東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

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研究室ダイアリー

White Christmasになるかも♪

2013年12月15日 (日)

こんにちは、M1の辺本です。


昨日の夕方の話ですが、うっすらと雪が積もりました。
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初積雪は13日の夜だったそうですね。
ラボの玄関から見える庭が(下の写真は今年6月に撮影)、
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昨夜はこのようになっていました。(暗いですね・・・)
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仙台は寒いですが、太平洋側なのでそこまで雪が積もることはないようです。
積雪が大嫌いな私にとって、嬉しいことです。


私の地元である石川では結構雪が降ります。
目を離せば、私の愛車はすぐ雪でコーティングされます。
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なので冬はアルミ製雪かきスコップと、雪下ろし道具が必須。
いつどこで自分の車が埋もれるか分らないので、車に積んでおきます。
ちなみにスコップですが、プラスチック製では駄目なのです。
石川に降る雪は水分を多く含んでいるので、積雪するにつれ、重~く、堅~く・・・
なのでアルミ製でないといけません。


毎朝雪かきをしないと車を出せず、大抵途中で事故があり、学校遅刻。
帰りも友人に雪下ろしを手伝ってもらい、積雪と車の通行でボコボコとなった道を通りながら帰宅。
毎年こうなので、積雪大嫌いでした。


一方で、仙台の積雪は少なく(おそらく)、雪はサラサラ~です。
降り方もフワフワ~と舞っているようで、とても愛らしいです。
さらに、今の時期はどこでもクリスマス一色なので楽しいですね。
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ん・・・リークリスマス!


クリスマスの時期だからでしょうか?
外出してもお菓子があたり、ラボに来てもお菓子があたり、嬉しいです。
最近は美味しいものを食べ、運動ゼロなので、顔が丸くなってきました。
体調には気を付けて、過ごしていきたいと思います。


M1 ナベ

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【出前講義】新居浜市立金子小学校「花の不思議な世界」(2013年度ふるさと出前授業-11)(12/13)

2013年12月14日 (土)

 今年度のふるさと出前授業も、新居浜市立金子小学校が最後。前日の桜井小学校上朝・下朝小学校で講義を行った、木曜日よりも寒かったような。講義を始める直前には、激しい雨も降って。。。このふるさと出前講義の間はずいぶんと気温が低く、体育館での講義は聴いていた小中学生の皆さんにはずいぶんと寒かったのではないでしょうか。学校によっては、ストーブなどのヒーターを入れてもらったところも。電車の関係で、学校到着後に、本田校長先生と昨今の教育問題について。特に、ゆとり教育からの脱却、総合の時間、道徳の時間などなど。いろいろと変化する中で現場の対応はとても大変だというのがこちらも実感できました。小学校から大学まで、教育現場を改めて見直さないといけないと。。。とても有益な最初の時間でした。ありがとうございました。

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DSCN1027.JPG 講義は、ここでも体育館。少しでも寒くないようにと、大きなストーブとこちらがしゃべる足下にはファンヒーターが。最初にこの心遣いに感動。講義の最初 の本田校長先生からの挨拶の中に、「毎日、普段の生活のなかの不思議」に目を向けてほしいと。。。講義の導入に、渡辺の紹介をするときに、ハイブリッドラ イスの話をするのですが、それで、「ご飯」と「パン」、どちらを食べてきたかという調査をしてみると、かなりパンの割合が多く、半分くらい。なんとか、 米の消費が増えないものかと考えさせられました。

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DSCN1040.JPG それに続いて、花の名前というか。昨日の下朝・上朝小学校でもそうでしたが、ヒルガオの写真を見て、アサ ガオと。確かにどちらもヒルガオ科。ただ、その影のでき方などを見れば、。。このあたりが観察力かと。。。それ以外にもなぜこうなるのかなど、たくさんの 質問をしましたが、たくさんの方々が答えてくれました。その中には、たくさんのカンキツの名前は知っているけど、リンゴは。。。これが地域性だと。。

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DSCN1073.JPG 受粉、受精のあとに何ができるのか。小学校6年生には難しい問題かもしれないですが、たくさん考えてもらいました。種子は両親の遺伝子から。では、リンゴの食べる部分は、どちらの遺伝子か。片親、両親というこれまであったものから、種子ができてそれから何かが出てきて、それがリンゴの果実を作ると。。。いろいろとよく考えていて。。。

