東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

研究室ダイアリー

【出前講義】岩手県立一関第一高等学校・科学者の卵養成講座・学校推薦コース研究指導「花粉管発芽実験」(10/24, 28追記)

2014年10月24日 (金)

 特別講義をお願いされたのは、夏頃だったような。その時には、科学者の卵養成講座の学校推薦コースは、募集中だったか、いずれ、まだ、スタートしていなく。。。ちょうど、II期目の大学院生募集のためのオープンラボの当日が、科学者の卵養成講座で、学校推薦、トライアウトコースの生徒さんとそれを指導する大学生、大学院生であるメンターとの交流会。なので、HPにも書いたとおり、農学部と理学部の学生さんと打合せ。その情報を元に、また、岩手大の学生さんもメンターをしてくれるというので、東北大の学生さんとはmailで。岩手大の学生さんには、高校に行ってもらうということを。そんなこちらで打ち合わせた内容を受講生に伝えて、意見交換ということで。

DSCN4792.JPG 実験に使う植物材料には、ほぼ年中使うことができるようなものにすること、また、花粉発芽実験にむいている材料であること。植物種によっては、花粉の寿 命、花粉発芽の困難さの程度が異なり、何を使うかは重要な問題。また、実際にアブラナを使って、イギリスのグループが実験した古い論文を見つけて、そうし たものを参考にして、至適な濃度を決めてほしいと。また、課題研究などでよく言うことですが、繰り返し実験が重要。なので、少なくとも3回は同じ条件で行 うと。あと、花粉管が伸長しているというのは、研究者によっても違うかもしれないですが、渡辺なら花粉の直径の数倍は伸びてないと。。。そんなことをコメ ントすると、高校生にはかなりイメージがちがっていたようです。

DSCN4796.JPG 人工培地で発芽、伸長を観察することは、雌しべの花柱の中を伸びるのとは、同じことではない。つまり、それをイメージすると、かなり無理が。。。なので、最低必要な元素を使ってということを改めて、認識してもらい。。。来週以降は、mailと実地での大学生の指導になると思いますが、がんばって下さい。なにより、後輩たちにこの研究を継続してもらえれば、さらにおもしろいことがわかると思いますので。。。

DSCN4798.JPG 最後になりましたが、この会を設定頂きました、菅原先生、佐藤先生をはじめとする関係の先生方にはこの場を借りて、お礼申し上げます。ありがとうございました。実験がよりよい方向に進むことを楽しみにしております。


 わたなべしるす

 PS. 今回の特別講義と研究指導には、スペシャルゲストが。。先日まで大学の事務でお世話になっていた方が、現在は、高校の近くにいらっしゃるということで。カメラマンとしてお世話になりました。こちらも要領を得てなくて、高校生からの質問に答えてもらえるようにするとか、くふうをすればよかったと。。。反省です。まだ、まだ、修行が足りないなと。。。というか、午後から夕方まで本当にお世話になりました。ありがとうございました。また、次年度もお世話になることができればと。。。

DSCN4791.JPG PS.のPS. 一ノ関駅の在来線側の出口に。こんなキャラが。。一ノ関駅との関係は???と、たくさんの「??」が。両者の関係を500字以内で述べよではないですが、。。そんなことを思ったのでした。

DSCN4760.JPG PS.のPS.のPS. 今朝、Scienceの今週号を見たときに、気がつかなかったですが、ふとしたことで、。。色々な共同研究でお世話になっている名古屋大の先生の論文が。。。こちらもがんばらないといけないなと。。。刺激を頂きました。

 PS.のPS.のPS.のPS. 10/28(火), 23:50。このキャラが何と関係があるか。。。JR東日本の企画ものだというのを、先日、出前講義でお世話になったから、教えて頂きました。へーーでした。こんなところでも復興企画が。何より、よいことだと。。。ありがとうございました。




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【出前講義】岩手県立一関第一高等学校・特別講義「農学・生命科学入門」(10/24)

2014年10月24日 (金)

