東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

News Release

2014年5月の記事です。

【お知らせ】「ハカセ大募集!」理科の王国TOHOKU GATE 6月6日(金) 17:00締め切り(株式会社リバネスからのお願いの掲載)

2014年5月30日 (金)

 昨日もアウトリーチ活動のことが、文部科学省審議会で取り上げて頂いたことをHPに記しましたが、アウトリーチ活動として、出前講義研究室訪問への対応、e-mailへの質問対応など、あれこれと行っています。

 その中に、昨年度から「株式会社リバネス」がサポートされている「東日本大震災復興支援プロジェクト」の一環で福島県立新地高等学校に出前講義、実験指導に伺ったり、発表会のコメンテーターもつとめたり。。。そのような関わりがあったことから、リバネスさんが行う小学生向けのイベントをサポートできる方を募集するということで、渡辺のHPから広報させて頂きます。詳細は以下の通りですので、興味を持たれた方、トライされてみてはいかがでしょうか。

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 わたなべしする


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以下、株式会社リバネスからのお願いの掲載

このたび、株式会社リバネスでは、「小学生のための理科の王国 TOHOKU GATE」を仙台市内の小学校にて開催するはこびとなりました。こちらをお手伝いいただける(出展もしくはTA)「ハカセ」を大募集しています。


*【小学生のための理科の王国 TOHOKU GATE概要】
日時:2014年7月27日(日曜日)10:30~17:00場所:聖ウルスラ学院英智小学校(仙台駅よりバスで15分)ウェブサイト:http://scienzeday.com/<http://scienzeday.com/>*

*【皆さまから募集したいこと】*
*①出前実験教室のチーム*
*②展示ブースや実験教室でのTA、会場内スタッフ*


* 事前講習会:6月19日(木) 3~5限のうち2コマを予定*
* 前々日準備:7月25日(金) 17:00~*
* 前日準備:7月26日(土)*
* 当日:7月27日(日) 8:00~19:00*


下記リンク先のファイルに、リバネス、理科の王国、各フロアの紹介と合わせて、今回募集させていただきたいポジションの説明をまとめました。
https://drive.google.com/file/d/0B7l1pD6FY4K2YVgxNUtLQUM5eTg/edit?usp=sharing
こちらを熟読いただいたうえで、下記のフォームからお申込みいただきたいと思います。

短期間の募集にて恐縮ですが、*締め切りを6月6日(金)17:00*とさせていただきます。

締切後、個別に相談・連絡をさせていただき、皆さまの興味・強みを活かして、かたよりを調整しながら配置を決定して参ります。ポジションにより定員を超えた場合には、意気込みや志望理由の記載等を参考にしながら、選ばせていただくことがあるかもしれません、どうかご了承ください。


応募フォームはこちら>>
https://docs.google.com/a/lne.st/forms/d/1cCVh7NenA4f6uhrquu47f3QmxIFAgS5KYE2oaCx8tvs/viewform


なお、ここでいう「ハカセ」とは、必ずしも博士課程の学生さんである必要はございません。何かにパッションを持って研究をし専門分野の学問に携わる方のことを指しています。当日はリバネスのスタッフも、出展企業の社員さんも皆「ハカセ」として、子どもの前に立ちます。塾外の知り合いでもかまいませんので、ぜひ仲間にも声をかけてみてください。


何かご不明な点がありましたら、気軽にメールもしくはお電話 03-5227-4198 にて相談いただければ幸いです。
それでは、みなさまからのアツい応募をお待ちしております!
よろしくお願いいたします。

株式会社リバネス 秋永名美
URL: http://lne.st
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【お知らせ】文部科学省審議会(科学技術・学術審議会, 学術分科会, 第7期研究費部会(第7回))参考資料・「科研費による学術研究の成果について」で研究成果が取り上げられる(5/29)

2014年5月29日 (木)

