東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

研究室ダイアリー

【全学教育科目・展開ゼミ】農学部・菅経過報告(67)

2014年12月30日 (火)

 展開ゼミ秋冬野菜を育ててみように受講した、農学部1年菅京子です。年末に申し訳ありません。ホウレンソウと豆苗の中間報告をします。

 「ホウレンソウ」は11月5日に渡辺先生からのアドバイス他の方の報告を見て、夜間は室内で、昼間は晴れている時のみ外で育てるようにしました。写真のように、室内で育て始めてから二つ目の芽が大きくなり、まだ小さいながら少しホウレンソウらしくなってきたように思いました。芽が出てからは、水やりは2~3日に一度にしました。夜電気を付けていると昼夜のリズムが崩れるのではと思い、段ボールに入れて、夜は暗くするようにしました。それから11月下旬にかけて、窓際に置くことを忘れ、段ボールのふたを閉めたままにしてしまうことが多くなり、日光不足からか、12月初めに見た時には、弱ってしまいました。ここから復活するかどうか調べたいと思い、新たに鉢と土を購入し、新しい種は別の鉢で栽培することにしました。しかし12月16日、枯れてしまい小さくなってしまったため、抜きました。その頃発芽した、第二のホウレンソウを播種しました。今現在は、12月から育て始めたホウレンソウを栽培しています。残りの約2週間で、どうやったら大きく育つかを考え栽培していきたいと思います。(ホウレンソウの写真は12月24日の写真です)

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IMG_2572.JPG 豆苗は暗い所と日の当たる所で調整をしながら、育てていましたが、食べる期間を過ぎてしまい、枯れて、カビが生えてしまいました。そのため、初めの授業でもらった豆苗では食べ比べの実験などができなくなってしまいました。なので、新たにカイワレ大根の種を購入し、栽培することにしました。12月24日に播種しました。発芽までの期間は段ボールに入れ、暗所を保ち、ある程度成長したところで、日の光を当てました。実家に持って帰ってきていたので、日当たりもよく、3時間程度日の光を当てただけで黄色の葉が緑色に変わった事には驚きました。これほどまでに色が変化するとは思わず写真は撮っていなかったことが悔いです。2~3日後にスーパーのカイワレ大根との食べ比べをしたいと思っております。

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渡辺コメント

 農学部・菅さん、3回目の投稿ですね。前回、投稿できてない分、もう1回くらい、投稿してみてはどうでしょうか。あと、研究室は、年末年始もなくやっていますので、welcomeです。他にも投稿を考えている方。ぜひ、どうぞ。それにしても、ホウレンソウは苦戦していますね。ただ、農学部の学生さんなら、しっかり、植物の管理をするのは、どの学系にいっても大事なことになります。しっかり管理して下さい。寒くなる分、管理は、どんどん難しくなりますので。

 カイワレダイコンに変えての実験は、良いことですね。残念なのは、色が変わる瞬間を写真にできてないこと。これも植物の管理と同じ。いつ何が起きるか、わからない。それに合わせて、写真を撮ったり、水をあげたり、そのイベントに対応する力というか、その大事さをこのゼミで学んで下さい。栽培ができることと同じくらい大事です。

 他の受講生の皆さん、12/2に渡辺が書いたとおり、次が最終報告です。1/16(金)。それまでに、1回は、現状を投稿して下さい。それをして、最終報告ができることとします。前回のように、間際に投稿しないように。しっかりとした対応をしてくれることを期待しています。


 わたなべしるす
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【全学教育科目・展開ゼミ】農学部・進藤経過報告(66)

2014年12月21日 (日)

 お久しぶりです。農学部一年の進藤です。早いもので、水菜を育て始めて早2ヶ月が経過しようとしています。

 前回の中間報告の後、ついに鉢植えの水菜を間引きしました。このとき地植えを想定して育てていた水菜と葉の形状などを比較したところ、外に出していた地植え想定鉢のミズナは、室内で育てたものよりも葉っぱの幅が小さいものが多く見受けられました。原因としては、日光を多く吸収できる環境になかった室内の葉っぱが、より効率的に日光を得るためではないかと考えました。鉢植えの水菜は間引きのタイミングが遅すぎたせいで葉の生育方向が斜めになってしまっていましたが、間引きから数日後には再び真上に葉が向いていました。その日から、肥料やけを起こさないように少量ずつ肥料を与えて、現在は写真のように育っています。

DSC00383.jpg 水耕栽培で栽培、収穫した水菜は、こちらの水菜が育つまで保存しておくことはさすがに難しいそうだと判断し、ついに塩漬けにしたものを食しました。市販のものと異なり、いかにも野菜というような若干の苦みを感じましたが、歯ごたえはしっかりとしており、とてもおいしくいただきました。

 一方、豆苗は、あれから手は尽くしたものの一回水を切らしてしまったこととこの寒さ、乾燥などの環境の悪さもあるのか、なかなか回復しなかったので栽培を打ち切り、あらたにカイワレ大根の生育に挑戦することにしました。

 豆苗の栽培での失敗点は
・水を切らす、つまり乾燥状態にしてしまった
・徒長させずに日向においてしまった
・播種する際に種をまきすぎた

 だったので、この二点を改善することに重点を置いて栽培を始めました。三番目の問題点は播種時の数を減らせば解決するのですが、一番目と二番目の問題を改善するには
・密閉性が高く、多湿状態を保てる
・遮光性が高い