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DSCN1107.JPG 動画は、どこの小学校でも感動するもの。特にここでは、「自家不和合性の自他識別の動画」では、「ほんとだ!!!!!」というたくさんの声が。。。植物には、脳みそ、神経がないのに、なんで。。。というのは、びっくりだったようです。また、さらにこちらがびっくりさせられたのは、なぜ、この自家不和合性という自分の遺伝子でなくて、他人の遺伝子で子孫を残すのか。その時に、「自分の遺伝子だけでは、ある病気に対して、弱いときがあるけど、他の遺伝子をもらえば、強いものもそろえることができると。。」。。ここまでびしっと答えてくれたのは、感動でした。おもわず、ぜひ、東北大で一緒に研究をしましょうとofferを。。。そんなことが起きるのを楽しみにしています。

DSCN1100.JPG 講義の最後には、生徒代表の方からとてもしっかりした、講義の感想とそれを受けて、これからがんばるというコメントが。感動でした。そのあとは、ここでも世界に向かって。。。

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DSCN1134.JPG 最後になりましたが、金子小学校校長・本田先生、教頭・岡田先生、6年担任の先生をはじめとする関係の先生方に、この場を借りてお礼申し上げます。ありがとうございました。初めての学校でしたが、とても楽しく過ごせました。今後ともよりよい連携ができればと思います。よろしくお願いいたします。

 これで1週間にわたる「ふるさと出前授業」も終わり。来年度の打合せもよい方向にできましたので、また、来年度も楽しみになっております。お世話になった学校の先生方、ありがとうございました。また、来年度もよろしくお願いします。文末になりましたが、日々の授業の順序など調整頂きました、今治小学校の高橋校長先生にお礼申し上げます。ありがとうございました。


 わたなべしする

 PS. 書くのが遅くなったのですが、12/11(水)に、愛媛県高等学校教育研究会理科部会から「愛媛高校理科 創刊50周年記念特集号」の冊子を頂きました。4月に教育センターの丸尾先生に推薦頂き、「愛媛の理科教育を受けて」ということで、渡辺が執筆した原稿が掲載されているものです。現在、これを広く公開できないか、お願いをしております。昨年の愛媛新聞の道標もいろいろなところで好評でしたので。ぜひにと思っております。もう少しお待ちください。

 PS.のPS. この日の予讃線も5min程度の遅れが。。。。単線なので、常態化しているのでしょうか。。

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【出前講義】今治市立下朝小学校、上朝小学校「花の不思議な世界」(2013年度ふるさと出前授業-10)(12/12, 17追記)

2013年12月14日 (土)

 午前中の桜井小学校の午後は、下朝小学校で、上朝小学校との合同での出前講義。桜井と朝倉をつなぐ道はいくつもあるのですが、昔は自転車くらいしか通れなかったところが、もっと道が広がっていたり、朝倉に入ると、しまなみ海道からつながる今治小松道路への工事も進んでおり、それができれば、四国から本州へは、また新たな道がよりよく整備されるのだろうと。。。昨年度は上朝小学校で講義でしたが、今回は、下朝小学校で。下朝小学校の当たりまでは、小学校の頃に、よく遊びにいったところでもありました。

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DSCN0994.JPG 最初に花を見て、それがなにの花か考え、リンゴの花に似た花という時、さすが、朝倉地区から隣の古谷地区にかけて、ナシの花が多く、場所によってはリンゴ、サクランボを作っているところもあるのか、ナシ、サクランボ、ソメイヨシノというようなものを。また、リンゴが結実して、すぐの小さい頃に、サクランボに似ているのですが、それにもすぐ気がついてくれたのが、この小学校でした。普段の生活でよく見ていると、ではないかと。。ぜひ、これからも身の回りの自然をたくさん観察して下さい。リンゴには自家不和合性があって、では、ふじと王林を交配した時、できるものは何か。というのを考えた時、片方の遺伝子だけからなのか、それとも両方なのか。とてもしっかり考え、5, 6年生という学年に関係なく、自分の考えをきちんと説明できたのは、とてもすばらしいことだと。また、立花小学校同様に、カンキツの名前はたくさん知っていました。このあたりにはミカン農家の方々も多いので、そうしたこともあり、普段からよく見ているのだろうと。。。リンゴは普段の生活では、ふじくらいしか見ないかもしれないですが、スーパーに行ってぜひ、いろいろなリンゴを見つけて、リンゴのなかを観察して下さい。

