東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

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研究室ダイアリー

今日は卒業式と。。。(3/27)

2012年3月27日 (火)

 例年、3/25が卒業式であったような。。今年は休日に重なった関係だろうか。理由は定かではない。今日、27日が卒業式になった。今年からは、net配信というかLIVE中継もあるとか。時代が変わったものだと実感する。大学の卒業の時は、改修前の萩ホールであったような。場所も近いのでいったのを覚えている。大学院の修士の時はこのときからだろうか。仙台市体育館。遠かったので、パスした。博士の時くらいと思ったら、論文博士であったので、全体の卒業式ではなくて、別枠で。そのぶん少人数で、直接当時の西澤総長からいただいた。

DSCN1661.JPG 自分のことはさておき、卒業式ということで、卒業される方々、うちの研究室では、修士の広井くんだけですが。。そんな方々に、最近読んだというより、めくった本のいくつかの言葉を自分なりに勝手に解釈して、贈る言葉というとかっこよすぎるので、こんなことを気にしながら、社会人生活をということで。もちろん、大学生活、大学院生活を送る方もいるだろうが、同じことである。小学校の頃までだろうか、結構好きの何とかで「将棋」なるものをやっていた。自分より明らかに強いのがいて、負けている将棋盤をひっくり返して勝つ手番をもらってもやっぱり同じことというような。それくらい強い、弱いがはっきりしていた。そんなこともあって、将棋の強い人というのは、すごいと。今の将棋界は羽生七冠という時代が過ぎ、群雄割拠に。それでも羽生二冠(王位棋聖)。今季は名人位への挑戦権を獲得している。そんな羽生二冠の「結果を出し続けるために---ツキ、プレッシャー、ミスを味方にする法則-」というのが、その本である。ツキ、ミスというと、「勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし」というのを思い出す。出前講義でも、子供たちに話をする。最近は、野球解説者などが使うこともあり、子供たちでも知っている言葉のようだ。大局観という言葉がある。将棋、囲碁くらいでしか使わないのかもしれないが、実験、研究をしていても今の流れがどうなっているのだろう、これから何をtrendにするのがよいかを読み切る、まさに同じことのような気がする。プレッシャーはどんな場面でもかかる。出前講義でも。ずいぶんなれたとはいえ。。ある程度のプレッシャーからの解放には、繰り返しの練習が必要な気がする。もちろん、羽生二冠とはちがうが。。それが、彼が天才といわれるゆえんであろう。ミスは誰でもする。反省をしても後悔をしないと。これも天才の言葉と感じる。渡辺にはその境地まで達しない。結構、あと時ああしていれば、。。。まさに、「IF....」である。最後に、「そして何より、続けることです。」と。。。確かにそうかもしれない。どんなことがあってもこれと思ったことを続けること。そうすることがそれぞれの望みを叶える大事なことなのだろう。。。

 そうこうしているうちに、卒業生が研究室に訪問してくれた。一緒に写真を撮ったものを載せて、卒業される皆さんに、「卒業、おめでとう」を。これからもがんばってください。

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 わたなべしるす


 PS. 今日は、lab member 前田くんの誕生日。さすが同期。古武城さん山村さんからspecialプレゼント。サボテンとか。。。大事にしてください。遺伝学では育てることも大切ですから。

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【お知らせ】2011年度アウトリーチ実績報告(3/27)

2012年3月27日 (火)

 今年度も残すところ、今日を入れて5日。2011/03/11の東日本大震災を受けての年度ということもあり、ばたばた続きだったように思います。何をしているのかよくわからないうちに、今年度も終わってしまいました。。。。

 年度末に当たって、いろいろなことを振り返るようにと思っております。そこで、今日は社会貢献というか、アウトリーチ活動というか。HPに記したもの、そうでないものもいくつかあるように思うのですが。。。意見交換会など。数に入ってないものはお許しください。研究室のHPでは忙しいこともあり、十分にまとまっていませんが、いくつかの記事がありますので、是非、ご覧ください。今年度お世話になった先生方、児童、生徒の皆さん、また、次年度もお会いできればと思います。早速、次年度の継続でのお願いなど連絡をいただいており、ありがたい限りです。楽しみにしております。

