東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

研究室ダイアリー

【全学教育科目・展開ゼミ】農学部・菅経過報告(26)

2014年11月 4日 (火)

 農学部一年 菅京子です。遅くなりましたが、秋冬野菜の中間報告です。

 1枚目の写真は、ホウレンソウです。あまり水を与えなかったため、かなり弱弱しくなってしまいました。肥料は鉢に発芽した種をまいたときに一度与えました。少し深くし過ぎたのか...もう少し水を与えて様子を見ます。調べるとホウレンソウは耐寒性があるようなので、温度的には大丈夫かなと思っております。ただ部屋から外への急激な温度変化が、ホウレンソウにとって厳しかったのかとも考えています。

IMG_2080.jpg 2枚目以降は豆苗です。発芽してから、一気に伸びて、とても驚きました。なるべく今も暗いところで育てています。こちらも水が足りなかったのか、先端が枯れてきてしまったので、もっと水をあげてみます。どのくらいまで伸びるのか...??もっと、水の管理と観察を注意深く行います。

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渡辺コメント

 農学部・菅さん、投稿ありがとうございました。ホウレンソウは何粒くらい、シャーレに播種して、植木鉢に移したのでしょうか。1個体は、何とか大丈夫そうですが。。。肥料のあげ方は、以前に小倉君が書いていると思います。今くらいの小さな苗ができたときに、苗から距離を置いてあげて下さい。それが大事です。また、仙台もずいぶん寒くなってきましたので、室内の日当たりのよいところで育て、夜は加温をするくらいの工夫をして下さい。他の受講生もいろいろ考えているようです。参考にして下さい。

 豆苗については、最初のころの栽培はよかったと思います。その時点で、根っこに水分が十分にあるのを確認しましたか。植物が育つためには、水は不可欠です。もちろん、根腐れを起こすほどではだめですが。。。数日前の渡辺の記事にも書きましたが、植物を毎日観察することは不可欠です。だから、去年の基礎ゼミの受講生の木幡君が「毎日が基礎ゼミ」と言ってくれたのだと思います。こうした観察は、農学部でも不可欠で大事です。しっかり身につけて下さい。


 わたなべしるす
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【全学教育科目・展開ゼミ】工学部・南海経過報告(25)

2014年11月 3日 (月)

 工学部1年 南海昂輝です。展開ゼミの中間報告をさせて頂きます。栽培に必要なものを揃え、ある程度時間があるときに始めようと思い、少し遅くなってしまいましたが、先週の水曜日に栽培を始めました。

 カイワレ大根については、授業で頂いたコップだけでは種の数が多すぎるということと、保険の意味でもう一つの容器を用意して育てようと考え、紙皿でも育てることにしました。家にコットンがあったので、外側をハサミで切り、中の綿を取り出し、十分に湿らせてコップと紙皿の底に敷き、種をまきました。

 白菜については、配られたシャーレに湿らせたろ紙を敷き、その上に種を置きました。調べると、発芽させるには暗所が適しているということだったので、友達がお土産に持ってきてくれたお菓子の缶の箱の中に紙皿とシャーレを入れ、さらにそれを仕送りで送られてきた段ボール箱の中にいれて温度を保つことにしました。コップで育てるカイワレ大根は、缶の中に入らないことと、2つ育てるのだから別の環境でやってみようということもあり、直接段ボール箱の中に入れました。特に寒い日は、布団カバーで段ボール箱をくるんで温度を保つようにしました。シャーレについては蓋をしているので乾燥の心配はなかったのですが、カイワレ大根については乾燥しないようにこまめに霧吹きで水をやるよう注意しました。

1103-Nankai-1.jpg 2日後の金曜日に観察してみると、3つとも発芽していたので、次の日の土曜日に白菜を移植することにしました。配られた植木鉢と土に加え、もう一つプランターと有機培養土を購入し、2つのプランターで育てることにしました。なお、配られた土には肥料を4分の1弱混ぜました。プランターに土を入れた後、表面をペットボトルのキャップの裏で押してくぼみを作り、そこに種をおいて上から土をかぶせて移植しました。その後はカイワレ大根と共に勉強机の上に移動し、ライトを照らして育てています。今朝見てみると、どちらのプランターの土からも芽が出ていました。今後は白菜への水のやりすぎ、カイワレ大根の乾燥に注意し、栽培を続けていきたいと思います。(写真は何か変化が起こる毎にこまめに撮影しているのですが、掲載写真は2枚までということだったので、移植時の白菜と、今晩の白菜とカイワレ大根の様子の写真を添付しました。)

