東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

2013年12月の記事です。

ブッシュカーン、ミカーン、ククミース!

2013年12月25日 (水)

こんにちは、M1の辺本です。

昨日がクリスマスイブでしたが、皆さんサンタクロースからプレゼントは届きましたか?
私は「仕上がった講義レポート3本!」とサンタさんにお願いしたのですが・・・
今朝届いていなかったので、今日自分で書き上げました。
やはりサンタクロースにプレゼントをお願いする時は、手紙を書くべきでしょうかね?


さて、昨日までの3日間は「科学者の卵養成講座」発展コースで、私は曽根さんと一緒にTAをさせていただきました。
私は日頃から高校生と接することが少ない上に、今回初めて実験指導することになったので、不安で不安で・・・
しかし曽根さんのお陰で無事終えることができました。曽根さん、色々とありがとうございました。
受講生の3人も明るく元気な女の子で、3人とも理解力・観察力に優れていたので、TAをしていて楽しかったです。
分かりやすく説明することの難しさも改めて感じましたが。
楽しかったこと、勉強になったことを含め、充実した日々でした。


話は変わり、我がラボの玄関にこんなものが吊されていましたよ!
なんだこりゃー、先が裂けていて、手のように見えますね。
PC250180.JPG
これはですね、仏手柑(ブッシュカン)というインド産の柑橘類なのです。シトロンの変種で、ミカン科。
この仏手柑、庭に植えると「代々(橙)家が栄える」と言われる縁起の良い柑橘果樹だそうですよ。
日本には江戸時代前半に入ってきたそうで、観賞用として生け花や正月飾りに・・・なるほど~だから玄関に!

DSC_4080.JPG
非常に面白い形をしている仏手柑。花言葉は何だろーと気になって調べたのですが、
「媚びない美」と書かれてあったり「ひねくれた美」と書かれてあったりで、よく分かりませんね。


ちなみに、食べられるのか?と言うと、果実は実が少ないので生食には向かず、
砂糖漬けでお菓子にしたり、乾燥させて漢方薬にするのだとか。
ということで、マスコさんがジャムにしてきてくれるのだそうです。楽しみ、楽しみ♪


仏手柑は生食に向かない柑橘類ですが、我がラボには生食に向いている柑橘類「ミカン」があります。
とても美味しいです。やはり冬はミカンですね。
PC240174.JPG
お疲れ気味の先輩が、ミカンの皮で疲れ具合を表してくれました。

今年度は修了する先輩が4人いまして、皆さん修論・博論に向けて日々頑張っています。
年末ということもあり、だいぶ疲れが溜まってきているようです。
疲労で体調を崩さないように・・・と願うばかりです。
DSC_4113.JPG


最後に、報告を。
9月上旬にナベさんが買ってくださった「ククミス」が2つありました。覚えている方~?
そのうちの大きい方がカラカラに乾燥し、ついに・・・種ゲット!しました。
PC240165.JPG
メロンの種のようですね。
PC240167.JPG
大切に保存して、来年植えてみようかと思います。
PC240170.JPG


M1 ナベ

ページの一番上へ

【研究室訪問】循環型科学者の卵養成講座・発展コース・第3日「プラズマ照射法で自家不和合性を破る」(12/24, 25追記)

2013年12月24日 (火)

 一昨日から始まった「科学者の卵養成講座」発展コース。1, 2日目でとったdataを動画を解析したり、顕微鏡写真を改めて、解析して、最後のまとめへ。最初の日の計画通りに進んでいるのが、TAの曽根さん、辺本さんの緻密な計算のおかげだと。。。

DSCN1198.JPG
DSCN1201.JPG data解析の後には、この3日間をどの様にまとめるかというポスターについての議論を。ストーリーをどうするのか、最初に設定した仮定というか、テーマに縛られるのではなく、出てきた結果、その結論にあわせて、Introをどう考えるか、最後は、インパクトのあるタイトルをつけると言うことで。。。予定の終了時間は14:00だったのですが、それをoverして、それぞれのdataをどう解釈するべきなのか、其れをどの様に並べると、ストーリーができるかなど。。。こうしたことをするのは初めてだと思いますが、きっとこれからのよい経験になると思いますので。あと、3月の発表会に丹野さんが、高校の授業の関係で出席できないというので、ポスターを作るというところはメインに丹野さんがという仕事の仕分けにして。。。仙台二華高ということもあって、近いですから。mailでみんなで議論して、よいものができればと。。

DSCN1204.JPG
DSCN1203.JPG ということで、3日間にわたる発展コースも無事終了。何より、3日間、TAをしてくれた、曽根さん、辺本さん、ありがとうございました。うまく高校生をリードして、ここまでできることは、これからの色々なところで、活きてくると思いますので。。。また、3人の受講生である、仙台二華・丹野さん、山形西・佐藤さん、秋田南・一ノ関さん、大学の研究室でのなれない実験で緊張もあったと思いますが、しっかり3人で議論しての実験だったと思います。お疲れ様でした。発表会に向けての準備を当日まで、がんばってください。


