東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

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研究室ダイアリー

気持ちいい

2012年4月18日 (水)

ラボとしての目標は須藤さんとほぼ同じですので、そちらを参照していただくとして( https://www.ige.tohoku.ac.jp/prg/watanabe/diary/2012/04/09235959.php )、個人としての目標を少し。


2012年の目標は「気持ちいい」です。


実験に携わっている誰しもが一度は経験したことのある感覚ではないでしょうか。


思った通りの結果が出たり、はたまた予想とは全然違った結果であっても、その原因がわかったり、そこからあらたな知見が生まれたりするときの感覚です。


その感覚をガンガンつかんでいきたいというのが今年度の目標です。


なにも実験だけではありません。学会発表でもそうです。定期的に学会へ参加し、気持ちのいい発表を心掛けていきたいと思います。


さらに、自分のテーマだけではなく、ラボとして「気持ちいい」感覚を共有できたらなおさら気持ちよく日々を過ごせると思っております。


 


さて話は変わりますが、今週末にはオープンラボが開催されます。


いくつか記事はでていますので、詳細はそちらを参照していただくとして、実験テーマに興味を持った方、あるいは植物や実験設備に興味を持った方、なんにでも結構ですので、お気軽に植物生殖遺伝分野メンバーにぜひお声掛けくだされば幸いです。


お待ちしております。


さあみんなで気持ち良くなりましょう。


 


最後に激動の一年だった昨年を振り返り、震災関連について一つの写真をアップしたいと思います。


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被災地に咲く菜花です。


昨年、東部自動車道を走っていた際に津波で流された一角に元気に咲き誇る菜花をみつけ、感動したことを思い出します。実験材料に菜花を使っている自分としては、当時すごい励みになりました。


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【更新履歴】メンバープロフィール更新しました

2012年4月18日 (水)

メンバープロフィールに、新学生アルバイト・5名を追加しました。

定池 歩美

南條 光香

早坂 由真

藤田 琴実

丸岡 真由美

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【出前講義】石川県立小松高等学校・SSH「課題探究」(課題研究)開講式「SSH課題研究を始めるに当たって」(4/18)

2012年4月18日 (水)

 4/18の午前中は、小松市立中海小学校で出前講義でした。午後からは、石川県立小松高等学校のSSH活動の指導。昨日の生物部、SSHよりもdeepな課題研究についてでした。出前講義でSSHの指導をするようになってから、3年以上になります。今年で4年目でしょうか。SSHの活動の目玉が、やはり、「課題研究」という、それぞれの生徒さん・グループでの研究活動です。渡辺は高校は普通科でしたので、こうしたことはやりませんでした。高校時代から、小中と続けていた「夏休み」の自由研究のようなものがあればと、思ったこともあります。

DSCN2409.JPG ただ、その延長線上ではなく、さらに先を見据えた、大学、大学院での研究活動、さらには、社会に出たときにこの「課題研究」がどの様な意味を持つのかと言うことをよく考えておいた方が、さらに課題研究を発展できるのではと思っていたところ、小松高校の寺岸先生から、開講式で「SSH課題研究を始めるに当たって---高校でのSSH, 課題研究が大学、大学院での研究につながる。。。---」という演題での講演依頼をいただきました。1年以上の長期にわたる研究を行う訳なので、その目的、実施する上での注意事項など、実際に論文を作成するまでと言うことを念頭に置いて講義をしました。このことをしっかり考えて、将来にわたって研究をすると言うことを続けてほしいと思います。研究は大学だけではなく、日常生活にも研究する心は大事だと思いますので。

DSCN2461.JPG 講演のあとには、それぞれの活動班ごとにどの様な内容なのかを議論していたところに、コメントをする形で参加できたのは、こちらもありがたい限りでした。課題研究の内容を試行錯誤していたチームもあり、渡辺がコメントしたことが1つのヒントになったようなところもあり、責任を感じております。うまくいってくれればと思います。理科、数学の幅広い研究、さらには、グループの枠を超えた研究が進めばさらに発展できるのではと思いました。課題研究の進展を楽しみにしております。

 最後になりましたが、西校長先生、SSH担当の寺岸先生、松原先生を初めとする多くの先生方にこの場を借りてお礼申し上げます。ありがとうございました。次回は5月にまたうかがい、ハマダイコンなどの議論を楽しみにしております。


 わたなべしるす

 PS. 今年度は、SSHの課題研究の開講式での講演を小松高校をはじめ、月末の福島高校、来月末の古川黎明高校でもお願いされております。楽しみにしております。

 この原稿を書いている間に、実験について質問に来る生徒さんも。熱心で、発表が楽しみです。

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【出前講義】小松市立中海小学校・特別講義「キャベツとブロッコリー--何が同じで何が違うの???--」(4/18)

