東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

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研究室ダイアリー

【学会発表】Plant and Animal Genome XIX in San Diego, USAの「Plant Reproductive Genomics」セッションに招待。(1/16)

2011年1月16日 (日)

 日本との時差が、17hrというかなり厳しい環境のアメリカ・カリフォルニア州・サンジエゴで第19回Plant and Animal Genomeが開催され、そのPlant Reproductive Genomicsというセッションに招待されて、18日まで学会参加です。日中はずいぶんとカリフォルニアの太陽がさして暖かいですが、夜になると、ずいぶんと寒くなる、寒暖の差が激しいところです。ただ、植物の花はいろいろと咲いていて、その意味ではとても楽しいところです。

 学会の方は、扱う材料が、動植物、微生物などDNAがあれば、何でもということもあり、研究材料を対象にしたもの、技術開発、現象に注目したものなど。。。いわゆる次世代シークエンサーが出たこともあり、minor cropでもwhole genome sequenceが可能になったことも、世界観が変わるのかもしれません。

DSCN0049.JPG また、世界各国からの参加はもちろんですが、あちこちで、中国語を聞くことが多く、日本人が外に出なくなって、というのと、linkしているようなことも感じました。また、外国の方は誰にでも話しかけてくることも。。。。食事をしていても、Tableがあいていれば、座ってくるし、話しかけてくるのには困りました。

 渡辺のセッションは、こちらの時間では、明日の夕方、そちらの時間では、明日の昼頃ですが、そのことは、また折を見て。

 
 わたなべしるす

 PS. 同じセッションで、昨年、Natureを共同執筆した、清水さんがその内容などを合わせてお話ししてくれました。

DSCN0013.JPG

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今年最初の歓迎会(1/13)

2011年1月14日 (金)

 今年最初の歓迎会は、この4月からM1でlabに来ることになる山村さんと同じく4月からまた職場復帰をすることになる産休中の増子(鈴木)さんをwelcomeということになりました。詳しい山村さんの略歴などは、また、HPで公開があるとして、理学部生物の学生さんということもあり、講義も2コマしか残ってないということで、研究室にも顔を出してくれています。現在は、研究室の中がどうなっているかを探索中という感じでしょうか。一方の増子さんの方は、出産後、3ヶ月ということで、お子様と一緒にいらっしゃいました。

DSCN5321.JPG いつものようにケーキとお茶を囲んでということで、渡辺がこの文章を書くということになるという計算がなく、ケーキの写真がないというこの状態。。(すいません。。)。。お二人から、簡単な挨拶を頂いたあと、1hrほど、研究室のことなど、あれこれと盛り上がりました。

 いつもの院生のこうした文章であれば、ケーキのお店がどこなど、いろいろな情報があるのですが、なにぶんにも、渡辺が今日から出張ということもあり、これくらいしかかけず、。。。

DSCN5323.JPG いずれ、今年最初のケーキを囲んでの歓迎会は、これから先のこと、来年度のことなどを見据えることができたよいものであったと思っております。最後になりましたが、ケーキの準備をしてくれた藤岡君、テーブルの設営をしてくれた宮野さんに感謝です。ありがとうございました。

 また、今年もより多くのこうしたテーブルを囲んでのひとときができるように、と思いつつ。


 わたなべしるす

 PS. 学位審査も大詰め。来月の審査に向けて、D3, M2の4名の方々、がんばってください。


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D論執筆祭り終了(未了?)

2011年1月12日 (水)

そろそろ正月気分も抜けてくる時期ですが、
遅ればせながら、明けましておめでとうございます。

先週の事になりますが、3年間の研究をまとめた博士論文を
審査をして下さる先生方に提出しました。
まずは、これまで御指導して下さった渡辺先生を始め、
皆様方に御礼申し上げます。

ということで、日記なので堅苦しいことは短めに。

先日の日記にあった「宴もたけなわ」状態から一人抜けをし、
まだまだ追い込まれているM2'sを気楽に眺めています。

 

SN3K0067.jpg

 

「人の不幸は蜜の味」、「喉元過ぎれば熱さ忘れる」とはよく言ったものですね。
(ホントは、忘れている場合では無い・・・)

年末年始と伸び放題だった髭も剃り、一人勝手に気分一新です。
まずは荒れ放題の机を片し、生涯を終えた植物達を成仏させ、
もはや解読不可能なメモ用紙達をちぎっては投げちぎっては投げ。
(ついでに溜まった脂肪もちぎっ・・・)
PCの中ももはや何のファイルか分からないファイルで一杯でバックアップも儘ならず。
(tmp1~tmp36って何の一時ファイル作ってんだ???)