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DSCN0997.JPG 講義の最後には、代表の小学生から、とてもしっかりした感想を頂きました。朝倉の自然をさらに学んで、成長して下さい。

DSCN0998.JPG このあと、上朝小学校、下朝小学校は、 5, 6年という学年別に、集合写真を。これで世界に情報発信。集合写真のあと、6年生がしっかり机、いすの片付けをしていたのは、さすが上級生、立派でした。

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DSCN1004.JPG 最後になりましたが、下朝小学校校長・森先生をはじめとする関係の先生方に、この場を借りてお礼申し上げます。ありがとうございました。とても楽しく過ごせました。今後ともよりよい連携ができればと思います。よろしくお願いいたします。


 わたなべしるす

 PS. 去年にはそんな話しもなかったのですが、今回の出前講義のmailでのやりとりの時に、。。上朝小学校と下朝小学校が統合されて、朝倉小学校になるとか。。。。昔は朝倉村立だったのが、今治市と合併して、今治市立に。。。そのあと、余り時間をおかず。。。昔の良さを持っていたとてもすてきな小学校だった、上朝小学校が閉校になり、下朝小学校を朝倉小学校としてということのようでした。。。過疎ということでこうなるのは仕方ないものの。。。やっぱり寂しさが。。。

 PS.のPS. 講義を聴いてくれていた児童の中に、小中学校時代の同級生の子供さんが。。。後片付けをしている時に、お父さんの名刺を届けてくれて。。。びっくりでした。ここでも世の中の狭さを。ありがとうございました。

 PS.のPS.のPS. 昨年の開催は上朝小学校でしたが、そこにもきれいな花が生けられていました。今年も講義をする机に、きれいな花が。昔の自分の小学校時代に、必ず誰かが花を生けていたのを思い出しました。ありがとうございました。講義のあとに、校長先生とは、昨今の教育問題、震災からの復興状況など、いろいろなことが議論できました。ありがとうございました。また、校長室の前には、写真のような貴重な言葉が。。。とても大切な言葉を毎日見て過ごしている小学生の皆さん、これを大切にがんばって下さい。

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DSCN1006.JPG PS.のPS.のPS.のPS. 2校での出前講義のあと、今回の「ふるさと出前授業」の日程調整等、細かなことをお世話になった、今治市立今治小学校の高橋校長先生と次年度の日程などについて、細かく話しをできました。特に、この12月の開催では、体育館でやる時には、ずいぶん、寒くなっているので、11月開催に変更しないといけないなど。また、より多くの今治の子供たちに出前講義ができるようにと、いろいろと工夫したいと思います。打合せのあとというか、それをかねて、理科支援員でお世話になった方も交えて、情報交換もできました。ありがとうございました。次年度はさらに発展させることができればと思います。よろしくお願いします。

 PS.のPS.のPS.のPS.のPS. この記事を書いている時に、千葉県東方沖のM5.5の地震が。仙台は震度1くらいでしたが。。。。やっぱり、M5を超える地震は。。。びっくりします。

 PS.のPS.のPS.のPS.のPS.のPS. 12/17(火)、きょう、下朝小学校でお世話を頂いていた、廣瀬先生から下朝小学校のHPに記事を書いて頂いたことのお知らせを頂きました。合わせて、ご覧頂ければ、幸いです。
 

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【出前講義】今治市立桜井小学校「キャベツとブロッコリー」(2013年度ふるさと出前授業-9)(12/12)

2013年12月14日 (土)

 先日(といっても、すでにこの文章を書いているのは12/14ですので。。。)は今治市の北部。今度は南部というか、市町村合併前は、東予市(今は、西条市ですが。。。)との境界になる桜井小学校から。桜井小学校に来るようになったのは、4年目くらいでしょうか。言わずとしれたというと怒られるかもしれないですが、渡辺の母校。子供頃から校庭にあるおおきな「ユーカリの木」。今年写真を撮った時、何か小さく見えたような。。。校長先生は、昨年までの武本先生から村上先生に。校長室には自分小学生時代の校長先生の写真や小学校時代にお世話になった先生方が、その後、校長先生になられて、帰ってきたのだと思う写真も。とても懐かしかったです。

