【出前講義】今治市立日高小学校・特別講義「キャベツとブロッコリー--何が同じで何が違うの???--」(6/21)
2012年6月21日 (木)
昨日の出前講義は、愛媛県立今治南高等学校。本校は比較的町の中心部ですが、実習などをした場所は、日高地区。その近くにあるのが、日高小学校。今治南高等学校とも、野菜を栽培したりしながら、交流があるとか。そんなこともあり、今治南の別府先生にご紹介頂き、今回の出前講義となりました。
さて、講義ですが、月曜日に、松山市立小野小学校で行ったのと同じ、「キャベツとブロッコリー--何が同じで何が違うの???--」。トマトは、先の今治南高の生徒さんたちといっしょに2年生の頃に栽培したことがあり、発芽から結実までのところは、よく理解していました。それではということで、キャベツとブロッコリーの成長の様子を話したあと、実は同じ種で、「ケール」を人間が品種改良したもの。では、それを交配したら、何ができるのでしょうか。ということで、各グループに分かれて、どんな植物ができるかを考えて、書き、プレゼンをとなりました。
プレゼンの最初の頃はあまり質問が出なくて、少し気になりましたが、校長先生が質問をして頂き、それがきっかけとなり、子供たちからもたくさんの質問が。時間の関係で、1グループのプレゼンに1人だけということにしましたが、鋭い質問もたくさんあり、盛り上がりました。最後に、植物として、キャベツ、ブロッコリーを見たとき、茎、葉、花の共通性から、交配した植物はこういう特徴があることを説明しました。講義が終わったに、「本当は、答えは、どんな植物になるのですか?」と。間違いがないのは、正しいという、科学的なことも説明しました。
給食も子供たちといっしょだったのですが、東日本大震災のことを心配してくれた子供たちも。その心に感謝です。
最後になりましたが、お世話になりました、校長先生、教頭先生、5年生担任の先生方にはこの場を借りて、お礼申し上げます。ありがとうございました。
わたなべしるす
PS. 今回は、プレスの取材が入り、今治ケーブルテレビ、愛媛新聞に講義の様子が。。きちんと発表された時点で。また、別の機会に。。。
PS.のPS. 愛媛新聞には早速on-lineがありました。ありがとうございました。
さて、講義ですが、月曜日に、松山市立小野小学校で行ったのと同じ、「キャベツとブロッコリー--何が同じで何が違うの???--」。トマトは、先の今治南高の生徒さんたちといっしょに2年生の頃に栽培したことがあり、発芽から結実までのところは、よく理解していました。それではということで、キャベツとブロッコリーの成長の様子を話したあと、実は同じ種で、「ケール」を人間が品種改良したもの。では、それを交配したら、何ができるのでしょうか。ということで、各グループに分かれて、どんな植物ができるかを考えて、書き、プレゼンをとなりました。

給食も子供たちといっしょだったのですが、東日本大震災のことを心配してくれた子供たちも。その心に感謝です。
最後になりましたが、お世話になりました、校長先生、教頭先生、5年生担任の先生方にはこの場を借りて、お礼申し上げます。ありがとうございました。
わたなべしるす
PS. 今回は、プレスの取材が入り、今治ケーブルテレビ、愛媛新聞に講義の様子が。。きちんと発表された時点で。また、別の機会に。。。
PS.のPS. 愛媛新聞には早速on-lineがありました。ありがとうございました。
【出前講義】愛媛県立今治南高等学校・出前講義「花の構造と多様性」と交配実習指導(6/20)
2012年6月20日 (水)
昨日は、台風4号の通過でしたが、愛媛県地方は思ったほどの被害もなかったようです。夕方には晴れ間も見えていました。それでも6月の台風上陸は、久し振りとかで、今日の朝方には、仙台を通過したようです。今日は、朝までで、100mm近い雨のようでしたが、大きな被害は、ガラス室などになかったようです。何よりです。labの皆さん、ありがとうございました。愛媛では、台風一過の晴れ間という具合にはいかなかったのが、残念でしたが。。午前中は。。
今治南高校での講義は、この2月以来。そのときは、冬ということもあり、講義主体で、交配などの実習は十分なものができませんでした。今回は、花の基本構造とその多様性について、身近な作物の花の例を出してお話をして、すぐに交配実習を。そういえば、昨年のこの時期にスイカの交配を指導したときには、愛媛新聞の取材もありました。今回は、トマト、スイカを材料にして。両性花と雌雄異花の代表例のようなものでした。
なれないと大変だと思いますが、これを機に花の大切さ、結実などにも目を向けてくれればと思ったのでした。ただ、いつも感動するのは、これだけたくさんの作物を維持管理する労力というか、大変さはすごいものがあると。その管理の合間に、ぜひ、花にも目を向けるようになれば、違った作物の世界が見えるかと思います。がんばってください。
主に、実習ではスイカを使った交配。スイカも温室での栽培もあり、花のシーズンも終わり頃、。一生懸命、雌花を探して、めしべの先端に花粉がついているのを確認していました。1年生でまだ、初めての交配だったようですが、交配のあとには、日付をつけて、名前もつけて。自分のスイカが大きくなるのを、観察することも計画していたようでした。観察も大事なことですので。
最後になりましたが、お世話になりました、別府先生をはじめとする関係の先生方にはこの場を借りて、お礼申し上げます。ありがとうございました。
わたなべしるす
PS. 夕方には、この3月まで「愛媛県総合教育センター」にいらっしゃり、この4月から、今治市立富田小学校に異動された村上先生と愛媛県立伯方高等学校に移動された勝田先生とで、この秋に向けての出前講義の話などをできたのは、望外の喜びでした。たくさんのこれからの参考になることを今日も頂きました、ありがとうございました。
今治南高校での講義は、この2月以来。そのときは、冬ということもあり、講義主体で、交配などの実習は十分なものができませんでした。今回は、花の基本構造とその多様性について、身近な作物の花の例を出してお話をして、すぐに交配実習を。そういえば、昨年のこの時期にスイカの交配を指導したときには、愛媛新聞の取材もありました。今回は、トマト、スイカを材料にして。両性花と雌雄異花の代表例のようなものでした。

