東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

研究室ダイアリー

【出前講義】今治市立玉川中学校、鴨部小学校、九和小学校「キャベツとブロッコリー」(2014年度ふるさと出前授業-11、11/5)

2014年11月 6日 (木)

 午前中は国分小学校。午後はいわゆる玉川地区。というか、市町村合併前は越智郡玉川町。地図を見ながら書いてないので、正確でないかも知れないですが、昨日出前講義を行った旧朝倉村に近接した西側(??)に近い地区かなと。今治市の水源である玉川ダムがあり、今では、今治から松山に行くのには、玉川の松山市との境になるトンネルを越えていく方が便利だったりすることもあって、。。高校の時の同級生にも玉川からきている方も。桜井地区の渡辺よりも遠いし、山への坂を登らなくていけないのもあって。。。その分、自然は豊かで、学校への行き帰りには田畑で栽培している様々な作物を目にすることができる。とてもよい場所です。この玉川地区にある3つの小中学校で行うのも昨年から鴨部小学校九和小学校の中間に玉川中学校があることだけでなく、鴨部小学校、九和小学校からは6年生が参加ですので、あと、半年もしないで、この中学校で先輩、後輩として一緒に学ぶわけで。その意味での交流を考えると、niceな取組ではないかなと。今年から玉川中学校に赴任された本宮校長先生には、ずいぶん前の自然科学教室の時に、ご一緒だったのを思い出しつつ。このようなところでまた、ご一緒できたのが、驚きでした。

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DSCN4931.JPG 昨日の朝倉小学校同様に、根っこまであるキャベツ、ブロッコリーが用意されており、植物の形態を理解する上では、最高の条件であったと。準備、ありがとうございました。渡辺が子供の頃、畑仕事を手伝うのは、どうも苦手。。。草引きをすると言うだけでも、途中で。。。。と言うことが多かったのを思い出しました。今は、ずいぶんと子供たちがおじいちゃん、おばあちゃんの畑仕事を手伝うからでしょうか。ブロッコリー、キャベツを収穫したり、手伝いをして、キャベツ、ブロッコリーの生長を理解している児童生徒が多かったのは、よいことだなと。きっと将来のいろいろな活動で活きてきますので。。大事にして下さい。なので、そんなプロ集団のような小中学生を前にして、トマト、キャベツ、ブロッコリーの発芽から開花、結実までの話というか、説明をするのは、こちらがはずかしいくらい。。。

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DSCN4936.JPG で、一通りの説明が終わったあと、キャベツとブロッコリーの遺伝子を混ぜた新しい植物はどんなものができるのか。。グループに分かれて、。。異なる学年でこの活動を行うとき多いのが、学年を超えて、新しい植物の絵を描くこと。今回は、学校・学年対抗という感じで。これはこれで別の意味で児童生徒さんたちに刺激があるのかなと。

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DSCN4939.JPG プレゼンの段階では、いつもどこからやりますかと、じゃんけんをしたりするのですが、今回は、確か、九和小学校のグループから是非やりたいと手が上がり。。。先輩たちに、また、違う小学校の友達よりも先にプレゼンという心意気が。とてもすばらしいことでした。また、何より盛り上がったのは、質疑応答。多くの学校なら、同じ学年の隣のクラスからか、自分のクラスから。それが、違う学校、先輩後輩からと言うのは、今でにない刺激だったと思います。これがきっかけになり、中学校で同じ部活であったり、その先輩後輩であったりすることになれば。よいきっかけになったのでは。

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DSCN4943.JPG もちろん、書いている内容もしっかりと植物形態学の基本を押さえていて、。。。これがまさに、自然から学んだ力なのだなと。何より、この自然を大切にして、多くのことを学んでほしいと。最後には、代表の中学生から立派な挨拶が。この時間にはすっかり予定を過ぎていて。。。それぞれの小学校に皆さんが帰ることを考えていたら、。。世界への情報発信を失念してしまい。。。申し訳ありません。2日続けての忘れ物でした。。。

