東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

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【出前講義】加賀市立湖北小学校・特別講義「ヘチマとそのなかまたち--実は、たくさんの仲間がいます--」(10/17)

2014年10月17日 (金)

 昨日は午前中に加賀市内の中心部の「加賀市立錦城東小学校」。この日は、同じ加賀市内でも、小松市との境。片山津温泉のすぐ近くの小学校。2年前にも出前講義に伺ったところ。学校の入り口のところに、グリーンカーテンができていて。。(伺ったときには、さすがに秋なので、)。自然豊かなところで毎日の生活ができるというのは、よいなというか、渡辺が桜井小学校に通っていたときには、こんな風景だったなと。さすがに温泉はなかったですが。。。また、玄関にはwelcome boardが出されてありました。ありがとうございました。

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DSCN4463.JPG 講義の最初には、理科を担当されている中村先生から渡辺のことを紹介頂き、こちらからも簡単に自己紹介。今治市のタオル造船というのは、余り有名でないようですが、「バリィさん」は有名なようでした。恐るべし、ゆるキャラ。。。そのあと、4年生で栽培した「ヘチマ」の生長の様子の復習。ちゃんと観察できていました。そのあとは、ヘチマの仲間、つまり、ウリ科のいくつかの植物の生長ステージを見てもらい、植物種を考えてもらう。今回は、中村先生が、いろいろな成熟ステージの「ヘチマ」を用意頂き、それに加えて、ゴーヤ、ヒョウタン、カボチャ、また、同行頂いた小松高校・寺岸先生からは、違い種類のカボチャ、冬瓜(この地方では「かもり、かもうり」というようです。)を用意頂きました。こんなにウリ科がそろったのは、すごいことでした。

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DSCN4484.JPG ないのは、キュウリ、メロン、スイカくらいでしょうか。季節を考えると、ほぼそろっている感じでした。メインのヘチマはいろいろな成熟ステージだったので、同じくらいの大きさで、種が熟して枯れそうなときと、もっと前の緑が濃い時期の重さの比較。想像以上に、重さが違うことにはびっくりのようでした。また、カボチャは、いろいろな種類があり、属名は同じでも種名が違うものも。。。なので、形態的にも多様で。それはびっくりのようでした。見かけはヒョウタンみたいだけど、カボチャというのには、驚きを隠せない感じでした。

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DSCN4494.JPG ゴーヤは食べることは知っていても、沖縄でヘチマを食べる(現地では、ナーベラといったはず。とろみがあって、おいしいのですが。。。)ことまでは知らず、渡辺がひとかけら食して、甘いというとびっくりでした。そんな風に、切って、実物を見てもらえるのは、人数が少ないのもありますが、大量のサンプルを用意して頂いたおかげ。ありがとうございました。

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DSCN4501.JPG ヒョウタンは、一定の大きさになると、表面が堅くなり、包丁では。。。それでも切ってみたいというか、男の子が上下を持って引っ張りましたが。。。さすがに。。。無理がありました。こうしたウリ科は、果実はわかりやすいけど、種子、子葉となると、別はかなり難しいと言うことも理解してもらいました。1, 2時間目の休憩の時には、積極的にいろいろなウリ科の果実を切断。ゴーヤの熟した果実を切ってびっくり、黄色の果実から、真っ赤な種子が。。。種子と言うより種子の周りの細胞の塊がと思いますが。。。ちゃんと洗って、中から少し褐変化した種子が出てきたら、「来年植えて、ゴーヤを作ろう!!」と、かなりうれしそうだったのは、感動でした。是非、やってみて下さい。

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DSCN4518.JPG 子葉の形態での区別の難しさは、先のゴーヤの種子が少しいびつなので、それを見て、他とは違うことを理解してもらえたのでは。。。また、スイカ、メロンなどを横でなくて、縦に切る理由、メロンとキュウリは同属別種と言うことをラテン名で。。メロンの果実にTの字の茎が残っている理由も。こんなことは農学部の農学科でないと習わないようなことですが、少し大学のようなこともわかって、楽しそうだったのが、印象的でした。最後に、メロンの表面にできる網目模様の理由。中からの生長と表面の生長のずれと言うことをしっかり理解して、発表してくれた4年生、すばらしかったです。いつものように、最後は、世界に向けて情報発信。いろいろな果実を持ってのアピール。学校の周りの豊かな自然をさらに理解するきっかけになればと。。。