まだまだ最終発表の準備や博士論文の手直しに投稿論文作成と
やるべきことが大量なので、何とかモグラが土を掘るように
がりがりとこなしていかないと・・・。
(モグラ好きです。が、モグラの様に頑張った結果って暗黒・・・?)

D3 藤岡

 

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松の内

2011年1月 7日 (金)

明けまして、おめでとうございます。
育休中の増子(鈴木)さんと千葉さんから、赤ちゃんの写真付き年賀状が届きました。かわいい女の子です♪  お二人とも(育児疲れはあるかも知れないけど)元気に過ごされている様子で、本当に何よりです。

 

↓こちらは大学に近い柳町通の大日如来です。

無題2.jpg

 

年末年始と夏祭りの時期には街灯に垂れ旗が付けられます。片平キャンパスの北門前にも。

無題3.jpg無題4.jpg 

ところで、
「学生さんたち卒論で大変みたいだから」(渡辺先生)
と言うことで、今回のダイアリーを担当することになりました。
ラボ居室の私の机は孤島ですが、天まで届く本棚郡の向こうの学生大陸から聞こえてくるのは主にキーボードのタイプ音となっております。ある意味「宴もたけなわ」でしょうか(違いますか)。

最後になりましたが、
皆様のご健勝とご多幸をお祈りしますとともに、
本年も当ラボ、当サイトをよろしくお願い申し上げます。
(M)

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局所から大局へ、新しい発想を求めて、時代の先を読んで・・・(1/6)

2011年1月 6日 (木)

 新年早々ということなのか、いろいろなことで「企画もの」が多い。そんな中でおもしろいことを見つけた。何でもそうなのかもしれないが、最初はやっているそのポイント、やっていることしか見えない。いわゆる局所的にものを見ている。それがだんだん全体のバランスを見て、どうするべきなのかを判断できるようになる。つまり、大局観が出てくるということなのであろう。将棋のプロ棋士のコメントであった。なるほど、当たり前なのかもしれない。また、その中におもしろいコメントがあった。強くなるほど、考えない。つまり、このことはあり得ないという手を除いて考える。つまり、「経験と勘」でこれが最善というの導くのだろう。この「経験と勘」、育種・品種改良でもよく使う言葉である。これを選べば、よい品種になるというのが、10年も経験したら、わかってくる、という話を現場のひとから聞いたことがある。つまり、余計なものを排除して、これがよいと最善のものを選べるということなのかもしれない、どんなことでも、同じようなものなのかもしれない。

DSCN5294.JPG 「経験と勘」が重要であるという一方で、今までの常法に従って、何かを行えば、ありきたりのdataしか出ないという反面もある。では、全くあり得ない考え方、チャレンジングなこと、ということを考えることも大切であろう。いろいろな情報がなければ、あるいは、深く考えなければ、あり得ないことをやるのもできるかもしれない。しかし、そんなときに、逆に、「経験と勘」が邪魔して、そんなことをしてもしょうがないということが頭をよぎる。この相反することを、頭でどう整理して、葛藤に勝てないと、新しい発想は生まれないだろうし、ひとよりも先を見据えることは、難しいのだろう。

 新しい発想というのは、時代の先を読むということでもある。ただ、歴史でもそうであるが、あまりに時代の先を行きすぎると、それが受け入れられるまでに後の世までかかるということも有名であろう。遺伝学でいえば、メンデルの法則はそれに当たるのかもしれない。メンデルの法則ほど、大げさではないが、先日のとある会議で、新しい「食糧・農業・農村基本計画」についての話があり、平成32年、つまり、10年先には、食糧自給率を50%にする、つまり、今より、10%あげるということであろう。現在の世界状況を考えると、こうしたことの重要性は十分に理解できるが、現状のままではかなり難しい。そこで考えられているのが、「戦略作物」作付けの拡大ということである。ここでは、「戦略作物」として、飼料用米、コムギ、ダイズ等をあげているが、現状の作付けが少ないものをいっているのだろう。このterm、「戦略作物」を5年ほど前に、とある会議で使ったが、その言葉の意味、重要性が理解されなかったが、時代が変わったのだろう。このtermがもっと広く使ってみたくなったというか、使うことにしよう。

DSCN4160.JPG では、今年の研究室での活動において、こうしたことを頭に入れてトライすれば、今までにはなかった、新しいこと、10年先に芽が出ることの基盤がしっかりできるのであろうということを気がつかされたテレビであり、会議であった。


 わたなべしるす

DSCN4150.JPG



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