれだけできたのか。。。論文をできるだけたくさんと思いましたが。。。結果は、原著論文としては、5報。

 Sakata et al. (2014) Plant Physiol. 164: 2011-2019.
 Sudo et al. (2014) Genes Genet. Syst. 88: 279-287.
 Liu et al. (2014) Plant Cell Physiol. 55: 1110-1122.
 Sakazono et al. (2014) Plant Prod. Sci. 17: 228-236.
 Park et al. (2014) BMC Genomics 15: 641.

 来年は、新学術領域研究、基盤研究も最終年。もっとがんばらないと。。。

DSCN5541.JPG 表彰としては、平成25年度野依科学奨励賞という形で、これまでのアウトリーチ活動が表彰された。この表彰を励みにがんばらないと。。。その意味で「瞬発力・持続力」をもって、がんばれたのではと。。。

 「環境適応力」とは。。。何ができたのだろうか。仙台に戻って、10年。この仙台ですべきことに対して、ちゃんと「環境適応」できたのだろうか。。。ただ、適応しすぎるのも問題。その当たりのバランスが。ただ、教育と研究のバランス。それは少しずつは適応できているのでは。ただ、やっぱり、大学院。というか、大学院重点化でできた大学院。その大学院で目指すのは、研究>教育のような気がする。もちろん、研究を通じて、教育をする、これが東北大学の「研究第一主義」のような。その意味では、しっかりした研究成果を出すことが、大事であり、積み残しかもしれないが、2015年には。。。

DSCN3801.JPG 今年も残り、あと、1hr足らず。。。外は少し積もりそうな雪が。。。年末、年始が雪というのも。久しぶりなのか、いつもなのか。忘れてしまいましたが。。。ということで、皆さん、良いお年をお迎え下さい。

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 わたなべしるす

 PS. HPを見ている方。写真がtop pageでくるくるしていますが、最初に今年のお礼の写真に。時間限定かと。。。是非、ごらんを。


 

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【研究室訪問】飛翔型科学者の卵養成講座・研究重点コース「プラズマ照射法で自家不和合性を破る」実験-6(12/30)

2014年12月31日 (水)

 いつもの年末よりも、交通量が多いような気がする。暦通り、12/27(金)が仕事納めでなくて、12/29, 12/30というのもずいぶんとあった。暦の影響なのか、それとも、景気なのか。。。よくわからない。年が明ければ、交通量も減るのだろうか。というか、それを考えているうちに、海外出張となりそうなのが怖い。。。

DSCN5792.JPG 土曜日から始まった飛翔型科学者の卵養成講座・研究重点コースも今日、12/30(土)が最終日。学会のポスターを前に、午前中は、TAの辺本さんと練習。午後からが、渡辺が少し英語で質問したり、こんなことが質問で出るのではと。発表を聞きながら、発表しているのは、高校2年生。渡辺が最初に発表したのは、学年でいえば、D2の学年。10年近くはちがうはず。。。しっかり発音していて。最近のしゃべるということが良い方向に出ているのだろうか。。。いずれ、感動。その後の想定質問でも、しっかり応対をしていて。。。たいしたものだと。。。来週末からのサンジエゴが楽しみになってきた。学会期間中、発表だけでなく、最新機器など、たくさんのことを学んでくれそうだなと。

DSCN5794.JPG ということで、今年度の研究重点コースも終わりのような。。。いくつか、詰めないといけない部分もあるので、それは次の世代に継承ということで。。。丹野さん、佐藤さん、お疲れ様でした。また、TAの辺本さんには、何から何まで、お世話になりました。ありがとうございました。これで、今年のアウトリーチ活動(出前講義研究室訪問など)が仕事納め。渡辺は、残されたあれこれの仕事を片付けて。できるだけ。。。


 わたなべしるす

 PS. 午後の発表練習が終わる頃、仙台一・小松原先生が、年末の打合せに。発表の時間でしたので、想定の質問をしてもらったり。。。ありがとうございました。そのあと、次年度からの共同研究をどの様に展開するかなど、ずいぶん長い時間をとってもらいました。今年のことを踏まえて、次年度には良い方向になるように。。。楽しみにしております。今年もありがとうございました。

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【全学教育科目・展開ゼミ】農学部・菅経過報告(67)

2014年12月30日 (火)

