東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

2015年2月の記事です。

【研究室訪問】石川県立小松高等学校SSH担当・寺岸先生、来訪(2/21)

2015年2月22日 (日)

 仙台も雪が解け、気温も10oC近くになり、春がそこまでという感じです。そんな中、今年度も数回にわたり、SSH実施サポート、小中学校への出前講義で、石川県にはお邪魔しました。年明けにも出前講義のリクエストはあったのですが、すでに予定が入っていたりで、予定が合わず。そんな折り、寺岸先生が仙台周辺でのイベントの関連で来仙されたことから、研究室に来て頂きました。

DSCN6208.JPG 次年度に向けて、どの様な活動をするか、また、最近のSSH活動に関する情報交換など。渡辺も観音寺一盛岡三のSSHの発表会を見てきたりしましたので。という事に始まり、高大連携、アウトリーチ活動、「生きる力」など、幅広く教育について。その意味では、SSHで行っている「課題研究」をどの様に発展させていくのかと言うことなど、こちらもずいぶん刺激を頂きました。ありがとうございました。何とか次年度もよりよい方向に連携ができればと思います。


 わたなべしるす

 PS. M2の辺本さんも石川県出身。チーム石川という所でしょうか。

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【全学教育科目・展開ゼミ】農学部・進藤経過報告(94)

2015年2月20日 (金)

 こんにちは、農学部の進藤です。一回の報告で収まりきらなかったので、2回に分けて投稿させていただきました。今回はスプラウトについて報告したいと思います。

DSC00445.JPG 前回、インスタントコーヒーの容器を手に入れその容器でカイワレ大根を育成しているところまで報告しましたが、あれからすくすくと育っていき立派なカイワレ大根ができあがりました。豆苗栽培に失敗した原因としてまいた種が多すぎたことと湿度を高く保てなかったこと、徒長させられなかったことがあったので、今回はそれらの反省を活かした生育が出来たと思います。写真は12月29日の時点でのカイワレ大根になります。1月4日、葉に若干黄色い箇所が出てきたので、そろそろ食べなければならないと判断し収穫しました。

DSC00450.JPG 写真左が市販品、右が育てたカイワレ大根になります。市販品は長さがそろっており、まっすぐに徒長していますが、育てたものは大きさもまちまちである上に曲がっています。これはふた付きの容器で徒長させていたため、ふたに当たって曲がって伸びてしまった、もしくは据わりの悪い場所で育てていたために重力屈性の影響をうけて傾いて育ったことが原因と考えられます。12月29日の写真を見る限り、蓋の存在による影響はあまり関係ないようにも思われます。

 さて、味の比較ですが、今回は家族3人での食味となりました。3人とも「育てたカイワレ大根はとても辛い」という意見でまとまりましたが、この辛さが、カイワレ大根が本来持つ「えぐみ」なのでしょうか。水菜と同様、カイワレ大根も生育させすぎた節があるので、それも関連があるのかもしれません。なお、この後カイワレ大根はやはりお味噌汁の具としておいしくいただきました。

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渡辺コメント

 農学部・進藤さん、4回目の投稿ですね。記事に書いてあったように、「そろいをよくする」というのは、栽培をする上で、とても大事なのですが、これが結構難しいと言うことがわかったのではないでしょうか。このカイワレダイコンの種子がF1ハイブリッドかどうかはわからないのですが、基本は、進藤さんが使ったのと、市販のものとは由来は同じだと思います。なので、これも前の記事と同じように、栽培力の違いを一部、反映していると思います。「餅は餅屋」という言葉があるとおり、プロに任せなさいと言うことですが、その大変さをこの講義で理解できたのではないでしょうか。


 わたなべしるす
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【全学教育科目・展開ゼミ】農学部・進藤経過報告(93)

2015年2月20日 (金)

 こんにちは、農学部一年の進藤です。先日の最終報告会では概要のみの説明になってしまったので、改めて中間報告から収穫、試食に至るまでの過程を報告したいと思います。

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DSC00402.JPG 11月22日の写真にあるように、まだどことなく弱々しかった室内栽培の水菜ですが、肥料を与え、同時に水やりのサイクルを「水を十分に与える→表面が乾燥するくらい(だいたい3~4日)まで放置→また水をやる」という形にしたところ、水菜の調子がよくなり最終的に12月25日の写真のようになりました。右にあるものが室内で育てたもの、左側が屋外の温室で栽培したものになります。なお、化学肥料はやり過ぎによる肥料やけを恐れて一度しか与えませんでした。

