東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

2014年10月の記事です。

【全学教育科目・展開ゼミ】工学部・高橋経過報告(6)

2014年10月20日 (月)

 こんばんわ。展開ゼミ 秋冬野菜を盆栽として育ててみようを受講している工学部機械知能・航空工学科一年の高橋将大です。カラフルファイブとカイワレダイコンを育てています。

 カイワレダイコンがいい大きさになったのでこれからは日に当てて緑化させていきたいと思います。種が重ならないよう注意しすぎて種が少なくなり、隙間の多いボリューム感のないカイワレダイコンになってきてしまいました。

14137366334810.jpg カラフルファイブの方も鉢に移してからもじっくり成長しています。今まで肥料のことをすっかり忘れてしまっていたのでこの先更なる成長を期待します。鉢に移してからは栄養になればと、米の磨ぎ汁をあげているのですが、効果はあるのでしょうか?

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渡辺コメント

 工学部・高橋さん、投稿、ありがとうございました。まず、最初に。講義の時に、連絡に使うアドレス、栽培している作物種などを、渡辺に知らせるようにいったと思います。あらかじめ、メールをもらっている、もらってないにかかわらず。そのことは、このHPの他の人の記事にもたくさん書きました。そうした記事を見て下さい。こちらの記録ミスであれば、お許し下さい。

 実際の実験の方ですが、カイワレダイコンの方は播種密度が難しかったようですね。緑化して、食べてみる前に、市販のものと比較してみて下さい。経済の倉田さんにも書きましたが、大事なことです。生長にばらつきがありますね。これも何とかできないか、他の人の報告をこれから見ながら、残った種子があれば、それでやってみて下さい。それから、比較対象の大きさがわかるものを置いているのは、すばらしいです。たぶん、これまでの投稿で初めてでしょうか。

 カラフルファイブもダイコンというかハツカダイコンと思いますが、暗いところで栽培しているでしょうか。また、シャーレから種を移したあとに、土に十分な水をあげてないではないでしょうか。表面を見る限り、そんな気がします。また、暗いところで栽培をしていませんか。ずいぶんと徒長していて、あまりよい状態ではないですね。日が当たるところで栽培をして下さい。徒長している茎の部分は、土に埋めるようにすれば、このあと、回復が見込めると思います。米のとぎ汁、どんな成分があるか、HPなどで調べて、よいかどうかなどを中間発表で報告して下さい。自分で調べることが大事です。

 そうそう、他の受講生の皆さんで、まだ、渡辺に何を植えたのか、学部、学籍番号、情報交換のためのアドレスなどの必要情報を送ってくれてない方が半数くらいの受講生でいます。最初に登録している、してないは関係ないです。お知らせ下さい。お待ちしております。今週の初めに連絡がない場合は、川内の掲示板に直接連絡をするようにお願いをします。そうなる前に、連絡があることをお待ちしております。


 わたなべしるす
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【全学教育科目・展開ゼミ】法学部・高島経過報告(5)

2014年10月19日 (日)

 法学部1年の高島です。先週金曜から栽培を始め、全種子が今週木曜日に発芽しました。

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Takasahima-1018-02.JPG 今は外は寒いし風も強いので、家の日当たりの良いところで生育しています。プランターから芽を出したところで、音楽を聴かせたり、なんらかの工夫を考えています。


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渡辺コメント

 法学部・高島さん、投稿、ありがとうございました。シャーレの上で発芽しているのは、少し水が少ないですね。これだと乾きすぎで、水が足りないストレスがかかっているかもしれません。発芽をするまではシャーレを傾けても、水があるくらいにして下さいと、講義でいったと思いますが。。。しっかり管理して下さい。あと、植え替えた植物の方はどうなっているでしょうか。今日あたり、かなり窓際なら暖かいと思います。もちろん、日中も。しっかり管理して下さい。

 あと、スプラウトの方は、発芽もそろっているようですね。これからが勝負だと思います。それから、大事なこと、もっと長い文章で記事を送って下さい。文字数を数えてみて下さい。100文字内のでは。。。シラバスにも書いたとおり、文章力をつけることも、この展開ゼミで重要なことですから。あと、写真のtotal sizeを1.0MBに守ってくれたことは評価できますね。これからも続けて下さい。

