東北大学大学院生命科学研究科 植物分子育種分野 渡辺研究室

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研究室ダイアリー

ソフトボール大会

2015年6月29日 (月)

こんにちは.
M1岡本です.

今回は先日の6月26日に行われたソフトボール大会について書こうと思います.

さて,なべ研はくじ運が良かったらしく二回戦からの登場になりました!!
無駄にくじ運が良かったせいで負けると一回しか試合ができないという事態に.
勝たなければ!!

二回戦
VS田村・十川研
院生会の仕事で先に会場に行っていた菅野研の鈴村に敵チームの視察を頼んだところ

「野球経験者いないみたい」,「いける(確信)!!!」

と言われたのでホッとしつつ会場に移動~
いざ試合前の練習になってみると

"上手そうなやついるやないか~~い!!"

と心の中で突っ込みを入れつつ
勝てるっしょと余裕の心持ち^_^;

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一試合最大30分までという過酷なルールがあるために先制したいところ
しかし,またもや鈴村の失態

"じゃんけんに負ける・・・"

まぁ取られなきゃいいんだ!!と切り替えてプレイボーール!!!
だが,初回に一点取られてしまいますがゆうたろうのファインプレーで何とか最少失点で済む

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そのあといろいろ守備でいいところがあるが点が取れず,二回裏なべ研の攻撃.
30分ルールのおかげでこの回に逆転できないと負け・・・
焦る・・・焦る・・・

ここで相手のピッチャーの球が荒れて何とか二点を取り,2-1で辛勝
みんなであぶねぇ~勝てて良かった~と言いつつお昼の会場に移動~

お昼は恒例のバーベキュー!!

慣れた手つきで高田さんと僕が火を付け,

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ひたすら食材を焼く!!

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そして食う!!いや~おいしかったです

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ピンクの服の人は午後から授業があり,途中で抜けました.あっ後ろは気にせず^_^;

一通り楽しんだところで次の試合へ~

準々決勝
VS植物生態
ここからは辺本さんが参戦!!これに勝てばベスト4!!

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さて,じゃんけんタイム!!うちの選手は鈴村!!リベンジに期待です.

"チョキで負ける"

わかっていたよ・・・鈴村君・・・
試合に勝てばいいんだ!!切り替える
が,女の子チームの活躍もむなしく野球経験者チーム(岡本,岩本,ゆうたろう)がいいところで打てず,5-3で負け・・・

ゆうたろうがそうとう悔しかったらしく

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こんな感じになっていました!!笑
岩本さんも悔しかったらしく「一週間引きずるわ~」と

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つまんなそ~~(次の試合の審判中です)

そんなこんなで楽しかったソフトボール大会もおわり.
最後にみんなで集合写真をとりましたとさ.

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P.S.
今年の研修室で作ったシャツ

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どっかの戦隊ものみたいですね
僕は好きです.

次は今週末の旧遺生研対抗のソフトボール大会です(晴れればね)!!応援よろしくぅ~(^o^)丿


M1 おかもと

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【教養講義】大学生のレポート作成入門--資料・情報の活用方法(6/26)

2015年6月27日 (土)

 東北南部も金曜日に梅雨入り。梅雨入りが一番遅かった1967年と同じだそうです。確かに、片平の植栽も水不足でないかと、かなり気になり始めた頃、まさに恵みの雨で、この記事を書いている土曜日の昼過ぎまでに50mm以上の雨が降って、しばらくは雨がなくても良さそうです。明日も降るようですが。ただ、金曜日は日中は持ちこたえて、研究科の研究室対抗のソフトボール大会があったのですが、渡辺はこの講義があったり、来週からも出張があることから、パスでした。がんばった学生の皆さん、ご苦労様でした。詳細は、また、このHPから報告したいと思います。

