東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

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研究室ダイアリー

クリスマス会with科学者の卵の皆さん

2013年12月24日 (火)

久しぶりブログを担当させていただきます。
M1の田口です。
今日はクリスマスイブということで、ラボのメンバーと
「科学者の卵養成講座」発展コースの高校生の皆さんとケーキ会でした!
豪華にホールケーキ3つです。
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クリスマスらしく、かわいい飾り付けがたくさんです。
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このアングルはちょっと怖いですが。
そして「科学者の卵養成講座」発展コースの感想を
一言ずついただきました。
皆さん不安があった反面、楽しみにして来てくださっていたようで
よかったです。
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実験を通していい体験ができた、と言ってくれた3人。
3日間お疲れ様でした。(辺本さんと曽根さんも!)

さて今年も残り1週間ですね。
私は今年やり残したことをやるよりも、
来年のスタートの準備をしていけたらなあと思います。

M1 田口

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記憶、地震、プロ(12/23)

2013年12月23日 (月)

 12/23(月)、今日は天皇誕生日で祝日。世の中的には土曜日から三連休。でしょうか。こちらは、福島での出前講義科学者の卵養成講座の発展コースで、連日出勤。出勤がどうとか言うのは、あまりでなくて、気にならないが、平成になって25回目、四半世紀になる天皇誕生日。昭和の天皇誕生日は、今の昭和の日である4/29。小さい時の記憶が残る方がイメージが強いからであろうか。あるいは、この時期が忙しいからであろうか。どうも、天皇誕生日というイメージとこの12/23が連動してくれない。。。80歳になられたと言うことで「傘寿」。そんな記念であるにもかかわらず。。。どうも最近の記憶がよくないかであろうか。。。単に覚えると言うだけの記憶でなく、楽しかった記憶、そうでない記憶などある。どちらも覚えているというのが、あるような。。どちらかというと、失敗したりした時の記憶の方が多いのかも。。。そんなよくない記憶というか、「恐怖の記憶」が、父親由来で遺伝するとか。ヒトでなくてマウスでの実験。。。原著の論文に当たらないと何ともいえないが。。。母親由来の記憶はどうなのか。。。つらい記憶だけ、父親由来というのも。。。植物の遺伝をやっているものからしたら、植物ではどうなるのか。。。たしかにepigeneticsをやるものとしては、。。。頭の片隅に忘れないように記憶しておこう。。。できるだけ。。。

DSCN5017.JPG 恐怖の記憶で最近のと言えば、やっぱり地震。このところ、たぶん、毎週のように東北から関東にかけて、M5.0以上の地震が。。。気にするから、気になるのかもしれないが。。。もちろん、小笠原諸島、西之島では、新島がもう少しで合体とか。ここまで大きくなると言うのも、やっぱり気になる要因である。先日は、こんなことを気にかけてであろうか、首都直下地震の被害想定も。。。やっぱり気になる。。。。何かの映画で大きな地震で新幹線に大きな影響があったのを思い出す。そうした地震のことも想定していると言うことも聞くが、2015年春には、東京--新大阪間が時間短縮されるとか。東海道新幹線が。。。ここに考えているような心配事が起きないのが一番よいが、起きた時にどんな行動を起こすかということを日頃から考えておかないと。。。

 どんなことが起きても、それをきちんと遂行するのが「プロ」というのであろう。将棋で言えば、四段以上になること。三段以下は「奨励会」といわれている。今日、その将棋の世界で初めて、女性が奨励会三段になったとか。昔、朝の連ドラでは「女性プロ棋士」という設定であったが、。。とても大変だと思うというか、棋戦を見ていて、なぜこうなるのか、この手をさすのかというのはわからない。遺伝学なら、植物科学なら、すこしはこの場面では、こうしたほうがというのがわかってきた。将棋は10代からこの奨励会に入り、年齢によって、一定の段数にならないといけないという世界はやっぱり厳しい。研究者でも年齢でとなると。。。。先日も、ドラフトのことを書いたが。他の世界をモデルと考えるというは、1つのideaかもしれない。霞ヶ関というまた、別のプロの世界にも女性官僚がと。。。そういえば、今日のTAをやってくれた2名の学生さんも女性。発展コースとして参加してくれていた高校生も3名とも女性。。。さっきのマウスの実験ではないが、母親由来の記憶が大事なのであろうか。。遺伝学のプロとして、今一度、考え直さないと。。。もちろん、植物を使って。。。。