 そうそう、まだ、渡辺に何を植えたのか、学部、情報交換のためのアドレスなどの情報を送ってくれてない方が半数くらいの受講生でいます。最初に登録している、してないは関係ないです。お知らせ下さい。お待ちしております。週明けに連絡がない場合は、川内の掲示板に直接連絡をするようにお願いをします。そうなる前に、連絡があることをお待ちしております。


 わたなべしるす
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【全学教育科目・展開ゼミ】経済学部・倉田経過報告(4)

2014年10月18日 (土)

 秋冬野菜を盆栽として育ててみようを受講している、経済学部倉田健太郎です。さわやかな秋晴れの下で、間引きを行いました。発芽してからすぐにポットに植え替えて一週間ほどが経ちました。がなかなか本葉がでてこず、寒さと根を張るスペースが足りないことが原因ではないかと考え、頃合いでもあったので5株→1株に間引きました。これが間引いた四本の株です。根があまり伸びていないものもありました。

IMG00743.jpg これは間引いて真ん中に植えなおした後のものです。

IMG00744.jpg 寒い日が続いており、部屋の中に入れて暖かくしておくか、ベランダに出してお日様にあてるかとても悩ましい日々が続いています(笑)。

 これは一緒に育て始めたカイワレ大根です。こちらはもう十分育ったようなので、今日か明日調理して食べてみようと思います。

IMG00745.jpg 水遣りを欠かさずに大きな白菜に育つよう試行錯誤したいです。


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渡辺コメント

 経済学部・倉田さん、投稿、ありがとうございました。仙台も少し寒くなってきましたからね。○学部・岡田さんが、やっていたように、例えば、鉢をビニールで覆ってみる。もちろん、日中はとる必要があります(これが結構、大変な作業ですが。。。)。あるいは、レポートにもあるように、昼は外に出して、夜はおうちの中に入れるなど、工夫をして下さい。それから、間引いた4本の写真と残ったものは、写真が別にあるので、なぜ、それを残したのか、よくわかりませんね。こういう場合は、before afterの違いをわかるように、もちろん、こうして間引いた4本の写真があるのは、よいことです。何より、間引いたのを見ると、それなりに子葉の色もよく、茎が短い(徒長でない)状態なので、よく管理されていると思います。根っこが短いのは、少し水が多いのだと思います。少し水の管理をこれ以降、少なめに管理して下さい。そうでないと、根腐れを起こす可能性があります。注意して下さい。

 あと、スプラウトのカイワレダイコン。まっすぐでなくて、ゆがんでいますね。今日、食べてしまっていたら、しょうがないですが、明日なら、市販のものと比べてみて下さい。比較対照実験をするのは、大事です。なぜ、こんなゆがんだものができてしまったのか。そんなことを、中間発表の時に、してくれますか。

 それから、大事なこと。渡辺に記事を送るとき、写真のtotal sizeは1.0MB程度にして下さい。枚数は多くても合計でそれくらいにして下さい。これは講義でお願いしたとおりです。

 そうそう、まだ、渡辺に何を植えたのか、学部、情報交換のためのアドレスなどの情報を送ってくれてない方が半数くらいの受講生でいます。最初に登録している、してないは関係ないです。お知らせ下さい。お待ちしております。週明けに連絡がない場合は、川内の掲示板に直接連絡をするようにお願いをします。そうなる前に、連絡があることをお待ちしております。


 わたなべしるす
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【出前講義】石川県立小松高等学校開放講座との共催・「せいぶつ実験教室~ダイコンの仲間を観察し、ブロッコリーをバラバラにしてみよう」小中学生向け実験教室(10/18, 20:40追記)

2014年10月18日 (土)

 月曜日から始まった北陸遠征も今日の土曜日で終わり。台風が通過したり、雷雨になったこともありましたが、それでも何とか最終日の土曜日に。天候に恵まれるとほっとします。最終日は抜けるような青空で。外で実験、観察というのがよいのですが。昨日の中海小学校のように。。。最終日は「石川県立小松高等学校開放講座」。生物部の生徒さんに小学生を指導してもらう、中海小学校と同じパターン。

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DSCN4605.JPG 講義も最初にダイコンの仲間である、キャベツ、ブロッコリーなどの多様性を観察。昨日の中海小学校と違うのは、参加してくれている小学生が保護者の方と一緒に。実験の部分は高校生が指導し、ちょっと専門的なことを渡辺の方から保護者の方に解説という場面もあったのが、昨日と違うところ。どこまでが根っことか、茎とか。そんなことを考えながら、おうちに帰って、野菜を見たり、食べたりするようになれば、ちょっと世界が変わると思いますので。