DSCN7773.JPG そんな週末というか、金曜日。以前からお知らせしていた「大学生のレポート作成入門」の講義。渡辺が運営に関わっている「未来の科学者養成講座」でお世話になった、当時の医学部・柳澤先生からお願いされて。。。そんな不思議なきっかけで、理系の研究、それを支える情報、評価など、大学、大学院だけでなく、社会に出ても大事と思えることを。去年までは1年生の後期に行われていましたが、前期にシフト。そんなこともあって、受講生が100名越え。渡辺が講義をするのは、自然科学の研究のモデルとそれに関わる情報収集、研究評価など。1年生には評価というのは少し難しいかも知れないですが、研究室を選んだり、いろいろと重要になってくることだと思います。また、この講義の特徴は、教官の講義と事務官が図書館実習をすると言うこと。また、講義のサポートも頂くことから、とてもhelpfulな講義でもあり、とても助かります。と言うか、ありがとうございます。

DSCN7777.JPG さて、渡辺の講義は、「大学生のレポート作成入門--資料・情報の活用方法(4) 研究活動の実際と情報検索①-自然科学分野」がfull nameです。前半は、渡辺の研究してきた、自家不和合性の話。後半が、その研究のために、どの様に情報を集めるのか。今の時代ですから、webからいろいろな情報を得ることができる。では、それをどう利活用するのか、もちろん、正しい情報を。また、今でこそ、論文はほとんど、pdfで読みますが、昔は、雑誌を読んでいて、何がよかったのか。関係ないページにこそ、おもしろいことがあるようなことも。電車でスマホを見るのもよいですが、新聞、雑誌を読むことも大事だと。雑誌も新刊が出たタイミングで、お知らせが来るシステムもあります。それらも上手に活用して下さい。また、情報は雑誌だけでなく、ヒトから得ることもたくさんあると。そうしたとき、どうすればよいか、その得た情報をどう管理するか、下手なことをすると、共同研究をしていたことが、破綻になったり。。。それくらい情報は大事なこと。改めて、認識してもらえたのではないでしょうか。

DSCN7780.JPG 評価の所では、雑誌の評価である、impact factor (IF)は、どの様に計算するのか、その数値が上がったり、下がったりする理由は。そういえば、今年の新しいIFもThomson Reutorsから発表があるような。。。一方、個人の評価は、h-indexなど、論文がどれくらい引用されているか。その被引用数をあげるためには、どこかで聞いたことがあります。共同研究が重要だと。もちろん、プロの相手との共同研究。餅は餅屋ですから。この共同研究を展開すると、first author, corresponding authorをどうするかなども、問題になります。講義の最後には、歴史を学ぶことの重要性。年号など出なく、その歴史上のイベントがなぜ起こったのかなど、その裏の裏まで考えること。それを考えるのが、これからの人生の歩みに重要だと。もちろん、最後は、組織論。「夢・野望を抱き、努力をして、失敗にへこたれない組織」をこの講義で学んで、グループ活動をしてもらえればと。そうそう、最後にちょっとだけ実習した「すごい組織」が何を考えて、行動しているのか、よくわかったのではないでしょうか。そんな風に、上手に連携して、物事を達成して下さい。

DSCN7782.JPG 大事なことを書き忘れていました。今回も、できるだけ双方向の講義。花の名前であったり、いろいろな答えをしてくれた方に。プレゼント。渡辺の別刷と「分子生物学会での戦利品」を。こんな講義をしているのは、大学でも渡辺くらいでしょうか。でも、こんなことのきっかけを教えてくれたのは、小学校の先生。もないでしょうから。受講生のコメントは、例年通り、後日頂けると。。。楽しみにしております。もちろん、、mailで質問をお待ちしております。

DSCN7778.JPG 講義が終わったあと、関係しました図書館スタッフの皆様とdeepな意見交換。気がついたら、講義のあと、1.5hr近く議論していて、びっくりでした。ただ、今回の意見交換、議論で、今後、どの様な取組にしたら、よりよいものになるか、大学講義でも希な教官と事務官との共同による企画です。だからこそ、来年度は講義と実習がうまくmixされたようなすごい講義に進化するのではと楽しみにしております。よろしくお願いいたします。

 最後になりましたが、附属図書館情報サービス課長・村上さま、参考調査係長・吉植さまをはじめとする多くの方々にお世話になりました。ありがとうございました。次年度も楽しみにしております。


 わたなべしるす

 PS. 講義を聴いていた学生さんの中に、渡辺が出前講義で講義をした方もいたりして。ありがたいことです。今後ともよろしくお願いいたします。

 PS.のPS. 春先に出前講義で受かった宮城県古川黎明高等学校の2年生の方々がSSHで論文検索などについて、実習に来られていて、渡辺がちょっと挨拶する機会を頂きました。ありがとうございました。というか、高校生の皆さん、がんばって下さい。