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DSCN4534.JPG 講義が終わったあと、校長室で、昨今の教育事情などについて、竹中校長先生を交えて、議論できました。これだけ自然豊かな立地条件を活かして、さらに理科について、深めたいと。また、小学校に理科専科の先生がいることの大切さを一昨日の七塚小学校の例渡辺が学んだ今治市の例を出して。。。さらに話は進み、小学校の1, 2年生でも生活科を発展させ、理科と社会に戻す時期ではないかと。。。それは、いつも小学校に伺って、思っていました。渡辺の頃にはなかった「総合の時間」があるので、それを活用すればよいのではと。。。とても貴重な意見を頂きました。ありがとうございました。

DSCN4539.JPG 最後になりましたが、今回の講義でお世話になった加賀市立湖北小学校・竹中校長先生、中村先生、4年生の先生にはお世話になりました。ありがとうございました。また、次年度以降も交流ができればと思います。よろしくお願いいたします。


 わたなべしるす



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【出前講義】加賀市立錦城東小学校・特別講義「キャベツとブロッコリー--何が同じで何が違うの???--」(10/16)

2014年10月16日 (木)

 昨日は午前が富山県富山市午後は石川県かほく市。金沢から近いところといってよいのでしょうか。今日、明日はどちらかという、小松市、加賀市という福井県寄りの場所へ。その最初が加賀市立錦城東小学校。石川県内の出前講義では大変お世話になっている石川県立小松高等学校の寺岸先生のふるさとが「加賀市」。今回も小学校に伺う前に、いつものように寺岸先生の畑も視察できました。一部というか、ほぼ全体が課題実験の実験区。小松市内から離れたところですが、とても管理されていて、一昨日の砂地の畑での実験区とは異なる表現型も、土壌条件で観察されるのではと。。。土曜日には、実験をしている生徒さんとの議論が午後から予定されており、楽しみです。

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DSCN4386.JPG 加賀市内でははじめてとなる「加賀市立錦城東小学校」。校庭の向こう側には、天気のよい日は白山もきれいに見える場所。この小学校が、その寺岸先生の母校だと。。。渡辺が桜井小学校に出前講義に行くようなもの。学校の花壇というか、圃場にはいろいろなものが栽培されていましたが、その中には、ソバとおぼしきものも。。。pin, thrumという異形花の花を探そうとしたのですが、時間もなくて。。。

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DSCN4388.JPG この小学校でもwelcome boardが出ており、ありがたいことだなと。。。また、階段には、数字の桁が。前にも書いた無量大数というようなものは見ることができなかったですが、小学生にはうれしいものなのだなと。時代が変わっても。講義は4, 5年生合同で「キャベツとブロッコリー」。毎日、見ることができる環境でおもしろい講義になるのではと。最初に東頭教頭先生からご紹介頂き、いつものように、トマト、キャベツ、ブロッコリーの播種から開花までを。キャベツの花を見たことがある方はほとんどいなかったかもしれません。身近にあっても気がついてないだけなのかも知れないですが。。では、いつものように、キャベツとブロッコリーの遺伝子を混ぜることができたら、と言うか、この2つの作物は、もともと、ケールから人間が品種改良したもの。なので、Brassica oleraceaというものに分類される訳です。

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DSCN4391.JPG 今回は、4, 5年生合同での講義となりました。そこで、今治市立立花小学校でも5, 6年生合同で、1つの班に異なる学年で考えるようにすると、上の学年が下の学年をリードすると言うことをお伝えして、今回もそのパターンで。5年生、がんばっていました。もちろん、考える場面、発表の場面のいろいろなところで。考えて、模造紙に書くのは簡単なことではないですが、30minという限られた時間内でしっかり10のグループ全部ができたのは、すばらしかったです。