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DSCN4628.JPG 後半は、ブロッコリーの蕾は一体いくつあるのか。それも30minという限られた時間の中で。。。そこで、ブロッコリーの花房の一部の蕾の数を数えて、最終的に全体でいくつになるか。高校生も一緒になって、数える作業。そのあと、全体の重さとの比例計算。。。ところが、この比例計算がくせ者でした。。。。あっと驚くような数字が最初は出て。。。。あれ?????でしたが、数えた5つのグループは、60,000~100,000個くらいの範囲に。ちょうど、ブロッコリーがおいしい旬な時期。そう考えると、この方法はそれなりに有効な手法だなと。新しい出前講義の1つに加えることができるなと。。。

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DSCN4661.JPG 修了式で、受講証を手渡し、無事完了でした。かなり時間をoverしていたので、世界に向けての情報発信という写真撮影を忘れていました。最後になりましたが、今回の開放講座を設定頂いた石川県立小松高等学校・寺岸先生、生物部の生徒さんたちには、たいへんお世話になりました。ありがとうございました。また、次年度以降も交流ができればと思います。よろしくお願いいたします。

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 わたなべしるす

 PS. 食事をしながらの交流会、反省会のあとは、生物部の生徒さん、課題研究のダイコンチームとdeepな議論ができました。

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DSCN4676.JPG 特に、生物部の生徒さんとは、こちらに来た2日目に実験圃場も見せてもらいました。栽培のプロの方との共同研究とか。プロの方からのコメントもあると思い ますし、いろいろ考えると思います。誰かに教えてもらうことはもちろん、大事。それ以上に大事なことは、日々の活動がどういう意味を持っているかを考える こと。それが何より大事です。これはなぜ、やっているのか、そうしたことを考えるだけで、ずいぶん、違ってくると思います。そうしたことをしっかりやって 下さい。また、課題研究のダイコンチームとは、今日は余り議論できなかったですが、植物種というか、作物種による差異を見るとき、そこにある細胞、組織が 持つ特徴を理解して、破綻の内容に考えること。3人寄れば、何とかと言います。5人のチームだったでしょうか。がんばって下さい。

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DSCN4681.JPG PS.のPS. さっきの実験で見せたダイコンなどの大きさを示すための物差し。裏にひっくり返すと。。。なんと、石川県立小松中学校、つまり、戦前から使われてきた物差し。ちゃんと理解できないのですが、560本の物差しのうちの42本目と言うことでしょうか。。。昔からのものがきちんと保存されているのは、よいことだなと。。。

DSCN4659.JPG PS.のPS.のPS. 3日目の帰り、日本海に沈む夕日がきれいに見えると言う話だったですが、そんな写真を撮っていたのをuploadしようと思いつつ。あれこれあって。子供の頃は、山に沈む夕日でした。海の近くに沈むというのは、。。もっと海の近く、というか、海に沈む夕日が次の機会には見ることができれば。。。そんなことを。

DSCN4682.JPG PS.のPS.のPS.のPS. この写真も小松高等学校に伺ってすぐくらいに撮影したもの。ペンギンは、修学旅行で生徒さんが先生にというものとか。そんなことでなくて、その前にある数学の問題集。渡辺が高校生の頃は、ここの会社のは使ったことがなく、数研出版のでした。それも、ここの右側の薄い問題集のみ。分厚い、問題集の2倍の厚さがあるような解答集までいっしょに配布されると言うことはなく。。。問題を見て、解答は自分で考える。そんな訓練、と言うか練習をしたからこそ、今の「考える」と言う習慣ができたのだと。答えを覚えるという世界から、考えるという世界に戻らないと、大学、社会に出てから大変だと思います。ふと、そんなことを。。。

DSCN4375.JPG PS.のPS.のPS.のPS.のPS. 最後までwelcome boardを毎日、更新してくれて、ありがとうございました。welcome boardが毎日変わっていましたが、それには最初からつなげると、意味があるというのを、帰り際にお世話になった寺岸先生から。。。部分的に解読できたのは、「わたなべ・・・あり・・・います。」と言う文章のようです。この文章を書いているときはnetから切れていたので。。。また、もどって落ち着いてみることにします。本当にありがとうございました。2年生も来年の今頃は受験生。1年生は生物部を引っ張る牽引役の2年生になっていると。しっかり、切磋琢磨して、成長した姿をまた拝見できるように。。。