 PS.のPS.のPS. 参考調査係長・吉植さまより「図書館と情報リテラシー」と言うタイトルの別刷りを頂きました。ありがとうございました。これからの講義の参考にさせて頂きます。

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なべ研の日常

2015年6月22日 (月)

こんにちは、こんばんは。
あなたがこの記事を読んでいる時間帯はいつなのでしょうか?
M1のワタナベです。

先週の半ば頃、僕はあることに気が付きました。



M1で行事があるとき以外に日記を書いていないのは僕だけだ。。。



ということで今日は日記書こーーーう。
とか思ったりして(授業のレポートから逃げたいからとか思ってません)
何か書くネタを考えながら研究室のホームページを開こうとしたら



ん?ネット繋がらなくないか?



念のためM1岡本に確認。

おかもんきー 「繋がらないッキー」

はい、今日の日記の、、、いえ、事件です。そこそこ深刻な事件です。
決して日記のネタになるとか喜んでません。


そんなわけで、みんな作業をいったん止めて、ちょっとしたざわざわになりました。


まずはどこがだめなのかをチェック。

ネット使える人と使えない人がいるということは
きっとLANハブ(これ言い方あってんのかな?)が問題ありなんだ!

そんなことでおかもんきーがチェック

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なべさんも出動!

36689.jpgしかし、電源を入れなおしてもネットに繋がらない模様。

じゃあLANハブ(名前分からないんでこれでいきます)が悪いのか!と名推理をして
代わりのLANハブがはいってそうな箱の中をあさることに。

36687.jpgみんな一生懸命!

ん?
なべもとさんの口元が怪しい。。。
性格の悪いM1ワタナベは ぴんといん することを決意。

36688.jpgあーーーー。
これは、私はネット使えるから別に興味ないわよってやつですねーーー(笑)


さらに性格の悪い僕は ぴんとあうと して、増子さんの撮影に成功。

36697.jpgあーーーー。
これは、私もネット使えるから別に興味ないわよってやつですねーーー(文章の再利用)


と、思ったらお二人ともまじめにやっておられました。

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大変失礼いたしました。。。


工藤選手もとてもまじめ。

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みんながあたふたしている中、落ち着いて飲み物を作る伊藤さん

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そして、なんやかんやで直りました(笑)
別に日記書くのが面倒になったわけではございません。
本当に原因不明で、一通りみんながいじったら直ってたんだもの!!

というわけで、またひとつ、事件が解決しました。


ん?僕は何をしていたのか気になる?

勿論、写真を撮るっていう立派な仕事をしていましたよ?(すごいまじめ)。



ではでは^^



権力がない方のわたなべ

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【出前講義】大阪府立天王寺高等学校・SSH天高アカデメイア「農学・生命科学系大学教授から見た高校生の進路選択へのアドバイス」(6/20)

2015年6月20日 (土)

 6/10(水)から始まった一連の出前講義。愛媛では7校での「ふるさと出前授業」西条農業高校での3コマの出前講義・実習西条高校での出前講義香川では、観音寺第一高等学校でのSSH特別講義。その〆は、大阪府立天王寺高等学校での天高アカデメイア。3年連続で2年生向けに「キャリア教育」の講義。翌週末には、大学訪問であったり、この先には、授業の科目選択、その先には、進路の決定などあると言うことで、指導される先生から、このキャリア教育の講義をきっかけに将来を考えてほしいというコメントがあった後、渡辺を紹介頂き、講義をスタート。前の時間の授業が終わってから、すぐに体育館に移動して、開始予定より早く講義をできたことは、素晴らしかったです。何事も先手、先手だと思いますので。

DSCN7725.JPG 天王寺高校に伺う最寄り駅から高校までの道ばたには花が咲いていたり、今年も玄関にたくさんのウメが結実していました。去年よりも多くの結実だったのは、春先の天候がよかったというのが関係しているのではと。ちゃんと比べているわけではないのですが。話をできなかったのですが、町中でもちょっとした自然の変化はありますので、是非、見てほしいなと。