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DSCN4947.JPG 講義のあと、本宮校長先生と昨今の中学校での事情などいろいろと伺えました。ありがとうございました。こちらが中学校に出前講義にいくのを少なくしていることもあり、中学校のことを伺う事も少ないので、よい機会でした。ありがとうございました。そんな校長室の机には、きれいなシクラメンの花が。。。少し季節を先取りしていて。花を研究しているからと言うこともありますが、花があるのは、心が和まされます。そういえば、3日間、どこの学校に行っても花があったような。渡辺が小学校の頃には、庭にある花を学校に持っていくこともあり、学校に花があるのが何となく普通でした。そんなことが続いているのだなと。最後になりましたが、玉川中学校校長・本宮先生、岡野先生、鴨部小学校校長・村上先生、九和小学校校長・池内先生をはじめとする関係の先生方に、この場を借りてお礼申し上げます。ありがとうございました。今後ともよりよい連携ができればと思います。よろしくお願いいたします。

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 わたなべしるす

 PS. この記事を書くのも1日遅れ。申し訳ありません。何とか、今日のうちに今日実施分の小学校、2校分の記事もuploadできれば。。。




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【出前講義】今治市立国分小学校「花の不思議な世界」(2014年度ふるさと出前授業-10、11/5)

2014年11月 5日 (水)

 前日から始まった、秋のふるさと出前授業。昨日は朝倉小学校乃万小学校。中日の午前は、国分小学校。国分小学校ができたのが、昭和56年4月とか。ちょうど渡辺が高校に入った年桜井小学校を卒業する頃には、1,000人を超える人数になって、プレハブの校舎を運動場に立てていたような。そんなでそのうち、どこかに分校というか、分割というか、そんなことが起きるというのを聞いていて。それが昭和56年だったというのを学校に伺って、改めて知りました。八木校長先生は、昨年度は波止浜小学校でお世話になった校長先生。今年度から国分小学校に異動になり。。。波止浜小学校では、渡辺が桜井小学校の5, 6年生の時にお世話になった白石先生の事でお世話になった方。校長室でお話しができたのが、昨日のように思い出されました。今度は桜井小学校から分かれた国分小学校でお世話になるとは。。。びっくりでした。また、pick upと次の玉川中学校への送迎の時には、いろいろな話をさせて頂きました。ありがとうございました。その続きを校長室で話をしている間に、時間を忘れて。。

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DSCN4914.JPG 慌てて、体育館で準備をして。また、今回の出前講義で初めての「花の不思議な世界」。リンゴなど、準備頂いていましたので、パソコンをつなげれば。何とか間に合って。。。最初は、渡辺の自己紹介。まだ、国分小学校ができる前、桜井小学校だけしかなかった時代に卒業して、と言うことを話して。ハイブリッドライスのことをテレビで見て、農学部を目指したと。また、今はテレビのアニメなどをつけても博士、教授が出ることは少なく、渡辺が子供時代は、たくさん出ていたので、科学者になりたいと。。。そんな昔の話は、校長先生、教頭先生などに聞いてほしいと。。その次は、花の名前の問題。意外と知らないので、びっくりでした。国分小学校の周りにも自然は多いはずです。しっかり観察して下さいと。。。雌しべの先端、柱頭上での花粉管の発芽の電顕写真。さすがに余りの小ささに実感するのも難しそうでした。また、雌しべの長さが、20cmはあるでしょうか、トウモロコシ。これも意外と知らないものでした。来年の夏には、是非、観察して下さい。あと、花粉の発芽、花粉管伸長の動画は感動だったようです。植物も動いているのだという実感を持ってもらえたのでは。もちろん、かなりスピードは遅いかも知れないですが。。。

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DSCN4918.JPG そんな生殖の話に続いて、リンゴの話題に。春の出前講義でもそうですし、仙台市内の七北田小学校、木町通小学校でも。今治の小学生は、ミカンの種類をたくさん知っていますが、リンゴの品種は。。。それに対して、仙台だとその逆。。。普段、スーパーなどで見るだけでなく、おじいちゃん、おばあちゃんのうちに行ってきいた、見たりというのもかなり影響するのだろうと。これがある種の地方色だなと。。。せっかくなので、これを機会にリンゴの品種も覚えて下さい。また、リンゴに自家不和合性があったり、リンゴの花とリンゴの果実を比較すると、どこにがくがあったのか。。。今日からおうちでリンゴを見つけたら、リンゴをひっくり返して、リンゴを観察して、説明をして下さい。

DSCN4921.JPG 講義のあとに質問の時間を少しとって、児童代表から挨拶が。他の小学校でもあったはずですが、それについて、ちゃんと書いてなかったところもあったかも知れません。お許しください。と言うのこと、ありがとうございました。とてもしっかりした挨拶で。そのあと、午前中は覚えていました。世界に向けて、情報発信。

