今年度最後のSSH活動への貢献は、岩手県水沢高校基幹校である「アブラナ科植物の遺伝的多様性に関する研究」報告会でのコメンテーターでした。2年前にこのコンソーシアムがミニコンソーシアムとして立ち上がり、今年から、重点枠に昇格し、研究を展開し、その運営指導委員を仰せつかっている関係での参加です。
当日は、アブラナ科植物、特に、キャベツの仲間であるBrassica olearaceaを材料とし、形態、遺伝学的研究、発酵、色素など、実験も多様性に富んでいました。半年前に中間発表会がありましたが、その時点より格段に進歩しており、また、何より、キャベツ類をきちんと栽培できるようになったことは、高く評価すべき点だと思いました。


コンソーシアム全体で、共通項目を決めて、測定をするというのは、コンソーシアムならではの研究であり、また、テーマの共通性で、相互に連携の可能性もあり、さらなる発展を期待したいと思います。来年度からは、「コアSSH」という枠に移行するということですが、1年ごとのプロジェクトのため、ぜひ、採択され、来年度もこの研究が継続できればと思っております。何より、これから花が咲く、アブラナ科植物ですから。。