東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

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研究室ダイアリー

3.16 科学者の卵養成講座

2013年3月18日 (月)

3月16日、今年度最後の科学者の卵養成講座が行われました。

年度末ということで、これまで研究してきたことの成果をポスターや口頭で発表していたようです。

実際に発表を聞くことはできませんでしたが、研究タイトルを見ると遺伝子・根粒菌・プラズマ・がんなど、様々な分野の研究を行っていたようで、すごいなぁと思いました。

私が高校生の時は研究に触れる機会は全く無かったので、このようなプログラムに参加した高校生のみなさんは、きっと大学に入ってから役立つことが多くあるのだろうと感じました。

来年度もこのプログラムは続いていくということで、またたくさんの高校生が科学に興味を持ち、参加してくれたらと願っています。


さて、私とM1大嶋君の二人は、この中で行われた「大学生・院生との語らい」という企画に参加してきました。

高校生の質問に私たち大学生がなんでも答えるというものでした。

大学の講義について、勉強について、サークルやアルバイトについて、院生の一日のスケジュールについてなど、様々な質問に答えてきました。

高校生の求める答えを伝えられたか不安はありますが、しっかりメモを取りながら話を聞いてくれた高校生もいましたので、少しでも参考にしてもらえたならよかったなと思います。

私自身も、高校生とお話ができて楽しかったです。

ありがとうございました。

M1 曽根

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じゃんけん、ダイヤ、時。。。(3/15)

2013年3月15日 (金)

 子供の頃から現在でもそうであるが、何かを決めるときに、いろいろな方法があるが、じゃんけんは比較的majorな気がする。一時期、あみだくじでと言うこともあったが。。小学校の頃のじゃんけんでは、「かばんもち」なるものをやっていた。今でもやるらしいと言うのをきいたことがある。数名で負けた人がランドセルを全員のを背負って帰る。帰り道全体でなくて、電信柱何本とか。。。あと、神社の階段で、ぐーなら、「グリコ」で、3歩。ぱーは、「パイナップル」で6歩。ちょきなら、「チョコレート」で、同じく6歩。階段の先までいったら、勝ち。そんなことをして遊んでいた。今、じゃんけんをするのは、お菓子をgetするためとか。。。では、実験でじゃんけんは。。。というと、アブラナ科植物の自家不和合性は、少し難しいが、胞子体的に機能するS複対立遺伝子系で制御されていて、S対立遺伝子間に優劣性なるものが存在する。実際、今もその研究をしているのだが。。。優劣性というのは、対立遺伝子間の相互作用で、ヘテロ接合体になったとき、どちらの対立遺伝子が表現型として表に表れるかということである。3つの対立遺伝子間での関係を考えたとき、S1>S2>S3というような直線的な関係が、普通に考えられるかも知れないが、じゃんけんのように、S1>S2, S2>S3, S3>S1。ここで、「>」と言う記号は、左が右より強いと言うことを意味させる。実際のアブラナ科植物の自家不和合性のS対立遺伝子間では、直線的というのはあるが、じゃんけんと同じような複雑な関係になるのはなかったような。あったら、興味深いし、どんなメカニズムになっているのか、知りたいと思ったからである。。。ただ、もちろん、あってはいけないというか、ないのは、「後出しじゃんけん」。。。これで子供頃にずいぶんケンカになったような。。。S対立遺伝子間では、これがないのが幸いである。。。