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渡辺コメント

 工学部・南海さん、投稿ありがとうございました。最初に説明会をして、種子を渡してから、ずいぶんたってからの実験開始ですね。昨日、今日、明日あたりの朝が気温が下がると言っていました。比較天気がよいですが、うまく加温するなど、工夫をして下さい。19日も放置するとは。。。と言うのがこちらの感想です。他の皆さんは、遅くとも数日、1 weekあとからと言うのがほとんどですから。。。total file sizeが1MB程度なら、2枚に限らなくてもよいです。また、猪俣さんのように組み写真を作るという工夫もありですよ。投稿前に、これまでの他の人の記事を見るようにして下さい。

 ハクサイの方は、土とプランタに投資をしていますね。おもしろい試みですね。書いてあるとおり、子葉が展開始めています。このあとは、水を控えて下さい。特に、気温が下がり、日照も弱くなるので、土の乾きが悪くなります。くれぐれも、根腐れに注意して下さい。去年の基礎ゼミでもありましたが、愛情をかけすぎが、ついつい、水やり過ぎになったようですから。ということで、次の記事を楽しみにしています。


 わたなべしるす
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【全学教育科目・展開ゼミ】法学部・高島経過報告(24)

2014年11月 3日 (月)

 法学部の高島です。ありがとうございます。こちらも再度調べましたが、やはり根腐れの可能性が高いようです。今出来ることとして、根の腐ったらしき部分を取り除きました。もし駄目そうでしたら、また連絡いたします。

 一方、豆苗は素晴らしいペースで成長しています。一週間前一度8.5cm程に伸びたので収穫したのですが、今度は側芽から伸びています。これを利用し、伸びるところから一個下の側芽を残して収穫することで、収穫高こそだんだん減りますが、何度も収穫できると考えます。

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渡辺コメント

 法学部・高島さん、再投稿ありがとうございました。根腐れの部分を取り除いたら、根っこがなくなると思います。なので、改めて、播種することを期待します。

 豆苗については、おもしろいことに気がつきましたね。腋芽の生長を確保して、収量を上げるという作戦。おもしろいです。最終的な収量と値段を計算するためには、よい作戦かと。継続してやってみて下さい。と言うことで、豆苗はこのまま、続ける。もちろん、種子があれば、追加で播くのもありです。楽しみですね。問題は、芽キャベツだと思います。改めて、播種して、やってみて下さい。ということで、次の記事を楽しみにしています。


 わたなべしるす
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【全学教育科目・展開ゼミ】法学部・高島経過報告(23)

2014年11月 3日 (月)

 法学部の高島です。試行錯誤がテーマですが、参考が見当たらなかったので、敢えて質問させていただきます。芽キャベツを育て始め25日になります。今日まで育ってきたのですが、今日午後5時頃、家に帰り保湿のためのビニールを除くと、ぐったりと倒れていました。異常と思い見てみると、茎と根の境目が半透明です。恐らくは根腐れかと思うのですが、不確定な考えで手を加えとどめを刺してしまうのもどうかと思うので、これがなんの症状か、お尋ねしたいです。

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渡辺コメント

 法学部・高島さん、投稿と言うか、質問ありがとうございました。栽培からずっと、覆いを掛けたままだったのでしょうか。保湿はシャーレから発芽するまで。それが終われば、今度は、乾かすようにと、他の人の記事にも書いたとおりです。正確にはわかりませんが、これだけ根っこが伸びてないのは、根腐れが起きている可能性が高いです。まだ、種子は残っているでしょうか。子葉が展開するまで、保温する。もちろん、日中は保湿をやめて、日に当てて、夜に部屋に戻ったら、保湿をするというレベルだと思います。他の人の参考になればと言うことで、記事にしておきました。次の記事を楽しみにしています。


 わたなべしるす
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【全学教育科目・展開ゼミ】工学部・村田経過報告(22)

2014年11月 3日 (月)

□こんにちは、工学部1年の村田真麻です。遅ればせながら、1回目の経過報告です。私は10/13から葉物野菜として「キャベツ(金系201EX)」、スプラウトとして「レッドキャベツ」を育てています。これだけ見るととてもキャベツが大好きな人に見えますね。一番好きな野菜は玉ねぎです。