主に、実習ではスイカを使った交配。スイカも温室での栽培もあり、花のシーズンも終わり頃、。一生懸命、雌花を探して、めしべの先端に花粉がついているのを確認していました。1年生でまだ、初めての交配だったようですが、交配のあとには、日付をつけて、名前もつけて。自分のスイカが大きくなるのを、観察することも計画していたようでした。観察も大事なことですので。

わたなべしるす

【出前講義】愛媛県立松山南高等学校SSH研究指導・特別講義「高等植物の自家不和合性」(6/18)
2012年6月18日 (月)
ダイコンコンソーシアムでもお世話になっている、松山南高等学校。先日も、ダイコンコンソーシアムのHPに、部分日食の観測の様子を記してくれていました。訪問するのは、去年の9/26のダイコンの栽培などの研究指導以来。今回は、試験期間中ということもあり、簡単に、「高等植物の自家不和合性」の講義とSSH課題研究の問題となっていることなどの議論など。定期考査が近いこともあり、短い時間でしたが、deepなことができました。
午前中の小野小学校は、松山のどちらかというと、郊外にあるのですが、松山南高等学校は、本当に町中。いわゆる「市駅」というのですが、私鉄の駅、バスターミナルの近く。そんなところで、ダイコンを作っている。東北大の農学部が、雨宮キャンパスで、町中でイネ、アブラナを栽培していましたが、それに近い感じなのだと。。
前半の講義では、植物の生殖、自家不和合性、植物と動物の違い(分散型処理システム vs. 中央処理システム)、生殖に共通する分子、ということで、身近な植物の花から話を始め、毎日食べている野菜、果物の花を知らないか。もう少し知っていてもと思いました。ただ、クダモノトケイソウのパッションフルーツを知っていたのは、さすがでした。自家不和合性現象、花粉管の成長などは、動画であることもあって、興味深く見てもらったのではと。。
後半は、普段のSSH課題研究での問題点の議論。結果をどのような切り口で考えれば、自分たちの考えている結果に到達するのか、また、自分たちの解釈がミスリードしているのか。さらには、実験を発展させるために、どのような観点に注意すればよいのかということを、キノコ、ダイコンの実験を例に、議論しました。これからの研究発展の参考になったのであれば、幸いです。
最後になりましたが、生物の田中先生をはじめとする関係のみなさまにこの場を借りてお礼申し上げます。ありがとうございました。田中先生と生徒の皆さんとは、コンソーシアムの会議の折りに、鹿児島で議論できるのを楽しみにしております。
わたなべしるす
PS. 出張中に、久し振りに仙台で大きな地震が。。(M6.1)。結構、びっくりでしたが、研究室の方は、問題はなかったようで。。ほっとしています。
PS. 記事を書き上げたところで、松山南高の田中先生も、ダイコンコンソーシアムのHPに記事を。ありがとうございました。

前半の講義では、植物の生殖、自家不和合性、植物と動物の違い(分散型処理システム vs. 中央処理システム)、生殖に共通する分子、ということで、身近な植物の花から話を始め、毎日食べている野菜、果物の花を知らないか。もう少し知っていてもと思いました。ただ、クダモノトケイソウのパッションフルーツを知っていたのは、さすがでした。自家不和合性現象、花粉管の成長などは、動画であることもあって、興味深く見てもらったのではと。。
後半は、普段のSSH課題研究での問題点の議論。結果をどのような切り口で考えれば、自分たちの考えている結果に到達するのか、また、自分たちの解釈がミスリードしているのか。さらには、実験を発展させるために、どのような観点に注意すればよいのかということを、キノコ、ダイコンの実験を例に、議論しました。これからの研究発展の参考になったのであれば、幸いです。