DSCN5067.JPG 子供の頃といえば、ずいぶんと砂遊びというか、地面を使って遊んだ。陣地取りといったであろうか。地面に正方形を書いて、じゃんけんをして、ぐー、ちょき、ぱーの勝ったての形で、地面を確保していく。どのタイミングで終わりになったのかを思い出せない。あと、四国の地質はよくわからないが、花崗石は多かったような気がする。なので、砂というか、小さな石も多く、粘土質の粒子の小さな土は少なかったような。それを集めて、何かを作るのが、楽しみであったが、集めるのに苦労した。大きなびわの葉っぱをとってきて、その表面構造を活かして、石などを排除して、粘土質の粒子だけを集めていた。懐かしい。あと、石英ガラスというか、石であるが、それも結構あった。遠足などで、拾って、さらに透明度が高い、水晶に近いものを見つけては、自慢し合った。同じものでも結晶の形などで、ずいぶんと形がが違う。炭素が平面というか、つながったのが、黒鉛というか。鉛筆の芯というか。最近であれば、カーボンナノチューブという炭素が、60個くらい結合したものもある。一方で、ダイヤのように堅い構造体をとることもできる。何とも不思議である。ダイヤといえば、明日から、JRのダイヤ改正。今回のダイヤ改正では、東北大を受験に来た時に初めて乗った、「200系」が引退する。当時は、大宮からの始発。東京から上野まで、手線。そのあと、新幹線リレー号で大宮まで。ずいぶん、時間がかかったが、揺れなかったというイメージはあった。東海道・山陽新幹線と比べて。あれから、30年近く。ご苦労様、というべきなのであろう。

 ダイヤ改正といえば、時刻表。仙台にきた頃は、暇な時には、仙台駅に入場券で、ホームへ。愛媛から、1,000km近くあるのだろうか。ただ、この線路の先は、つながっていて。。。とおもったら、ホームを端から端まで歩いていた。今のように入場してから、2hrという制限もなかったので。何をしていたのかは思い出さないが。。。時刻表を見ているだけで、どこかに行った気分になった。時刻表の見方を教えてもらった友達の影響もあって、毎月買っていた。出張にも必ず、JTBの時刻表を持ち歩いていた。そのうち、それと同じくらいというか、それよりも重たい、ノートパソコンを持ち歩くようになった。その頃は、もちろん、Internetなどなかった。なので、時刻表がわからないのが困って、しばらくは、両方を持っていたような気がする。若かったので、持つことができたのかもしれない。netで検索できるようになった頃からか、パターンが決まったからか、時刻表を持ち歩かなくなり、買わなくなった、最初は、消費税もなく、650円だったような。今は、込みで、1,150円。30年で、ずいぶんと値段が変わった。もちろん、中身のダイヤも進化した部分と絶滅した部分と。時間の流れ方が、昔と違う訳ないが違っていて、時刻表を見ながら、最短で、全県を回るとか、そんなことを考える時間がとれない。。。久しぶりに、時刻表を眺めてみたら、新しい発見に出会えるのではという気がした。やっぱり、アナログの方が便利というと、年なのだろうか。。。もちろん、これを書くために使っているのは、パソコン、デジタルの象徴というのが、不思議であるが。。。今年も、遠くから東北大に来る方もいるだろう。今は新幹線でなくて、飛行機なのかもしれないが。。。来年度の入学式は、4/4(木)。ずいぶんと早い。そういえば、この日に、渡辺が制作に関わったテレビが放送される。不思議なご縁かもしれない。。。

 今月もあと半月というのか、今年度もあと半月というのか。あっという間だが、まだやり残したことがたくさん。。。ためないように片付けるようにすることにしよう。。。

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 わたなべしるす


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渡辺グループ卒業式(東北大のは、まだです)

2013年3月13日 (水)

今日は技術補佐員・宮野さんと、M2・古武城さん、前田くん、山村さんのラボとしての卒業式を行いました。

宮野さんは2005年から7年間、陰となり日向となり、渡辺グループの屋台骨を支えて下さいました。

増子も、ラボに来て右も左も分からない当初から、本当にお世話になりました。

3月末でM2の3名ともども渡辺Gを卒業されるのですが、学会等でメンバー全員集まれる日が取れず、今日ラボ内での卒業式を行うことになりました。

 

今回は、M2古武城さんのリクエストで多賀城にあるKazunori Murataに行きました。

昨年の仙台エリアでの食べログランキング一位のお店です。

折しもホワイトデー前日、すごい込み様で30分くらい並びました。

待ちの間、店員さん(可愛いメイドさんコスチュームの女性)がマカロンの試食を下さいました。

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店頭から、ケーキがショーケースに並んでいるのが見えます。奥にはマカロンも沢山並んでいました。

皆さん恐ろしい量を買われていきます。30個とか40個とか。。。すごいなー。

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購入したら45号線をとんぼ帰り!そんなこんなで開始時間が押してしまい、ご迷惑おかけしました。

M1大嶋くんがテーブルの準備していてくれ、到着後、すぐ会を開始出来ました。ナイス!

