東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

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研究室ダイアリー

【お知らせ】生命科学研究科・オープンラボ・6/18-19で開催予定(4/21)

2011年4月21日 (木)

 仙台もサクラが満開で、一部ではソメイヨシノの花びらも散り始めました。いつも片平キャンパスであれば、そのサクラの下で、多くの花見が行われるのですが、震災の関係で、大学の開始が5月にずれ込み、あまり多くありませんが、ようやく行えるくらいまで、復興したと言うことだと思います。

 さて、以前のHPでもお知らせしましたが、オープンラボを6/18-19で開催予定という発表がありました。研究科のHPをご覧下さい。新幹線は、来週の25日には仙台まで、月末には全線開通になります。仙台空港も日中だけですが、札幌、中部、伊丹にいける、これるようになります。いつもより、おそめの開催ですが、十分な準備をして、多くの方々に研究室の復興状況なども、あわせてみていただき、仙台のラボと共同研究先を活かして、十分な実験ができると言うこと等を実感していただければと思います。

DSCN0470.JPG まだ、あくまで予定なっているのは、大学の予定が正確に決まらないことによります。いらっしゃることを予定されている方、ぜひ、予定に入れておいて頂き、多くの学生さんにきて頂き、研究室を見ていただければと思います。

では、では。


わたなべしる

PS. 写真は月初めに撮影した、ウメの花です。サクラではないです。。。

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【出前お手伝い(ボランティア)】宮城県立古川農業試験場での水稲播種のお手伝いと現状視察(4/18-20)

2011年4月21日 (木)

 大震災は多方面に影響を与えています。もちろん、大学の実験1つをとってもそうですし、大きく被災された方々は、まだ、電気、ガス、水道も来てないところも、宮城県内にはまだ多くあります。そうしたところに、県庁の職員の方々が多く行かれていることを伺いました。もちろん、日本中から多くのボランティアの方々も。

 そんなことで、渡辺の研究室で普段お世話になっていた「宮城県立古川農業試験場」の方々も、もちろん、地震で内陸部ですが、被害を受けた方々もいますし、さらに、試験研究をする方々が、被災現場の運営にあたっておられて、これから、東北地方の食糧資源である「イネ」の品種改良が滞ることは、直近の被害を受けた地域のボランティアということとレベルが違うにしても、問題であり、大事なことだと思いました。では、そんなときにlabとして何ができるかと言うことで、イネの苗床への播種のお手伝い(これを、ボランティアということが可能か、その当たりはよく分かりませんが。。。)に伺いました。月、火はlabメンバーとアルバイトさんの6名で、最終日は渡辺も。

DSCN5402.JPG これまでアブラナの播種はよくしていましたが、イネの苗床への播種となると。。。。系統化されたり、収量検定試験にいくようなものなど、様々な育種母本というか、育種過程を見ることができたのは、ある意味、良い刺激になりました。ただ、ここ数日、最低気温が、1.1oCになるという、冬のような天気で。。。これはこたえました。この活動が、10年後の東北食糧基地を支えてくれるだろうと、楽しみになってきました。また、田植えの時にもお手伝いできればと思います。様々なことが偏ることなく、復興していくことが大切なのだと、実感できた経験でした。

 最後になりましたが、お世話になりました、宮城県立古川農業試験場の永野部長、早坂研究員、遠藤研究員をはじめとする多くの方々に、感謝します。また、伺いたいと。

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 わたなべしるす


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【更新】リンクページにリンク追加

2011年4月17日 (日)

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【出前講義】仙台市立木町通小学校・七北田小学校での年間出前講義打合せと学校の現状視察(4/15)

2011年4月16日 (土)

 大震災のあとと新年度で、「出前講義」として最初に伺ったのは、今週の初めの福島県立福島高校でした。その第2弾として、仙台市内の2つの小学校に、今年1年間の出前講義の打合せに伺いました。仙台市立七北田小学校はこれまで、NSP (Nanakita Science Project)と言うことで、数年にわたって継続しております。仙台市立木町通小学校は、昨年仙台市との提携の出前講義で伺い、校長先生をはじめとする先生方に高く評価をいただき、今年度は年間を通じて、出前講義に発展しました。

 今回の震災で大きな被害が出ているのは、津波による沿岸部の被害ですが、内陸にも、建物が壊れるなど、実際にいろいろとたいへんと言うことが分かってきました。七北田小学校では、隣にある七北田中学校が今回の震災で、校舎が全く使えないので、1, 2年生は、七北田小学校の教室を借りて、授業を行うそうです。もちろん、修理が終わるまでですが。。。それでも、夏頃までかかるとか。確かに、仙台市地下鉄も、台原駅から北側がまだ、不通の状態です。当日の搖れはかなりひどかったようで、理科室では授業はなかったようですが、ガラス器具類が飛んだり、かっていたメダカの水槽の水がこぼれたり。校舎も継ぎ目や、至る所にひびが見受けられました。ただ、理科の先生が言われていたのは、「メダカは、地震が理解できるのか、ちゃんと水の下の方に隠れてと言うか、こぼれた水には、メダカはいなかった。」そうです。これは、さすが、動物の本能と驚きました。

 木町通小学校は、研究室のある片平地区から、2km弱のところの町中の小学校です。5-10年前に立て直したこともあり、見た限りは大きな被害があるような様子はありませんでした。昨年度は、2回の出前講義でしたが、4-6年生に年間で5回程度の出前講義と植物、イネ・キャベツのような作物の栽培を継続的に指導すると言うことになりました。大学から近いというのが何よりです。

DSCN0016.JPG どちらの小学校も、地震の時間が授業中でもあったので、子供さん達は机の下に隠れたりして、安全だったと。でも、それ以来、地震が怖い子供さんもたくさんいるようです。もちろん、地震の被害を大きく受けた沿岸部の子供達はたいへんですが、市内のどの子供さん達も「心の傷」を大きく受けたのだと。そうしたことを、この出前講義ですこしでも、その傷が修復してくれたらと実感しました。昨年度は、60-80件ほど出前講義をしましたが、さらに多くの子供さんのところに行けるようにと、痛感した打合せでした。

 お忙しい中、打合せの時間を調整いただいた先生方にこの場を借りてお礼申し上げます。ありがとうございました。


 わたなべしるす

 PS. 2つ小学校のどちらにも花壇の葉ボタンが抽だいして、もう少しで花が咲きそうでした。少しずつ、子供さん達の心が和やかになるように、花が役に立てばと。。

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【更新】日本サイエンスビジュアリゼージョン研究会(JSSV)のバナーを追加(4/15)

2011年4月15日 (金)

 これまで、日本植物生理学会仙台年会関連のバナーを出しておりましたが、終了したこともあり、その代わりに、渡辺も参加している「日本サイエンスビジュアリゼージョン研究会(JSSV)」のバナーに更新しました。多くのみなさまはご存じと思いますが、昨年の12/9に神戸で開催されたBMB2010で行われた発表のプレゼンシートなどもdownloadできます。

 震災関連ニュースばかりで、落ち込みがちなHPですが、こうしたニュースも少しずつ多くしたいと思います。

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 わたなべしるす

 PS. 放射能汚染水、土壌の金属を様々な方法で除去することが提案されつつあるようである。チェルノブイリでは、ひまわりが効果的だったと。植物では。様々な植物への検討も必要なのかもしれない。

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