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 わたなべしるす

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【研究室訪問】循環型科学者の卵養成講座・発展コース・第2日「プラズマ照射法で自家不和合性を破る」(12/23)

2013年12月23日 (月)

 昨日に続いて「科学者の卵養成講座」発展コース。朝からの実験なので、さすがに。。よる◎しには。。。。最後は気合いと根性でlabに。このあたりは、学生さんの若さは、すばらしいです。

DSCN1187.JPG 実験は昨日の続き。サンプリングをして、プラズマ処理をしたり、タイムラプスをしたり。昼前には、プラズマ装置で共同研究をしている、工学部の安藤先生が装置の改造手術のために、きて頂いたり。。。今回の実験では、この改造した装置を使うことは、最終日に可能かもしれないですが。。。

DSCN1188.JPG 実験の合間には、せっかくなので、科学の議論をしてもらうために、Nature Digestを読んでもらったり。午後からは、渡辺の方で講義というよりも、自家不和合性を持っているアブラナ科作物のBrassica oleraceaがたくさん温室にあるので、その多様性の観察。ケール、キャベツ、ブロッコリー、カリフラワー、コールラビ、葉ボタン、ロマネスコなどなどがどんな由来でなのかを説明したり、せっかくなので食してみたり、。。最後は、研究室に戻って、解剖したり、顕微鏡観察をしたり。合間にも、観察することの大切さを実感してもらえたのでは。。。

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DSCN1193.JPG 午前中からやっていたアニリンブルー染色の蛍光顕微鏡観察。蛍光色に光る雌しべの先端を見たのは、もちろん、初めてだったでしょう。見た瞬間に3人共が「おーーーー!!!」というのは、実験をsettingした方も、何よりでした。しっかりどの部分が何なのか、あれこれと観察していました。花粉動態観察と蛍光顕微鏡観察を平行してやっているので、最初は大変なようでしたが、3人で議論をして、あれこれと考えて実験している様子は、頼もしいと。。。また、実験を始めた頃には、TAの方々から言われていることができるのだろうかといっていたのが、最後の頃には、こういうことなのだと、しっかり、自分たちの感覚にしていたのは、五感をフル活用して、実験しているのだと。。ここでやったことをしっかり覚えていて下さい。この実験でなくても、きっと将来どこかで、この五感をフル活用することの大切さもわかると思いますので。

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DSCN1195.JPG 今日もTAをしてくれた、曽根さん、辺本さん、ありがとうございました。なんとか2/3終わりました。あと、半日、なんとか。。。。たどり着けそうです。


 わたなべしるす

 PS. 夕飯は受講生の皆さんと仙台駅の牛タンのお店に。渡辺は昔ながらのところというか、そんなメニューが普通なのですが。。。今は、ずいぶんとお店もメニューも増えました。で、さっそく、仙台二華の丹野さんが今日の夕飯の写真を、送ってきてくれました。ありがとうございました。あと、半日、がんばって下さい。

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【研究室訪問】循環型科学者の卵養成講座・発展コース・第1日「プラズマ照射法で自家不和合性を破る」(12/22)

2013年12月22日 (日)

 「科学者の卵養成講座」が始まって今年で5年目。基本、企画・運営を担当しているので、講義をすることがほとんどで、エクステンドコースを担当したことはあっても。発展コースを担当するのは、今年度が初めて。この時期の実験であり、2~3日で実験が完了すると言うことで、研究室のM2の曽根さんM1の辺本さんにTAをお願いして、柱頭上での花粉動態観察とプラズマ照射による自家不和合性反応の変化を観察と言うことで。参加してくれたのは、仙台二華・丹野さん、山形西・佐藤さん、秋田南・一ノ関さんの3名。今日から3日間の予定は、2名のTAの曽根さん、辺本さんがしっかり立ててくれて。

