東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

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研究室ダイアリー

【招待講演】第38回日本超音波検査学会学術集会・招待講演「今、教育研究の原点を考える -次世代育成に向けて-」(6/15)

2013年6月15日 (土)

 前日は、愛媛大学医学部でのセミナーとそのあと、招待頂いた教授と議論でした。今日、土曜日には、同じ医学系ですが、HPに予告掲載してあった、第38回日本超音波検査学会学術集会・特別講演。2日続けて、医学系で、招待セミナー、講演というのも、初めてです。

DSCN6564.JPG 昨日までの猛暑はどこへやら。。朝から土砂降りで、。。1hrに10mmを超えるようなすごい雨の中での学会参加でした。受付後、講演の前に、座長の先生と講演の趣旨など、打合せ。今回、大会長の高須賀先生が渡辺に講演依頼となったことが、愛媛新聞に昨年掲載されていた日曜コラム「道標」の記事を見られてということ。多くのいろいろな方に読んで頂いていたんだなと。そんな不思議なご縁で、今回のこうした異分野の学会での特別講演。

IMG_0089.jpg 昨日の医学部でのセミナーは、いつものように小さなセミナー室。今日は、「ひめぎんホール(愛媛県県民文化会館)」の一番大きな会場。さすがに緊張しました。1hrという講演時間の中で、「次世代育成」ということは、どの分野、領域でも重要なポイント。つまり、教育研究ということを通じて、いかにそうしたことを実現するか。自分でもどうやって、これを実行するのかは、難しいこととわかっているだけに、。。講演では、東北大の例、自分の学生時代のことを例に、また、昨今いわれているような教育問題を例に出して、異分野でしたが、ある程度は、理解頂けたのではないかと思っております。緊張していたこともあり、時間配分が不十分で、最後にスライドをはっしょったのは、申し訳けなかったなと。。

IMG_0098.jpg 最後に、座長の先生から、質問を頂き、どの分野でも人材育成の難しさ、組織の運営の難しさを議論できました。また、ぜひ、異分野交流として、植物科学でもエコーなどの超音波を使った研究を共同でといって頂き、これがご縁で新しい研究ができればと思いました。ありがとうございました。最後になりますが、大会長の高須賀先生、座長の渡邊先生をはじめとする関係の方々にお礼申し上げます。ありがとうございました。

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 わたなべしるす


 PS. 講演後に、改めて、座長の先生と議論をしていた時、東北大学病院の方から声をかけて頂きました。異分野だけど、こちらの意図は通じていたようでした。ほっとした瞬間であり、松山という場所で、仙台の方にお会いできるのも、不思議でした。ありがとうございました。

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【基礎ゼミ113】農学・工藤経過報告(34)

2013年6月15日 (土)

 こんにちは。農学部の工藤なつみです。小松菜は順調に大きくなっています!ただ、最近アブラムシがつくのが悩みです。マンションの9階までくるとは思いませんでした。今は駆除(物理)していますが、今度は牛乳を試してみたいです。

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FxCam_1371262772855.jpg 小松菜に比べオクラの成長が遅いです。水は2, 3日に一回ほどのペースであげています。何か原因があるのでしょうか。

FxCam_1371262937513.jpg 最終発表までに収集できるか不安ですが、がんばって育ててみようと思います。


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渡辺コメント

 農学・工藤さん、報告、ありがとうございます。コマツナは、順調ですね。物理的もよいですが、ぜひ、牛乳をトライして、その具合を報告して下さい。

 オクラは、アオイ科で、ハイビスカスと同じ仲間です。暖かくして下さい。マルチをしているのが、HPにありますので、参考にして下さい。根っこの暖かさが重要かと。最終発表までに、コマツナは、食べて下さいね。オクラは、難しいかもしれないですが。。。

 他の受講生さんからの投稿もお待ちしております。


 わたなべしるす
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【招待講演】愛媛大学医学部・第45回分子病態医学セミナー&消化器・内分泌・代謝内科学基礎セミナー「生物の自他識別のメカニズム」(6/14)

2013年6月15日 (土)

 翌6/15(土)は、以前からHPに掲載してあったとおり、第38回日本超音波検査学会学術集会・特別講演。その前日の午後は、今治での午前の出前講義に続いて、愛媛大学医学部でのセミナーの依頼でした。愛媛大学医学部ができたのは、自分が子供の頃。各県に1つは医学部をというので、できた医学部の1つだったような。愛媛大学の多くが松山市内にあるのに対して、昔の温泉郡重信町だったような。今は、東温市となっています。市内からは、伊予鉄電車の横河原線で。愛大医学部南口という駅下車で、徒歩10minくらい。最近、耐震工事が終わったらしいですが、とてもきれいな高層建築で。研究室に伺い、白衣を着た医師の先生方を拝見した時、「awayにきての講義だな。。。」ということを感じつつ。

