前日は雨模様での今治市立吹揚小学校でしたが、金曜日は一転快晴というか、じめっとした梅雨の晴れ間。午前中はふるさと出前授業が始まってからはじめて伺う四国中央市。平成の大合併で愛媛県ではずいぶんの市町村の名前が消えて、新しい名前が登場。その中でも伊予三島市、川之江市、土居町、新宮村など、香川県との県境に近い、県内でも東の地域を統合してできたのが、四国中央市。地図上では、確かに。ただ、愛媛県なのに四国という名前がつくというので、いろいろあったような。。。その四国中央市の旧川之江市の川滝小学校がこの日の午前中。予讃線で川之江駅まで行く間、田植えの準備をしていたり、ちょうど田植えが終わったような田んぼ、少し早く収穫できるように1ヶ月近く前に田植えしたような緑で包まれた田んぼも。移動中もあれこれとしていた関係と電車の中からの写真だったので、そんな写真がないのが、少し残念ですが。。。ただ、川之江と言えば、紙の町。多くの製紙会社があったのは、子供の頃から。
四国中央市立川滝小学校は、川之江駅から徳島市内に抜ける国道沿いの中山間地の小学校。初日に伺った朝倉小学校を思い出させるというか、合併前の上朝小学校のようなところ。渡辺が子供の頃、遊んでいたのもこれに近いところ、とてもよい環境だなと。。。この小学校での出前講義となったのも、今治での出前講義のきっかけとなった村上先生が校長先生として、この地に異動になったこと。「理科の鉄人」だったと思いますが、理科の授業のすごい先生が当時、常盤小学校にいらっしゃるというので、是非、お目にかかって話を伺ったりできればと言うことがきっかけでした。それ以来、常盤小学校、教育センター、富田小学校でお世話になり、今回の川滝小学校での出前講義となりました。学校のHPにも渡辺が出前講義に来ると言うことまで書いて頂き、ありがたい限りでした。
講義はこれまではじめてと思います。4, 5, 6年生という3学年合同形式。今回は「ヘチマとそのなかまたち」ということで。これであれば、学年を超えて、植物の多様性をいろいろな側面から考えたり、観察したりできるであろうと。いつものように、いろいろなウリ科の野菜、果物を村上校長先生に用意頂きました。最初に、村上校長先生から、渡辺の過分なご紹介を頂き。。。穴があったら入りたいというのはこういうことだなと。。。渡辺からも簡単に、何で植物の遺伝学をやろうと思ったのか、ハイブリッドライスの話であったり、昔は、メロンが高くて食べることができなかったので、それを食べたかったと。。。そんな導入で始まり。。。
さすがに4年生で学習するヘチマはまだ、播種をして間もない頃。なので、写真を見ながら、5, 6年生は去年までの復習。4年生は、先輩たちの実験を見ていたら、あるいはこれからどの様に生長するかを。改めて、黒板に書いて、みんなで理解して。これからあとは、スイカ、メロン、キュウリ、カボチャ、ゴーヤというウリ科の野菜、果物をいろいろな角度から観察したものを見てもらい、どの写真がどの植物に対応するか。果実はわかりやすいです。では、果実を横断面として観察したら、どうなるのか。種子が入る場所は、大きく見たら、3つの部屋に分かれていて。。。それは、このウリ科に共通していて。実際に用意して頂いた、キュウリ、ズッキーニ、カボチャでも観察をしてもらいました。また、これらの果実を切るとき、基本、横断面でなくて、縦断面が見れるように切るのは、こんなちょっとした理由からという話も。
このあたりで講義の折り返し。休憩を入れて、そのタイミングで、マクワウリに近いようなウリ科の果物も切断。こちらがそんな準備をしていたら、周りに観察しに来る方も。自然豊かなところで見ているからでしょうか。とてもしっかりしていました。また、メロンの表面にはなぜ網目のも用があるのか、それがどの様にしてできるのか、。さらには、メロンには茎がTの字に残っているものと、そうでないものが。それらは、どんな理由なのか。栽培農家の習慣についても、少しお話しを。これで栄養が詰まったおいしいメロンを選ぶことができるのではと。ちょうど、この時、先生方から、ネットメロンを提供頂き、切ってしまうのはもったいないので、児童のみんなに観察して、Tの字があることの意味を実感として、見てもらえたのでは。
