東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

News Release

2013年3月の記事です。

【お知らせ】平成26年度日本学術振興会特別研究員・募集中(3/29)

2013年3月29日 (金)

 年度末、年度初めということで、様々な書類を右から左に何とか処理する毎日です。電子化されたとはいえ、結構、あれこれとあるものだと。。

 さて、平成26年度日本学術振興会特別研究員(PD, DC, RPD)を、渡辺の研究室で希望される方を募集というか、歓迎します。申請に当たっては、電子申請システムが導入されていることから、事前にIDとパスワードの取得が必要になります。まず、そのIDとパスワードの発行〆切が4/11(木)という、早い時期になります。急なことで、大変かもしれませんが、ぜひ、応募頂ければと思います。確か、PDについては、特別な理由がない限り、他の研究室からの申請ということだったと思います。これまで植物の生殖形質をやっていて、それを発展させたい、あるいは、他の形質から生殖形質へ展開したいなど、。。ぜひ、一度、mailでご相談下さい。お待ちしております。

 また、書類の提出期限は、

 特別研究員(PD, DC):5/9(木), 特別研究員(RPD):4/19(金)
という、少し早めの設定になっています。学内の〆切として、。書類の確認などがある関係で。。。

DSCN5786.JPG ぜひ、我こそはという方、渡辺までご連絡頂ければと思います。もちろん、事前の相談、見学など、welcomeですので。。。


 わたなべしるす

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【書評掲載】JST Science Window 2013年 春号(4-6月)の「せんせいクラブ」に、書評「実体験が大切なのでは」掲載(3/22)

2013年3月22日 (金)

 JSTが発行している「Science Window」。小中高向けということらしいですが、大学にいるものが読んでも、へーーと思うようなこと、こんなことだったのだということがあります。JSTといえば、今日は、SSH実施校の山形県立鶴岡南高等学校が、研究室訪問をしてくれ、実験、見学、講義を受けて、行かれました。

 今日、発表された、Science Window 2013年 春号(4-6月)の「せんせいクラブ」に、書評「実体験が大切なのでは」という文章が掲載されました。前回のトピックは、「情報と学び」でした。最近、いろいろなところで出前講義を行います。そうした時、感じるのは、今のこともたちはいろいろなことを知っている、Internetなどのおかげもあったりで。ところが、実際に体験をしてないので、何となくとか、ぼんやりとしか思いがないというか。。。体験、経験をしたら、それに伴って、五感が動くので、いろいろなことを覚えていると。。。今考えても、子供の頃に、あんなことをしたとか、その時に、覚えた花の蜜の味とか、忘れないものがあります。何とか、実体験ができる世の中になればと。。。

 今回のScience Windowでは、色、絵を描くこと。色は、植物の花を見ているので、きれいと思う訳ですが、絵を描くのは、苦手でした。どう見ても、目の前のものとは違う絵になっていて。。。小中学校の絵を描く時間は、。。。でした。その中に、植物学者の牧野富太郎の話が。確か、高知県の出身で、植物園もあって、小さい頃にいったのを思い出しました。楽しめた誌面でした。

DSCN5790.JPG
 長くなりました。お時間のある方は、

 Science Window 2013年 春号(4-6月)(file size 13.73MB)

 Science Window 2013年 冬号(1-3月)(file size 10.4MB)

 をdownloadしてお読み頂ければ、幸いです。


 わたなべしるす

 PS. 連載ものの「いにしえの心」というページを解説されていたのが、奈良先端科学技術大学院大学学長をされている磯貝彰先生。磯貝先生とは、東北大で日向研究室に配属されて、共同研究ということで、初めて、研究室に伺ったのは、4年生の6月。実験に使うタンパク質のサンプルをいただくため。1987年でした。その当時、磯貝先生の所属は、東京大学農学部。それから、25年以上、アブラナ科植物の自家不和合性研究が、ここまで発展できたのも、磯貝先生とのよい共同研究ができたからだと思っています。そして、自分が書いた記事と磯貝先生の記事が同じ紙面に載るというのは、本当に不思議なご縁というか、うれしい限りでした。。。。ありがとうございました。

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【お知らせ】学部一年生向け、「基礎ゼミ」:野菜・果物を盆栽として育ててみよう、を前期講義として、担当(3/18, 4/3, 4/13追記)

2013年3月18日 (月)