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DSCN4924.JPG で、いつもなら、生徒さんたちと給食なのですが、午後の学校への移動時間の関係もあって、八木校長先生と講義のことなどを話しながら、校長室で給食。養護の先生のところでできたというナシも最後に出して頂き。。。懐かしかったです。古谷(こや)のナシ。ありがとうございました。最後になりましたが、国分小学校・八木校長先生、藤原教頭先生をはじめとする5, 6年生の関係の先生方に、この場を借りてお礼申し上げます。ありがとうございました。今後ともよりよい連携ができればと思います。よろしくお願いいたします。


 わたなべしるす

 PS. 校長室と職員室の間に、生活目標を書いた細長い穴の開いた小さな黒板を見つけました。最近、小学校に出前講義に伺っても、この手の黒板を見ることがなかったのですが、とても久しぶりで。渡辺が小学校5, 6年生の時、お世話になった白石先生に、放課後とか、委員会活動で年度末などにこの黒板を集めていたような。。。学校のいろいろな教室を探したけど、数枚足りず、かなり大変だったなと言うのを思い出して。。。とても懐かしかったです。書かれてあった生活目標も「相手の気持ちを考えましょう」というのはよいことだな。。。昔を思い出せてくれる小さな黒板でした。ありがとうございました。

DSCN4926.JPG PS.のPS. 講義の途中で3, 4時間目の間にトイレ休憩を。その時に、余りに走り回る子供たちを見て、6年生の先生だったでしょうか、「トイレ休憩をしてよいと言っただけで、走り回ってよいといったわけではない!!」と。数年前の立花小学校の竹内校長先生、渡辺の小学校1, 2年生の担任の越智千鶴子先生を思い出し。子供の頃に、しかられたり、ちゃんとするときはちゃんとすることの大事さを教えておくことは、大事だと思いました。そうした積み重ねが、社会で生き抜く力をつけるのだろうと。。。ちゃんとするとき、そうでないときの切り替えができること、とても大事ですから。。。

 PS.のPS.のPS. 階段のところで、他の小学校でも見かけたことがありましたが、写真を撮ってなくて。「うしお」。渡辺が子供の頃からある、俳句などを投稿する小冊子というか。渡辺も何度か、俳句というか、そんなのを掲載してもらったのを思い出します。それが40年近くの年月、継続しているのは。かなりの感動でした。国語の「うしお」と理科の「自然科学教室」がそれぞれの継続的な取組なのだろうと。そんな中で育ててもらった分、こんな風に科学をやるようになり、こんな文章を書くようになったのかも知れないと。まさに、戦後の復興に尽力された元理化学研究所所長の仁科芳雄博士の「環境が人を創り、人が環境を創る」と言う言葉を、ふと思い出しました。

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【出前講義】今治市立乃万小学校「キャベツとブロッコリー」(2014年度ふるさと出前授業-9、11/4)

2014年11月 5日 (水)

 午前中は朝倉小学校。市町村合併で旧越智郡朝倉村だったところ。渡辺にはそのイメージは今でも。。。一方で、大学の頃だったと思います。原チャリに乗っていたとき、ナンバープレートはもちろん、仙台市。住民票があるところなので。ただ、奇抜さがないので、今治市でなくて、朝倉村というのがいいかなと思ったことも。ただ、そうは簡単には。。。そんなうちに。今治市に統合され。。。そんな朝倉小学校からは今治市でも離れた場所の乃万小学校。学校はちょうど、耐震工事と言うよりも耐震強度がなくて、立て直しになった校舎が完成していて、ずいぶん雰囲気も違っていて。。。ちょうど古い建物を取り壊している所でした。写真を撮り忘れたのが、残念でした。去年からお世話になっている井原校長先生との話題はやはり、小学校の統合。旧市内の統合だけと思っていたら、島嶼部もという話が。。。今治の町全体を何とかしないといけない時期に来ているような、。。再開発でなくて、今治の町の根本の部分をどうにかすると言うところから。。。もちろん、渡辺にそんな権限があるわけでもないわけで。。。ただ、渡辺を育ててくれた町が、と思うと。。。そんなことで、校長先生と。

