東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

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研究室ダイアリー

来年は、環境改善に向けて。。

2008年12月 1日 (月)

来年のことを言うと、鬼が笑うと言いますが、そういえば、今年も残すところ、31日でしょうか。。あっという間でした。

今年もいろいろあったというのは、また、年末にするとして、今年の大きなことは、建物の改修工事でしょうか。地球に優しいという点では、建物を新築するより、効率的で、良いのではと思います。その意味では、地球で、CO2を吸収できる植物研究者としては、良いことをしたのではと思っています。その意味で、身の回りの植物、作物を大事にして、CO2を吸収するようにすることは、大学の目標にもあうとのこと。なによりです。研究をすることが、大学の目標に合うというのは、幸せなことです。

地球温暖化しても、すぐに、仙台が亜熱帯になるわけでもなく、異形花型自家不和合性を示す、スターフルーツが、仙台で栽培できることはないでしょう。さすがに。。。。出前授業による地域貢献という「環境作り」もできました。ことしは。

来年には、新しいlab spaceが完成するでしょう。その意味で、来年も、引き続き、様々な環境改善に向けて、labをと思うのでした。

わたなべしるす

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「階層構造科学+現象数理学」研究会で招待講演(11/30-12/1)

2008年12月 1日 (月)

 11/30-12/1に、海洋研究開発機構「階層構造の科学」研究グループと明治大学グローバルCOE「現象数理学の形成と発展」が企画した、「階層構造科学+現象数理学」研究会に招待され、「植物の多様性、自家不和合性、生殖」ということで講演をしてきました。物理現象、気象現象、金融・経済危機、非線形性、シミュレーション、など、きわめてheteroな研究会でした。

 こちらは、数式など一切出さないで、現象をお話しして、様々なコメントいただけました。うまく、共同研究に発展できそうなコメントも頂けました。

 なにせ、こちらがもっとも苦手としている「数式」があふれる2日間で、知恵熱が出そうでした。。。現象としては、いくつか理解できるものもあり、こうした物理学、数学をベースとした研究者と交流ができたことは、これからのlabの発展を新たな方向に導けるのではと思った、2日間でした。

わたなべしるす

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新しい大学院生メンバー確定(サクラ咲くと言うより、ダイコンの花咲く)

2008年11月28日 (金)

大学院をメインに受け持っていると、来年からのメンバーがどうなるのか、大学院の入試が終わらないと、確定しないところがあります。昨今の少子化、大学院重点化などで、受験生の確保が大変になっています。

その意味で、今年はtotal 4名の新しい博士課程前期の学生が、来年の4月から来てくれることが確定しました。何よりうれしい限りです。4月には、labも新しいところに引っ越し、心機一転でありますし、その意味では、新入生にも良い環境で仕事をしてもらえると思っています。お待ちしております。

あとは、スタッフの方がどれだけきちんとサポートして、よりよい人材として社会に貢献できるような形で、リリースすると言うことがこちらの責務であり、その意味では、植物ではありますが、生殖という形質を扱っており、よりよい形質をもった後代を以下に残すかと言うこと、これはまさに、同じことなのかもしれません。できるだけのことをしたいと思います。とともに、新入生が来ることを楽しみにしております。

わたなべしるす

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沖縄県立八重山高校で出前講義(11/19-21)

2008年11月20日 (木)

沖縄県立八重山高校で、自家不和合性、生殖の不思議、品種改良などをテーマに講義を行ってきました。今回の沖縄、それも最南端の高校での出前講義を設定していただいたのは、生命学研究科のサイエンスエンジェル(SA)の学生さんのおかげです。まず、最初にその方々に感謝します。

3日間でtotal 6コマの講義で、1~3年生の生徒さん、250名あまりに講義をしました。亜熱帯の自然に囲まれて生活している生徒さんで、とても活発に質問などがあり、有意義な時間でした。何より、自然の中で普段の生活があるからでしょうか。花の名前をよく知っています。それは、どこで講義をしたときよりも、高い割合で感動しました。また、物怖じせず、発表、質問する点は、本土の皆さんにも是非、見習ってほしい点です。

普段、東北地方にいたり、子供の頃生活した四国とも違う世界で、サクラの花びらが散らないと聞いたときには、驚きでした。そういえば、最近の新聞に温暖化が進行すると、そんなことが起きるとあったのを思い出しました。そう考えると、南北に長い日本という地形を生かして、交流すること、研究をすることの重要性を感じました。是非、今回講義をした生徒さんたちと、研究等ができればと思います。西表島も近くにあり、本州、四国とは違った生態系もありますので。るとか。

また、機会を見つけて、日本最南端で講義ができればと思います。あるいは、最西端、最北端なども。

わたなべしるす

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仙台市立鹿野小学校で出前授業(11/18)

2008年11月18日 (火)

仙台市教育委員会との提携で、今日は「鹿野小学校」で「出前授業」でした。国道286号線沿いにあり、何かで通るとよく見かけることはありましたが、講義で伺うのははじめてでした。1, 2校時が授業の時間でした。先週の吉成小学校同様に、リンゴをモデルとした、受粉、受精、自家不和合性、果実の成熟など、小学校5年生には少し難しい課題ではありましたが、一生懸命講義を聴いてくれて、質問ももらいました。朝早くの講義と言うこともあり、後半になるほど、生徒たちのエンジンもかかってきて、最後のリンゴの観察では、食い入るように見ていたのが印象的でした。

また、最後に記念に生徒さんたちと集合写真を撮ったのも、初めての試みでした。これからもこうして生徒たちとふれあい、また、植物に興味を持ってもらえればと思います。

先週からでtotal 200名を超える生徒さんたちに講義をしました。早速、七北田小学校の生徒さんからは、お礼の手紙と質問が届いています。何とか、皆さんにクリスマスまでには、返事が書けるようにしたいと思っています。

このことがきっかけとなり、身の回りの植物の不思議に目を向ける子供が増えることを祈りつつ。また、どこかで新しい子供たちとの出会いを楽しみにしております。

わたなべ

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