DSC00413.JPG 後者には一粒しか播種していないこともあって前者と比較すると貧弱なように見えますが、葉の色は屋外育ちのもの(左)の方が室内育ちのもの(右)より濃いことが写真からわかります。おそらく日光がよく当たる環境に適応するためにクロロフィル、つまり葉緑体が多くなり、また、室内栽培のものはなるべく窓際に置いていたとはいえガラスを介したことで光量が減少した日光を浴びていたので、屋外育ちのものほど葉緑体が増えなかったのではと考えました。

 次に根の長さを比較すると、屋外育ちのものは根が長くしっかりとした印象を受けるのにたいして屋内育ちのものは根が細く短く、複数の根が絡まっています。両者の比較から、室内育ちの水菜の根が短い原因として、間引きする本数が少なかったこと、植木鉢という有限な空間で生育されたことなどが考えられます。

 実際に食べてみて感じた味の違いについてです。味覚は主観的なものであるため、収穫当日家に来ていた大学の友人3人(A,B,C)と両親に、①屋内生育水菜、②地植え想定水菜、③市販の水菜、の3種を味付けせずに試食してもらい、それぞれの味についてアンケートをとりました。結果は次の表の通りです。

A:①苦い、②とても苦い、③苦くない
B:①苦い、②とても苦い、③苦くない
C:①苦い、②とても苦い、③苦くない
父:①えぐい、②えぐみが強い、③えぐさがない
母:①苦い、②苦い、③苦くない

 このデータから、市販品が食べやすいように改良されていることがわかります。また、屋外で育てたものは屋内で育てたものよりも苦いことから、日光がより強く照射されたことで、所謂「えぐみ」の元となる成分が増えたのではないかと考えられます。また、栽培した水菜は両者とも収穫時期がかなり遅かったので、生育しすぎてしまったこともえぐみ発生の原因に関係があるのかもしれません。なお、この水菜は試食後に味噌汁の具としておいしくいただきました。

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渡辺コメント

 農学部・進藤さん、4回目の投稿ですね。というか、展開ゼミが終わってから、投稿してくれたのは、進藤さんが初めてです。ありがとうございました。講義ではプレゼンできなかった、食味について、5名の方にお願いして調べたのは、niceですね。市販品が食べやすいところの考察で、品種改良とありましたが、そうではなくて、同じ品種改良した種子を使っていますので、簡単に言うと、申し訳ないのですが、農家の方々と進藤さんの栽培力というか、経験と間の違いです。というか、しっかり育てすぎたので、苦みが出てしまった。たぶん、市販のものは、もっと色が薄くて、ひ弱になるように育てて、出荷しているのだと思います。

 実験をする上では、しっかり育てる方がよいわけですが、食すときには、そうはいかないと言うことがわかったのではないでしょうか。4月からの専門の講義等で、これに類した講義もあると思います。そんなところで、学んで下さい。

 この展開ゼミの種子は、自分で試行錯誤をして、それを記録に残して、文章化して、みんなと意見交換をする。という意味では、しっかりと身についたのではないでしょうか。これからもがんばって下さい。


 わたなべしるす
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【出前講義】岩手県立盛岡第三高等学校・平成26年度SSH研究成果報告会(2/19)

2015年2月19日 (木)

 四国・香川から東北・岩手へ。移動距離は。。。手元に時刻表がないの計算できないですが、乗車券の有効期限は確か9日だったような。かなりの距離でした。四国ではもちろん、雪景色を見ることはないわけですが、ここ数日の寒波で北関東、東北では雪が。。。。研究室のメンバーから、体調を心配頂きましたが、一方で、なにやら、お菓子が。。。。あれ??どこへ??と言うような記事もあって。盛岡で仕事を終えたら、急ぎもどって、事実確認を。。。大きな問題のような気もしますが、そうでもないような。。。。あと、もちろん、盛岡の方が外気温は寒いですが、会場の体育館などは、かなりの数のストーブが置かれており、意外と寒くない。というより、子供の頃の小学校、今も今治の小学校で暖房がほとんどないので、。。いずれ、さほど寒くない環境での報告会でしたので。。。