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DSCN4404.JPG また、最初は質問するのがほとんどなかったので心配しましたが、最後の3つくらいのグループでは、5人以上の方が質問を。。。少しストップをかけないと時間内に終わらないと。最初に質問をしたヒトは、勇気が必要だったと思います。立派なことです。今日のことを忘れないで下さいね。また、こうした考える理科が大切だと言うことも。あと、どんなことでもよいので、1番になることが大事だと。。。ちょっとずつでよいので、がんばって下さい。と言うことで、講義は終わり、いつものように世界に向かって、情報発信。

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DSCN4430.JPG 講義が終わったあと、校長室で、昨今の教育事情などについて、議論できました。特に、山田校長先生の理科というか、植物についての造詣が深いのには、驚かされました。と言うか、こちらが勉強させて頂きました。また、寺岸先生の母校でもあることから、今年からキャベツ、ブロッコリーを栽培して、雑種を作るとか。楽しみにしています。最後になりましたが、今回の講義でお世話になった錦城東小学校・山田校長先生、東頭教頭先生、4, 5年生の先生方にはお世話になりました。ありがとうございました。また、次年度以降も交流ができればと思います。よろしくお願いいたします。

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DSCN4440.JPG わたなべしるす

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DSCN4445.JPG PS. 午後からは、加賀市から少し離れるのですが、以前、出前講義に伺った翠星高校で、石川県内の物理、化学系の先生方向けの会合があり、石川県立大・西澤先生の特別講義が開催されると伺い、急遽、参加させて頂きました。西澤先生がまだ、東大にいらした頃、1990年に渡辺の名前が入った論文がPlant Cell Physiol.に掲載され、その論文が渡辺にとって、はじめて科学雑誌へのデビューでもありました。その共同研究の時の研究会で話を聞いて以来だったと。。。学生時代に、抗体を使って、アブラナ科植物の自家不和合性の実験を始めた頃を思い出させて頂きました。今回の講義で子供たちから頂く刺激とはまた違った、研究を始めた頃の気持ちの大事さ、研究の競合するグループとの戦いなどを思い出しました。ありがとうございました。これからもまた、いろいろなところで、ご指導頂ければ、幸いです。

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DSCN4451.JPG PS.のPS. 小松高校に最後に戻ると、new versionのwelcome boardが。明日まで定期試験とか。うれしいですが、テストもがんばって下さい。

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【出前講義】富山県立富山中部高等学校・SSH課題研究、運営実施検討会(10/15)

2014年10月15日 (水)

 今月も半分が終わり。。。北陸遠征は昨日一昨日の小松高校での準備であったり、課題研究の実験圃場見学ということから、本格的な出前講義に。その最初は、富山県立富山中部高等学校。富山県に来るのが47都道府県で最後のpieceである最後の県なのだと、ずっと思っていました。ところが、地図を見て、びっくり。黒部ダムは富山県と。。。今日まで知らなかった。。。トローリーバスで黒部ダムを見に行ったのは、高校2年の夏休みにあった修学旅行。その時でした。つまり、その時点で、長野県、富山県という所に入ったことがあった訳で。。。不覚でした。。。では、47都道府県で最後に訪問した都道府県はどこなのか。わからない。。。どこだったのだろう。少し時間ができたら、考え直してみます。もしかしたら、亜熱帯気候の沖縄県だったり。。。

DSCN4272.JPG そんな富山県。石川県小松市から今は、北陸本線で直通。ところが来年の3月の北陸新幹線、金沢駅開業時からは小松から金沢が在来線。そこから先が新幹線に乗り換え。。。鉄道オタクというか、鉄道好きには何ともいえない選択肢だと。写真を撮ることを忘れていましたが、途中で新幹線の高架をあちこちで見ました。また、富山市内にも松山市、広島市、鹿児島市、岡山市などと同じように、路面電車が。打合せ、SSHの指導等で行くことがあって、よく見かけます。意外と国内の多くの路面電車があるところにSSHがあったりして。。。数えたことはありませんが。。。小松高校のSSH課題研究発表会の時に、富山中部高校の盛合先生とお目にかかって。その時は、申請をしていて、SSHの指定にトライしているいっていたような。今年度、無事採択され、運営をされている先生方には、いろいろなことが初めてで、難問だらけ。そうしたこともあって、本来なら、高校生に出前講義というのが多いのですが、ちょうど定期試験期間と重なったこともあって。。。運営をされている先生方から頂いた質問に答えて、また、それらを踏まえて、さらなる問題点についての対応など。