DSCN4902.JPG あっという間に、準備の時間となり、午前と同じ「キャベツとブロッコリー」の講義。ここでは、人数の関係もあるかと思いますが、6年生だけで。渡辺の自己紹介をしたあとに、トマトの発芽から果実形成までを一通り復習。朝倉小学校から比べると町の中心に近い分、意外と畑を見てない感じで。。。それに続いて、キャベツとブロッコリーの同じく、発芽から開花まで。それぞれを比較すると、発芽して間もない頃は似ているけど、大きくなると違うこと。また、「キャベツのしん」とよく言う部分は、植物で言う「茎」と言うことを改めて、認識してもらい。。。では、キャベツとブロッコリーの遺伝子を混ぜた植物はどうなるのか。。。

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DSCN4906.JPG グループに分かれて、考えてもらいました。考えるのに困ったグループもありましたが、ほぼ、時間内に終わって、プレゼンと質疑応答。多くのグループは、問題なくプレゼン、質疑応答をこなしていました。植物の形態学の基本をきちんと理解して、キャベッコリーを書いていたのが、すばらしかったです。これも今治の理科専科、自然科学教室の賜物ではないかと。一方で、いくつかのグループでは、考えた人と発表をする人の間で息が合わないところがあったり、発表の場になって、意見がまとまってなくて、お互いに発表、質疑などを押しつけ合う場面も。。。小学校時代のグループ学習は重要で、それが将来の共同研究など、様々なことに発展するのだと思います。そうしたときのためにも、しっかりグループ活動は、身につけて、もめたり、突然、半旗を翻すような「後ろから石を投げる」と言うような行動はよくないと。あわせて、発表をしているときに、発表の邪魔をすることはよくないと。これも大事なことです。できない大人もいたりして、困るわけですが。。。今から身につけてほしいことだと。。。そんなことを話していたら、集合写真を撮るのをすっかり失念してしまいました。申し訳ありません。。。

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DSCN4911.JPG 最後になりましたが、乃万小学校校長・井原先生、野間先生をはじめとする6年生の関係の先生方に、この場を借りてお礼申し上げます。ありがとうございました。今後ともよりよい連携ができればと思います。よろしくお願いいたします。


 わたなべしるす

 PS. この記事を書くの1日遅れなのは、ばたばたで申し訳ありません。気がついたら、乃万小学校のHPに講義の記事を見つけました。ありがとうございました。

 PS.のPS. 昨日の記事を書いているの、失念していましたが、6年生の先生は、自然科学教室でお世話になった先生だったような。。。また、もう1名、学年が違うのですが、講義の前半、来て頂きました。これからも、自然科学教室のつながりを持てればと。。。ありがとうございました。



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【出前講義】今治市立朝倉小学校「キャベツとブロッコリー」(2014年度ふるさと出前授業-8、11/4)

2014年11月 4日 (火)

 今年度、2回目のふるさと出前授業。この前は、6月の梅雨の走りの時期。ずいぶんと暑かったですが、今回は全国的にこの冬一番の寒さとか。そういえば、朝の最低気温は、今治の方が仙台よりも寒かったような。そんな寒い中でも子供たちは元気で。今年の4月から、下朝小学校と上朝小学校が統合され、朝倉小学校に。その場所は、下朝小学校。で、気になったのは、上朝小学校の跡地。とても自然に恵まれ、渡辺の子供時代を思い出させてくれるところ。授業開始前に校長先生とお話ししたときに、サッカー関連の施設になるとか。。。そういえば、数日前のスポーツ新聞の記事にFC今治のことが。。。そんな事とも関係があるのでしょうか。。。子供頃は野球、野球の町だったのが、サッカー、サッカーになるのかなと。。。ちょっと、結構、複雑ですが。。。校長先生とそんな話をしているうちに、会場設営に。。。

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DSCN4861.JPG 講義では、最初に越智校長先生から、渡辺を紹介頂きました。渡辺が朝倉小学校の隣の学区であったり、これまでいろいろなところで、講義をしていると。そういえば、1年半前の今治自然科学教室で、ご一緒したのを思い出しながら。。。渡辺からは、この朝倉地区は、渡辺の通っていた桜井小学校の隣の地区。子供頃、よく遊んでいたと。手を上げてもらったのですが、余り外では遊んでないのか、はずかしいのか。きっと、朝倉の自然で遊んでいると思いつつ。そんなで自己紹介をしたあとは、3, 4年生当たりで栽培したであろう「トマト」を使って、発芽から結実までを復習。どの部分に何ができるのか、根、茎、葉、花がどの様な位置関係なのかを。それを踏まえて、キャベツとブロッコリーの発芽から開花まで。キャベツに花が咲くというのは、。。難しいようでした。一方、ブロッコリーの食するところは、蕾、そのあと、開花すると。それを踏まえて、キャベツとブロッコリーは同種のBrassica oleracea。なので、交雑できると。で、両者を交雑して、雑種、つまり、遺伝子を混ぜたものを作ったら。。。と言うのを、グループごとに書いてもらうことに。

