東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

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研究室ダイアリー

20年度に向けて、新規大学院生募集

2008年3月17日 (月)

つい先日まで、三寒四温で、春は遠いと思っていたら、あっという間に菜の花が咲いて、実験のシーズンになりました。菜の花がたくさん咲き始める来月には、イネの材料の準備です。春、夏、秋と季節が変わって、サンプルがあるのは、良いことだと思います。

さて、前置きはこれくらいにして。topページにもあるとおり、5/10-11でopen labがあります。現在、3年生で新しく心機一転、大学院をかえてという方、ぜひ、お越しください。5/10の午前中は、研究科全体の説明会です。生命科学の大学院生向けの、全体の説明があります。午前中からですので、時間のない方は、午後から、直接、渡辺の研究室までお越しください。もし、あらかじめ来る時間などがある場合には、渡辺まで連絡してください。連絡先などは、渡辺のweb siteの中に、連絡するサイトがありますので。

https://www.ige.tohoku.ac.jp/cgi-bin/watanabe/contact/

研究室では、アブラナ科植物の自家不和合性、イネの耐冷性の分子機構、植物の生殖器官特異的に機能するsmall RNAなどについて、研究を展開しています。渡辺だけでなく、当日は、大学院生、博士研究員もいますので、様々な立場からお話が聞けると思いますので。

詳しい説明は、topページから、ぜひ、ご覧ください。しばらくは、News relaseからご覧ください。近いうちにtopに目立つようにしますので。

では、5月の菜の花のシーズン、田植えのシーズンにお待ちしております。

わたなべしるす。

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COE成果報告会

2008年3月 4日 (火)

皆様、こんにちは。岩手大学COEプロジェクト『熱ー生命システム相関学拠点創成 --生物の寒冷適応機構をモデルとしてー』の博士研究員として、渡辺先生の研究室に所属させていただいている風間です。
 先日、COEプロジェクトの2007年度研究報告会が岩手大学で開催されたので、冬の盛岡へ出張して参りました。仙台以北の冬は、未体験な上に、今年は例年よりも寒さがきびしいのでドキドキでした。今回は、研究報告会ということで、研究員、RAの学生さんが、今年度の結果をプレゼンして、議論をするのが目的でした。

このプログラムでは、タイトルからも分かる通り、低温に対するさまざまな植物の反応、防御などを研究しております。扱っている植物も、シロイヌナズナ・ザゼンソウ・イネと、バラエティに富んでいます。特に、ザゼンソウなどは外気温に反応して発熱する器官を持っていることが知られており、そのシステムの解明への研究はこのプログラムの大きな柱となっています。さらに、発熱の制御をモニタリングすることで、工学面への応用も目指しており、興味深いです。このように、さまざまな研究分野の研究者が、議論をすることはそうないので、毎年一回、有意義な時間を過ごしています。

一方、冬の盛岡を満喫できたかと言うと、そうでもなかったです。。。ほとんど一日中建物の中にいたので、寒さも感じることなく、寒さが緩んで来た仙台へ戻ってきました。写真は、岩手大学といえば、宮沢賢治というわけで、宮沢賢治も在籍した旧盛岡高等農林学校本館です。現在は、岩手大学農学部附属の農業教育資料館となっているようです。その周辺の植物園なども、さまざまな植物が植えられていて、なかなか楽しいです。

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2008修論発表会

2008年2月23日 (土)

増子@こたつでコーヒー、です。
最近少しづつ暖かくなってきて、日差しや風に春と花粉の気配を感じます。しかし、もう春だー。。。と思うやいなや、今日は午後から猛吹雪&暴風。東北道や新幹線も滞る荒れ模様です。まだまだ東北の冬将軍には気が抜けないです。