 展開ゼミ秋冬野菜を育ててみように受講した、農学部1年菅京子です。年末に申し訳ありません。ホウレンソウと豆苗の中間報告をします。

 「ホウレンソウ」は11月5日に渡辺先生からのアドバイス他の方の報告を見て、夜間は室内で、昼間は晴れている時のみ外で育てるようにしました。写真のように、室内で育て始めてから二つ目の芽が大きくなり、まだ小さいながら少しホウレンソウらしくなってきたように思いました。芽が出てからは、水やりは2~3日に一度にしました。夜電気を付けていると昼夜のリズムが崩れるのではと思い、段ボールに入れて、夜は暗くするようにしました。それから11月下旬にかけて、窓際に置くことを忘れ、段ボールのふたを閉めたままにしてしまうことが多くなり、日光不足からか、12月初めに見た時には、弱ってしまいました。ここから復活するかどうか調べたいと思い、新たに鉢と土を購入し、新しい種は別の鉢で栽培することにしました。しかし12月16日、枯れてしまい小さくなってしまったため、抜きました。その頃発芽した、第二のホウレンソウを播種しました。今現在は、12月から育て始めたホウレンソウを栽培しています。残りの約2週間で、どうやったら大きく育つかを考え栽培していきたいと思います。(ホウレンソウの写真は12月24日の写真です)

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IMG_2572.JPG 豆苗は暗い所と日の当たる所で調整をしながら、育てていましたが、食べる期間を過ぎてしまい、枯れて、カビが生えてしまいました。そのため、初めの授業でもらった豆苗では食べ比べの実験などができなくなってしまいました。なので、新たにカイワレ大根の種を購入し、栽培することにしました。12月24日に播種しました。発芽までの期間は段ボールに入れ、暗所を保ち、ある程度成長したところで、日の光を当てました。実家に持って帰ってきていたので、日当たりもよく、3時間程度日の光を当てただけで黄色の葉が緑色に変わった事には驚きました。これほどまでに色が変化するとは思わず写真は撮っていなかったことが悔いです。2~3日後にスーパーのカイワレ大根との食べ比べをしたいと思っております。

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渡辺コメント

 農学部・菅さん、3回目の投稿ですね。前回、投稿できてない分、もう1回くらい、投稿してみてはどうでしょうか。あと、研究室は、年末年始もなくやっていますので、welcomeです。他にも投稿を考えている方。ぜひ、どうぞ。それにしても、ホウレンソウは苦戦していますね。ただ、農学部の学生さんなら、しっかり、植物の管理をするのは、どの学系にいっても大事なことになります。しっかり管理して下さい。寒くなる分、管理は、どんどん難しくなりますので。

 カイワレダイコンに変えての実験は、良いことですね。残念なのは、色が変わる瞬間を写真にできてないこと。これも植物の管理と同じ。いつ何が起きるか、わからない。それに合わせて、写真を撮ったり、水をあげたり、そのイベントに対応する力というか、その大事さをこのゼミで学んで下さい。栽培ができることと同じくらい大事です。

 他の受講生の皆さん、12/2に渡辺が書いたとおり、次が最終報告です。1/16(金)。それまでに、1回は、現状を投稿して下さい。それをして、最終報告ができることとします。前回のように、間際に投稿しないように。しっかりとした対応をしてくれることを期待しています。


 わたなべしるす
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掃除、都合、歴史(12/29)

2014年12月29日 (月)

 2014年もあと50hrちょっと。大掃除なるものをしないといけないが、あれこれとあって、年越しでの大掃除になりそう。。。身の回りに空間を作らないと。そうでないと、どうも効率が良くない。年末は探し物ばかり。。。つまり、書類の下にものがあったりするわけで。まずはいらないものをすてる、書類を片付けるというところから。ついでにほこりを取って。このいらないものをすてる、というのが結構決断がいること。ただ、最近は、pdfなどにして、digital dataにすれば、HDの容量が大きければ、何の問題もないこと。とはいっても。。。HDといえば、パソコンの掃除もした方がよいとか。ずいぶん快適になると。。。まじめに考えよう。。。

DSCN5420.JPG 掃除をしないのは、忙しいからとついつい。自分に都合良く解釈して。。。やっぱりいけないこと。この都合というのは、実はややこしい。どちらから見るかで、変わる。忙しいがわからすれば、ということと、でも、その組織全体とかから考えると、その場所だけが、ほこっているのは、。。よくない。。となると、あえなく。。。そんな風に両方の都合を考えないと、大変なことになるような気がする。

