
"Self-incompatibility in Flowering Plants - Evolution, Diversity, and Mechanisms" (Ed.: V. E. Franklin-Tong)と題する植物の自家不和合性について、多方面からの抄録を集めた本が"Springer"から、出版され、その中のChapter 7に、"Milestones identifying self-incompatibility genes in Brassica species: From old stories to new findings"と言うタイトルで、アブラナ科自家不和合性のこれまでの研究をまとめたものを発表しました。
自家不和合性の研究は古く、C. Darwinの著書にもありますが、アブラナを例にとれば、その分子機構が分かったのは、ここ10年ほどの研究の進展の賜物です。その研究に寄与でき、また、この様な本に執筆できたのは、うれしい限りです。
自分たちが発見したmilestoneに続いて、これからの10年で新たなmilestoneとなるような発見を論文に発表できればと思います。
わたなべ