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DSCN4870.JPG 朝、寒かったのも考慮して、机を並べて、5, 6年生がチームを作って、一般には模造紙と言いますが、今治では「とりのこ用紙」。なぜ、そう呼ぶのか。子供の頃から。。。みんなで相談をしたり、実際の野菜を見たりしながら、こうした活動ははじめてなので、かなり考えたようです。実物を見て、どうくっつければよいのか。。。いろいろ考えていました。

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DSCN4874.JPG そのあとは、各グループごとに、発表と質問。いつも質問時間が長くて失敗するので、1つのグループ当たり、2人に限り。。。それでも、ぎりぎりでした。最 初は遠慮がちの質問も最後の方は、みんなに質問をしてもらえず。。。一生懸命、発表して、質問に答えて。こちらから質問したり、場合によっては先生から も。5, 6年生が協力して、質問に答えていたのは、niceでしたね。最後には、では、どんな植物なのか。雑種は。植物の形態学に則って、間違ってなければ、基本 的にはできると。校長先生と講義のあとに少し話をしました。交雑については、交配に使う道具類は送ることができると思います。是非、チャレンジしてほしい と。。。

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DSCN4879.JPG 6年生と給食を一緒に。去年、一昨年とはどちらかの学校でしか、給食を一緒にできませんでしたが、統合されたことは、その意味ではよかったなと。あと、いつもなら、講義が終わったところで、世界に向けて情報発信。ところが、初日だったのもあって、忘れていて。。。帰り間際に、世界に向けて。。。お手数をおかけしました。

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DSCN4898.JPG 最後になりましたが、朝倉小学校・越智校長先生、羽藤教頭先生、広瀬先生をはじめとする5, 6年生の関係の先生方に、この場を借りてお礼申し上げます。ありがとうございました。今後ともよりよい連携ができればと思います。よろしくお願いいたします。


 わたなべしるす

 PS. この記事を書いていたら、朝倉小学校のHPに講義の記事を見つけました。ありがとうございました。と言うか、余りの光速と児童の皆さんの感想もたくさんあって、びっくりでした。楽しい手紙、感想が届くのを楽しみにしております。

 PS.のPS. 朝、講義に伺う前、本ふるさと出前授業を統括して頂いている今治市立今治小学校の高橋校長先生とお話しする機会を頂きました。ありがとうございました。自然科学教室などでお世話になっている和田先生も交えて。その中で、先日の今治の中学生の受賞のことが話題になり、新聞記事、表彰式当日の資料などを頂きました。ありがとうございました。また、高橋校長先生とは、今年度の残りのふるさと出前授業と次年度以降の見通しなどについての議論の時間を頂きました。何とか、ここまで来たもの。よりよいもので継続したいと思いますので。。。

DSCN4912.JPG PS.のPS.のPS. 「ゆるキャラグランプリ(GP)2014」で、愛媛県のイメージアップキャラクター「みきゃん」が3位になったと。2012年では今治市のゆるキャラ「バリィさん」が。来年は1位を目指して、がんばってほしいと。。。(みきゃんの写真がみつからないので、みかんで。おゆるしを。。)

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【出前講義】岩手県立盛岡第三高等学校・SSH緑丘セミナー「大学教授から見た高校生の進路選択へのアドバイス」(10/27, 12/3追記)

2014年10月27日 (月)

 週が明けると、少し寒くなってきました。昼間に雨が降るというか、時雨れるというか。。。盛岡に8年ほど住んだこともあり、冬が近いのだなと。。。そんなことを思いつつ。さすがにまだ、岩手山に雪がと言う気温ではなかったですが、足下から冷えるという感覚は、久しぶりというか、仙台では、まだまだそんなこともなく。新幹線で39minですが、やっぱり寒いのだなと。この新幹線のことを書いているときに、新幹線に何かが起きるとは。。。