 週の前半は、仙台市内の小学校へ出前講義(木町通小学校七北田小学校)。その合間には、科学者の卵養成講座で行っている研究重点コースの高校生が、全国大会発表のために、要旨、ポスター作成にいらして、。。そのこともHPに書かないといけないと思いつつ。。。毎日、いくら時間があっても足りない感じで。。。また、週の真ん中というか、今日あたりまで、全国的に寒気が入り、日中の気温も下がって。。。渡辺も風邪を引いたようですし、研究室のメンバーも体調を崩している方も。。。明日から週末。少しゆっくりして、体調を整えて、10月最後の週を乗り切ってほしいなと。一ノ関駅には、世界遺産の大きな看板が。。。そういえば、そうだなと言うか、指定をされてから、来てないのだなと。。。

DSCN4759.JPG で、週末の金曜日は、岩手県立一関第一高等学校へ出前講義。伺うのは久しぶりで、9月の終わりに母校の今治西高校で講義をやったのと同じように、自分の進路を見すえての農学・生命科学系の講義。用意した資料には、かなり欲張って、渡辺の研究内容、キャリア教育、農学・生命科学系の進路という内容をそろえて。。。受講生の希望に合わせてと。受講生が1, 2年生になるので、今治西の時とは、どうなのかな。。と、少し心配でしたが。。。サイエンスにも興味はもちろん持ってもらっているようでしたが、キャリアと農学・生命科学系の話に重点を置いて。。。と言うことになりました。実は、今回このような機会を頂いたのも、以前、水沢高校で行っていたSSHの「アブラナコンソーシアム」研究を統括されていた佐藤先生が一関第一高校に異動になり、その関係で。ヒトのつながりとは、ありがたいものだと。。。

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DSCN4762.JPG 講義では、自家不和合性の所は、作物の花の名前。周りに田畑がある環境だけあり、たいしたものです。ある程度のものは理解していました。さすがです。観察力を大事にして下さい。もちろん、今回もわかった方には、論文の別刷を。。記念になったのでは。と言うかこれがきっかけで、将来、渡辺と研究を一緒にする方がいれば、幸いです。自家不和合性の現象は、さすがに感動だったようです。時間の関係でメカニズムの説明が不十分だったかも知れませんが。。。また、低分子ペプチドと受容体という関係は、受精の場面と同じで。新課程になってから、いつも動画を使わせて頂く、名古屋大の東山先生が見つけられたLUREも教科書にあるとか。。。今の高校生は大変だなと。。。

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DSCN4774.JPG キャリア教育の講義リクエストが一番多かった分、話した時間も長かったような。。。今まで渡辺が歩んできた道をサンプルとして見せて、それから、自分の将来を考えてほしいと。そういえば、1, 2年生が講義を聴く主体でしたが、3年生の方も混じっていて、もうすぐになった受験ということについては、渡辺のようにならないように、というのは、センター試験は、目標くらいとることができるようにと。。。ただ、目標通り行かなくても、それはそれで、自分の目標に向かって。。。また、大学で指導教員となる師匠の方の影響は大きく、だれにするかというのは、本当に大事だと。。。今はわからないかもしれないですが、大学に行って、研究室を選ぶ頃には、実感がわいてくると思いますので。覚えておいて下さい。この手のたぐいの講義だと、サイエンスの話をするのが多いと思いますが、今回は、キャリア形成というか、教育というか。渡辺のここは自分にいかせる、逆に自分には向いてないなどあると思います。ただ、それはそれでよいと思うところをうまく使ってもらえれば。何より、よりよい人生を歩むために、その通過点として、大学、大学院はあるわけですから。

DSCN4781.JPG 最後は、金沢泉丘高校でお願いされた、農学部、理学部生物、工学部バイオ系の違い。これのリクエストも多かったです。違いもわかったと思いますし、その先の就職を考えると、ちがってくると。また、先と同じですが、どこの研究室でどの教員に教えられたかで、○○先生のお弟子さんというのをしばらくいわれますので。ようやく、渡辺の場合、日向先生のお弟子さんといわれなくなり、渡辺君の学生さんですか、彼らはと。。。