また、果実以外の種子、花などで区別がしやすいのか、そうでないのかなども。これからウリ科の果実の季節。是非、自然の中で学校の行き帰りで観察してみて下さい。講義の最後には、代表の方から、とてもしっかりしたお礼の挨拶を頂きました。ありがとうございました。講義のあとに集合写真を撮るのを失念していたのですが、講義のあとは、サイン会。何かの励みになれば。最後まで片付けなどで6年生が残っていたので、彼らと世界に向かって情報発信。
最後になりましたが、川滝小学校校長・村上先生、4, 5, 6年生の担任の先生方をはじめとする関係の先生方に、この場を借りてお礼申し上げます。ありがとうございました。今後ともよりよい連携ができればと思います。よろしくお願いいたします。
わたなべしるす
PS. 校長室に最初に伺ったとき、村上校長先生と一緒の写真を。鉄人と一緒の写真ですので。ありがたい限りです。また、校長室の中に天秤があったり、校長室前の廊下には、理科のいろいろな分野に関するものがたくさん並べられてあり。。。もちろん、さわって観察できるものも用意されていて。こんな校長室前の廊下を見るのは、はじめてのことでした。というか、やはり、鉄人ならではのと、感動でした。
PS.のPS. ふるさと出前授業は、11月にも計画されているのですが、その時に、理科に関する勉強会というか、研究会のようなことを計画しているので、コラボしてほし いというリクエストを。ありがたいことです。どの様なことが渡辺にできるのか、いずれできるだけのお手伝いをしたいと思いますので。ありがとうございまし た。よろしくお願いいたします。と、同時に、理科専科が余り定着していない仙台の地にお招きして、講義をして頂くようなことも計画できれば。。。科学者の卵養成講座のミニ講義でお願いするというのも、1つなのかなと。。。プレゼンの仕方であったり、いろいろなことで、見え方、刺激の受け方も違うはずですか ら。。。ふと。。
PS.のPS.のPS. 講義を行った理科室の前は、低学年の教室。何があるのだろうかと、のぞき込んでくれたり、挨拶してくれる方も。とてもしっかりしていました。感動でした。
PS.のPS.のPS.のPS. 6/15(月) 19:40、というか、月曜日の出前講義に出かける前に、川滝小学校の村上校長先生からmailを頂き、川滝小学校のHPに出前講義の記事をupload頂いたと。ありがとうございました。感動です。
四国中央市立川滝小学校は、川之江駅から徳島市内に抜ける国道沿いの中山間地の小学校。初日に伺った朝倉小学校を思い出させるというか、合併前の上朝小学校のようなところ。渡辺が子供の頃、遊んでいたのもこれに近いところ、とてもよい環境だなと。。。この小学校での出前講義となったのも、今治での出前講義のきっかけとなった村上先生が校長先生として、この地に異動になったこと。「理科の鉄人」だったと思いますが、理科の授業のすごい先生が当時、常盤小学校にいらっしゃるというので、是非、お目にかかって話を伺ったりできればと言うことがきっかけでした。それ以来、常盤小学校、教育センター、富田小学校でお世話になり、今回の川滝小学校での出前講義となりました。学校のHPにも渡辺が出前講義に来ると言うことまで書いて頂き、ありがたい限りでした。
講義はこれまではじめてと思います。4, 5, 6年生という3学年合同形式。今回は「ヘチマとそのなかまたち」ということで。これであれば、学年を超えて、植物の多様性をいろいろな側面から考えたり、観察したりできるであろうと。いつものように、いろいろなウリ科の野菜、果物を村上校長先生に用意頂きました。最初に、村上校長先生から、渡辺の過分なご紹介を頂き。。。穴があったら入りたいというのはこういうことだなと。。。渡辺からも簡単に、何で植物の遺伝学をやろうと思ったのか、ハイブリッドライスの話であったり、昔は、メロンが高くて食べることができなかったので、それを食べたかったと。。。そんな導入で始まり。。。
