5月最終週は、今年度最初の仙台市立七北田小学校・NSP特別講義。「キャベツとブロッコリー」。玄関の所では、2年生がトマトの観察をしていました。お昼休みなのに、熱心だなと。また、welcome boardがお迎えを。ありがたいことです。で、今日の講義内容であるキャベツ、ブロッコリーは、どちらもアブラナ科というかBrassica oleracea。いつもの年であれば、合わせて、イネの栽培も行うのですが、今年度は研究室でイネを使った実験をするメンバーがいないこともあって。。。今年度はその活動をお休み。小学校にあるイネを使って、観察のサポートと言うことで。何より、今年度からは、理科専科が椎名先生から福嶋先生という新体制の元で。新しくなると言うことは、色々な面がありますが、リフレッシュという点では。。。プロスポーツの監督が替わるように。。
さて、5年生は、3年生からNSPを受講している世代。そういえば、先月の宮城県宮城第一高校での出前講義の時にも、このNSPを受講したという生徒さんが。少しずつつながりつつある感じです。導入はいつものようにトマトの生活環。少し話が脱線して、トマトを食べると言うことは、トマトの種子、つまり、子孫を食べることに気がついた児童の方が。。。よいのかな??ということで、しばしの議論を。この議論でしっかり、大事に野菜を食べることができるのでは。で、話を戻すと、これは、つまり、発芽、生長、開花、結実を復習。その時、植物の形態がどのように変化して、どこから何が発生するのか。形態学というか、発生学というか。。。5年生ですから、理科の時間だけでなく、色々なところで、植物を観察したり、絵を描いたりしてきたのでは。それを踏まえて、キャベツ、ブロッコリーの生長の様子を。ブロッコリーがつぼみで花が咲いているというのを見たことがある方も。キャベツの花となると、さすがにあまりいないのかと思いましたが、自宅で栽培しているという方も。感動でした。。。。では、これは品種改良をして、ケールからそれぞれ、キャベツとブロッコリーになったと。。。いうことをふまえて。この2つの遺伝子を持つ新しい植物をグループごとに考えることに。もちろん、大事なことは、植物の形態、生長というこれまで習ったことを踏まえて。
グループでのNSPは、3年生のヒマワリ以来。毎年そうですが、早いグループから、なかなかまとまらないところ。はやかったところ、そうでなかったところ。今回はそうでしたが、次回、同じような活動があるはず。そんなことのきっかけというか、次の時に活かしてほしいなと。いずれ、みんなのideaをまとめるというのは、かなり苦戦のようでした。
まとめ終わったところで、それぞれのグループごとに発表。12グループなので、去年より少ない分、たくさんの質問をと思ったのですが。。。班の中で、だれが説明して、だれが書いたものを持っているのか、その当たりも、しっかり考えてください。その分、議論が少なかったのは、少し残念でしたが。。。発表の最後の頃には、校長先生、前任の理科専科の椎名先生も見学に来られて。。。もちろん、最後にこちらから、「植物」というとらえ方をしたときに、その基本を大事にしてほしいと。。。また、講義を受けるときは、きちんと静かに話を聞くことの大切さも、コメントを。。。とても大切なこと。忘れないでくださいね。あと、プレゼンを始めたら、グループの中で、内輪もめ、いわゆる「後ろから石を投げる」と言うことはしないでください。これは、プレゼンだけでなくて、大事なことですから。
最後になりましたが、お世話になりました、校長先生、理科専科の福嶋先生、前任の理科専科の椎名先生、5年生担任の先生方にはこの場を借りて、お礼申し上げます。ありがとうございました。次に5年生に講義をするとき、どの様に変わっているか、楽しみにしております。
わたなべしるす
PS. 昨日の昼過ぎというか、午後。ゆっくりとだけど、かなり長い搖れというか。。。ちょうど、ケーキ会の少し前。慌てて、ニュースをつけると、。。関東ではかなりの搖れだったと。。。やっぱり何かが起きようとしているのか。。。気になるところです。
PS.のPS. 昨日のニュースと言うより、オープンラボ中のニュースtopicsは「東大野球部の連敗が止まったと。。。」。いつの時代も「努力」、「勤勉」と言うことはきっと大事なことなのだろうなと。。。