 質問コーナーの一部まで、話し込んでしまいましたが、かなりの質問を頂きました。サイエンスの話、将来の話。世の中は、不思議なご縁でできています。これまで一緒になった学校での人間関係を大事して、がんばってほしいと。。。もちろん、渡辺にできることがあれば、いつでも。最後の最後は、いつものように世界に向けての情報発信。

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DSCN4788.JPG 最後になりましたが、お世話になりました、本企画を頂きました佐藤先生、小原先生をはじめとする関係の先生方にはこの場を借りて、お礼申し上げます。ありがとうございました。また、次年度も行う機会があれば、伺いますので、お声かけ頂ければ、幸いです。ありがとうございました。


 わたなべしるす

 PS. 講義が終わったあと、3年生だったと思いますが、受精のところで機能する、低分子ペプチドのLUREのことについて。もちろん、渡辺よりも名古屋大の東山先生がご専門ですが。。。最近は、このことも教科書にあるので。いくつかの実験事例を示して。。理解が進めば、また、これからの進路の糧になれば。。。

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【出前講義】仙台市立七北田小学校 NSP 4年生「ヘチマとそのなかまたち--実は、たくさんの仲間がいます--」(10/21)

2014年10月22日 (水)

 昨日あたりから、少し雨が降るようになり、今日は夕方まで雨。明日は曇りでその後から、晴れ間が見えるようです。今日の雨は、秋雨前線がちょうど仙台の上にかかる、そんな天気だったようです。昨日、火曜日は前日に続いて、仙台市内の小学校へ。仙台市立七北田小学校のNSP。講義内容も前日と同じ「ヘチマとそのなかまたち--実は、たくさんの仲間がいます--」。講義内容は同じでも、なかなか同じ言葉でしゃべることはなくて。。。最初は渡辺の自己紹介。今治で有名なものとして、今治タオル。その値段を聞いてびっくりしたようでしたが、ふわふわ感があるというのを聞いて、使ってみたいと。。。

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DSCN4730.JPG 講義は、ヘチマの生長を復習して、ヘチマの仲間について、クイズ形式。意外と知っているようで知らないことがたくさん。果実は外見から、キュウリ、スイカ、カボチャ、ゴーヤ、メロンは区別できました。よく見る野菜、果物ですから。では、ヘチマを切って観察したことはないので、大きさごとに観察。最初は繊維質のものがないわけですが、大きくなると、きるのも大変なくらいの堅さ。それぞれの大きさのものを順番に観察。初めてこんなものをさわったのかもしれません。昔は、ヘチマ水ということで、根っこから上がってくる水分を一升瓶に入れていたような。。今はそんな風景を見たことがありません。なぜなのか。。そんなことをいつかきいてみようと思いつつ。また、乾燥してきたら、中はすっかり、繊維質で、軽くなるということを実体験。たくさんの数がなかったので、代表の方に。みんなさわって見たそうでしたが、。。

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DSCN4739.JPG あとは、横断面、種子など、その共通性と多様性を。横断面が何に見えるかというので、よく気がついてくれました。また、メロンがTの茎を持っている理由とか、ネット上のものが表面にある理由など、たくさんのことを考えてくれたと思います。これから食べるウリ科となると、カボチャくらいでしょうか。ただ、旬ではないですが、メロンなど来年にかけて、スーパーで見かけたら、講義のことを思い出してもらえれば。また、覚えたことをおうちで話すのが、大事になると。。。

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DSCN4749.JPG 最後になりましたが、お世話になりました、教頭先生、理科の椎名先生、4年生担任の先生方にはこの場を借りて、お礼申し上げます。ありがとうございました。今年はあと、12月に変更してもらった「科学クラブ」。よろしくお願いします。

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 わたなべしるす


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【出前講義】仙台市立木町通小学校・4年生特別講義「ヘチマとそのなかまたち--実は、たくさんの仲間がいます--」(10/20)