季節柄、イチゴのケーキがおススメとのことで沢山買いました。

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談笑しつつ、皆でケーキをほおばります。甘すぎないのが良いですよね。

写真は食べかけのタルト・タタン。リンゴてりてり。

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宮野さん、卒業生から一言づつ頂き、その後、卒業生からラボに記念品頂きました。

温・湿度計つきの時計(ジャイアンツカラー)。

アラビ部屋などに置いて使おうとのこと。ありがとうございました!

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メンバーからは、宮野さんと卒業生に、各々記念品を贈呈しました。

宮野さんにはLukueのスチームケース(シリコン調理器)、前田くんにはT.レックスのフィギュア(あご可動式)、

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古武城さんにはMOCORO(電動モップ)、山村さんにはお弁当セット(はし・ランチマットつき)、全メンバーからの感謝の気持ちを込め、ドクターズが選びました。

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最後に全員で記念撮影!みなさん、本当にありがとうございました!

新しい場所で、さらに輝いた皆さんの姿に会えるのを楽しみにしています。

引越しや新生活の準備も、ファイトでーす。ガンバでーす。

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今回もケーキ、お茶代等、渡辺先生からご援助頂きました。ありがとうございました。

また、準備に奔走し司会も務めたM1曾根さん、お疲れ様!っした!

 

増子

 

ついしん。

送別会後、卒業生との思い出を語らうため、女性陣はキムカツで昼食を取り。。。

水曜昼イチの掃除に遅れたのでありました。大変申し訳ありませんでした<(__)>

 

そして、明日はホワイトデー。

男性陣から六花亭のストロベリーチョコ、雪やこんこ、マルセイバタービスケット、大嶋くんからメサージュ・ド・ローズのパートドフリュイとチョコ詰め合わせを頂きました。

また、卒業生のよーよーくんが来てくれました。元気そうでなによりだす。かもめの卵、ありがとー。

お菓子たくさんの日で、すごく幸せでした。おしまい。

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アメリカ西海岸からのお便り

2013年3月13日 (水)

 学生バイト一年藤田琴実です。

 さて、いきなりですが、私は今、短期留学と称してアメリカのカリフォルニアに来ています!!!滞在形式はホームステイ。University of California Riverside校で同じプログラムの参加者さんとともに授業を受ける日々です。実はこちらにきて早二週間以上が経過しております。毎日楽しくて、まだ日本には帰りたくないです(笑)
 こちらの気候は寒暖差が激しく、日中は30℃近くまで上がったかと思えば夜は10℃近くにまで下がったり。ちょいちょいおなかが痛くなりながらも元気に過ごしています。

P1000172.JPG さて、私が参加しているプログラムですが、多文化社会の学習が大きなテーマとして掲げられています。いろんなところに訪れて、いろんな人たちと交流して...。いろいろ考えさせられるような場面もたくさんあります。自分の英語力のなさが露呈し、話したくても話せない、ホストファミリーの方とも満足に会話ができない、というなんとも情けない状況に陥りつつもあります。現地の学生さんたちとも交流したいのですが、変なところで人見知りを発揮...。
 気づけば日本の学生さんたちと普通に日本語で会話...。プログラムも残り10日間、せっかくアメリカにいるのだから、極力英語を使っていきたいです。日本語は帰ってからたくさん喋れる!のですから!!(・_・;)

