東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

  • TOP
  • 研究室ダイアリー

研究室ダイアリー

【出前講義】新居浜市立金子小学校「花の不思議な世界--りんごの花からりんごができるまで?? --」(2012年度ふるさと出前授業-3、11/6, 12追記)

2012年11月 6日 (火)

 前日は、日吉小学校での4校合同立花小学校。いずれも、「キャベツとブロッコリー」の講義でした。この日の午前中は、今治市のとなりのとなりになる市の、新居浜市。平成の市町村合併がなければ、もう少し多くの市町村が間にあったような。。。結構、物寂しいものがあります。

DSCN4419.JPG 新居浜市立金子小学校に伺うのも昨年から今治市立今治小学校への出前講義の折りにお世話になった、岡田先生が、教頭で異動されたことに伴うものです。今回は出張が入っており、お目にかかれないのが残念でした。講義内容は昨年と同じ、「花の不思議な世界」。リンゴの花が咲くところから、種子、果実ができるまでにおきるイベントをスライド、実際のリンゴ、受粉の様子の動画などを使って、概説。自家不和合性という現象があるという話も。実物のリンゴを切ったのを見てもらい、花が咲いていた当時との比較も。意外なこともわかったのではないでしょうか。リンゴの時期には早く、早生のふじと、こちらが知らないような赤系の品種、黄色・緑系の品種。ずいぶんと、リンゴの品種も増えたのだと。。。最初は少しというか、かなり緊張していたようですが、質問の頃には、ずいぶんと、活発になって。講義時間少し早く終わりかけたのですが、とてもたくさんの鋭い質問の連続に、こちらが冷や汗になりそうでした。とても楽しい時間でした。ありがとうございました

DSCN4430.JPG
DSCN4433.JPG 講義のあとには、列車との関係もあり、校長先生と昨今の教育事情とか、大学のこととか、渡辺が愛媛新聞のコラム「道標」で書いていることなどを含めて、様々なことが議論できたのは、とても有意義でした。ありがとうございました。今回の問題点を大切にして、これから、大学での教育研究、アウトリーチ活動にいかしていきたいと思います。

 最後になりましたが、金子小学校校長・本田先生、6年の先生方、薦田先生、準備のお世話を頂きました、教頭・岡田先生をはじめとする関係の先生方に、この場を借りてお礼申し上げます。ありがとうございました。今後ともよりよい連携ができればと思います。よろしくお願いいたします。


 わたなべしるす

 PS. 金子小学校のHPに今回の出前講義の関連記事を見つけました。ありがとうございました。


ページの一番上へ

【出前講義】今治市立立花小学校「キャベツとブロッコリー--何が同じで何が違うの???--」(2012年度ふるさと出前授業-2、11/5)

2012年11月 5日 (月)

 午前の日吉小学校での4校合同の講義から、午後は立花小学校に。去年もおじゃましました。なんといってもイメージが強いのは、竹内校長先生の「ぴしっとしなさい」という最初の言葉でした。去年の。今年は、子供たちがきちんとしていて、そんなこともなかったですが、挨拶のところはやはり、ぴしっと締まりました。この厳しさは、自分の小学校、1, 2年生の時の越智先生をイメージする感じで、とても身が引き締まり、また、小学校に入って間もない頃に、こたえることができず、廊下とか、後ろに立たされた思い出、読書感想文を何回も直して、最後に直さず、審査に回らなかったこと。。読んだのは、「もちもちの木」でした。そんなことを思い出しながら。去年も書いたのかもしれないですが、幼稚園から、小学校に上がり、とてもインパクトの強い先生とイメージが重なり、この1週間、がんばるぞというパワーをもらったような。ありがとうございました。