 わたなべしるす

 PS. 初日に渡した日程表には13:00-14:00は「最後のまとめ」となっていましたが、実際には、labの恒例というか、クリスマスケーキを囲んでの会。それにも参加してもらいました。詳細は、lab memberから。。。会の最後には、3人それぞれから、今回の発展コースがどうだったかと言うことの、挨拶とコメントを。。。楽しかったと言うことをうかがえて、何よりでした。ほっとしました。

RIMG0276.JPG PS.のPS. まとめの途中で、卵のHPの書き方の講習も。。。Editorというtext fileを扱うソフトを使って、あらかじめ、原稿を書いておいて、貼り付けるのが便利だと。。。ぜひ、たくさん書いてください。

 PS.のPS.のPS. 受講生の皆さんとTAの方々と昼食をしながら、反省会と言うほどでないですが、色々な話をしている間に。。。渡辺が学生時代から、ここの旧姓である、農学研究所で、ハクサイの軟腐病を研究されていた「菊本先生」がいらっしゃいました。会うことはできなかったのですが、ちょうど、上記のケーキ会の直前に電話を頂き、びっくりしたのは、愛媛県八幡浜市のご出身だったと。。。また、渡辺の小中高と一緒だった方のお父さんとどこかでお会いになって。。。何とも世の中狭いです。びっくりでした。ぜひ、また、いらして頂ければ。。。

 PS.のPS.のPS.のPS. 21:30, 卵のHPを見たら、仙台二華の丹野さんが早速、この3日間の記事を書いてくれていました。タイトルの「発展コース...楽しかったっ!!」とあったのは、この上ないうれしさでした。本文にあったように、五感を大事にして、がんばってください。

 PS.のPS.のPS.のPS.のPS. 23:50, 卵のHPを見たら、山形西の佐藤さん秋田南の一ノ関さんも発展コースの記事を書いてくれていました。もっと早かったのかもしれないですが、気がついたのが、この時間でした。。。びっくりしたのは、もちろん、最初に予定していた実験のことを書いてくれていたことに加えて、キャベツの仲間、Brassica oleraceaの観察会に丹野さん佐藤さん一ノ関さんの3名とも興味を持ってくれたことは、「観察することの大切さ」をしっかり体験して、理解してくれたのだというのが、感動でした。何より、うれしいことでした。これから科学をする人にとって、自然の変化に気がつく観察力はとても大事ですから。。。 あと、ばりぃさんになごまされたなどあったので、渡辺のHPのtopのくるくる回っている写真にdisplayの上にあるばりぃさんを追加しました。ご覧ください。急ぎの方は、reloadして頂ければ、2枚目に出てくると思います。



ページの一番上へ

クリスマス会with科学者の卵の皆さん

2013年12月24日 (火)

久しぶりブログを担当させていただきます。
M1の田口です。
今日はクリスマスイブということで、ラボのメンバーと
「科学者の卵養成講座」発展コースの高校生の皆さんとケーキ会でした!
豪華にホールケーキ3つです。
PC240709.JPG
クリスマスらしく、かわいい飾り付けがたくさんです。
PC240720.JPG
このアングルはちょっと怖いですが。
そして「科学者の卵養成講座」発展コースの感想を
一言ずついただきました。
皆さん不安があった反面、楽しみにして来てくださっていたようで
よかったです。
131224_1.JPG
実験を通していい体験ができた、と言ってくれた3人。
3日間お疲れ様でした。(辺本さんと曽根さんも!)

さて今年も残り1週間ですね。
私は今年やり残したことをやるよりも、
来年のスタートの準備をしていけたらなあと思います。

M1 田口

ページの一番上へ

記憶、地震、プロ(12/23)

2013年12月23日 (月)

 12/23(月)、今日は天皇誕生日で祝日。世の中的には土曜日から三連休。でしょうか。こちらは、福島での出前講義科学者の卵養成講座の発展コースで、連日出勤。出勤がどうとか言うのは、あまりでなくて、気にならないが、平成になって25回目、四半世紀になる天皇誕生日。昭和の天皇誕生日は、今の昭和の日である4/29。小さい時の記憶が残る方がイメージが強いからであろうか。あるいは、この時期が忙しいからであろうか。どうも、天皇誕生日というイメージとこの12/23が連動してくれない。。。80歳になられたと言うことで「傘寿」。そんな記念であるにもかかわらず。。。どうも最近の記憶がよくないかであろうか。。。単に覚えると言うだけの記憶でなく、楽しかった記憶、そうでない記憶などある。どちらも覚えているというのが、あるような。。どちらかというと、失敗したりした時の記憶の方が多いのかも。。。そんなよくない記憶というか、「恐怖の記憶」が、父親由来で遺伝するとか。ヒトでなくてマウスでの実験。。。原著の論文に当たらないと何ともいえないが。。。母親由来の記憶はどうなのか。。。つらい記憶だけ、父親由来というのも。。。植物の遺伝をやっているものからしたら、植物ではどうなるのか。。。たしかにepigeneticsをやるものとしては、。。。頭の片隅に忘れないように記憶しておこう。。。できるだけ。。。