DSCN4275.JPG あらかじめ頂いていた質問事項というのが、課題研究への取組、課題研究の中間発表会等の実施のあり方、高大連携の方向性というか、ノウハウというか。さらに、科学英語への取組、理数科以外との連携などなど。これだけでもかなりの時間を使ってしまい。。。課題研究は最近、高校生がテーマを考える方向性にあるとか。。。大学での卒論でも教員側が提案して、その枠の中である程度の自由度がある訳で。。。それを高校生が研究というものの本質である、繰り返し実験、統計的処理となると、結構大変なこと。一度できたら、はい、それでと言うのでは。。。また、小中学校からの自由研究の延長であっては、研究の重要ポイントを理解できないのではないかと、危惧してます。また、中間発表会については、福島高校での取り組みを紹介し、理数科以外との連携では、釜石高校浦和第一女子高校の例を。それ以外にも渡辺のHPにこれまでの出前講義のリストがあります。それらの中を時間があるときにめくって頂くとか、そこでどの様なことがあったかを、渡辺までお問い合わせ下さい。

DSCN4281.JPG 科学英語。これも難しい問題で。。。しゃべることがへたくそな渡辺ですが、国際学会での招待講演などの時に注意するのは、イントネーションというか、どこにアクセント置くのかと言うこと。棒読みをしたら、英語として理解してもらえないこと。また、日本から留学した方からの話ですが、最近のしゃべることをやるようになる前の教育を受けた方ですが、もちろん、留学して最初は、他の国々の方より、コミュニケーションは上手ではないようですが、半年もすると、日本国内での英語教育のおかげで、ちゃんとできるようになると。その意味では、どこにアクセントがあるのか、と言うようなことに注意する方が。また、英語の論文を読むときも、日本人の英語の方が読みやすいかも知れないですが、英語が母国語の大学等の論文を読むほうがと。

DSCN4282.JPG それに加えて、評価という問題。昔、共同研究をしている先生から聞いたことがあり、教育を評価するのは、本来は10~20年後にその教育を受けた人材が社会でどの様に活躍するか。目先のことで、評価をすると、間違った方向に行きかねないと。。。最近、そのことは、しみじみと思いますが、なかなか難しいことで。。。何らかの数値のようなもの、大学であれば、論文が掲載されたJournalのImpact factorとか、論文の被引用数。もちろん、科学者の卵養成講座では、来年の4月には大学を卒業して社会に出る方も。そうした追跡調査は、重要だろうと。最近は、何らかの数値を用いる評価も教育学などではあるとか。渡辺はどうもなじみがないですが。。。それらをうまく組み合わせるのが重要なのではと。。。ほぼ、2hr近い議論でしたが、なにをするにも、初めての時は気になるもの。渡辺にわかることであれば、ご相談頂ければと。もちろん、北陸新幹線が開通すれば、仙台からも便利に。。。出前講義にも伺いやすくなるかと。。。

 最後になりましたが、今回の意見交換会を設定頂きました、富山県立富山中部高等学校の盛合先生をはじめとするSSHの関係の先生方にお礼申し上げます。今回のことをきっかけとして、うまく高大連携ができればと思いますし、ご紹介したような高校と横の連携ができればと思います。今後ともよろしくお願いいたします。今日は、ありがとうございました。


 わたなべしるす


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【出前講義】かほく市立七塚小学校・特別講義「花の不思議な世界」(10/15)

2014年10月15日 (水)

 午前が富山県(この記事を書いている時点で、まだできてないこと、お許し下さい。)。午後が石川県。お隣とはいえ、今回は石川県の能登半島の付け根部分というか、はじめて伺うところ。日本海にそって、北陸本線から分岐した七尾線の横山駅から近く。学校のすぐとなりは海が見えるところ。山から海までと言うのは、渡辺が育った今治の桜井地区と同じで。なんとなく、なじめるところでした。というのと、この伺ったかほく市は、研究室の辺本さんのふるさとである河北郡内灘町の北に位置するところ。こんなところで、育ったのだなと。ただ、冬の雪は大変だろうなと。。。そんなことも。ふと思って。。。