DSCN1182.JPG 最初に研究室の中を、渡辺の方で案内して、その時に、今日行う実験に使う機器類などを含めて、簡単に説明。その後、TAの方々から、こんな実験をと。自家不和合性の内容などについては、明日の観察での空き時間でということで。早速、実験開始。最初に花のサンプリング。それに続いて、柱頭上での花粉動態観察のための準備。つぼみから雌しべを取り出すのも、なれるまでは大変。その後、花粉をかけて、観察開始。これと平行して、プラズマ照射の実験。農工連携のモデルという感じでしょうか。科学者の卵養成講座が目指している領域横断的な考え方も学んでもらえれば。。最後は、動画の解析の実習。明日は、いくつかに条件をふって。。。

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DSCN1181.JPG 夕食をしながら、参加者との情報交換。これから何をしたいと考えているのか、発展コースとしてどの様なことを希望していたのか等々。。。明日からもがんばって下さい。というか、楽しみにしています。


 わたなべしるす

 PS. 世の中的には、三連休の中日。定禅寺通で行っている「光のページェント」を見たい人たちが多かったからでしょうか。片平から北に流れる車の列の長いこと。。。びっくりでした。

 PS.のPS. 福島高校のコアSSHとの連携の「ふくしまサイエンススクールコミュニティーサイエンスフェア」に続いてということもあって、さすがにこちらは夕方には、エネルギーがdown気味でした。先週の鹿児島愛媛遠征の疲れも。。

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【出前講義】ふくしまサイエンススクールコミュニティーサイエンスフェア「バナナからDNAをとろう」(12/22)

2013年12月22日 (日)

 先週の木曜日の南光台東小学校への出前講義が、小学校への今年最後の出前講義でした。一方、今日が、福島高校のコアSSHとの連携による「ふくしまサイエンススクールコミュニティーサイエンスフェア」で、こちらが出かけていく、2013年最後の出前講義。去年もこの企画に参加し、今年で2年目でした。慌ただしかったのもあって、駅前などに雪があったのを写真を撮り忘れましたが、福島市が盆地になることから、仙台より雪は多いようです。去年は研究室でアルバイトをしてくれている南條さんが、福島高校の卒業生で、また、SSHをやっていて、科学者の卵の卒業生でもあるので。。。今年は、同じように同校の卒業生で、SSH、科学者の卵で一緒だった、福島大の後藤君にお手伝い頂きました。

DSCN1166.JPG 講義としては、去年と同じ「バナナからDNAをとろう」というのを。2回枠の予定が、色々な事情で、1回枠に。そんなこともあったからでしょうか。予定したよりも多くの参加で。こちらの準備が不十分で申し訳なかったです。ほとんどが親子での参加。後藤君に実験助手をお願いして、こちらで説明しながら、バナナなどを配布してもらったり。少し手際がよくなかったのもあって、福島高校の橋爪先生にもお手を煩わせて。。。。申し訳ありませんでした。最終的にエタノールを入れて、DNAを析出させるのですが、実験した皆さん、もちろん、成功して、「おーーー!!」という感動でした。実験に使ったものは、特別なものは用意していません。ので、ぜひ、また、自宅でも。。。ということで無事終了でした。

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DSCN1173.JPG 講座が始まる前に、他にも実験ではなくて、ポスター展示と簡単な実験のようなのもあり、去年と同じように数学モデルとか、発泡スチロールの球体に地球儀の紙を貼り付けるというのも。。。地球儀はやってみたかったのですが、また後でも書きますが、科学者の卵養成講座の発展コースの関係もあって。。。

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DSCN1168.JPG 最後になりましたが、お世話になりました、福島高校・橋爪先生、原先生をはじめとする関係のみなさまにこの場を借りてお礼申し上げます。また、実験をお手伝い頂いた、福島大・後藤君、ありがとうございました。これを機にさらに交流できればと思います。ありがとうございました。

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 わたなべしるす

 PS. 相馬高校でお世話になっていた先生が磐城高校に異動になったり。。。また、2月に開催が予定されている福島高校のSSHの運営指導委員会のお願いだったり。。2月の頭には、福島県内のSSH実施校全体の発表会も。年明けもまた、楽しみになりそうです。よろしくお願いいたします。

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