IMG_3590.JPG 講義は午前と同じ、「キャベツとブロッコリー」。対象は、5, 6年生。6年生には去年、「花の不思議な世界」を講義したのでした。全部で、24組のグループに分かれてのモデル図を書いて、プレゼンとなりました。感動だったのは、5-10minで完成した6年生のチーム。これまでこの講義をして、最速でした。また、実物のキャベツ、ブロッコリーを頻繁に見ながら、プレゼンを作成していく。どのグループもとてもよく考えていました。時間配分をこちらがミスして、質疑が長いところがあり、最後の5年生の半分くらいは、プレゼンだけで、質疑ができなかったのがとても申し訳なかったです。質問などは、また、手紙で送ってもらえればと思います。

IMG_3593.JPG
IMG_3612.JPG
IMG_3628.JPG 最後になりましたが、立花小学校校長・竹内先生、5, 6年生の担任の先生をはじめとする関係の先生方に、この場を借りてお礼申し上げます。ありがとうございました。今後ともよりよい連携ができればと思います。よろしくお願いいたします。


 わたなべしるす

 PS. 出前講義終了後、今治自然科学教室の会長をされている竹内校長先生と事務局をされている先生と2年前の時と同じように、今年度最終回での特別講義の可能性について、議論する時間をとって頂きました。ありがとうございました。3月を楽しみにしております。




ページの一番上へ

【出前講義】今治市立今治小学校、美須賀小学校、日吉小学校、城東小学校「キャベツとブロッコリー--何が同じで何が違うの???--」(2012年度ふるさと出前授業-1、11/5, 7, 12追記)

2012年11月 5日 (月)

 昨年に続き、美須賀小学校校長の高橋先生に企画頂き、今年も「ふるさと出前授業」を11月に実施できました。今年は複数小学校での実施も多く有り、9回の講義で、今治市内の13の小学生に講義ができたことをまず、最初に感謝したいと思います。この最初の出前授業は、今治市の中心部にある、4つの小学校(今治市立今治小学校美須賀小学校日吉小学校城東小学校)。その4つの小学校が近いうちに統合されるということも伺い、昔は、今治市のいろいろなことをリードしていた小学校が、まちのドーナツ化現象で、このようになるのは、寂しい限りでした。実施会場は、日吉小学校でした。今まで多くの講義をしてきた、今治小学校美須賀小学校にうかがえなかったのは残念でしたが、今年から近くの城東小学校も加わって頂けたことは、何よりでした。ありがとうございました。合同ということもあり、今年度は6年生のみへの講義となりました。

IMG_3554.JPG 講義内容は、昨年度を踏まえて、今年度は「キャベツとブロッコリー」。トマト、キャベツ、ブロッコリーの生長の様子を説明したあと、キャベツとブロッコリーは実は、同じ種、Brassica oleraceaの1つのケールから、品種改良されたもの。では、その2つの遺伝子をあわせたら。7名程度のグループに分かれて、模造紙に。愛媛、香川では、これを模造紙といわないで、とりのこ用紙といいますが。

IMG_3582.JPG 普段は別々の小学校ということも有り、最初は緊張して、絵を描いたり、プレゼンをしていましたが、最後の方はそれぞれのプレゼンに質問をしたり、よりよい形で統合ができるのではと思いました。最後に、日吉小学校の子供さんたちといっしょに給食。いろいろな質問があったり。盛り上がりました。

IMG_3565.JPG 最後になりましたが、本企画の立案、計画を取り仕切って頂いた美須賀小学校校長・高橋先生、日吉小学校校長・藤田先生、理科の矢野先生、また、4校の関係の先生方に、この場を借りてお礼申し上げます。ありがとうございました。今後ともよりよい連携ができればと思います。よろしくお願いいたします。

 わたなべしるす

IMG_3586.JPG PS. 11/7の夕食を今治市内で。そこで、偶然、この日の「キャベツとブロッコリー」の講義を受けた6年生とお会いして。去年は、「リンゴの不思議」のことを聞いたのを覚えていると。そんな出会いがあるのも、不思議なご縁で。。。ありがとうございました。