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DSCN4812.JPG 去年は課題研究をしている2年生(現、3年生)向けに課題研究とはということと、キャリア教育を。その講義を評価頂き、今年度は、SSH緑丘セミナーという形式で、1, 2年生全員対象に体育館で。先にも書いたように、少し寒い体育館でしたが、さすがにこれだけの高校生が集まれば、十分な熱気があり。。。そんなスタートでした。最初に、昨年の講義を評価頂いた下町副校長先生から、渡辺の紹介。身に余るような紹介で。。。その後は、渡辺をモデルにして、小学校時代から、現在に至るまでどの様に歩んだか。もちろん、今だから語ることができるかもしれないですが、自分の「分(ぶん)」というか、これができることで、こことの差はあまりにすごすぎというようなこと。例として出したのが、将棋のプロ棋士。300名しか、現在までいません、それから比べたら、他の職は。たとえば、大学の教員にしても。また、高校生の間に、自分のやりたいことを見いだしてほしいと。それは、大学、その先の社会で何をしごとにするのか。社会に出れば、点数をとることが仕事ではないですから。。。もちろん、答えのない仕事ばかりです。

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DSCN4822.JPG また、高校で学ぶことは、その先で学ぶことの基礎なので、大事にしてほしいと。考える数学など、明日からでもできることはたくさんあると思いますので。また、同じような研究、例えば、植物の遺伝子を研究するといっても、大学によって、学部、学科によってちがうわけで、そこでよりよい師匠に出会ってほしいと。渡辺があるのも、師匠の日向先生に出会い、色々な刺激を受けたから。。。だからこそ、世界トップクラスのNature, Scienceを目指すようになったと。。。途中のスライドを数枚はっしょったおかげでしょうか。最後の方でわりと余裕が。保護者の方がこの前の宇都宮女子高校の時より多かったり、また、いつも生徒さんと同じ高さで話をするのが、ひな壇の上でしゃべってからでしょうか。いずれ、最後のところで、余り慌てなくて、ほっとしました。最後の方にしゃべる、こういうことに気をつけて、過ごすというところで「身の回りの自然の変化に気をつける」と言うのに加えて、「信じるものは。。」というと、最近の高校生の多くが「自分」とか、。。そんな中で「痛い目に遭う」というか、そんなニュアンスで、正確な言葉を失念してしましました。申し訳ありません。でも、もちろん、信じることは大事かも知れないですが、全てが本当ではないと言うことをこれまでの経験から、知っているのだと思いました。今日、最大の感動でした。その経験を忘れないで下さい。

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DSCN4827.JPG 質疑では、いろいろな質問がありましたが、自分にはこうした「3つの力」がないので、どうすればよいでしょうか?と言う方も。実際には、やるしかないのですが、いつも植物の生殖のたとえで使う「彼氏と彼女の関係」を引き合いに出して、。。参考になったでしょうか。このあと、生徒を代表しての挨拶、花束贈呈が。とてもしっかりした挨拶でしたし、今回のことが、これからの高校生活を行う上でのきっかけ、ヒントになったのであれば、幸いです。慌てて、花束の写真を撮ってしまったので。。。ありがとうございました。あと、忘れてかけていましたが、最後に世界に向けて、情報発信。

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DSCN4830.JPG 最後になりましたが、お世話になりました、本企画を頂きました下町副校長、菅野先生をはじめとする関係の先生方にはこの場を借りて、お礼申し上げます。ありがとうございました。今回は、1, 2年生が対象でしたので、また、再来年になるでしょうか。こうした機会があれば、伺いますので、お声かけ頂ければ、幸いです。ありがとうございました。

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 わたなべしるす

 PS. 昨日は、土曜日の学生時代にお世話になった害虫研の松田先生のことを記しましたが、盛岡では、岩手大時代にお世話になった、昆虫の教授をされていた鈴木先生とお目にかかることができ、先生が昔から、推奨していたという「桑の葉っぱのお茶」なるものを頂きました。おいしく頂いたというか、カイコになった気分というか。。。週末からにかけて、「虫」つながりでした。。。

 PS.のPS. この記事を書きながら、偶然見つけたのですが、夕方から東北新幹線が不通になっていると。。。危うく戻れなくなるところで。。。もし、ちょうど、止まった電車に乗っていたら。。。考えただけでも。。。これを書き終わった頃、動き始めたと。。

 12/3(水), PS.のPS.のPS. 盛岡三の下町副校長先生から年明けのSSHの予定のお知らせを。そのmailのやりとりの中で、渡辺の記事が下町副校長先生のHPにあると。あれから1ヶ月ちょっとですが、拝見しながら、その当時のことを思い出しました。ありがとうございました。また、こうした機会があればと。。。。


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