JSTがサポートしているSSH(Super Science High School)事業の指定校である岩手県立水沢高校で、アブラナ科植物遺伝子解析特別講義、出前授業を行ってきました。
アブラナ科植物の多様な形、自家不和合性等を講義し、SSHでの合同プロジェクトの基盤構築を行いました。高校生も、アブラナの多様な形には興味を持ち、これからの1年間が楽しみです。
また、出前講義では、研究者になるためには?、博士になるためには等、将来のことをずいぶんと考えている高校生からの質問で、これからが楽しみでした。
来週には、福島県立福島高校で、同様の講義です。さらに、植物科学を広めたいと思います。
SSH指定校・水沢高校での特別講義と出前授業
2008年5月25日 (日)
オープンラボ、終了
2008年5月21日 (水)

5/10-11にオープンラボを行いました。ポスターを見て、説明を求めてこられた方、そのあと、研究室に来られた方など様々でしたが、多くの方々に興味を持ってもらえたことは、感謝に堪えません。ありがとうございました。
ぜひ、来年から、新しいメンバーを迎えて、自家不和合性、耐冷性、small RNA等の研究を展開できればと思っております。
新しいメンバーが増えることを祈りつつ。。
わたなべ
第5回東北大学 バイオサイエンスシンポジウム
2008年5月21日 (水)

こんにちは。COE研究員の風間です。先日(5/19)、仙台国際センターで開催された「第5回東北大学 バイオサイエンスシンポジウム」に参加して参りました。今回、渡辺グループからは、Parkさん(PD)、藤岡君(D1)と、僕の参加でした。このシンポジウムは、毎年一回東北大学の中で、バイオサイエンスに関わっている人々が、参加して研究内容の発表を行うものです。ポスターを見て回ると、医学系、薬学系のみならず、化学系や工学系などからも多くの参加があり、植物を扱っている僕たちの方が、マイノリティーな感じがします。ただ、普段の学会などでは見ることのできない動物のポスターなどが多く、勉強になります。今回、僕が面白いと思った発表は、多元研の石島先生の「生体分子モーター,リニア・回転モーターの1分子計測」でした。生体分子(例えば、大腸菌のベン毛を動かすモーター)の一分子での動きを直接測定し、その動力メカニズムを明らかにすると、いう研究です。このような研究は、人間が作り上げて使っている現在のモーターを、より良いものに変化させていく技術革新の可能性を含んでいると思います。生物から学んで、活かしていくことで、エネルギーの問題などを解決できるといいなぁと、夢が広がる話題でした。
風間
2008アブラナ交配春の陣
2008年5月 8日 (木)

はじめまして。4月半ばから、渡辺先生の研究室でお手伝いをさせて頂いています。
春はアブラナ科の交配のシーズンということで、咲き出すアブラナたちに追われる毎日です。今は、ひたすらピンセットで花びらを除いてはめしべを取り出す作業を繰り返しております。ピンセットを蕾のどのあたりに差し込むところからきれいに速く作業を行うコツがあるように思うのですが、それも慣れからくる勘の世界で、高田さんの花びらを自由に思うままにさばいていくピンセット遣いにはただただ感心させられる日々です。また、プレパラート作りでも格闘中ですが、めしべ出し同様、たまに調子よくできた時はとてもうれしいですね。マイペースでコツコツ地道にやっていこうと思います。
アブラナの黄色い花は綺麗でかわいらしく、温室で花々の中にいると結構なごませて頂けていいですね。時々我が家のお花たちにも気を配ってあげなければとハッとさせられます・・・。職人さんをイメージしつつ日々の作業にいそしみ、何かしら研究室のお役に立てていければと思っております。
いまたか
SSH指定校・八戸北高校での実験と出前講義
2008年5月 5日 (月)
JSTがサポートしているSSH(Super Science High School)事業の指定校である青森県立八戸北高校で、アブラナ科植物遺伝子解析、出前講義を行ってきました。
JSTのideaもあり、全国的コンソーシアム形成の前に、東北ブロックで、遺伝的多様性の大きいアブラナ科植物を基盤として、植物科学研究を行うというものです。
今の高校には、ずいぶんと遺伝子解析機器がそろっているのに驚きました。
また、出前講義では、サイエンスの質問、大学への進学相談など、とてもたくさんの質問が出たのは、こちらもうれしい限りでした。
東北ブロック4校で、同様なことを行い、植物科学を広めたいと思います。
わたなべ