2012年4月18日 (水)

 小松市内での2日目は、午前は昨年の10/6にも出前講義を行いました、中海小学校。今年初めての「キャベツとブロッコリー」の講義。ちょうど、農家の畑にはキャベツもブロッコリーもあるシーズン。講義では、キャベツとブロッコリーを用意いただき、実は、この2つは同じ種のBrassica oleraceaであることを説明して、この2つをあわせた植物はどんなものになるのか、5年生23名を各班ごとわけて絵を描いてもらいました。ちょうど、インフルエンザがはやっているということで、初めて、マスクをしての講義となりました。

DSCN2432.JPG 最初に、キャベツ、ブロッコリーの成長の様子を説明して、最初の双葉が似ている、最後の花も似ている、というようなことを話をして。実は、同じ種ということを話して、交配できる、遺伝子が混じったものができると。その上で、絵を描きましょうと。どの班もみんなで相談をして、楽しくまた、よく考えていたと思います。最後になぜ、このような絵になったのかを説明してもらい、こちらで解説を。いつものことですが、「答えは??」というのには、困ります。。。小学校の理科では答えは1つなのかもしれないですが、実際にできる植物はキャベツに似ているもの、ブロッコリーに似ているもがあります。なので、植物としておかしくない限り、間違ってはいませんので。

 このあと、小松高校の寺岸先生が用意頂いた桜島大根と、小学校で栽培していた守口大根を交配実験を見学してもらいました。実際に自分たちで実験するのは、小松高校のSSH、生物部の皆さんになると思いますが、これらを通して、雑種ができることの不思議、楽しさを理解してもらえればと思います。

DSCN2457.JPG 最後になりましたが、お世話になりました、田中校長先生、三星先生をはじめとする関係の先生方にはこの場を借りて、お礼申し上げます。ありがとうございました。


 わたなべしるす

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【出前講義】石川県立小松高等学校・SSH、生物部特別講義「ダイコンの栽培、ダイコンに関する実験の討論・指導」(4/17)

2012年4月17日 (火)

 石川県立小松高等学校SSHの指導に伺うのは、今年の1月以来です。錦江湾高校が主催しているコアSSH「ダイコンコンソーシアム」に参画されていることなどもあり、今年2回目の訪問となります。小松高校のSSHにはSSHを統括されている先生方の専用の居場所というか、教科を超えた先生方が一堂に会して議論できる場所があるのが、いつ伺ってもよい場所だなと思うのでした。

DSCN2411.JPG ちょうど、春先ということから、ダイコンの抽苔、開花のよい時期。小さな畑、ガラス室にあるダイコンを観察し、栽培に関するポイント、いわゆる、肥培管理をコメントしました。できるだけたくさんの花をつけて、交配実験をしたいとか、ついた種をいかに大事に育てるとか。また、多様な品種を植えているので、それらの品種におけるどのようなところに着目すると、より多様性が明確になるとか。せっかくダイコンを栽培している訳なので、できるだけ、いろいろなことを観察して、その特徴を見つける目を養ってほしいと思ったのでした。新しく加入した1年の生物部員の方も構内を一緒に歩きながら、こんなにダイコンがあちこちにあるのを見たのは、初めてではないでしょうか。また、せっかくなので、抽苔している先端のつぼみをいろいろな品種で味見を。あり得ないくらい苦くて、辛いものから、そうでないものまで。多くの生物部員もtryしていたのは、さすがと感動でした。五感を大切にして観察をしてください。

 今年の冬だったか、昨年伺ったときに、大きなペットボトルにダイコンを栽培していた生徒さんがいました。出口は、いわゆる、ボトルネックになっており、狭いわけで。。そんな狭いところで栽培したら、何がどうなるのか、とても気になっていました。今回、中を開けてみると。。。細々と生きているものから、雑草に負けずに生きているものまで。よくこんな実験をするものだと。

DSCN2417.JPG生物実験室に戻って、鉢植えしてあるダイコンを使って、交配実験の実習もしてもらいました。初めてでしたが、なかなか器用にこなしていて、品種間の雑種もtryできるのではと思いますし、SSHの活動で、県内の小中学校に出前講義に行くとき、その腕を見せてあげると、いろいろな花、作物の交配に応用できますので、楽しさが広がるのではと思います。

DSCN2426.JPG 最後には、SSHのトップをされている松原先生と寺岸先生と1hrあまり、SSHのこれまでのこと、これからのことをお話しできたのは、何よりでした。ありがとうございました。これからもよろしくお願いいたします。


 わたなべしるす

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