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【出前講義】小松市立中海小学校・特別講義「アブラナ科植物のいろいろ--キャベツとブロッコリーには友だちがいるよ--」(10/17)

2014年10月17日 (金)

 午前中が「加賀市立湖北小学校」。午後は小松市内に戻り、北陸に来てすぐに訪問した「小松市立中海小学校」。湖北小学校と同じように、自然が豊かなところ。また、今年度初めに「キャベツとブロッコリー」と言う出前講義を行い、実際に2つの種の交雑をして、その種子もできていてと言う、これまでより発展している形。これも、石川県立小松高等学校・寺岸先生と生物部の生徒さんたちのサポートのおかげ。今回はそのさらなる発展系として、渡辺が最初に講義をして、アブラナ科植物のなかのBrassica oleraceaに属する、キャベツ、ブロッコリー以外にもたくさんあり、それらを観察するというもの。玄関先にはいつものように綺麗な花とここは、聖徳太子像でなく、二宮金次郎像。もちろん、いつものように、welcome boardが。ありがとうございました。

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DSCN4542.JPG さて、講義は先にも書いたとおり、B. oleracea(キャベツの仲間), B. rapa(ハクサイの仲間), R. sativus(ダイコンの仲間)の種内は多様性であって、それらがどの様にしてできたのか、また、これら3つの種を比較すると、3つの種で共通に根っこ・茎が太るもの、葉っぱがまくものという種が違うのに共通しているものがあると。ダイコンにも多様性があり、細長い守口ダイコンから、桜島ダイコンというのには、びっくりのようでした。また、ワサビがアブラナ科というのも。。。さらに、最近は、茎ブロッコリーとも言われるブロッコリーとカイランの雑種と思われる作物も。不思議そうに見ていましたが、なによりも本物の作物の多様性を観察してもらうのが大事だと。と言うことで、ここで講義は終わり、外に植えてある植物の所へ。。。

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DSCN4551.JPG 観察は、春に作った「キャベツとブロッコリー」の交雑種の形態。どちらに似ているとか、似てないとか。また、キャベツのなかまである、ブロッコリー、葉ボタン、カリフラワー、ロマネスコ、などなど。それぞれが観察したことをグループでまとめて、それを授業の最後に発表会。積極的に発表し、よく観察していました。

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DSCN4559.JPG 最後には、これからも大きくなるので、と言うことでしっかり観察してほしいし、また、野菜なので、何かの時間に味も比べてほしいと。眼で見た形以上に多様だからと。。。そのあと、今日の講義のお礼と言うことで、5年生を代表して、丁寧な挨拶を頂きました。最後は、恒例となった世界に向けて情報発信。外での情報発信は、春以来だなと。。。

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DSCN4570.JPG 講義の合間、終わったあと、山本校長、三星先生、北岡先生とこの豊かな自然を活かして、これからもさらなる交流ができればと。今後ともよろしくお願いいたします。ありがとうございました。また、次年度以降も交流ができればと思います。よろしくお願いいたします。

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 わたなべしるす

 PS. 小松高校に戻り、土曜日に予定されている小学生向けの講義。これも生物部の生徒さんとのjoint program。それに向けて、ブロッコリーを数えるとどれくらいとか。下準備に余念がないのでした。。あす、よりよいものになることを期待して。また、生物実験室の隣の机では、課題研究の2年生が中間発表でしょうか、それに向けて、これまでの研究をまとめていましたが、課題研究を始めるに当たってと言うことで、ずいぶん、いろいろなことを話したり、先輩たちのポスター発表、口頭発表の時に、あれこれといったのが、いまいち伝わってなかったのは。。。残念でした。さらに修行を積んで、ちゃんと結果を正面から見て、それから何が言えるのかを考えてほしいなと。。。

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DSCN4583.JPG PS.のPS. 小松高校に戻ったとき、また、明日の準備なども終えて帰るとき、welcome boardが更新されていました。最後の1枚は、明日までと言う激励のboardが。もう1日、がんばりますか。。。ありがとうございました。

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