 大学で研究を始めて、30年近く。学部の4年生の時に、研究室に配属され、研究を始めたとき、「科研費(科学研究費)」という言葉を聞いた。何のことだ ろうと思ったが、こんな風に書類を書いて、出すんだというのを学部生、大学院生のころ、聞いた。当時はワープロが出始めたときで、それで書いて、枠に貼り 付けて、コピーをして、提出していた。実際に自分で始めると、糊で切り貼りして、という秋のイベントになった。今では、直接枠に書き込める分、その手間は なくなったが、研究室を支える大事な外部資金である。

 そうした科研費を含めて、文部科学省には様々な審議会があり、その中の部会で色々 なことが議論されている。渡辺も学会誌出版助成について、学会からのオブザーバーというか、場合によってはコメントを求められるようなことがあり、参加したことはあったが、。。今回は、渡辺の科研費研究成果が第7期研究費部会(第7回)配付資料の参考資料4として会議に使われた

DSCN5721.JPG 「日常生活や地域社会・経済に影響をもたらした科研費の研究成果の例」ということで、アブラナ科植物の自家不和合性研究がNature, Scienceという世界的科学雑誌に掲載されただけでなく、アウトリーチ活動展開を行い、10年間で600件を超え、18,000通を越える子どもたち からの手紙に全て返事を書いたというのが、地域社会に影響を与えたということかと。。。つまり、我が国の未来を担う次世代の若者の教育にも多大な影響を与え、平成25年度野依化学奨励賞を受賞したことも。。。

 今日も午前中は市内の小学校で出前講義であった。少しずつの積み上げで教育を行 い、また、科研費の力を借りて、また、世界トップ水準の成果を論文として報告したいと、思わせてくれるくらいの評価を頂いたような。。。。ありがとうござ いました。励みとしてさらなる精進をしたいと思います。

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 わたなべしるす

 PS. この資料の中には、共同研究をしている先生であったり、大学の教養部の頃のサークルの先輩であったり、SSHの運営指導委員会でご一緒したことがある先生だったり。。。世の中の狭さを実感できました。もちろん、topのところには、「ノーベル賞などの画期的な成果をもたらした科研費の研究成果の例」とし て、先の受賞の野依先生の研究成果も。。。ありがとうございました。

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【お知らせ】日本植物生理学会・質問コーナー「アブラナの雄しべの長さ」への回答(5/22)

2014年5月22日 (木)

 初めて入会した学会が「日本育種学会」で、M2の秋に岐阜大・農学部で開催されたとき、初めて発表をした。今でもあの緊張感は忘れられない。緊張を解きほぐそうとして、渡辺の前の発表に質問をしたら、余計に緊張して。。。質問を頂いた先生は、三重大名誉教授の神山先生と筑波大教授の大澤先生。いつまでたっても覚えているのだろうと。。。

 そんな最新の情報を発表するだけの場であった学会も、最近では、高校生に対して発表の場があったり、様々な工夫がされている。数年前まで、Plant Cell Physiol.のEditorをつとめていたが、日本植物生理学会の学会誌。HPも充実しており、「みんなのひろば」という形で、植物関係の写真、最近のトピックス、研究室紹介など、多様である。そのなかに、「質問コーナー」というのがあり、一般の方からの質問に回答するというもの。以前にもお願いされて回答した覚えがあるような。今回は、自家不和合性研究の材料として使っているアブラナの花のことでの質問だったこともあり、名古屋大の東山先生からお願いされ、回答したものです(回答のHPの情報が更新されると、見えないときがあります。回答番号は、3063です。左の検索のところで、この番号を入れて頂ければ、見ることができます。)。どれくらい的を射ているのか、進化に詳しくない渡辺としては、自信がないところもあります。その当たり、この記事、あるいは、学会のHPを見られて、「それはね。。。???」ということなどのコメントなど頂ければ、こちらもさらに学ぶことができますので。

DSCN1816.JPG この「質問コーナー」。もちろん、このHPを見られている一般の方でも利用できます。ここをclickすると、質問をかけるようになっており(clickして、左上の新しい質問をするノボタンを押して下さい。)、どれくらいの時間で返事が来るのか、把握していませんが、国内外のこれはという先生方がコメントしていますので。何かのおりにご活用頂ければと思います。もちろん、渡辺がコメントすることもあるかと思いますが。。。。