DSCN0924.JPG 講義は6年生の3クラスに。渡辺の頃は、4クラスでしたので、少子化がこのようなところにも。「キャベツとブロッコリー」の講義は、前日の乃万小学校波止浜小学校から3校続けて。もちろん、ブロッコリーは今治南高の別府先生からの提供。4つの学校分を提供頂きましたが、根っこからあるブロッコリー。とても、子供たちに好評でした。ぜひ、また、次年度もご協力頂ければ。。。もちろん、田畑の多い桜井地区。キャベツ、ブロッコリーの生長を見てきた方々もいて。で、キャベツ、ブロッコリーの生長の様子を説明したあとに、簡単な問題からというか。キャベツ x キャベツからは、何ができるか。「キャベツ!!」という返事がもどってくると思っていたのですが、。。。「小さなブロッコリー」というのがあった時には、たくさんの「?????」が。きっと考えすぎたのだと思いましたが。。。もちろん、次の「ブロッコリー x ブロッコリー」は、きちんと「ブロッコリー!!」。ほっとしました。で、全体で考えるのは、「キャベツ x ブロッコリー」では、どんな野菜ができるか。その野菜は、両親のどの様な遺伝的な特徴を継承しているか。

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DSCN0932.JPG グループに分かれて、ここでも同じですが、早く始まるグループもあれば、そうでなくて、間に合うのかと思えるグループも。早く終わったところは、発表練習も。その時、ポスターの裏に、発表の原稿を書いていたり。とてもしっかりした後輩だと。うれしかったですね。

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DSCN0950.JPG さて、発表では、とてもしっかりどのグループも考えていて、結果からいえば、花が茎からつながってないといけないのを書いてない以外は、全て、科学的にしっかりと考えられた内容。自分の後輩たちがこんなにすばらしく考える力を持っていたのは、感動でした。もちろん、普段の先生方の指導のおかげかと。発表で優れていた点は、これはこれまでのこの講義でたぶん、誰も考えてなかった「光合成」の問題。葉っぱが重なっていれば、中にあるブロッコリーは緑にならないで、黄色ではないかと。。。。。これは、渡辺自身も考えつかなかったところ。。。。余りの当たり前のことなのに。。。何で今まで気がつかなかったのだろうと。。。また、ブロッコリーは葉っぱを作る生長点が花にphage chageするのですが、したあとは、小さなブロッコリーが大きくなる訳で。。。生長点という言葉はないものの、大きなブロッコリーがどうのように生長するかということをきちんと説明できたこと。キャベツ、ブロッコリーを切ったものを展示しておいたのですが、それをしっかり観察したからだと。

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DSCN0959.JPG また、グループ活動なので、グループの誰かが答えることができなければ、それをチームとしてみんなでカバーして、答えていたのは、感動でした。また、難しい質問にも、ぱっと考えて答える、つまり、「質問対応力」も高くて。。。すごいです。ほんとに。先の光合成の問題で、中が緑のブロッコリーであるためには、葉っぱが、薄くて、光を透過できると。。。。もちろん、現実とは違うにしても、ぱっと考える力は、すごいかったです。これらのことは、これからもしっかりとみんなできるように。1つだけ、これはよくないなと思ったのは、グループというか、班の中での仲間割れ。発表をしていて、誰かが質問に答えると、「えええええええーーーー。それはちがうとおもうよ。」というような。グループで相談をして決めた訳なので、その時に、これにすると決めた訳なので、ちゃんとまとまらないといけないと。こうしたようになるのを、大人の世界というか、「後ろから石を投げる」ということだと。そんなことはしてはいけないと。。。わかってもらえたでしょうか。

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DSCN0968.JPG 最後は、全体での集合写真。どうやれば、全体が写るのか、いつも困るのですが、体育館の2Fの窓の通路に上がられて、上からの写真。確かにこれなら。すごい大人数でも、。この前の波止浜方式ではないですが、この写真撮影を「桜井方式」と名付けて、広げたいと思います。講義のあとには、給食。というか、講義の片付けをしている時に、なぜか、毎年、「サインをして下さい」と。で、給食を急いで食べて、3クラスで、サイン会。ずいぶん上の先輩になりますが、サインをできるのは、うれしいです。ありがとうございました。ぜひ、将来、この中から一緒に研究をできるメンバーに会えるのを楽しみにしています。