 本日はCalifornia School for the Deafに行ってまいりました。Deafとは耳が聞こえない人々を指します。彼らはASL(American Sign Language)と呼ばれるアメリカ手話で会話をしています。少しやってみましたが、うーん難しい...。何とか自分の名前と「こんにちは」,「初めまして」,「ありがとう」だけはできるようになりましたが。
 Deaf Schoolではプレゼンテーションをするということで、私の所属する班は折り紙をやりました。こちらに来た当初は、日本語もたまにあいまいなのにましてや英語をや、なんて思っていましたが、今度は英語すら通じない。ひたすらジェスチャーでなんとか伝えようとみんなで頑張りました。その結果、なんとか生徒の皆さんに手裏剣やカメラを作ってもらうことに成功!まあうまく説明できないところは私たちが半分やってしまいつつはありましたが。最後にASLで「ありがとう」と笑顔で言われた時はとても嬉しかったです。

P1000322.JPG 他にもアメリカの小学校でプレゼンをしたり、観光したり、スペースシャトルエンデバーを見に行ったり、人種差別・人権や多文化社会について学んだり。こんなに充実してる日々そうそうないと思います。今回の経験が自分の将来にどう影響するかはわかりませんが、きっと、なんかしらのかたちで生かせると思います。残り10日間、もっと英語でコミュニケーションできるよう頑張ります。

 光陰矢のごとし。時がたつのは早いです...。今回の経験をふまえて、これからは時間をもっと有意義に、かつ効率よく使いたいです。...使えたらいいな、と思います。

 皆様もよい春休みをー。


 学生バイト一年 藤田琴実


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3/11(金)、14:46から今日まで、その22(3/11)。

2013年3月11日 (月)

 昨日、一昨日の土日から、3.11関連のテレビが多かった。見ていてつらくなるものが多く、ほとんどのものは、そうでないものにチャンネルを変えた。津波などが見られないというのではなく、未だにこうなのかという思いの方が強い。テレビでも言っていたが、がれきが片付いたり、復旧、復興は始まっているものの、心が折れそうというか、限界までがんばっていて、いつになったら、そうでなくなるのか、沿岸部の方々でなくても、震災をうけた方々の心は、大なり小なり、そのような状況ではないだろうか。。。

 昼頃には、ずいぶん多くのたぶん、取材用のヘリコプターだろう、上空を飛んでいた。14:46には、研究室のメンバーで黙祷をした。とても長い1min間であった。これほど長いのだろうとか思えるくらい。。。。今日、こうした文章を書く時間がとれないかもしれないと思い、その21を先週記した。その間に、これという変化はもちろんないに等しい。水沢高校でのコアSSHの時に話に出た、関東大震災を復興させた「後藤新平」が、数日で復興させるためのグランドデザインをしたというのを聞いて、そうしたヒトが現在にいればということを。。。ただ、復興をさせるまでに、多くの現場で様々な経験を積んで、研鑽したからこそ、こうしたことができたということも。それは確かにそうなのかもしれない。機械にも、リスクマネジメント的なスイッチだったり、トラブルに備えたものが設置されている。しかし、そうしたものの多くは、実際に危機にならないと動かすことがほとんどない。常に、危ないものと思っているか、そうでないかによって、対応は、ずいぶんと変わるのではないかという気がした。可能な限りの経験をして、常に危機意識を持つこと、それが大事なのであろう。

DSCN5162.JPG 今週1週間くらいは、この、3.11にまつわることが多くのテレビ、netなどで取り上げられるであろう。それが年に1回ということではなく、もちろん、特集ということをいっているのではなく、常に、それぞれのヒトの心の中で、思う気持ちがあれば。。と思った、黙祷の時間であった。



 わたなべしるす

 PS. 昨日までで、大学入試前期試験の合格発表が終わったようである。希望を叶えることができた方、そうでなかった方。さまざまであろう。残された後期試験に向けて、できる限りの力を出してほしいと。。。仙台から、祈っています。あと少しです。

 PS.のPS. 和歌山県日高高校で行っているコアSSHの報告書というか、和歌山県近隣の自然を集めた冊子をいただいた。とてもよくまとまってあり、生まれ故郷の愛媛の自然、今の東北の自然と比較してみたいと思った。ありがとうございました。

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