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DSCN4301.JPG はじめて伺う学校は緊張します。ただ、今回伺った七塚小学校は理科室での講義。理科専科の小町先生が3年生から6年生を教えていて、理科室には理科の先生がいるというのは、渡辺の小学校時代と同じ。桜井小学校の理科室を思い出しました。理科・学習のすすめ方という流れ図は、大学・大学院での研究、高校での課題研究などにも使える大事なことだなと。これを毎日きちんとできたら、たいしたものだなと。。。教員のテーブルには、電源装置が。これはなかったです。桜井小学校には。あったら、うれしかったと。

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DSCN4298.JPG そんな子供時代をも出すような理科室で、5年生にリンゴをモデルとした花から果実形成、受粉、受精、自家不和合性について。と言うと難しい言葉が並ぶ訳ですが、。。渡辺の自己紹介のあと、花の名前とその分類を。5つすべての花の名前をちゃんと知っていました。よく観察していると思います。そのあと、花の構造の復習。一番外側が「がく」というのを忘れていたのは。。。それに続いて、花粉管伸長の動画。これには驚いていたようでした。リンゴの花から果実ができるまでに摘果がある理由など、よく理解していました。

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DSCN4313.JPG ここまでは、どこの小学校でも行っていたとおり。ここで自家不和合性の説明を動画を使ってやる訳です。動画を見てもらうと、花粉管伸長と同じように、子供たちからは「へー」と言う声が。やっぱり、雌しべが花粉を識別するというのは、不思議なこと。では、なぜ、そんなことをするのか。いくつかの答えの後。。。。「自分では足りない他のよい遺伝子をもらうため」。とてもすばらしかったです。で、ここまでなら、いつも。このやりとりを、テレビの画面に書くことができる、電子黒板として、理科の小町先生が書いてくれて。。感動でした。まさに、劇的before afterの世界でした。。。電気の力というか、electricの力というか、すごい発展だなと。。。さらに、いつものように、リンゴの花の面影がリンゴにある、リンゴの蕚片の部分を観察してもらい。。。

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DSCN4349.JPG そのあとに、質問コーナー。いつも出ないような、すごい質問の連続。。。すごかったです。ほんと。これで終わるのかと思ったら、本当の最後は、今日の講義で思ったこと、考えたことを書く訳です。とてもなれたように書く児童の皆さんには感動。科学者の卵養成講座のレポート書きを見ているようでした。できた方から、リンゴを1つずつ。ちゃんと、レポートをクラスごとに分けておけば、リンゴをgetできるという感動的なシステム。もちろん、最後の最後は世界に向けて、情報発信。

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DSCN4369.JPG 講義が終わっても、理科室に残って、理科の先生と話をしたりする人たちも。昔を見ているようでした。そのあと、福村教頭先生、理科専科の小町先生を交えて、理科というか、自然を活かして何ができるか、もちろん、この学校の理科専科のすばらしさも。そんな書き物を愛媛新聞に書いたことがあると。渡辺が学んだ、今治市の例として。それを上回るようなすごいものでした。感動の嵐というのはこういうことを言うのだろうと。。。ありがとうございました。

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DSCN4366.JPG 最後になりましたが、今回の講義でお世話になった七塚小学校・木田校長先生、福村教頭先生、理科専科の小町先生、5年生の先生方にはお世話になりました。ありがとうございました。また、次年度以降も交流ができればと思います。よろしくお願いいたします。


 わたなべしるす

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DSCN4359.JPG PS. 理科室には他にも、メダカとミジンコの関係。というか、食べる方と食べられる方の大きさの関係。さらに、3年生から6年生で今学んでいる言葉を並べてあって。これがあるから、前の学年、先の学年で何を学ぶのかがわかる訳で。理科に興味を持ち続けることができるのだなと。そういえば、学部の3年生の蔬菜園芸で、キャベツ、ハクサイ、ニンジンなどの種名というか、学名を習ったとき、うれしくて、生協で、これは、Brassica oleracea, Daucus carotaというのを言いながら食事をしていたような。そんな刺激があり続けるのが、大事なのだと。