 わたなべしるす

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【お知らせ】今治市立今治小学校・地域教育フォーラム(6/12(木), 19:00~開催; 5/19告知)

2014年5月19日 (月)

 5月も下旬。今が一番季候のよい時期のような。夕方まで、仙台三高のSSHの発表会でしたが、木々の緑がとてもきれいな季節でした。そういえば、増子さんが書いてくれてあったように、昨日は、青葉祭り。30年目とか書いてあったのを見ると、渡辺がきた頃から始まったお祭りでしょうか。。。

 さて、6/12(木)から恒例となっている「ふるさと出前授業」と題して、今治市内とその近郊の小学校に出前講義に伺います。2007年に常盤小学校今治小学校の2校からはじめ、今では、10校を超える小学校で出前講義をやるようになりました。以前は、11月くらいにというのがmainでしたが、この企画をご支援頂いている今治市立今治小学校の高橋校長先生のおかげで、年に数回に分けて、市内のより多くの小学校に講義ができるようになりました。その今治小学校で、今回の出張時に、保護者、一般の方向けに「地域教育フォーラム」を開催します。講義のタイトルは、「子供が転んでも「ただ」では起きない人生を歩むためには---一(いち)科学者の子供時代を振り返って考える。。。---」としました。

Maso-poster-v3.jpg 小学校の頃は、日が暮れるまで外で遊び、夏には虫取りをして、秋、冬には、稲刈りの終わった田んぼで野球をしたり、たこ揚げをしたり。。。そんなことで、自然の中で色々なことを学びました。もちろん、今考えれば、ずいぶん、危ない思いも。。。ただ、そうしたたくさんの経験があるからこそ、これをしたらどうなるということを大人になって自然と考えられるようになったのだと思います。つまり、どこまでやるのがよいのかという「いい加減(よい加減という意味)」を理解したのだと。。。そんなことを、渡辺の子供時代から、現在に至るまでをお話しすることで、改めて考えて頂く機会になればと思います。より多くの今治の方々とお会いできるのを今から楽しみにしております。上記の案内の写真をclick頂ければ、問い合わせ先など記してありますが、今治小学校の方にご連絡頂ければと思います。もちろん、渡辺宛に何か質問などあれば、あらかじめ。それにまつわるようなお話しをすることも可能ですので。


 わたなべしする

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【お知らせ】平成26年度入試説明会・オープンラボは、5/31(土)~6/1(日)に開催(5/13)

2014年5月13日 (火)

 1/9にもお知らせしましたが、平成26年度入試説明会・オープンラボを、5/31(土)~6/1(日)に開催します。あと、3週間を切ったと言うことで、改めて記しておきます。5/10(日)には、東京会場で説明会という設定だったのですが、渡辺は北陸・石川に出かけていた関係で、お会いできずの方々もいたかもしれません。申し訳ありません。関西方面からとなると、少し遠いかもしれないですが、説明会と実際の研究室見学はずいぶんとちがいますので、ぜひ、一度いらして頂ければと思います。

DSCN2442.JPG 渡辺自身、共同研究の関係だったり、招待セミナーだったりで、国内外の色々な研究室に。それぞれの研究室で決まり事だったり、どの様に設備を配置していたりなど、ちょっとしたことがちがいます。もちろん、実験、研究に対するコンセプトであったり、セミナーのやり方だったり。。。そうしたそれぞれの研究室の「色」のようなものがちがう、それはつまり、そこにいるスタッフの研究教育に対する考え方の違いを反映しているのだと。。。渡辺の研究室であれば、外との共同研究をたくさんやりますし、高校生などが研究室見学に来たときに、学生さんにlab内を説明してもらったりします。実験だけしているのとは、ちょっとちがうと思うかもしれません。ただ、他の研究室の方々と色々な形で接することは、自分の考え方などの幅を広げるものです。また、高校生に説明するというのは、異分野、あるいは、就職などの面接の時に、難しい内容をわかりやすく説明するための第1歩だとも考えることができます。また、HPなどに文章を書くにしても、同じです。文章は書かないと上手にならないですから。。。

