東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

News Release

2013年7月の記事です。

【お知らせ】「Power Pointによる理系学生・研究者のためのビジュアルデザイン入門」の出版とコラム執筆(筑波大・田中佐代子先生著; 7/30, 7/31追記)

2013年7月30日 (火)

 先日の至急のお願いでした、「科学者のためのビジュアルデザインハンドブック」受領に伴うアンケート協力では、大変お世話になりました。ありがとうございました。一定の回答を頂き、これ以降の参考になりましたと伺っております。皆様方の協力に感謝しております。ありがとうございました。

 さて、その折りに、初期のアンケートを見逃し、今回の「科学者のためのビジュアルデザインハンドブック」を入手できなかったのだが、なんとかならないでしょうか??という問い合わせも頂きました。そんな折り、日本サイエンス・ビジュアリゼーション研究会の代表をされており、先のアンケートをお願いされた、筑波大・田中佐代子先生が、「科学者のためのビジュアルデザインハンドブック」をさらにversion upしたものを、講談社から、先頃出版されました。

タイトル:PowerPointによる理系学生・研究者のためのビジュアルデザイン入門
著者:田中佐代子(筑波大・芸術系)
出版社:講談社
ISBNコード:9784061531505
価格:2,310円(税込)


 無料で配布したものをさらにpower upしたものです。なお、表紙のデザインは、。。

VD_nyuumon_cover_hyou1.jpg というようになっております。ので、本屋、生協などで見かけたら、ぜひ、手にとって、ごらん頂ければと思いますし、ポンチ絵を描いたり、どの様に配置するのがよいかなど、よりよいデザインにして、プレゼンなどを作って頂ければと思います。


 わたなべしるす

 PS. 渡辺も32ページに、「プロのデザイナーさんが作ったポンチ絵は何かが違う!!!!!」と題したコラムを書いております。合わせてご笑覧下さい。

 PS.のPS. 日本サイエンスビジュアリゼーション研究会のHPにも記事がありますので。あわせてご覧下さい。

 PS.のPS.のPS. 7/31、大学の生協、片平店の雑誌、図書のところに、この本が平積みしてあるのを見つけました。手元にカメラなどがなかったので。。。また、写真などは、後日。。自分の書いた記事が載っているのを見るのはうれしいですね。

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【お知らせ】神戸阿利襪園~山本通りに設立された日本最初の国営オリーブ園~(神戸大学名誉教授・中西 テツ 博士)(8/10開催, 7/28)

2013年7月28日 (日)

 愛媛・今治出身の渡辺には「オリーブ」といえば、小豆島を思い出します。小さい頃に栽培されていたのを見にいったことがあります。ただ、オリーブが、「自家不和合性」を持っているというのを知ったのは、最近です。また、アブラナの自家不和合性を打破するために「二酸化炭素(CO2)」が有効であり、それを実験的に示されたのが、渡辺が助手をしていた農学部の日向教授の研究室でのことというのを、学部生の時に日向教授からの講義で聞きました。実験をされたのは、当時大学院生で、現在は神戸大名誉教授の中西先生。その当時のことを伺いたくて、大学院生の時に、今治に帰る途中で、神戸大に立ち寄り、中西先生の研究室に行ったのを今でも思い出します。それ以来、なにかと中西先生には、当時の自家不和合性研究で行われていたことなどを、拝聴しております。

 さて、今回のお知らせは、日向研究室の渡辺の先輩にあたる、中西先生が神戸市内で日本最初の国営オリーブ園についての講演会をされるというもの。退官される前にオリーブについて記載した読み物も。pdfで国立情報学研究所(NII)に登録されており、freeです。興味を持たれた方は、そちらもごらん頂ければと思います。

DSCN6454.JPG講演会は、
日時:2013年8月10日(土), 15:00~16:30(14:30開場)
場所:北野工房のまち 3階 講堂
 入場無料, 定員:200名
演題:歴史発掘 「神戸阿利襪園」~山本通りに設立された日本最初の国営オリーブ園~
講師:中西 テツ 博士(神戸大学名誉教授)

 講演終了後、抽選で10名の方にオリーブ苗木を進呈だそうです。渡辺はこの日程の前後にSSH関係のイベントがあり、うまく時間がとれず、伺うことができないのがとても残念です。関西圏の方で、お時間の取れる方、古き歴史から今を見つめ直すのにはよい機会ではないでしょうか。お立ち寄り頂ければ、幸いです。

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 わたなべしるす

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【お知らせ】河北新報・科学の泉「植物の生殖・品種改良・遺伝」(6)完 加速するゲノム解析(7/21, 電子版link挿入)

2013年7月21日 (日)

 火曜から河北新報に掲載が開始した・科学の泉「植物の生殖・品種改良・遺伝」も、今日が最終日。昨日は、遺伝学の基礎というべき、「メンデルの法則」。これは、もちろん、遺伝学の祖といわれているメンデルが、エンドウマメの交配実験から導き出したものです。もちろん、論文としてきちんとまとめたのが、メンデルであり、経験則としては、品種改良に関わる人たちにはわかっていたのだと思います。その例として、日本の江戸時代の変化アサガオのことを記しました。このように奇異なアサガオができる原因としては、遺伝子の中を動くことができる遺伝子(トランスポゾン)があり、それが花の形、色などいろいろな形質に関わる遺伝子のところに飛び込むと、遺伝子が壊れて、奇異なアサガオが出現します。おもしろいのは、この入り込んだトランスポゾンが、再び動けば、壊れている遺伝子は元に戻るので、奇異なアサガオが生じる系統では、いろいろな変異を見ることができます。アサガオを道ばたで見つけたら、ちょっと、見てみて下さい。そんなアサガオに出会えることがあるかもしれません。また、「メンデルの法則」という論文の形になる前に、日本人がこの概念を理解して、品種改良をしていたのがすごいことです。そうした日本人の発見、発明がすごいということは、いろいろあると思いますが、先日、工学部の先生から、本学関係では「八木・宇田アンテナ」、「岡部分割陽極マグネトロン」というのがあると。。。やっぱり、そういう先を見た研究をしたいと。