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DSCN0981.JPG 最後になりましたが、桜井小学校校長・村上先生、6年担任の先生をはじめとする関係の先生方、送迎でお世話になった矢野先生、この場を借りてお礼申し上げます。ありがとうございました。やっぱり、母校です。この上ないうれしさでした。とても楽しく過ごせました。今後ともよりよい連携ができればと思います。よろしくお願いいたします。


 わたなべしるす

 PS. 昨年の感動の富田小学校での「ウリの仲間」の講義の時、4年生の担任をされていた越智先生は今年から、桜井小学校に異動。校長先生のお願いして、給食、サイン会のあとに、お会いできました。感動の講義とは、4年生という学年なのに、2コマ続きで、途中のチャイムが鳴った時に「休憩を入れましょうか?」といったら、全員が「続ける!!!」といわれたたぶん、今までで一番集中していた児童のみんなの講義。桜井小学校でも同じようにactiveにされているということなどを伺い。。。渡辺の母校であり、桜井地区の子供たちをしっかりと指導頂ければと。。。また、来年は6年生の担任をして頂き、出前講義でお世話になれれば。。よろしくお願いします。

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【出前講義】今治市立波止浜小学校「キャベツとブロッコリー」(2013年度ふるさと出前授業-8)(12/11)

2013年12月13日 (金)

 今治は造船の町といわれ、その造船所の多くがこの波止浜地区にあります。今治と尾道を結ぶ「しまなみ海道」の今治側のインターチェンジを降りるところからは、この波止浜地区の多くの造船所をたくさん見ることができます。この今治の造船の歴史などは今治市役所のこのpageから。。この波止浜校区は、午前の乃万小学校区の北側になるところ。車で移動すれば、10minほどの距離。乃万小学校校区までくらいは、自転車でとおくなかったのですが、波止浜小学校校区になると少しとおかったからだと思います。子供頃、遊びに行ったような覚えがないのもあって、今回、初めての出前講義で、波止浜小学校へ。波止浜の先にある、波方小学校というか、波方地区ではこの3月の講演会でお世話になったところでもあり。。。

 近くまでいくと、そんな造船に関するものが見えたり。。講義内容は、午前中の乃万小学校と同じ「キャベツとブロッコリー」。この講義は通常、床に座って講義をして、床に新聞を敷いて、模造紙(愛媛、香川では、この模造紙のことを「とりのこ用紙」といいます。)をおいて、その両方の遺伝子を持った植物をグループで書くと言うのが通例。ところが、体育館でやるというか、寒いことを想定してでしょうか。机といすを並べて、講義を聴いて、その机をひっくり返して、2つの机を並べて、今度は書くための大きなテーブルに。このパターンははじめてで。。。感動でした。ぜひ、次回以降、こうしたパターンもあるということで「波止浜方式」とでも銘打って、紹介したいと思います。

DSCN0901.JPG ここでの講義でも、ブロッコリーは今治南高の別府先生から頂いたもの。ほとんどの方々が初めて見たということでしたが、なかには、キャベツが栽培されているのをきちんと観察していて、キャベツとして売られている部分は、葉がきちんとまいているけど、そうでなくて、広がった葉っぱがたくさんあると。。。実際に畑に行って、収穫作業のようなことをしない時がつかないこと。とてもすばらしい経験というか、体験をしていたのが、感動でした。グループごとに2つの遺伝子を持った新しい植物を書くというのでは、やはりグループでまとまらないというのがあって。。。乃万小学校同様に、最後の追い込みで、。。。このあたり、とてもしっかりしていました。