 この二つの条件を満たす容器でなければならず、なかなか条件に合う容器を見つけられずにいました。そんなある日、私は奇跡的に一番目の条件を完璧に満たす理想の容器と巡り会うことができました。密閉することが可能で、ある程度の耐水性を持つので水分を吸収することもない...その容器とは、インスタントコーヒー用の紙コップでした。この紙コップのすばらしい点は、熱いコーヒーを保温するためプラスチック製のふたがついている点です。これがあるおかげで、ほぼ完全な湿度100%が保てる上に生育状況の観察も容易に行えます。もちろん、通常の紙コップでも、上をサランラップで覆い輪ゴムで縛ることで同様の容器を作ることが可能かと思います。そしてお弁当用の断熱材でできた袋の中に入れてほぼ完全に遮光された環境をつくりだすことで二番目の条件も満たすことができました。結果、カイワレ大根はかなり順調に育っています。写真は播種からおよそ1週間経過した時点のものです。

DSC00385.jpg 今後は室内で育てている水菜を収穫し、カイワレ大根を十分に徒長させていく予定です。水菜はサラダにするか漬け物にするか迷っています。





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渡辺コメント

 農学部・進藤さん、4回目の投稿ありがとうございました。とてもしっかりとした報告ですね。ミズナの生育について、これまでの何がよかったかなどを考えているのはすばらしいです。文末にあったように、ぜひ、食して、その味も評価してほしいです。そのとき、市販のものと比較してください。十分に育っているので、大きさなども、忘れず、比較してください。サラダも、漬け物もおいしそうです。結果を楽しみにしています。

 スプラウトの豆苗については、うまくいかなかった原因をしっかり考えて、それを踏まえて、カイワレダイコンに応用しているのは、よいですね。また、こちらから提供したカップより、保温性の高いカップを再利用で使っている。niceです。特に、12月になってずいぶん、寒くなってきましたので。これからが楽しみですね。


 わたなべしるす
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【全学教育科目・展開ゼミ】法学部・松田経過報告(65)

2014年12月15日 (月)

 こんにちは。法学部・松田洋平です。

 中間発表の日に根腐れしていた芽を抜き、新しく種を植えました。時期的に非常に遅いので、防寒のために先の投稿を参考にしながら、ダンボールと丸めた紙と湯たんぽみたいなものを使いながら、なんとか育てています。

IMG_0411.JPG 根腐れなどはせずに育ってくれているのですが、最近成長の遅さが気になっています。寒さのせいなのか、前回の根腐れの教訓から、水やりを土が乾燥していると視認できるまで(だいたい2週間)あげないのが原因なのか、判断しかねています。原因について、ご指摘いただけると、ありがたいです。

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渡辺コメント

 法学部・松田さん、3回目の投稿ありがとうございました。生長が遅いのは、寒さのせいですね。植物の生長は、写真から見る限り、よいと思います。暖めるなら、片側からだけでなく、植木鉢の周りが暖かくなるように工夫してみるとか、考えてみて下さい。片方が寒いと、温度が偏りますよね。そうしたことを考えるのが、大事です。

 水管理をしっかりして、また、記事を送ってくれてもよいですし、最終発表の準備をしてくれてもよいです。いずれ、しっかり管理して下さい。終わったあとも、食べることができるまで、栽培はできるわけですので。


 わたなべしるす
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【全学教育科目・展開ゼミ】工学部・平野経過報告(64)

2014年12月14日 (日)

 こんにちは。工学部1年・平野智大です。今回中間発表後一回目の報告をさせていただきます。

 まずコネギです。

IMG_9280.jpg 間引いてみました。部屋の気温が前に比べて低い(風呂上がりの風呂場に置くなど工夫はしたのですが)こともあって背丈はなかなか伸びませんでした。味見をしてみると、味は市販のものに比べて薄く、柔らかかったです。

 次にカイワレダイコンです。

IMG_5015.jpg 中間発表後改善したところは、周りの人に比べてコップの下に敷くものが薄かったのでティッシュを分厚くしました。また、水を与え過ぎないようにしました。その結果、前回より背丈は伸び、茎も太くなりました。まだ間引かないでもう少し育ててみたいと思います。


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渡辺コメント

 工学部・平野さん、3回目の投稿ありがとうございました。ネギの方が全体像がわからないので、水管理など、少しコメントが難しいですね。しっかり太陽光を与えて、栽培してください。

 カイワレダイコンは順調かと思います。というか、遮光して、全体を一気に伸ばして、太陽光を当てることで、緑化し、成長もそろうと思います。まだ、種があるようなら、さらにトライしてみてください。もちろん、市販のカイワレダイコンと食味を比較してみてください。


 わたなべしるす
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【全学教育科目・展開ゼミ】法学部・高島経過報告(63)

2014年12月10日 (水)

 お久しぶりです。法学部1年の高島です。芽キャベツの様子をお伝えしようと思います。前回は根腐れしてしまったのですが、中間発表での反省点を活かし、中間発表から3週間ほどして、ご覧のようになりました。本葉も出かけているので、防寒さえすれば今度は育つと思います。

1209-Takashima-1.JPG ところで、植物自体は元気そうなのですが、葉の縁の凹みはなんでしょうか。バラなどは葉の縁から枯れる時があるといいますが、その類でしょうか...?

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渡辺コメント

 法学部・高島さん、3回目の投稿ありがとうございました。まき直してみたのはよいことだと思います。問題とされている表現型は、発芽初期に水が多すぎて、気温が低いのではと思います。冬の時期に温室で発芽をさせると、こうなることがよくあります。見た限り、少し土の色が黒いので、乾燥気味にすることをされてはどうでしょうか。この後、最後のプレゼンまでに時間もあります。なので、また、投稿してもよいですし、最後のプレゼンに向けて、なにをポイントにするのか、しっかりと考えて下さい。もちろん、これまでの他の人たちへのコメントも参考になると思いますので。それもよく見て、対応して下さい。


 わたなべしるす
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