2007年12月号のPlant Cellに、奈良先端大、名古屋大との共同研究の論文が2報、公開になりました。
奈良先端大・高山教授との共同研究では、アブラナ科植物の自家不和合性の雌ずい側S因子であるSRKの下流の因子であるMLPKがdirectにSRKと相互作用することを示しました。変異体、遺伝子、相互作用という3つの点が明らかにできた、下流因子の初めての例だと思います。これを機会に、さらなる発展をさせ、花粉因子が雌ずいでどの様にシグナル伝達されるかを明らかにしたいと思います。
名古屋大・松岡教授との共同研究では、植物ホルモン・ジベレリンが花粉の成熟・花粉管伸長を制御していることを示しました。生殖をやっているとホルモンとの連動というのは、なかなか難しいのですが、松岡先生と共同研究ができたことを、感謝しております。これからもこうした研究をより発展させていければと思います。
なお、研究科の公式web siteは、以下のところにあります。そちらもご覧ください。
http://www.lifesci.tohoku.ac.jp/
共同研究の論文が、Plant Cellに掲載
2008年2月 5日