 東北大学の入試は、理学部と経済学部を除いて、後期はなく、ほとんど結果も決まり、入学式などに向けて、準備を忙しくされているのではないでしょうか。このHPを見てくれている、現在高校生で、この春からは、東北大のどこかの学部の学生さんという方も。あちこちに出前講義で伺ったり、科学者のたまごで講義をしたり、という方々も、東北大にいらしているのでは。また、渡辺のHPを見て頂いている方にも、そうした方がいるのでは。。。

 そこで、お知らせです。東北大では、1年生向けに、「基礎ゼミ」という学部を超えて、少人数で、前期だけのゼミ形式の講義をやっています。渡辺は、学部を持たない、大学院生命科学研究科に所属しています。が、この「基礎ゼミ」というのは、6-7年に一度、回ってきて、講義を担当します。この4月からの「基礎ゼミ」のテーマは、

 「野菜・果物を盆栽として育ててみよう-栽培を通して、観察眼を養い、栽培の大変さも理解してみよう-」

DSCN0727.JPG 毎日食べている、野菜・果物。季節によって同じ野菜でも高かったり、安かったり。大きさ、色もまちまちです。実際にそうした野菜を栽培してみる。その大変さと、楽しさの両方を体験、実感してもらい、変化を観察することの重要性も知ることができるかと思います。実際に用意している、野菜の種(たね)というか、用意しているのは、トマト、メロン、スイカ、ハーブ、オクラ、ミズナ、カブ、レタス、キュウリ、キャベツ、ブロッコリー、ホウレンソウなどです。少人数制なので、20名程度。大学の入学式は、4/4(木)、翌日は、たぶん、オリエンテーション。その翌週から、講義は始まります。ただ、この基礎ゼミは、人数の調整をするので、

 実際の最初の講義は、

 平成25年4月18日(木)です。
 実施場所は、片平キャンパス・生命科学研究科本館3階306会議室です。

 集合時間は、16:50からとします。

 同じ階に、渡辺の研究室があります。地図がありますので、参考にして下さい。

 いろいろなことをやろうと大学に来るのだと思います。30年近く前の自分を思い出します。そんな時にこんな講義があったら、おもしろいだろうなというようなものに企画しました。HPを見てという方、HPを見ているけど、自分はそうでないけど、友達に紹介という方も。。。今年度は、どんな方々と、講義というか、基礎ゼミができるのか、楽しみにしています。詳しい講義内容は、講義のことを記した、シラバスの中に書いています。不明な方は、もちろん、mailで質問して下さい。

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 わたなべしるす

 PS. 先日、学部1年生の方から、「栽培の基本的なことは、高校までの学習を通じて理解している」ということを書いた、シラバスについて、質問がありました。最初から文章を読んでいただければ、わかると思いますが、これまでの小中高では、食べることができない(ヘチマの若いステージ、ヒマワリの種などは、食べることが可能ですが。。。)、アサガオ、ヒマワリ、ヘチマを育ててきたと思います。たぶん、小学校で。なので、そうした植物を育てるということの基本については、理解しているのではという意図として、記した限りです。野菜の栽培のプロがいるということは、全く想定していませんので。そうでないからこそ、この基礎ゼミが有意義になると思っています。多くの方の応募を楽しみにしております。

 PS.のPS. 4/13追記. 木曜日の夕方に、渡辺の基礎ゼミを希望してくれた20名の名簿が届きました。法学部、理学部、医学部、工学部、農学部という多様なメンバー構成でした。こちらでは、栽培に必要な植木ばち、土、種子などを用意して、お待ちしております。最初が、5限目で、4限目も講義があり、川内からの移動かと思います。上にもあるとおり、16:50からの開始とします。気をつけて、きてください。皆さんに簡単な自己紹介をしてもらったあと、講義の趣旨、植木ばち、土、種子、説明書などをお渡しして、と言うことを考えております。

 では、4/18(木)に、お会いしましょう。楽しみにしております。

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【お知らせ】平成25年度 JST「次世代科学者育成プログラム」・循環型「科学者の卵養成講座」に採択(3/15)

2013年3月15日 (金)

 個人ベースのアウトリーチ活動のメインは、出前講義。それに対して、大学という組織の中でこれまで4年間実施してきたのが、「科学者の卵養成講座」。この4年間、工学研究科理学研究科農学研究科の先生方とorganizeすることを行ってきました。最初の3年は、3年間継続のプログラムでした。この運営が評価されて、卒業式の3/27に、総長教育賞をいただきますということは、以前にお知らせしたとおり。今年度から、1年更新のプログラムへ形態が変化したということもあり、今年度とは少し変化をつけるという意味で、また、進化させないといけない部分もありで。タイトルを、「循環型「科学者の卵養成講座」」ということで、申請していました。高校生に活動してもらう訳ですが、その科学者の卵たちも、大学生となり、その最上級生は、大学3年。ということで、その卵から巣立った、「ひよこ」たちをも巻き込んだ形で、何とかできないかというのが、今回の発想でした。