DSCN6627.JPG 最終日ということで、前置きが長くなりましたが、最終回となる第六弾の今日は「ゲノム解析」。最近、テレビなどでも、ゲノムという言葉を聞くようになりました。そうした背景の基礎の部分を少し理解頂けたのでと。。。あっという間の6日間でした。ありがとうございました。また、こうした機会があれば、と思っております。


 わたなべしるす

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【お知らせ】オープンキャンパス for 女子高生 by サイエンス・エンジェル2013で、M2の曽根さん特別講演(7/30開催、7/20)

2013年7月20日 (土)

 今の研究室の構成メンバーは、アルバイトの方を入れて、19名。その男女比は、6:13。女性の方が2倍くらいです。遺伝学ということからいえば、1:1の分離比になる訳ですが。。。XY型の性染色体によって、性決定されますので。。。。。そんな遺伝学の話しはおいて。。。今年は東北大にとっては、100年目のことになることがあります。それが、「東北大学女子学生入学100周年」。1913年に3名の女子学生を受け入れたことが始まりというのは、この大学に30年くらい前に来て、何かの折りに聞いたことがあったような。。。それを記念して、今年度はいろいろとイベントがあります。「東北大学女子学生入学100周年記念事業」と題して。

DSCN6460.JPG その1つが、「オープンキャンパス for 女子高生 by サイエンス・エンジェル2013」。オープンキャンパスに合わせて、理系に興味のある女子高校生向けに、理系の学生さんたちが、講演をしたり、トークをするという企画です。その講演は2名なのですが、当研究室M2の曽根美佳子さんが、選ばれました!!!研究室でもオープンキャンパスに合わせて、研究室公開をし、すでに1つの高校から見学依頼も来ております。で、話を戻すと、その企画は、

 開催日:2013年7月30日(火) 
 時間:12:00~13:30(オープンキャンパス1日目)
 会場:東北大学理学部キャンパス 理学研究科合同A棟 第3共通講義室(205号室)

 ■第一部
 サイエンス・エンジェル(東北大学女子大学院生)による講演
 「花のめしべは花粉を選んでいる?!~子孫を増やすための手段」
 曽根 美佳子 [生命科学研究科]

 「エネルギーの地産地消を目指して~バイオマスが担う未来のエネルギー」
 松田 詩穂 [環境科学研究科]

 ■第二部
 グループトーク(進路相談会)
 さまざまな理系の学部出身の現役女子大学院生による進路相談会&研究紹介

 となっております。青葉山の理学部のキャンパスで、この時間にという制限はありますが、渡辺の出前講義を聴いてくれた生徒の方々、渡辺がやっている研究について、それを実際にやっている学生さんが話をしてくれます。ぜひ、時間をとってみて、聞いて頂ければと思います。プレゼンは、SSHでの講義でniceなものがありましたので。。。

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 わたなべしるす

 PS. 曽根さんに記事をお願いしたのですが、昨日から国際会議への出張で、時間の関係で、渡辺が記しました。やっぱり、本人に気合いを入れて書いてもらうのがよいと、常々思っておりますので。

 PS.のPS. 1913年という年にどんなことがあったのか、すでに日本史を学んでずいぶんと時間がたつので。。。こんなことがあったのだなと。。この時代背景ですので、国から圧力があったということを。。。何かをする時、その抵抗を越えるのは大変なことであり、だからこそ、「出る杭は打たれる」ということわざがあるのかもしれないと。。。

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【お知らせ】河北新報・科学の泉「植物の生殖・品種改良・遺伝」(5)江戸時代に変化アサガオ作出(7/20, 電子版link挿入, 7/28追記)

2013年7月20日 (土)

 火曜から河北新報に掲載が開始した・科学の泉「植物の生殖・品種改良・遺伝」昨日は、クローン技術。動物では、iPS細胞とか、ES細胞とか、再生医療とか、最近になって確立した、しつつある技術です。ところが、植物では1,000年以上前からやっていること。植物、動物という自分で動いて移動できるか、そうでないかが影響しているのかもしれません。気に入った植物を接ぎ木さし木で増やすことができます。瀬戸内のとある島で、カンキツの何かを台木にして、それに20くらいの異なるカンキツを接ぎ木したのを見たことがあります。また、スイカ、キュウリなどの苗も、カボチャ、カンピョウを台木にしたものが多く出回っています。そういえば、基礎ゼミでも接木をしていた学生さんがいました。

DSCN6622.JPG 今日も前置きが長くなりましたが、第五弾の今日は「遺伝の仕組み」。遺伝と言えば、「メンデルの法則」というのを思い出される方もいるのでは。テストで苦手だったとか、得意だったとか。そんなの、ちょっとした秘密が。。とうとう、明日で最終回。あっという間でしたが、。。ということで、では、また、明日、日曜日に。


 わたなべしるす

 PS. 11:29、河北新報のHPに、記事を見つけました。遠くでご覧になれない方、こちらからどうぞ。

 PS.のPS. 7/28, 変化アサガオの展示会があったという記事が。。。。全国ではこのようなものもあるのだなと。。意外と、いろいろなところで見ることができるのかもしれません。

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