 そんな都合。どんなに忙しくても、書類とか、プレゼンは〆切までに。当たり前かもしれないが、簡単ではない。。そういえば、この休み中に、「科学者の卵養成講座」の親企画である、グローバルサイエンスキャンパス(GSC)からのppt作成のリクエストが。なんとか、しないと。。。(脳みその中では、方言(この場合は、今治の言葉)で考えているので、「どうぞせな。いかん。。。。」)。。。でも、グローバルということを展開するには、歴史が重要とか。前にも書いたような。たしかに。何があったかを知らないと迷子になる。というより、同じ失敗を繰り返す。そんな歴史もあれば、「たたり」につながる歴史も。。。こうなっては怖い。。。こうなると掃除をするにも、かなり考えないといけない。。。。この年末年始、都合に合わせず、歴史を学んで、掃除をすることにしよう。。。

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 わたなべしるす


    

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【研究室訪問】飛翔型科学者の卵養成講座・研究重点コース「プラズマ照射法で自家不和合性を破る」実験-5(12/28-29)

2014年12月29日 (月)

 昨日は晴れ、今日は午前中が雨で夕方には晴れ。天気が不安定な年末。あれもこれも終わらないのに、今年も残すところ、2日。50hrちょっと。。。こまったものだと。。今年の反省と来年の抱負を書かないと。。。年始のご挨拶状であるなんとかも、ぜんぜん。。。なんとかは、爆発だというのは、有名な方の名言ですが、渡辺自身が爆発して、収拾がつかない、そんな1年を象徴したような年末。

DSCN5786.JPG 土曜日から始まった飛翔型科学者の卵養成講座・研究重点コース。昨日は1日かけて、学会で発表するポスターの作成と印刷。受講生の丹野さん、佐藤さんたちが、英語で作ったA0サイズのポスターを自宅に飾るというのを聞いて、びっくり。今どきの高校生は、もっとちがったポスターを貼るのだと思っていましたが。。。少なくとも、渡辺が高校生の頃は。ちがっていたと。。。土曜日はポスターができて喜んでいましたが、日曜日には、そのポスターをどの様に発表するのか、まず、英語でどう説明するのか、どう質問に答えるのか。佐藤さん、丹野さん、2人して、頭を抱えている感じでしたが。。。そのあたりは、TAをしてくれているM2の辺本さんが、それはねーーーー、という感じで、解説をしているのを見て、あちこちで修行をしてもらったのは良かったのだなと。サンジエゴでの発表が楽しみになってきました。

DSCN5787.JPG ポスターの合間には、もちろん、実験をしてもらい、こんな風にやるというのを説明しながら。辺本さんの左の親指のテーピングは。。。。かなり痛々しいですが。。。天気の関係でしょうか。サンプルと機械の調子が合わず。。。それが実験というか、研究というかだと思ってくれれば。。。明日が最終日。年末、年始で発表に向けて、準備をして下さい。

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 わたなべしるす

 PS. 初日に頂いていた差し入れの「ケーキ」。もう一つがこれでした。ありがとうございました。

DSCN5785.JPG PS.のPS. 夕方前に、たぶん、仙台に戻ってlabを構えてすぐの頃のアルバイトをしてくれていた「若林さん」が研究室に来て頂きました(labができた当時から、今のスタイルのHPに変えてしまったので、昔の記録がないというか、当時はこんな書き物ができるわけでもなかったので。。。なので、link先は、この前、出前講義にいったときのものに。最後までめくってもらえれば。。。)。改修工事をする前にアルバイトをしてもらっていましたので、この新しい研究室はもちろん初めて。渡辺の居室があったところは、耐震強度が足りなくて、なくなってしまっていたり、ただ、labの中の雰囲気は当時と変わらないようで、懐かしく思ってもらえたのは、ありがたい限りでした。

DSCN5789.JPG アルバイトをされたあとは、昔でいう農学部農芸化学科応用微生物学講座の金子先生のところで。金子先生には、今では、科学者の卵養成講座の発展コースですっかりお世話になっていて。この講座が始まった頃、若林さんにTAでお世話になっていたような。

 話を聞きながら、立派な社会人になったのを感じることができ、感動でした。また、仙台に帰ることがあったら、是非、お立ち寄り下さい。こちらも、中四国方面に出前講義があるときには、会社の方に寄せてもらいます。


  
  

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