東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

News Release

2008年7月の記事です。

"Self-incompatibility in Flowering Plants - Evolution, Diversity, and Mechanisms" (Ed.: V. E. Franklin-Tong), Springerに執筆

2008年7月14日 (月)

"Self-incompatibility in Flowering Plants - Evolution, Diversity, and Mechanisms" (Ed.: V. E. Franklin-Tong)と題する植物の自家不和合性について、多方面からの抄録を集めた本が"Springer"から、出版され、その中のChapter 7に、"Milestones identifying self-incompatibility genes in Brassica species: From old stories to new findings"と言うタイトルで、アブラナ科自家不和合性のこれまでの研究をまとめたものを発表しました。

自家不和合性の研究は古く、C. Darwinの著書にもありますが、アブラナを例にとれば、その分子機構が分かったのは、ここ10年ほどの研究の進展の賜物です。その研究に寄与でき、また、この様な本に執筆できたのは、うれしい限りです。

自分たちが発見したmilestoneに続いて、これからの10年で新たなmilestoneとなるような発見を論文に発表できればと思います。

わたなべ

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イネ・葯発達後期でのsmall RNAの同定

2008年7月 9日 (水)

Small RNAは、今や遺伝子発現を制御する重要な因子である。
高等植物でも様々生命現象に、small RNAが関連していることが示されつつあるが、生殖器官である葯・発達後期では、存在さえ明らかになっていない。

当研究室では、イネを材料として、成熟花粉である3核期の葯ですでに報告のあるmiRNA166, 167が発現していることを明らかにした。このことは、成熟花粉でもmiRNAが機能していることを示唆するものである。またさらに、新規なsmall RNAも同定した。
今後はこの研究をさらに発展させて、その機能解析も行いたい。

この研究内容をGenes Genet. Syst. (2008) 83: 281-284に発表した。

以上の論文のpdf版は以下のリンクから是非ご覧ください。

http://dx.doi.org/10.1266/ggs.83.281

わたなべ

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