■まずはキャベツについて。シャーレに濾紙を敷き、水で濡らしたあとに種を4つ蒔きました。その後シャーレに蓋をし、4日後には種が割れて中身が見えてきました。母が家庭菜園をしており、キャベツも育てているということで相談してみました。母の方針に則り、発芽後、園芸用の黒いポットに肥料を入れずに植え替えし、本葉が5枚ほど出てきたら大きい鉢に植え替えることにしました。頂いた鉢では小さすぎるそうなので。10/25にポットを送ってもらったので植え替え。発芽から時間が経って芽が伸びていたため、植え替え当日は倒れていましたが、水をあげたところ翌日はシャキッと背を伸ばしてくれました。11/3現在のキャベツの様子がこちらになります。

1103-Murata-1.jpg 長さを測るものが友人から頂いた某大学のものさししかなく...面白かったので比較対象としてそのまま写真に載せてみました。4つとも長さは大体6㎝といったところです。あれ?3つしかない?よく見て頂くと、画像の左端に葉っぱがちらっと見えているのが確認頂けると思います。1つだけ思い切り倒れてしまっているのです。こういう時は他のより水を多めにあげると翌日には直っているのでそうしているのですが、あげる水が少ないということなのでしょうか。水はあげすぎにように、と霧吹きで表面を濡らす程度に水をあげていたのですが...加減がいまいちわかりせん。植物を育てるというのは難しいですね...ついつい過保護になってしまいそうです。最近は寒くなってきたので、天気のいい日は窓辺に、悪い日は窓から離して。夜は冷えるので、水やりは朝のうちに。これからどのようにして暖かさをキープするか、考え中です。

■続いて、レッドキャベツ。キッチンペーパーを敷き詰めて水で濡らし、キャベツと同日に種蒔き。室内の暗いところで保管。半日もしないうちに種が割れてきました。驚きです。4日後には1センチくらいの長さの芽がニョキニョキと。名前の通り、赤かったです。その後毎日霧吹きで水をあげました。成長スピードが速く、毎朝わくわくしながら水をあげました。10日後にはカップのふちにまで届きそうな芽が現れてきました。黄緑色の葉を緑化させるため、窓際の陽が当たるところへと移動。葉が濃い緑色に変化していきました。11/3現在のレッドキャベツの様子がこちら。

1103-Murata-2.jpg またもや素数ものさし。長さは5~7㎝のものが大半でした。ちょうど素数ですね。成長している気配がなくなってきたので、今日収穫しようと思います。夕飯のサラダにしようかなぁ。種がまだ余っているので、第二弾を栽培します。水をあげる量を増やしてみようかと思っています。写真のものは、底の方のキッチンペーパーが乾いてしまっていたので。他の方の記事も見ながら、工夫したいと思います。


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渡辺コメント

 工学部・村田さん、投稿、ありがとうございました。一番好きなのは、タマネギというのに、アブラナの仲間が多くて、種子の準備が申し訳なかったです。来年度に向けて、ネギ科の栽培も入れようと思います。家庭菜園をしているお母さんからの情報get。nice ideaですね。黒ポットの準備まではよかったと思います。そのあと、少し日の当たりが悪かったか、水をあげすぎだと思います。徒長しているのが気になります。前のいろいろな人たちの記事にも書いてありますが、水をやりすぎると根腐れがおきます。このあとの記事に書く予定ですが、実際の根腐れとおぼしき、写真も見せることができます。それを参考にして下さい。気温も下がってます。水やりの頻度を下げてみて下さい。あと、土寄せをして、茎の部分を埋めてくれますか。そうしたら、もう少し落ち着くと思います。それから気になったのは、東北大学でなく、他の某大学の名前の物差し。。。ちょっと、いかがなものかと。。。と言うことはないですが。少し気になりました。

 さて、スプラウト。こちらは順調ですね。食べ頃だと思います。葉っぱの色もよいです。是非、市販のものと食べ比べを。で、間に合わないときは、次の種子があると言うことなので、それまでに市販のスプラウトを探してみて下さい。次の時のために。気になったのは、生長している茎の長さが素数という点。数学的に素数であることと生物学的な意味が関係あれば、おもしろいと思いました。是非、中間発表会で、その点について議論があればよいのではと思いました。次の記事を楽しみにしています。


 わたなべしるす
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