さすがに4年生で学習するヘチマはまだ、播種をして間もない頃。なので、写真を見ながら、5, 6年生は去年までの復習。4年生は、先輩たちの実験を見ていたら、あるいはこれからどの様に生長するかを。改めて、黒板に書いて、みんなで理解して。これからあとは、スイカ、メロン、キュウリ、カボチャ、ゴーヤというウリ科の野菜、果物をいろいろな角度から観察したものを見てもらい、どの写真がどの植物に対応するか。果実はわかりやすいです。では、果実を横断面として観察したら、どうなるのか。種子が入る場所は、大きく見たら、3つの部屋に分かれていて。。。それは、このウリ科に共通していて。実際に用意して頂いた、キュウリ、ズッキーニ、カボチャでも観察をしてもらいました。また、これらの果実を切るとき、基本、横断面でなくて、縦断面が見れるように切るのは、こんなちょっとした理由からという話も。
このあたりで講義の折り返し。休憩を入れて、そのタイミングで、マクワウリに近いようなウリ科の果物も切断。こちらがそんな準備をしていたら、周りに観察しに来る方も。自然豊かなところで見ているからでしょうか。とてもしっかりしていました。また、メロンの表面にはなぜ網目のも用があるのか、それがどの様にしてできるのか、。さらには、メロンには茎がTの字に残っているものと、そうでないものが。それらは、どんな理由なのか。栽培農家の習慣についても、少しお話しを。これで栄養が詰まったおいしいメロンを選ぶことができるのではと。ちょうど、この時、先生方から、ネットメロンを提供頂き、切ってしまうのはもったいないので、児童のみんなに観察して、Tの字があることの意味を実感として、見てもらえたのでは。
また、果実以外の種子、花などで区別がしやすいのか、そうでないのかなども。これからウリ科の果実の季節。是非、自然の中で学校の行き帰りで観察してみて下さい。講義の最後には、代表の方から、とてもしっかりしたお礼の挨拶を頂きました。ありがとうございました。講義のあとに集合写真を撮るのを失念していたのですが、講義のあとは、サイン会。何かの励みになれば。最後まで片付けなどで6年生が残っていたので、彼らと世界に向かって情報発信。
最後になりましたが、川滝小学校校長・村上先生、4, 5, 6年生の担任の先生方をはじめとする関係の先生方に、この場を借りてお礼申し上げます。ありがとうございました。今後ともよりよい連携ができればと思います。よろしくお願いいたします。
わたなべしるす
PS. 校長室に最初に伺ったとき、村上校長先生と一緒の写真を。鉄人と一緒の写真ですので。ありがたい限りです。また、校長室の中に天秤があったり、校長室前の廊下には、理科のいろいろな分野に関するものがたくさん並べられてあり。。。もちろん、さわって観察できるものも用意されていて。こんな校長室前の廊下を見るのは、はじめてのことでした。というか、やはり、鉄人ならではのと、感動でした。
PS.のPS. ふるさと出前授業は、11月にも計画されているのですが、その時に、理科に関する勉強会というか、研究会のようなことを計画しているので、コラボしてほし いというリクエストを。ありがたいことです。どの様なことが渡辺にできるのか、いずれできるだけのお手伝いをしたいと思いますので。ありがとうございまし た。よろしくお願いいたします。と、同時に、理科専科が余り定着していない仙台の地にお招きして、講義をして頂くようなことも計画できれば。。。科学者の卵養成講座のミニ講義でお願いするというのも、1つなのかなと。。。プレゼンの仕方であったり、いろいろなことで、見え方、刺激の受け方も違うはずですか ら。。。ふと。。
PS.のPS.のPS. 講義を行った理科室の前は、低学年の教室。何があるのだろうかと、のぞき込んでくれたり、挨拶してくれる方も。とてもしっかりしていました。感動でした。
PS.のPS.のPS.のPS. 6/15(月) 19:40、というか、月曜日の出前講義に出かける前に、川滝小学校の村上校長先生からmailを頂き、川滝小学校のHPに出前講義の記事をupload頂いたと。ありがとうございました。感動です。