 高校生向けに講義をしていると、大学を選ぶのは「偏差値」ということにならざるを得ない、実際、渡辺も高校の時はそうでした。ただ、植物で遺伝学をやりたい、品種改良をしたいと思って、大学に来たわけですが。。。高校生は今はオープンキャンパスというのがあります。大学の雰囲気というそんなのを感じるためでしょうか。でも、それより、実際の教授とかに会ってしゃべるのが大事と高校生には講義をしています。その意味で、オープンラボをうまく活用して、これというテーマであったり、教授を見つけてほしいわけです。

DSCN2448.JPG 実際にそんな研究ができるのは4年生になってから。まだ、その研究室生活を始めたばかりで、他の研究室をと思うかもしれないですが、渡辺自身、共同研究をすると言うことで、研究室でテーマが自家不和合性に決まった時点で、抗体作成と言うことで、理学部の動物発生学の竹内教授のところに1年間、自分の研究室での実験と平行して、実験に通うことに。。。また、抗体ができたかどうかなどを調べるために、共同研究をしていた東京大・農学部の磯貝先生のところに6月のはじめころに初めて伺って、生成したタンパク質を頂いたりしたのを覚えています。その頃から始まった他研究室の見学というか、そんなのもあって、自分の研究室がこうあったらとか、比較するようになったのかもしれません。また、何より、そうした共同研究先の先生方から、多くの影響を受けて今日があります。1つの研究室だけであれば、そうはいかなかったと思います。

 長くなりました。5/31(土)の午前中が入試説明会。その日の午後と、6/1(日)が研究室公開となります。

0507_ARABI.jpg<入試説明会>

【日時】平成26年5月31日(土) 10:00~13:00(受付 9:30~)
【場所】片平キャンパス 生命科学プロジェクト総合研究棟1F 講義室

 入試説明会では、この大学院のコンセプト、奨学金等、大学院での講義、生活などの説明があります。そのあと、各分野のポスターのところで説明会となります。もちろん、渡辺のところでも、研究内容など説明しますし、研究室としてのadvantageなど。いろいろと。ぜひ、いらしてください。

 それに引き続き、

<オープンラボ>

【日時】平成26年5月31日(土) 14:00-18:00
    平成26年6月1日 (日) 10:00-13:00
【場所】片平キャンパス 生命科学研究科本館 3F 303号室


 動物と違い、植物は動かないのでおもしろくないと思っている方もいるかも。また、人類の訳に立つという点でと考えている方も。。。ただ、植物は毎日の食卓に上る穀物、野菜、果物です。大事な食糧です。そう考えたとき、植物の重要性も。。また、遺伝学というと難しいメンデル遺伝と思うかもしれません。また、高校時代に生物をとらず、物理をとってという方も。。。今や、遺伝学もゲノム全体を見たり、エピジェネティクスという個体として発生したあとに遺伝情報が修飾されるそんなことを研究する時代に。そんな風に考えてもらえれば。。。逆に言えば、情報学であったり、数学をベースに、大量の遺伝情報から新しい因子を探すという時代ですので、そうした方々もwelcomeです。前に記事を書いてから、「大学院生募集」のところもずいぶん書き換えました。というか、ほぼ、新しくなりました。全部が。研究室にある機器なども見ることができます。

 また、渡辺だけでなく、他のスタッフ、大学院生とも話をしてみて下さい。生の現場の声を聞くことができると思いますので。なお、今回のオープンラボ日程では厳しい。。。という方も、ご連絡頂ければ後日、あるいは、あらかじめお会いするという日程調整も可能です。mailでご相談ください。

 それでは、今年も片平キャンパス3階でお待ちしています!何より、駅から歩いて15minという町中にあるのは、色々な意味でよい環境だと思っていますので。

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 わたなべしるす


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