 そもそも、医学部からのセミナー依頼。そのきっかけは、病因・病態領域の消化器・内分泌・代謝内科学の教授は、この4月から就任された、日浅陽一先生。実は、高校(今治西高校)の同期。3年の時は同じクラスでした。今回の学会に来るのであれば、ぜひ、セミナーをと。最初は簡単にひいうけたのですが、いざ、セミナー室で白衣を着られた先生方を拝見すると、どれくらいぶりでしょうか。こんなに緊張した、セミナーというか、講義をするのは。普段、出前講義をしていることもあり、さほど緊張することもないのですが。。やはり、異分野での他流試合は、だいじだと。。。エレベーターの中に、自分のセミナー案内を見て、その周りの他セミナーのを見ると、さらに緊張が。。

DSCN6698.JPG 講義は、植物の生殖、自家不和合性の話とプレゼンのポイント。前半の自家不和合性の話は、全くの異分野。どうやったら、わかりやすいかなど考えながら。。。以前、誰かに伺ったことがあるのは、植物は両性花が一般的。動物は雌雄が異個体。ここで遺伝学に対する考え方が違うということで、その話しから。。自家不和合性は、動物のMHCに対応するといわれ、その話しをするのは、釈迦に説法かと思って、しなかったのですが、終わったあとに、議論している時にそんな話しに。やっぱりすればよかったと反省。。。自家不和合性の動画を見てもらった時には、植物の不思議を理解頂けたのでは。後半は、ポンチ絵、プレゼンについて。そのきっかけは、「日本サイエンスビジュアリゼーション研究会」でお世話になっている、筑波大の三輪先生が春先にこれと同じところでセミナーをされた時に、渡辺のことも紹介頂き、ぜひにと。世間はせまいなと。。こんなところでも感動でした。講義では、ポンチ絵をプロにお願いするきっかけになった理由から始まり、どんなことに気をつければよいか等々。最後には、現在、筑波大の田中先生が編集されている、『PowerPointによる理系学生・研究者のためのビジュアルデザイン入門』(7月末発売予定, 2200円)の紹介も。簡単にですが。

 講義のあとには、夕食をしながら、最近の教育研究、共同研究等について、2hr以上、deepに議論できました。また、2011/03/11の東日本大震災の時には、愛媛大学からの派遣として、石巻に来られたと。。。こんな身近な方が、支援にきて頂いたとは。。。何ともいえない感動でした。ありがとうございました。
 ぜひ、これを機に、植物と動物という異分野交流、領域融合ができればと思います。ありがとうございました。


 わたなべしるす

 PS. 松山駅で、今治のゆるキャラ・ばりぃさんの模型というか、見つけました。すっかり、有名になったものだなと。。。。

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【出前講義】今治市立今治小学校、日吉小学校、美須賀小学校、城東小学校「キャベツとブロッコリー」(2013年度ふるさと出前授業-1、6/14, 16, 19, 27日追記)

2013年6月15日 (土)

 昨年に続き、今治小学校校長の高橋先生に企画頂き、今年も「ふるさと出前授業」を。今年度は、少しでも多くの小学校へということで、6月のこの時期から、開始となりました。6月中旬ということで、愛媛でも田植えが終わり、小さな苗が田んぼにあるのをあちこちで見かけました。梅雨になったとたん、雨が降らなくなり、空梅雨とかいわれており、昨日に続いて、30oC越えだったような。。昨日のように、ガラス室での作業ということではないので、それほど暑いとは思わなかったですが、夜温が下がらないのは、ずいぶん暑いのでしょうか。こんな暑さに加えて、使っているパソコンが普段のディスプレーより小さいことが、そもそもストレスなのかもしれません。。。。

DSCN6629.JPG さて、2013年度、最初の「ふるさと出前授業」は、今治市立今治小学校日吉小学校美須賀小学校城東小学校という、4校合同。昨年度も書きましたが、市内の中心部であり、それに伴い、少子化で、この数年内に統合されると。。ただ、学校によっては、学年の人数が、1桁というのは教育をする上で、ちょっと寂しいものがあるなと。。。その意味では、統合ということが教育上よい効果として現れてくれればと思います。クラスの中にたくさんの子供たちがあふれているという時代に小学校を過ごしたものとしては。。。そんな4校合同ということで、昨年同様に、6年生、90名くらいへの講義となりました。

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DSCN6690.JPG 講義内容は、昨年度と同じ、「キャベツとブロッコリー」。3日前には、仙台市内の七北田小学校で講義をしたのと同じ内容。このよく食べる2つの種(しゅ)は、品種改良でできたもの。では、この2つの作物の遺伝子を持った作物ができるとしたら。。。ただ、そんなことをいきなりいわれても、最初に、トマトを例にして生長の様子を説明。キャベツ、ブロッコリーもスライドを使って説明。キャベツに花があるというのを見たことがあることもさんも。もちろん、ブロッコリーがつぼみの集まりというのは知っていたのは、さすがと。。。では、この2つの作物の遺伝子を持ったものは、というのを、各グループに分かれて、「とりのこ用紙」に描く。