2014年10月22日 (水)

 先週が北陸遠征週末は来客。そんなで休みなく始まった今週。これを書いているのは水曜日なのですが、すでに色々なことが終わっていない。。。まさに、どうしよう。。ですが、少しずつ片付けているうちに、書いている水曜日は、雨降り。気温も下がってきました。考えれば、10月も残りは1/3以下。あっという間に終わりそうなのが。。。終わったのは、科研費の申請書を書いたくらいでしょうか。。。

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DSCN4690.JPG そんな月曜日は、仙台市立木町通小学校で「ヘチマとそのなかまたち--実は、たくさんの仲間がいます--」の講義。木町通小学校は10/1(水)に、3年生向けに「ヒマワリの講義」で伺って以来。20日もたったのかなと。あと、先週の北陸遠征で、ヘチマの話は、湖北小学校で話をした内容。最初に簡単に渡辺の自己紹介。木町通小学校は、農学部にかなり近い小学校。農学部の中で遊んだことがある子どもたちがいるかと思いましたが、そうでもなく、意外でした。ただ、あと数年であそこにある農学部が青葉山に行ってしまうというと「えええーーー。あった方がよい!!!!」という多くの声が。。。子どもたちにとって、町中の小さな自然は大きな財産だったのかなと。そんなにたくさんの動植物がいるなら。。。ふと、移転がよかったのかなと思ったり。。。

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DSCN4703.JPG 今回は4年生のクラス担任をされている佐藤先生が大量のヘチマを用意してくれました。そのおかげでたくさん切ってみたり、観察ができたのは、何よりだったと思います。伺ったところ、このヘチマは、沖縄で食べている食用ヘチマ。それと学校で育てているヘチマが品種改良をされてちがうということを知りませんでした。育種屋さんとしては、。。。失格だと思いました。で、最初はそのヘチマを同じくらいの大きさの昔なが使っている維管束だけになったたわしの代わりに使うことができるようにしたものとまだ、緑のものの重さの比較。乾燥すると、こんなに水分がなくって、軽くなるのだということを実感してもらえたのではないかなと。そんなのを発育ステージごとというか、大きくなるにつれて、説明しようと思ったのが、繊維質がほとんどなく。。。どうしようと思っていたところに、春に種播きをした種子を持ち帰り、栽培したという方が、ヘチマを持ってきてくれていて。Super niceでした。そのヘチマを切ると、繊維質が外側にあるので、切るときに、「ばりばり」という音がするのに対して、食用のは、そんな音がしない。いくら大きくなっても。それくらいちがうことを理解してもらえたのでは。小学校で、両方を植えると、比較対象で比べるのには、よいことではと思ったり。


DSCN4706.JPG もちろん、講義は花とか果実の写真を見てのクイズ形式。わかりやすいのもあれば、難しいのもあったと思います。あと、キュウリとメロンは同じ属で種が違う。というのを小学生に説明するのはどうかなと思いましたが、ヒトが、Homo sapiensというのを知っている小学生がいたのは、びっくり。また、メロンにはてっぺんにTの字をした茎が残っているのはなぜか。これの方が高級だという印だと。おうちのヒトと買い物に行ったとき、ぜひ、見比べてくださいね。せっかくなので、あるのとないのを、食べ比べというのも。。。

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DSCN4721.JPG 木町通小学校では、恒例のクラスごとの集合写真で、世界に向けて情報発信。みんな元気で、ヘチマなどを持って、。その後は、給食を一緒に。4年生と同じ階なのは、3年生。この前のヒマワリの講義の時にも、一緒に給食でしたので、覚えてくれていて。感動でした。あとにも書きましたが、会議があって、食事をしながらの質問コーナーなどできず、申し訳ないなと思いつつ。。。

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DSCN4727.JPG 最後になりましたが、渡邉校長先生、教務の熊谷先生、佐藤先生を初めとする4年生の先生方、ありがとうございました。この場を借りてお礼申し上げます。次は、来年、年明けの環境の講義になるかと。子どもたちからの手紙への返事が遅れています。すみません。がんばりますので。