DSCN5017.JPG 恐怖の記憶で最近のと言えば、やっぱり地震。このところ、たぶん、毎週のように東北から関東にかけて、M5.0以上の地震が。。。気にするから、気になるのかもしれないが。。。もちろん、小笠原諸島、西之島では、新島がもう少しで合体とか。ここまで大きくなると言うのも、やっぱり気になる要因である。先日は、こんなことを気にかけてであろうか、首都直下地震の被害想定も。。。やっぱり気になる。。。。何かの映画で大きな地震で新幹線に大きな影響があったのを思い出す。そうした地震のことも想定していると言うことも聞くが、2015年春には、東京--新大阪間が時間短縮されるとか。東海道新幹線が。。。ここに考えているような心配事が起きないのが一番よいが、起きた時にどんな行動を起こすかということを日頃から考えておかないと。。。

 どんなことが起きても、それをきちんと遂行するのが「プロ」というのであろう。将棋で言えば、四段以上になること。三段以下は「奨励会」といわれている。今日、その将棋の世界で初めて、女性が奨励会三段になったとか。昔、朝の連ドラでは「女性プロ棋士」という設定であったが、。。とても大変だと思うというか、棋戦を見ていて、なぜこうなるのか、この手をさすのかというのはわからない。遺伝学なら、植物科学なら、すこしはこの場面では、こうしたほうがというのがわかってきた。将棋は10代からこの奨励会に入り、年齢によって、一定の段数にならないといけないという世界はやっぱり厳しい。研究者でも年齢でとなると。。。。先日も、ドラフトのことを書いたが。他の世界をモデルと考えるというは、1つのideaかもしれない。霞ヶ関というまた、別のプロの世界にも女性官僚がと。。。そういえば、今日のTAをやってくれた2名の学生さんも女性。発展コースとして参加してくれていた高校生も3名とも女性。。。さっきのマウスの実験ではないが、母親由来の記憶が大事なのであろうか。。遺伝学のプロとして、今一度、考え直さないと。。。もちろん、植物を使って。。。。

DSCN5061.JPG
 わたなべしるす

ページの一番上へ

【研究室訪問】循環型科学者の卵養成講座・発展コース・第2日「プラズマ照射法で自家不和合性を破る」(12/23)

2013年12月23日 (月)

 昨日に続いて「科学者の卵養成講座」発展コース。朝からの実験なので、さすがに。。よる◎しには。。。。最後は気合いと根性でlabに。このあたりは、学生さんの若さは、すばらしいです。

DSCN1187.JPG 実験は昨日の続き。サンプリングをして、プラズマ処理をしたり、タイムラプスをしたり。昼前には、プラズマ装置で共同研究をしている、工学部の安藤先生が装置の改造手術のために、きて頂いたり。。。今回の実験では、この改造した装置を使うことは、最終日に可能かもしれないですが。。。

DSCN1188.JPG 実験の合間には、せっかくなので、科学の議論をしてもらうために、Nature Digestを読んでもらったり。午後からは、渡辺の方で講義というよりも、自家不和合性を持っているアブラナ科作物のBrassica oleraceaがたくさん温室にあるので、その多様性の観察。ケール、キャベツ、ブロッコリー、カリフラワー、コールラビ、葉ボタン、ロマネスコなどなどがどんな由来でなのかを説明したり、せっかくなので食してみたり、。。最後は、研究室に戻って、解剖したり、顕微鏡観察をしたり。合間にも、観察することの大切さを実感してもらえたのでは。。。

DSCN1189.JPG
DSCN1193.JPG 午前中からやっていたアニリンブルー染色の蛍光顕微鏡観察。蛍光色に光る雌しべの先端を見たのは、もちろん、初めてだったでしょう。見た瞬間に3人共が「おーーーー!!!」というのは、実験をsettingした方も、何よりでした。しっかりどの部分が何なのか、あれこれと観察していました。花粉動態観察と蛍光顕微鏡観察を平行してやっているので、最初は大変なようでしたが、3人で議論をして、あれこれと考えて実験している様子は、頼もしいと。。。また、実験を始めた頃には、TAの方々から言われていることができるのだろうかといっていたのが、最後の頃には、こういうことなのだと、しっかり、自分たちの感覚にしていたのは、五感をフル活用して、実験しているのだと。。ここでやったことをしっかり覚えていて下さい。この実験でなくても、きっと将来どこかで、この五感をフル活用することの大切さもわかると思いますので。

DSCN1192.JPG
DSCN1195.JPG 今日もTAをしてくれた、曽根さん、辺本さん、ありがとうございました。なんとか2/3終わりました。あと、半日、なんとか。。。。たどり着けそうです。


 わたなべしるす

 PS. 夕飯は受講生の皆さんと仙台駅の牛タンのお店に。渡辺は昔ながらのところというか、そんなメニューが普通なのですが。。。今は、ずいぶんとお店もメニューも増えました。で、さっそく、仙台二華の丹野さんが今日の夕飯の写真を、送ってきてくれました。ありがとうございました。あと、半日、がんばって下さい。

20131223_192546.jpg

ページの一番上へ

diary Top« 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7

ARCHIVE