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DSCN0902.JPG 発表では、十分な余裕を持ったつもりだったのですが、波止浜小学校でも最初は質問が低調でしたが、質問で答えて、これでよいですかと聞いたら、もっと質問というので、3往復した質疑の応酬というのも。。。SSHなどで発表会を見ていても、こうしたのはなかなかないのですが。。。すごかったです。また、プレゼンの中で、とてもキャベツをよく観察して、キャベツの表面は葉っぱが緑だけど、中は黄色。だから、葉っぱがブロッコリーを包んでいる様な絵を描いた時、なかの方の葉っぱを黄色にしているグループも。このようなのもはじめではないかなと。。。とてもしっかりしていました。あと、名前をつけるというので、よくあるのは、「キャベッコリー」のように両方からとるというのですが、そうでなくて、最近はやりの「ふ△っしー」というのから、名前をとって。。というのもありで。やっぱり、質疑の時間overでした。最後の方で質疑が十分にできなかったところには申し訳なかったです。。。それでも最後には、代表の方から、とてもしっかりした講義へのお礼の言葉を頂きました。ありがとうございました。

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DSCN0921.JPG そのあと、世界に向けて情報発信!!。ここで、カメラの電池が。。。午前、午後の時間の間で十分な充電ができず。。。また、小学校から送ってもらい、掲載したいと思います。

 最後になりましたが、波止浜小学校校長・八木先生、理科の担当の菅先生、6年担任の先生をはじめとする関係の先生方に、この場を借りてお礼申し上げます。ありがとうございました。初めての学校でしたが、とても楽しく過ごせました。今後ともよりよい連携ができればと思います。よろしくお願いいたします。


 わたなべしるす

 PS. 波止浜小学校には、昨年度まで日吉小学校でお世話になっていた矢野先生が異動されてましたが、5年生の担任をされていて、また、他の会議などがあり、今回はお目にかかれず残念でした。ただ、玄関の黒板、体育館の看板など、いつも日吉小学校でやって頂いていたことが、継承されていました。直接お会いできませんでしたが、矢野先生の遺伝子がここにも息づいていると。来年度もまた伺いますので、ぜひ、お目にかかれればと思います。

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DSCN0896.JPG PS.のPS. お世話頂きました、理科の菅先生とは、同年代でした。講義が終わったあとに、講義の中で渡辺が話をした子供の頃のテレビアニメなどの「科学力」である、マジンガーZなどの博士、教授というのが、ぴったり重なったとか。。。さらに感動は、ここでも渡辺の高校の同期の方が先生になられていて、菅先生の。。。という具合に。びっくりでした。世の中、どこまで狭いのでしょうか。。。びっくりです。

 PS.のPS.のPS. 講義の最初に、この波止浜小学校に来るのは、はじめてなのだけど、2つのご縁があると。。。1つは、渡辺が小学校の5, 6年生の時の担任であった白石先生が、桜井小学校に着任するより前に、教えられていたところ。子供の頃、よく先生のお宅に遊びに行くと、「波止浜小学校の頃はね・・・・」というのを聞いていたように思いました。というか、そんなのを思い出します。それが1つ。もう1つは、3月の今治自然科学教室で講義をする直前。その白石先生のお孫さんとお目にかかれ、涙をこらえるのが必死だったくらい感動したというか、先生のことを思い出したというか。。。。確かその時に、6年生といわれていたので、お会いできないと思いつつ。。。そのようなことを、八木校長先生にmailで書いておいたところ。。。前日の国分小学校で講義のあと、校長先生とお話をしていた時に、校長室に電話を頂き「講義に、白石先生のお孫さんのお父さんとお母さんが聞きに来られて、そのあと、お話しできる機会を作りますので。」と。。お仕事があり、忙しい中、講義を聴きに来て頂き、終わったあとには、校長室で白石先生の話をさせて頂く時間も頂きました。あの頃にこんなことがあった、こんなことを教えてもらった、また、愛媛新聞の道標の記事で先生のことを書いたことなど。30minくらいだったでしょうか。もう少しだったでしょうか。本当にありがたい機会を頂きました。ありがとうございました。何より、こうしたご縁を頂きました、八木校長先生に改めてお礼申し上げます。ありがとうございました。話をしながら、涙をこらえるのが。。。

 PS.のPS.のPS.のPS. 諸般のことがあり、。。。HPへの記載がずいぶんとずれ込んで。。。。何とか、この記事を書いている、このふるさと出前授業、最後の金子小学校での講義の様子を、明日くらいまでにはと思います。。。今しばらくお待ちを。。。

 PS.のPS.のPS.のPS.のPS. このHPにlinkを入れているところで、波止浜小学校のHPに、この出前講義の記事を見つけました。とてもすてきな記事として書いて頂き、。。ありがとうございました。

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