DSCN0440.JPG なお、今年度のアウトリーチ活動の実績は、講演会など多数の方がいたような機会もあり、アウトリーチ活動総数、104回。参加人数、7,124回。その中でレポートなどをいただき、その全員に手紙を返しましたが、その総数、2,919通。これ以外にも、mail、電話でのやりとりなどは、100回以上あったかと。少しは科学、植物、遺伝などを知る機会ができたのではと思います。

 来年度も新しい方々とまたお会いできることを楽しみにしております。


 わたなべしるす

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【出前講義】山形県立鶴岡南高等学校理数科・研究室訪問、実験実習「バナナからDNAを」、特別講義「自家不和合性、植物の生殖」(3/17)

2012年3月22日 (木)

 今年度も多くの出前講義・研究室訪問をお引き受けしました。今年度最後となりそうなのが、山形県立鶴岡南高等学校でした。2月の東北地区SSH指定校等教員研修会等でもお会いして、今回の研究室訪問、実験、講義となりました。山形県からの訪問、出前講義は今回が初めて。最後のPSに記しておきますが、山形県とは結構ご縁がありまして。。。。びっくりするようなことも。

DSCN2366.JPG 最初は、「バナナからDNAを」ということで食塩水でつぶして、濾過して、洗剤を入れて、エタノールで析出させる。これまでも多くのところで実験していますが、ちょっとした手つきなどにも、多様性があり、見ている方も楽しめます。無事、全部の班でDNAを見ることでき、感動のようでした。そのあと、2つの班に分かれて、研究室の中と、外の見学。ここでは、院生、スタッフの方々に説明をお願いしました。普段見ないような設備、植物の栽培など、これからの課題研究のヒントになるようなことがあったのではと思います。最後に「自家不和合性、植物の生殖」の講義を。動画などを見てもらいながら、簡単にでした。時間の関係で。それでも、たくさんの質問を頂き、自家不和合性がいつ頃からで来たのかとか、また、大学院の博士課程まで行きたいとか。植物の研究をしたいとか。とても楽しみな方々だと。あっという間の2.5hrでした。

 最後になりましたが、今日の実験、講義、研究室見学をお手伝い頂いた、研究室の大学院生、スタッフの方々に感謝します。ありがとうございました。来年度からもこうした活動がいくつかあると思いますが、ご協力よろしくお願いします。

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 わたなべしるす

 PS. 鶴岡には、ずいぶん前に一度行ったことがあるくらいなのですが、研究の関係では結構、deepな関係で。実は、渡辺の師匠の日向先生。ご出身は今は、鶴岡市に統合されていますが、旧藤島町のご出身。もちろん、鶴岡南高校の卒業生。帰り際に日向先生のことを聞いたことがあるという生徒さんも。。。世の中狭いです。それから、いつも受精の動画を使わせて頂いている、名古屋大の東山先生も鶴岡南高校の出身。生徒さんたちには、先輩方の植物生殖分野での活躍を見て頂けたのでは。。。何とも不思議な時間でした。こちらも。また、是非、いらしてください。

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【出前講義】仙台市立七北田小学校・内藤惠子校長先生定年退職記念講演会(3/17)

2012年3月20日 (火)

 年度末。いろいろなことが重なるものです。大学にいると、年末の師走と同じくらい、忙しい時期なのかもしれません。もちろん、アブラナの研究をやっているので、春は農繁期な訳ですが。。

 さて、遅くなりましたが、いつも七北田小学校のNSPでお世話になっている、内藤校長先生がこの3月で定年退職。ということで、地域の方々が、記念講演会「38年間の教職生活を振り返って」ということで、おはなしがあるということで、伺いました。