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DSCN4363.JPG PS.のPS. 帰り際に、曇っていた関係で日本海に沈む太陽を見ることができなかったですが、また、今度伺ったとき、見ることができればと、思っていたら、帰り道で、きれいな夕日が。。写真を撮れなかったのが残念ですが。。。辺本さんの去年の写真があれば。。。また、もどって、uploadすることにします。

 PS.のPS.のPS. 学校の校庭には、なんと「聖徳太子像」が。いろいろな小学校に行きましたが、聖徳太子像というのは、はじめて。聖徳太子が10,000円札、5,000円札の時代を知っているだけに、すごい感動と、10人の話を一度に聞いて理解して、返事ができたという伝説を歴史の時に聞いたことがあり、何か、不思議な力を頂いたような。。また、聖徳太子像の下にある「和」というのは十七条憲法の「和を以て貴しと為し」と言うことなのでしょうか。

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DSCN4294.JPG PS.のPS.のPS.のPS. 最後のまとめ、明日の準備、出前講義先との調整などをするために、小松高校に戻ると、玄関の所にはちゃんとあたらしいversionのwelcome boardが。。。ありがたいことです。今日もありがとうございました。明日も、お世話になります。

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【出前講義】石川県立小松高等学校・課題研究「実験圃場見学・現地検討会」(10/14)

2014年10月14日 (火)

 すっかり日が暮れるのが早くなりました。というか、HPにも坂園さんが記してくれてありましたが、仙台の雨はひどかったようですが、風がひどくなくて、ほっとです。台風の東側の方がひどいというので、今回の通り道がよかっただけなのかも知れないですが。出張先の小松もそれなりの風と雨だったようですが。。。こちらも真夜中がひどかったようです。寝ていたので。。。

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DSCN4256.JPG そんなで、台風の通過とタイミングによっては、課題研究の実験圃場見学・検討会が無理かと思っていましたが、お天道様のおかげでしょうか。途中、小雨模様でしたが、圃場に着いた頃には、雨も上がり。。。ダイコンの播種条件を変えて、ご当地ダイコンである、源助ダイコンの栽培実験。海からかなり近い砂地の畑で、ダイコンだけでなくて、スイカ、トマトなど、多様な作物種が栽培されているようです。この海風が吹く条件で栽培できるのが、作物にどの様な影響を与えるのか。ふと、不思議に思ったり。瀬戸内であれば、普通に海風が吹いていたのかも知れないですが、余り考えたこともなく。。。検討会が終わったときに、何となく、塩で湿っぽいと言うので気がつきました。

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DSCN4260.JPG その中で、6品種だったでしょうか。作付けして、品種間差異、栽培条件差異があるかを。。広大な面積で実験する。農作業です。かなりの労力の。大変ですが、これで、自分たちが食べている農作物のありがたみもわかるのではないかと思います。壮大な課題研究ですが、すごい実験です。感動でした。収穫時期のもあれば、このあと、これからという実験区も。あと、大変なのは、F1品種でないので、ある程度の雑ぱく性があり、その関係性もあって、抽苔をしているものも。。。また、ダイコンが立てに裂けているのも。。。これを見ると、F1品種のすごさを理解できます。

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DSCN4268.JPG 実際にこの源助ダイコンの栽培をしている篤農家の方とも、時間を頂き、現場の話をたくさん頂けました。ありがとうございました。ゲノムを開ける経費がもう少しかからなくなれば、おもしろい実験がたくさんできるのではと思いました。今後、この課題研究を含めて、共同研究ができればと。。。。


 わたなべしるす

 PS. welcome boardが、昨日、今日と。。。試験期間中なのに。。。しっかり、テストをがんばって下さい。あと、大学に進学した卒業生からのお土産も。ありがとうございました。この絵がいいですね。目玉おやじ。。。いつか、そちらの方にも行ってみたいなと。。。いただきます。ありがとうございました。

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