閑話休題、去る2月15日、修論発表会が行われました。植物生殖遺伝分野からは、4名が発表しました。渡辺サブグループとしては佐藤くんと、藤岡くんの2名が発表を行いました。佐藤くんは、アブラナ科植物における一側性不和合性を支配する因子の遺伝学的解析について、藤岡くんはイネの雄性生殖器官における新規small RNAの解析について。皆、最初は緊張した面持ちでしたが、いざ自分の発表になればしっかり発表し質疑応答にも臆することなく答えており、立派で素晴らしかったです。正直、私は昔あんなにしっかりしてなかったので、すごいな、と思いました。まさに、2年間取り組んできた研究の集大成といえると思います。
また、この日は生命科学研究科恒例の修了祝賀会も行われました。さくらホールの一階ロビーにて。生命科学研究科の学生、教職員が一同に会する貴重な機会で、ロビーは一杯でした。皆、長い研究生活の荷を一時降ろし、交流を楽しんでいましたよ。なんと、寿司職人さんまで来てまして(!)その場で握ってくれたお寿司。。。ホント美味しかったです。

これで、卒業関係の大きな行事は殆ど終了です。折しも、学生バイトの皆さんも忙しいテスト期間を終えて春休みに突入。全体としては目の前の大きなヤマが終了し、つかの間の穏やかな日々です。それが終わったら、いよいよ新年度、新生活に向けて大きく動き出す訳ですが。春は、アブラナの交配の季節、そして、別れと出会いの季節でもあります。もう少し時がゆるやかであったなら。。。なんて、寂しい気持ちをぐっと前向き修正して新しい季節の準備をしてます。


ますこ

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韓国・忠南大、ハクサイゲノム分子マーカーセンター設立シンポジウムに参加

2008年2月21日 (木)

2/19に、韓国・忠南大のLim教授に招待され、「ハクサイゲノム分子マーカーセンター設立シンポジウム」で、渡辺、諏訪部が招待講演をしてきました。諏訪部は、ハクサイ、シロイヌナズナなどとの比較によるゲノムの進化、根こぶ病耐性遺伝子などを紹介し、渡辺は、ハクサイ、カブなどの自家不和合性研究の現状を紹介してきました。ハクサイ、カブは、Brassica属植物で、シロイヌナズナと同じ、アブラナ科です。シロイヌナズナはモデル植物で、食用でないですが、ハクサイ、カブは、Brassica rapa L.と呼ばれ、食用としては、重要です。
昨今の食の問題があり、サイエンスとしては、シロイヌナズナも良いのでしょうが、やはり、10年先、20年先を見れば、基礎から応用というtranslational researchは重要でしょう。その意味で、今回のシンポジウムへの招待講演は、研究室の将来を見すえた共同研究などを考える上では、大変意義深いものでした。

また、渡辺の研究室がある、片平の建物というか、場所は、もとは、1940年に東北帝国大学の付置研究所、農学研究所として設立されたものです。その当時勤務されていた「水島宇三郎助教授」は、韓国では有名な禹(U)博士のお弟子さんにあたる方で、染色体対合による解析から、禹の三角形の研究をサポートされていた方です。そのような話も交えて、自家不和合性の話をしましたら、韓国の方から、近くに禹博士のお墓もあるということで、研究室の遠き、ご先祖様に、手を合わせてもどってきました。

研究室の成り立ち、これからを考えるという意味では、4日間という短い時間でしたが、とても良いシンポジウムへの参加でした。

わたなべ

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博士論文発表

2008年2月13日 (水)

この前お正月と思ったらもう2月も中旬!
ということで、D論・修論の時期です。先日、D論発表が行われました。当研究室では、D3の箱崎さんが発表されました。研究室メンバー一同、箱崎さんの実験の集大成の発表を聞きに行ってきました。D論発表は、発表40分質疑応答30分とハードな内容でしたがビシっと発表していて、あがり性な後輩としてその点も見習いたいものです......。

そして修論発表もいよいよ明後日です。
M2の皆さん頑張ってください!!

金子

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