 内藤校長先生と最初にお会いしたのは、2006年の仙台市教育委員会と東北大との提携による「出前講義」。その当時は、川前小学校にいらっしゃいました。最初は、「自家不和合性」の話をしました。翌年には、校長先生の方からお願いされ、6年生向けだったと思いますが、「キャリア教育」を初めて行いました。サイエンスを語らないで、人生を語った、初めての機会をいただきました。これがきっかけで、小学校、高校でのキャリア教育に弾みがつきました。今では、キャリア教育の方が人気なのかもしれません。

 そのあと、七北田小学校に移られ、NSP (Nanakita Science Project)ということで、仙台市では珍しいというか、七北田小学校くらいと思いますが、理科専科の取り組みを、今は、広瀬小学校に移られた井上先生が理科専科として普段のことを指導され、こちらはだんだん、レパートリーを増やしながら、今では、3年生から6年生までの理科の植物の部分を出前講義するようになりました。

 講演会では、38年の教職生活のいろいろなことをおはなし頂きましたが、「ひととのつながり」、「本物を見せること」等、大切な言葉をいただきました。ありがとうございました。

 来年度以降も、NSPを継続することで、これまで以上の発展ができればと思った次第でした。

 最後になりましたが、この会をorganizeして頂いた、学校、地域、保護者の皆様、ありがとうございました。とても感動的な会でした。ありがとうございました。

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 わたなべしるす

 PS. 小学生もたくさん来ており、渡辺を見かけたときに、「今日は博士は来てないの??」と。すっかり、NSPが定着しているのだなと。また、NSPの立ち上げでお世話になった、井上先生とも久しぶりにお会いでき、来年度以降、是非また、出前講義等で連携できればと。よろしくお願いします。

 PS. 理科専科といえば、今週の日曜日の愛媛新聞に渡辺自身が、愛媛・今治での理科専科の取り組みについて、記事を書かせて頂いております。あわせて、ご覧ください。

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無事「科学者の卵」の最終回、終了(3/18)

2012年3月18日 (日)

 通称「科学者の卵養成講座」。本名はとっても長くなりますので、全国的な事業名としては、JSTサポートによる「未来の科学者養成講座」。2009年度からの3年間の契約で今年度で終了。その最後のプレゼン発表会が今日の午後から開催され、最後には表彰式、閉講式も。今年度の受講生だけでなく、1期目、2期目の受講生も。total 150名は軽く超える参加で、会場いっぱいでした。表彰式では、渡辺自身が表彰状を渡す側。人生初めての経験でした。結構、かなり緊張しました。

DSCN2339.JPG こんなプログラムがあるということで、東北大として何とかできないかと足を運んだのが確か3年前の冬頃。理学部、工学部、農学部のいろいろな先生とお話をして、この形にまとめ、無事かどうか、ヒアリングに合格して、最終的に合格をいただいたのが、2009年の4月頃だったでしょうか。理学部、工学部、農学部の先生数名がコアメンバーとして活動はじめ、mailでの会議、ポスター、HPの立ち上げ、公募の案内での高校での説明会。何より、ヒアリングでの100名の受講生ということに対して、それができますかという質問をいただいたこと。もちろん、あれこれ考えていましたが、これを質問されたことがバネとなり、400名を超える募集に。あれから3年、あっという間でした。途中では、3/11の東日本大震災。あの翌日には、第2期の発表会が予定されており、もし、これが当日だったらと、背筋が凍る思いも。全国大会でも、受講生の方々、東北大を代表して活躍してくれました。

 こうしたことがあり、また、数多く参加頂いた高校の先生方、保護者の方々、何より、運営の実態をやって頂いた、生命科学研究科の事務の方々にはこの場を借りてお礼申し上げます。このように皆さんから好評だったプログラムが、ここで終わるわけには。。。。何とか、1年の継続をまずは目指して、次なる予算獲得をがんばります。次のことが決まったら、また、お知らせしますので。


 わたなべしるす

 PS. 科学者の卵にも記事があります。お時間のあるときに。

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