DSCN6652.JPG 学校ごとで特徴があり、あっという間に書き始めるところから、最後まで悩んで、何度も、本物のキャベツ、ブロッコリーを見て考えるグループも。観察をすることは何より大事なことですから。描き終わったら、グループごとにその絵の特徴を説明。とてもしっかり考えていて、また、理科の先生がほとんどの学校にいる「今治市内」ということもあり、茎を共有して、結合できるというのは、さすがとというより、感動でした。また、こちらが、気がつかず、申し訳なかったのですが、ブロッコリーがキャベツの中にあり、その周りに花をかいていたグループで、葉っぱから、花が咲いているのと勘違いしたのですが、実は、花が咲く時には茎が伸びると、描いてありました。茎が伸びるというのも、植物の生長をとてもしっかり観察しているなと、勘違いしたのが、申し訳なかったです。最後に、たくさんの質問をもらって、それでもこたえきれず、手紙に質問は書いてもらうということで終わりました。去年のように、小学校ごとの緊張感のようなものを感じなかったのは、こうした交流事業をこれまでもやってきた方がよい方向になっているのではと。さすがです。

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DSCN6676.JPG 講義のあとは、日吉小学校の子供さんたちといっしょに給食。たくさん質問があったり。盛り上がりました。また、3月の今治自然科学教室で渡辺の講義を聴いていた子供さんも。世の中、狭くできているなと。。。

 最後になりましたが、本企画の立案、計画を取り仕切って頂いた今治小学校校長・高橋先生、日吉小学校校長・藤田先生、理科の阿部先生、また、4校の関係の先生方に、この場を借りてお礼申し上げます。ありがとうございました。今後ともよりよい連携ができればと思います。よろしくお願いいたします。

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 わたなべしるす

 PS. 高橋校長先生とは、今年度の後半のどこで講義ができそうかなど、議論できました。たくさんの市内の小学校から希望があるとか。うれしい限りです。自分の育った今治からのお願いというのは。今年度もよろしくお願いします。

 PS.のPS. 市内のケーブルテレビの取材も頂き、当日のニュースで放送されたと。。ありがとうございました。

 PS.のPS.のPS. 昨日まで招待セミナー、講演があり、4校の小学校のHPを拝見していませんでしたが、今朝、今治小学校美須賀小学校のHPに関連記事を見つけました。ありがとうございました。

 PS.のPS.のPS.のPS. 今朝、日吉小学校のHPに関連記事を見つけました。ありがとうございました。

 PS.のPS.のPS.のPS.のPS. 今日(6/27)に城東小学校のHPに関連記事を見つけました。ありがとうございました。

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【基礎ゼミ113】農学・太田経過報告(33)

2013年6月14日 (金)

 6月13日(木)室温25℃

 こんにちは。農学部の太田光一郎です。中間発表以来野菜たちに与える水を少なくして栽培してみた所、「新天地」で生育しているレタスが急成長しました。最大背丈は13cmで、スクスク育っております。状況から判断してそろそろlettuce2及び3はそれぞれ間引きが必要になってきた感じがします。

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koichiro lettuce3.JPG 栽培していて気付いたのですが、lettuce1の状態が他と比較してあまり良くない上、少々枯れてきたようにも見えます。土壌以外の条件はほぼ他のレタスたちと同じはずですが、元々の生命力も関係しているのでしょうか・・・?因みに2週間ほど前に全ての鉢に追肥をしました。

koichiro lettuce1.JPG トマトもスクスク成長しております。現在では背丈11cmとなっており、沢山展開されてきました。このトマトはlettuce1と同じ土壌なのですが枯れることなく成長していることから、植物と土との間にも相性があると思いました。

koichiro tomato.JPG ―可愛い子には旅をさせよ―  ←野菜にも当てはまりそうだと思いました( ;゜Д゜)
 野菜たちには美味く・安く・早く成長してもらいたいものです。( *´ω`)オイシソー


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渡辺コメント

 農学・太田さん、報告、ありがとうございます。最初の報告の5/3から、40日。ずいぶん育ちましたね。気温があれ以降、ずいぶん、暖かくなったのもあったのではないでしょうか。また、1つを除いて、水、肥料、光などの管理がしっかりしているのではないかと思います。lettuce2, 3は、間引きのタイミングを逸しないように。気をつけて下さい。

 問題は、lettuce1の生長がおかしいですね。この写真からは、水をあげなさすぎという感じをうけますが。。。一度水をたくさんあげて、乾き気味までほっておいたら、どうでしょうか。あと、lettuce2, 3とlettuce1とは、何を変えたのでしょうか。それの説明がないのが残念ですね。次に投稿する時は、土壌の何を変えたのか、新しい土として何を使ったのか、それを説明するのが大事です。もちろん、物差しを当てていたり、温度、大きさの測定は、しっかりしています。よいことです。

 トマトは、葉っぱの色も濃くて、しっかり育っていますね。このまま維持すれば、もう少しで花芽がつくのではないかと思います。ここからは、害虫などの管理が大事になると思います。

 他の受講生さんからの投稿もお待ちしております。


 わたなべしるす
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