わたなべしるす
PS. 出張中に、久し振りに仙台で大きな地震が。。(M6.1)。結構、びっくりでしたが、研究室の方は、問題はなかったようで。。ほっとしています。
PS. 記事を書き上げたところで、松山南高の田中先生も、ダイコンコンソーシアムのHPに記事を。ありがとうございました。
【出前講義】松山市立小野小学校・特別講義「キャベツとブロッコリー--何が同じで何が違うの???--」(6/18)
2012年6月18日 (月)
渡辺が今治市立桜井小学校を卒業し、桜井中学校の1年に入学したのが、昭和53年4月。その当時、はやっていたのもの。ぱっと思い出しませんが、テレビ番組の「熱中時代」。中学生になったのに、「おはよーございます。」とテレビと同じようにやっていたのくらいでしょうか。また、当時木造の校舎でしたが、そこで、日食の観察を。当時は、今のようにちゃんとした観測用グラスもなくて、フィルムの端の真っ黒の部分で、太陽の一部が欠けているのを見て、感動したのを覚えています。その当時の1年のクラス担任の先生は、大卒すぐの新任の方で、社会を教えて頂きました、関家先生。年齢が近いこともあって、週末など、よく遊びに行かせてもらっていました。
時が流れ、関家先生は、松山に戻られ、中学で先生を続けて、いまは松山市立小野小学校の教頭先生に。以前にも上浮穴郡の小学校の教頭先生をされていた折に、お目にかかって依頼です。
さて、講義ですが、「キャベツとブロッコリー--何が同じで何が違うの???--」。このところ、七北田小学校など、4つの小学校(名草小学校、中海小学校、木町通小学校)で行ってきました。今回は、名草小学校と同じように、4年生でのトライでした。キャベツとブロッコリーは、実は同じ種で、「ケール」を人間が品種改良したもの。では、それを交配したら、何ができるのでしょうか。ということで、
今回も、16のグループに分かれて、という数多くのプレゼンでしたが、短い時間でしっかり書いていました。ブロッコリーとキャベツの茎が共通していて、それがつながることをよく理解していたと思います。質問もとても活発で各グループ毎に2名の質問しか、受け付けることができないほど。。。疑問に思うことがあれば、また、手紙に書いて頂ければと思います。4年生でしたが、理科の植物のことをきちんと理解しており、また、プレゼンをきちんとしたり、話をきちんと聞くことができたのは、すごいと思いました。
最後になりましたが、お世話になりました、坂田校長先生、関家教頭先生、理科専科の先生、4年生担任の先生方にはこの場を借りて、お礼申し上げます。ありがとうございました。
わたなべしるす
PS. 仙台では、最低気温が13oCくらい。松山では最高気温が25oCちかく。。。体調を崩しそうになるくらいの温度変化と、湿度の高さに悩まされそうです。。。久し振りの四国の梅雨とは言え。。
PS.のPS. 今日の出前講義から始まり、この週末だと思いますが、渡辺の講義によって、子供たちがどのように変化するかということを、大学院の研究テーマにということで、同行頂いている、社会人大学院生の方と。。。詳しいことはまた、機会を見て、記します。
時が流れ、関家先生は、松山に戻られ、中学で先生を続けて、いまは松山市立小野小学校の教頭先生に。以前にも上浮穴郡の小学校の教頭先生をされていた折に、お目にかかって依頼です。

今回も、16のグループに分かれて、という数多くのプレゼンでしたが、短い時間でしっかり書いていました。ブロッコリーとキャベツの茎が共通していて、それがつながることをよく理解していたと思います。質問もとても活発で各グループ毎に2名の質問しか、受け付けることができないほど。。。疑問に思うことがあれば、また、手紙に書いて頂ければと思います。4年生でしたが、理科の植物のことをきちんと理解しており、また、プレゼンをきちんとしたり、話をきちんと聞くことができたのは、すごいと思いました。


PS. 仙台では、最低気温が13oCくらい。松山では最高気温が25oCちかく。。。体調を崩しそうになるくらいの温度変化と、湿度の高さに悩まされそうです。。。久し振りの四国の梅雨とは言え。。
PS.のPS. 今日の出前講義から始まり、この週末だと思いますが、渡辺の講義によって、子供たちがどのように変化するかということを、大学院の研究テーマにということで、同行頂いている、社会人大学院生の方と。。。詳しいことはまた、機会を見て、記します。