 わたなべしるす

 PS. 給食の時間をゆっくりできなかったのは、13:00から工学部でのとある会議。。。2hrほどでしたが、収穫はといえば。。。。何だったのだろうかなと。むつかしい。。。という感じで。。。頭を抱えました。だったら。。。とならないように。したいなと。

 PS.のPS. 会議のあとには、先日のオープンラボの時に、研究室見学が時間の都合でできなかった学生さんたちが訪問してくれました。最初に院生の方に、研究室の案内をして頂き、合わせて、ガラス室の植物も。興味深く見てくれたというので。。。その後、渡辺の研究室で研究をしている内容、研究室の特徴、将来、こんな社会人として、活躍してほしいというようなことを。研究室見学で研究以外のことをしゃべる教員も珍しいと思いますが、大学院は人生の通過点。そこで、色々なことを吸収して、よりよい人生を送ってほしいというのは、渡辺の師匠の日向先生の教えでもあるので。大事にしたいなと。そうそう、訪問してくれた学生さんは、アイスホッケー部。渡辺も学生の頃、農学部の前にアイスリンクがあり、北大との定期戦など、害虫研にアイスホッケー部だった院生の方がいたりして、よく見に行きました。今は、そんな施設もないのですが。その渡辺の先輩を知っているというので。びっくり。世の中、やっぱり狭いなと。。来年の4月から一緒に研究できるのを楽しみにしています。

Kengaku-1020.JPG PS.のPS.のPS. 昨日の火曜日、とあるテレビのニュースを見ていたら、木町通小学校で手洗いの指導をされているというのが。インタビューには、いつもお世話になっている教務の熊谷先生が。びっくりでした。というのと同時に、子供の頃は、廊下に流しがあったかなと思ったり、今のような立派な液体系のでなくて、黄色のレモンの形をした石けん。あまり泡も立たなかったような。でも、誰かが、おなかを壊すとか、風邪を引くとかあまりなかったような。この40年ほどで、何が変わって、こんなになったのだろうか。進化のスピードは、こんなに速いのか。。。ニュースを見ながら、ふと、そんなことを。。

 PS.のPS.のPS.のPS. 10/22(水), 14:00に木町通小学校のHPに、関連記事を見つけました。ありがとうございました。


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【出前講義】石川県立小松高等学校開放講座との共催・「せいぶつ実験教室~ダイコンの仲間を観察し、ブロッコリーをバラバラにしてみよう」小中学生向け実験教室(10/18, 20:40追記)

2014年10月18日 (土)

 月曜日から始まった北陸遠征も今日の土曜日で終わり。台風が通過したり、雷雨になったこともありましたが、それでも何とか最終日の土曜日に。天候に恵まれるとほっとします。最終日は抜けるような青空で。外で実験、観察というのがよいのですが。昨日の中海小学校のように。。。最終日は「石川県立小松高等学校開放講座」。生物部の生徒さんに小学生を指導してもらう、中海小学校と同じパターン。

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DSCN4605.JPG 講義も最初にダイコンの仲間である、キャベツ、ブロッコリーなどの多様性を観察。昨日の中海小学校と違うのは、参加してくれている小学生が保護者の方と一緒に。実験の部分は高校生が指導し、ちょっと専門的なことを渡辺の方から保護者の方に解説という場面もあったのが、昨日と違うところ。どこまでが根っことか、茎とか。そんなことを考えながら、おうちに帰って、野菜を見たり、食べたりするようになれば、ちょっと世界が変わると思いますので。

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DSCN4628.JPG 後半は、ブロッコリーの蕾は一体いくつあるのか。それも30minという限られた時間の中で。。。そこで、ブロッコリーの花房の一部の蕾の数を数えて、最終的に全体でいくつになるか。高校生も一緒になって、数える作業。そのあと、全体の重さとの比例計算。。。ところが、この比例計算がくせ者でした。。。。あっと驚くような数字が最初は出て。。。。あれ?????でしたが、数えた5つのグループは、60,000~100,000個くらいの範囲に。ちょうど、ブロッコリーがおいしい旬な時期。そう考えると、この方法はそれなりに有効な手法だなと。新しい出前講義の1つに加えることができるなと。。。