DSCN6205.JPG さて、昨日の香川県立観音寺第一高等学校・運営指導委員会でも話に出た、岩手県立盛岡第三高等学校・平成26年度SSH研究成果報告会。先週の運営指導委員会の時は、すごい雪でしたが、北東北では、少し寒さが緩んでいるのか、道路には雪がなく、ほっとでした。午前中は、SSHで取り組んできた内容について、1年生からプレゼン。プレゼン力は確かに、練習で十分かと。あとは、その背景、現状の問題点なども加味してプレゼンする、つまり、取り上げる内容について、どれだけ深く掘り下げて理解していることがより重要になるのではと。。。そのあとが、恒例の「ディベート決勝」。今年は「震災遺構を残すのか、そうでないのか」。はじめて、ディベートを見た数年前、ディベートの形になっていなかったのですが、今年度は大学教員の指導もあり、ずいぶんしっかりした議論でした。もちろん、様々な社会的背景、それを行うことによる影響など、まだまだ考えることはたくさんあると思いましたが、白熱した議論でした。判断をする判定員というか、ジャスティスの方々は、以前のような判断でなく、しっかり論理性のあるジャッジでしたというか、進化していました。そのあとの英語でのディベート。お題は「死刑制度」。。。日本語でやってもよいくらい難しい問題点。英語で、どれくらい咀嚼できて理解し、プレゼンできたのか。ちょっと「隔靴掻痒」の感じが否めないのではないかと。また、昨今「死刑制度」意外にも法制度として、いろいろなことが社会問題として取り上げられていると思います。

DSCN6206.JPG 午後からは、課題研究発表会。これまでもポスター発表などで伺っていましたが、一通りきいてみると、なるほどと思うところ、逆に、このポイントは押さえてないとだめではないかと言うことが、より明確に。専門外と言うこともあるのかも知れないですが。。。モデルを使った実験というのは、大規模な実験の場合、よく使います。たとえば、キャベツで実験が難しいので、シロイヌナズナを使うとか。その時、シロイヌナズナでの実験をキャベツに戻して考えるわけです。最終目標は。となると、元のターゲットに戻して考えないと。あるいは、元ではどうなるのかを示さないと。と言うことになるわけです。そうしたことは、是非、考えるようにしてほしいなと。。。あと、結果が出たとき、その結果については、なぜ、そうなるのかという「考察」はきちんとしてほしいなと。。。特定の数値で実験する場合があるかと。先のモデルと同じかも知れません。その特定の数値が何を意図しているのかということは、あったほうがと。。。あと、大事なこと。プレゼンの時間は守ること。時間は全ての人に唯一均一なものですから。。。

  最後は、運営指導委員、JSTの主任調査員の方々から好評、コメントが。このSSHを通じて、生きる力を学んでほしいと。それは科学だけでなく、どんな分野にも通じるわけで。文理問わず。。。最終的には、統計処理をしてほしい。高校、大学で学んだことを社会に還元してほしい。他との比較で、自分の考え、コンセプトが位置しているのかと言うことを考えてほしいなと。将来、是非、SSHで培ったもので共同して何かをしてほしいなと。ぜひ、ISEFにでて、がんばってほしい。

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 わたなべしるす

 PS. プレゼンで質問をしようとして、時間の関係でできなかったチームも。でも、休憩の間にしっかり、その質問の内容を確認に来たのは、とても素晴らしいことだなと。。。是非、これからも場面は違っても継続して下さい。楽しみにしております。

 PS.のPS. 会場が体育館であったからでしょうか。進行をされていた生徒さんの声が館内に響き、甲子園球場の銀傘にこだましているウグイス嬢の声のようでした。発表の順番を最初に読み上げて、タイトルを読み上げていたからかもしれないような。。。。でないとしたら、どこかのとあるチームが甲子園に出場しているのに、最近時間がなくて、甲子園に行ってないから、ふとそんなように聞こえたのかなと。。。いずれ、世の中に、似たものがあると言うことなのかもしれないですが。。。

 

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【出前講義】香川県立観音寺第一高等学校・平成26年度SSH研究成果報告会、及び運営指導委員会(2/18)

2015年2月19日 (木)

 前日が今治市内の小学校(日高小宮窪小)で出前講義。曇りがちで時雨れるようなこともありましたが、香川県立観音寺第一高等学校のSSH関連。6月の出前講義と運営指導委員会で伺ったときには、プレハブ校舎から建築中の新校舎が見えていましたが、今回伺ったら、新しくできあがっており、プレハブ校舎と新校舎の両方を使われていて、春休みに引っ越しになるとか。。。新しい建物で学ぶことができるというのは、うれしいのではないでしょうか。渡辺自身は新しい校舎でというのは、小学校6年生の時、だけだったような。。。岩手大の時、現在の建物のいずれも、改修工事で、もちろん、きれいになって、気分一新なのですが。