 PS.のPS. 美須賀小学校日吉小学校のHPに今回の出前講義の関連記事を見つけました。ありがとうございました。


ページの一番上へ

研究発表

2012年11月 5日 (月)

最近めっきり寒くなってきましたね。
M2の前田です。


先日、研究発表の機会を頂きました。
学部時代に予定していた学会は震災の影響で大会を行わなかったので、
公の場での発表は初めてでした。

ポスター発表でしたが、意外にもたくさんの方に聞いて頂き、
有益な意見、ご指導を得ることが出来ました。
発表の機会は自分の研究を見つめ直すいいきっかけになると思います。
これからも、このような機会を使っていきたいと思いました。

PB010452.JPG

前田

ページの一番上へ

【出前講義】仙台市立七北田小学校・NSP科学クラブ「花を解剖して、花の構造を理解しよう!!」(11/2)

2012年11月 2日 (金)

 先月の愛媛新聞の道標にも書きましたが、何でも壊してみることは、子供の頃に大切だと思います。自分が子供の頃は、帰り道に道草をして、いろいろな植物をちぎったり、花をばらばらにして、歩いて帰っていました。通学路でない道であることも。。。しょっちゅうでした。この前も出前講義をしていて、小学生の頃は、そうした花をいじったり、花の絵を描くのですが、学年が上になるほど、そうした機会がなくなる。それが生物、植物に興味が薄れるきっかけのような。そんなこともあって、今年最後の七北田小学校NSPは、4, 5, 6年生で構成されるクラブ活動である、「科学クラブ」で、花を中心にを解剖して、それを並べてみたり、顕微鏡で観察してみたりということを、顕微鏡という科学の力と、やっぱり、手作業の重要性を実感してもらいながら、実験を行いました。渡辺が小学校の頃には、「科学クラブ」のようなものはなくて、5, 6年生の時に活動し、6年生の時は、学校の補修をする、そんなクラブで、くぎとかなづちを持って、直していたのを思い出しました。

DSCN4375.JPG 今年の花は、キク、キキョウ、ダリア、ナデシコなど、例年になく多様でした。また、解剖セットを学校の方で準備頂き、短い時間でしたが、いろいろな顕微鏡を使って、観察をしてもらいました。

DSCN4376.JPG 順番に外から解剖したり、いきなり、雄しべ、雌しべを出して、顕微鏡観察も。花びらを切断して、それを観察とか。やっている人の個性が出る、なかなかおもしろい試みだったと思います。実体顕微鏡は、2台、震災に伴い、神戸大学理学部から、分譲されたものを使って、大きく拡大して感動していた子供たちも多かったです。最後は、例年通り、みんなで集合写真。とてもよくまとまっているクラブ活動でした。

DSCN4377.JPG
DSCN4378.JPG
DSCN4379.JPG 新聞にも書きましたが、何より、解剖すること、というか、壊すことが物事の始まりで、その後に続いて、作ってみることになると思います。今回のことをきっかけにして、いろいろなものを解剖したり、壊したりしてみてください。

DSCN4380.JPG 科学クラブの椎名先生を初めとする関係の先生方にこの場を借りてお礼申し上げます。ありがとうございました。NSPも今年度は、年明けの環境のお話を6年生にすると、最後に。今から、楽しみです。


 わたなべしるす

 PS. クラブで活動されている方に、8月に研究室に来て、実験をしてくれた子供さんも。とっても科学が大好きなのがよくわかりました。あと、学校に行くと、3-6年生で、出前講義をしている関係で、「博士、教授!!!!」という名前で呼ばれることも。覚えてもらえるのはうれしい限りです。ありがとうございます。どうやら、渡辺の物まねも流行っているようです。うれしいですね。

 PS.のPS. きのうがハロウィンだったのでしょうか。大きなカボチャが、きれいにくりぬかれていたのも、感動でした。

DSCN4374.JPG







ページの一番上へ

« 214 | 215 | 216 | 217 | 218 | 219 | 220 | 221 | 222 | 223 | 224

ARCHIVE