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DSCN4661.JPG 修了式で、受講証を手渡し、無事完了でした。かなり時間をoverしていたので、世界に向けての情報発信という写真撮影を忘れていました。最後になりましたが、今回の開放講座を設定頂いた石川県立小松高等学校・寺岸先生、生物部の生徒さんたちには、たいへんお世話になりました。ありがとうございました。また、次年度以降も交流ができればと思います。よろしくお願いいたします。

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 わたなべしるす

 PS. 食事をしながらの交流会、反省会のあとは、生物部の生徒さん、課題研究のダイコンチームとdeepな議論ができました。

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DSCN4676.JPG 特に、生物部の生徒さんとは、こちらに来た2日目に実験圃場も見せてもらいました。栽培のプロの方との共同研究とか。プロの方からのコメントもあると思い ますし、いろいろ考えると思います。誰かに教えてもらうことはもちろん、大事。それ以上に大事なことは、日々の活動がどういう意味を持っているかを考える こと。それが何より大事です。これはなぜ、やっているのか、そうしたことを考えるだけで、ずいぶん、違ってくると思います。そうしたことをしっかりやって 下さい。また、課題研究のダイコンチームとは、今日は余り議論できなかったですが、植物種というか、作物種による差異を見るとき、そこにある細胞、組織が 持つ特徴を理解して、破綻の内容に考えること。3人寄れば、何とかと言います。5人のチームだったでしょうか。がんばって下さい。

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DSCN4681.JPG PS.のPS. さっきの実験で見せたダイコンなどの大きさを示すための物差し。裏にひっくり返すと。。。なんと、石川県立小松中学校、つまり、戦前から使われてきた物差し。ちゃんと理解できないのですが、560本の物差しのうちの42本目と言うことでしょうか。。。昔からのものがきちんと保存されているのは、よいことだなと。。。

DSCN4659.JPG PS.のPS.のPS. 3日目の帰り、日本海に沈む夕日がきれいに見えると言う話だったですが、そんな写真を撮っていたのをuploadしようと思いつつ。あれこれあって。子供の頃は、山に沈む夕日でした。海の近くに沈むというのは、。。もっと海の近く、というか、海に沈む夕日が次の機会には見ることができれば。。。そんなことを。

DSCN4682.JPG PS.のPS.のPS.のPS. この写真も小松高等学校に伺ってすぐくらいに撮影したもの。ペンギンは、修学旅行で生徒さんが先生にというものとか。そんなことでなくて、その前にある数学の問題集。渡辺が高校生の頃は、ここの会社のは使ったことがなく、数研出版のでした。それも、ここの右側の薄い問題集のみ。分厚い、問題集の2倍の厚さがあるような解答集までいっしょに配布されると言うことはなく。。。問題を見て、解答は自分で考える。そんな訓練、と言うか練習をしたからこそ、今の「考える」と言う習慣ができたのだと。答えを覚えるという世界から、考えるという世界に戻らないと、大学、社会に出てから大変だと思います。ふと、そんなことを。。。

DSCN4375.JPG PS.のPS.のPS.のPS.のPS. 最後までwelcome boardを毎日、更新してくれて、ありがとうございました。welcome boardが毎日変わっていましたが、それには最初からつなげると、意味があるというのを、帰り際にお世話になった寺岸先生から。。。部分的に解読できたのは、「わたなべ・・・あり・・・います。」と言う文章のようです。この文章を書いているときはnetから切れていたので。。。また、もどって落ち着いてみることにします。本当にありがとうございました。2年生も来年の今頃は受験生。1年生は生物部を引っ張る牽引役の2年生になっていると。しっかり、切磋琢磨して、成長した姿をまた拝見できるように。。。

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