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DSCN6189.JPG この観音寺第一高等学校のSSHの運営指導委員を賜ったのも、愛媛県内に出前講義に出かけていたときのヒトとヒトのつながり。そんなことからほぼ、5年近くがたち、4年目の発表会。ここでの報告会では国内外での研修について、参加した生徒さんから発表があるのが特徴。大学、研究所などを見学して、見聞したことはこれからの様々なことに影響してくると思います。もちろん、そのためには、国内の何がすぐれていて、海外の何がよいのか、そうしたことを日々しっかり考えておく、そんなことが大事なような。実験と同じように、対象区というか、controlがあるからこそ、比較ができるわけですから。。。今年度からの新しい取組として、「文系特色クラス課題研究」。文系として何を研究するのか。確かに難しいことがあると思います。ただ、文系、理系と言うことに関係なく、論理的に考えることはとても重要。ある方から伺ったことがありますが、全てとは言わないにしても、法律的に何が、どちらが正しいかは、科学的に物事を考えて、どちらという考え方とさほど違いはないと。。。その意味でも、「論理的思考」をこのSSHで、全校生徒に学んでほしいと。

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DSCN6196.JPG 昼食の間には、授業公開。6つくらいの教室を公開していましたが、どこにしようかと悩んだときは、たくさんの方が見学をしているところ。人気のあるお店を選ぶようなものかなと。。。ちょうど数学と言うか、論理的思考について考えているところ。高校時代、数学は得意な方でしたら、すでにそんなことは機能しなくなっていて。。。ただ、論理的に考えて、そこにはgapがあるだろうというくらいは。そんなところを、生徒さんたちに混じって、渡辺からも質問。質問をしながら、高校時代に「数学」で解法は自分で考え、答え合わせをすると言うことを繰り返したことが、今の論理的思考に繋がっているのを再認識できたのでした。

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DSCN6199.JPG 午後からは、ポスター発表会。午前の文系のも含んでの発表で、全体を細かく拝見するのは苦手なので、。。これはという課題についてdeepに議論を。そんな中で思ったというか、前から思っていることですが、高校での発表を見ていると、必ず、最初から説明をする。確かに、自分の研究を手短に説明できることは大事なこと。ただ、国内外でのポスターセッションでは、pin-pointでここと言うことについて、議論をするわけで。でなければ、何100枚というものの中から、限られた時間で情報収集することは困難。情報収集と言う観点も加味して、ポスター発表について、再構築する時期に来ているのではと言う気がしました。「情報収集」は、サイエンスだけでなく、社会で生きていく上では、大事なことですから。ポスター発表のあとは、今年度の成果と次年度に向けてと言うことで。日本学生科学賞での受賞など、課題研究でも着実に進化しているのを実感できた瞬間でした。あと、評価をどうするのか。特に、課題研究。これはどこのSSH実施校でも悩んでいるようですが、かなり工夫されたsheetができていました。基本的なことですが、これくらいはできてないといけないだろうというか、課題研究において、生徒と先生とのコミュニケーションには、相互にこうしたことを認識した上で、研究を進めることが大事なのだろうと、そんなことを考えさせられました。

DSCN6200.JPG 発表会に続いて、運営指導委員会。時間の関係でdeepな議論ができませんでしたが、次年度が最終年度。再申請に向けて、素地は十分できていると思います。あとは、どこを強調して、どのようにプレゼンするか。ずいぶんと変わりますので。また、この観音寺第一高等学校も全先生方一丸となってやっているのは、以前から書いてあったとおり。次は、全校生徒もと言うことが重要でしょうと言われる委員の方も。そのモデルとして「岩手県立盛岡第三高等学校」のSSH活動がよいでしょうと。そんな話は、先週の盛岡三の運営指導委員会でも。外の学校で渡辺が運営指導委員をやっているところが評価をされるのは、うれし限りでした。最後になりましたが、香川校長先生をはじめとする当日の運営、そのサポート等を頂きました皆様にこの場を借りてお礼申し上げます。次に伺うのは、6月の運営指導委員会と1年生向けの「キャリア教育」の講義。楽しみにしております。


 わたなべしるす

 PS. 昼休みの授業の時に、黒板の隅にこんな記載が。渡辺にとっては不思議でない表現。このHPを見てくれている方は、何度か渡辺が書いた表現である「とりのこ用紙」。知らない方には、はて、さて。。「模造紙」のことなのですが、愛媛、香川の瀬戸内沿岸部だと思いますが、こうした表現を使うのが普通。ちゃんとその地方の言葉は、守られているというか、続いているのだなと。。。グローバルと言われる一方で、こうしたローカルと言われるかもしれないですが、方言が維持されているのは、よいことかと。。。なにより、生物種によって、同じアミノ酸を規定するにもどのコドンを使うのかは、違うわけで。それを「方言の違い」というような言葉で表していたような。。。多様であるからこそ、いろいろなことが発展する訳なので。。。

DSCN6198.JPG PS.のPS. 一時期、学生さんたちが出張などでかけると何を食したかがHPに載ることが。渡辺はほとんど載せることがないのですが、「うどん県」と言う言葉も使われるくらいの香川県。この写真くらいは載せても。。。さすが本場のうどんでした。

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