 そのプログラムが、採択されたというお知らせを今日頂きました。継続は何とかといいます。もちろん、少しずつでも発展しながらでないと。。そう考えた時、5年という節目を迎える形での採択は、何より、参加してくれた高校生、高校の先生方、保護者の方々などのご支援のたまものと思っております。ありがとうございました。活動の詳細については、科学者の卵養成講座のHPでということにしますが、簡単に。。。

DSCN5155.JPG 予算が縮減されたことにより、従来のような毎月の基礎コースの継続が困難な状態になると思います。学会との連携などで、少しでもカバーしたいと思います。発展コースも瞬発力と継続力という2つの観点での選抜をしていたのを、1回だけに。。。エクステンドコースについては、現在、検討中です。募集枠は、今年度と同じ、50名とします。これくらいでしょうか。一方、ひよこの会ではないですが、たまごを卒業した方々の連携をとるシステムをうまく作って、高校生との連携を図ることを企画したいと思います。

 少し形が変わる部分もありますが、公募などについては、これまで同様のHPでお知らせします。また、経費節減ということで、今年度同様に、ポスター発送などについては、停止させていただき、HPのみでのお知らせだと言うことでお許しください。

 これまで活動してきた方々には、ぜひ、後輩にこのプログラムを勧めて頂ければと思います。また、新しい、科学者のたまごとあえるのを楽しみにして。。。

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 わたなべしるす

 PS. 科学者の卵養成講座のHPにも簡単な記事がありますので。あわせて。。


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【研究成果】岩波生物学辞典第5版に「自家不和合性」等、生殖関連項目を執筆(3/14)

2013年3月14日 (木)

 岩波書店の「生物学辞典」。高校生の時代にこんなものの存在さえ知らず。。。大学になって、教養部で、当時の「生物科学BI, BII, DI, DII」という1, 2年の講義があったような。担当された教官は、その専門が、ョウジョウバエ、タンパク質立体構造というか熱力というか、あとは、植物の光応答ともう1名、誰かいたような気がするのですが、すでに思い出せません。。。教科書を使った講義もあれば、専用の講義資料を生協で購入したり。。。いずれ、高校では、生物Iだけを履修して、受験では、物理I, IIと化学I, IIを使ったものには、DNAの二重螺旋とか、コドン表とか。。。初めて聞くような言葉も多く、戸惑ったのは事実でした。最初の1年は。2年目には、少し落ち着いて。。。そんなことができたのも、図書館で、本をめくったり、辞書にお世話になったり。。。当時は、今ほど細かな本もなく、また、辞書のたぐいも少なかったのは覚えています。なので、岩波書店の「生物学辞典」には、とてもお世話になりました。たぶん、当時使っていたのが、「第3版」。そのあとに、第4版が出たというのは、聞いていましたが、ちょうどlabを仙台から盛岡に移動する前の年だったこともあって、当時の日向研では、第4版を購入したのは覚えていますが、盛岡では買わずじまいだったような。。。

DSCN5119.JPG そんな使う側であった人間が、そうではなくて、執筆する側に。。。思いもよらないことを、数年前にお願いされ、専門の「自家不和合性」と「生殖に関わる項目」をtotal 6項目執筆したような。。。こうした辞典ができるまでには、編集に多大なる時間がかかることから、依頼から出版までに時間がかかり、。。。「第5版」の出版は、2013年2月26日。昨年末には気にしていたのを覚えているのですが、失念していて。。当日は、木町通小学校で出前講義を行っていました。執筆に当たり、共同研究でお世話になっている、奈良先端大の高山先生との共著で、原稿を仕上げました。

 そんなで、まだ、手元にないのですが、HPで見る限りは、従来の生物学辞典を踏襲しており、とても懐かしく、いろいろなことを知るために、めくったのを思い出します。今のように、Internetで調べれば、何でも出てくるのとは違った時代でしたので。。。

 個人でという方は多くないと思いますが、研究室には、。。という1冊かと。。。まずは、生協の書店など、見て頂き、ということではないかと。。。実物が来た時には、追記を打ちますので。。。


 わたなべしるす

 PS. お昼前に、本物をgetしました。外観は、昔のそのもの。自分が書いた原稿が、辞典になるというのは、また、。。。。ありがたい限りです。

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