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DSCN7724.JPG 講義内容は水曜日の香川県立観音寺第一高等学校でのSSH特別講義と同じ。渡辺が小学校の頃から現在に至るまでを振り返り、それを踏まえて、と言うか、それをモデルとして、生徒さんたちに将来設計を考えてほしいというもの。もちろん、いつものように出し物として、というか、双方向の講義なので、自分の意見、コメントをしてくれた方には、渡辺の論文の別刷をプレゼント。もらったことが何かのきっかけになれば、うれしいですね。

DSCN7727.JPG 渡辺が小学校時代というか、高校までを過ごしたのは、天王寺高校があるような都会ではなくて田舎。そんな田舎の自然から受ける刺激は変えがたいものですが、最初にも書いたとおり、天王寺高校周辺にもちょっとした自然がたくさんあります。キュウリ、ズッキーニが栽培されていたり、その葉っぱにうどんこ病が出ていたり。見つけることができれば。まだまだありますから。是非、トライしてみてください。また、小学生の頃覚えたあやとりは今でもできるわけで、同じようにできる生徒さんも。まさか、やってくれた方ができるとみんなは思っておらず、感動ものだったようです。それから、渡辺が小学校の頃から何となく科学に対して興味を持ったのは、テレビアニメにでる、博士、教授のおかげ。それが少なくなったのが、理科離れでないのか、少し気になりましたが、昔のアニメの博士もfollowしているのは、さすがだなと。

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DSCN7736.JPG 高校時代、まさに今の生徒さんたちですが、渡辺は何を学んでいた。数学で論理的に考えること。今のような数学の問題集とは違い、答えの数字しかなくて、考えることの大切さを学んだのだと。是非、そんな考えることを大切にしてほしいと。また、化学の先生からは、高校時代と言うよりも、教育実習にいって、いかにたくさんある仕事を片付けて、自分のやりたいことをやるか、その大事さを。また、高校時代に見たテレビの影響で、今の植物遺伝学の道に。きっかけとは、そんなものだからと。大事にして下さい。

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DSCN7741.JPG 大学以降、どんな師匠のもとで仕事をするか、生徒さんたちが考えているよりも大事なことで、渡辺は運良く、日向先生というアブラナ科植物の自家不和合性の大家のもとで研究をできたわけです。今のように情報がない時代に。もちろん、ある種の偶然となりますが。。。でも、今なら、オープンキャンパスなど、たくさんの機会がある訳なので、是非、そんなチャンスを活かして、将来設計をしてほしいと。また、研究でも何でもですが、世界トップクラスを目指してほしいと。渡辺であれば、Nature, Scienceという世界トップを目指す訳なので。また、歴史を学ぶことの重要性。どうしても歴史というと「年号」と思いがちな今の教育。そうではなくて、これから起こるであろうイベントの壮大な実験事例が過去の歴史の中にあると。だから、それをしっかり理解して、よりよいミラにしてほしいと。最後はいつもの組織論で。余分に時間を頂きながら、終わったのは、予定通り。ちょっと申し訳なかったです。もうすこしちゃんと時間コントロールをしないと。。。反省でした。

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DSCN7752.JPG 講義のあと、質問コーナーでは、大学生としてこうあってほしくないというモデルはとかということを生物系、農学系を希望している生徒さんから。ちゃんと、自分で考えて実験等できることが大事だと。また、別の方からは、なぜ、しゃべりがじょうずなのかなど。しゃべりの質問を頂くのは、はじめてのこと。ちょっとびっくりでしたが、たぶん、今回の出前講義で、アウトリーチ活動がtotal 700回程度になるはず。ということで、それくらいしゃべることをすれば、誰でもできるようになるからと。もちろん、渡辺も最初は、全然へたくそでしたので。質問のあと、代表の生徒さんからお礼の挨拶。こちらが言いたいと思っていることをきちんと理解してくれていたのは、感動でした。確実に「進化」していると思いますので、がんばって下さい。何より、東北大で一緒に研究できる方に、この中から会うことができれば。望外の喜びです。そのあとは、いつものように世界に向かって情報発信。カメラの都合上、両端の方々が入っていないかも知れないですが、お許しください。

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DSCN7766.JPG 最後になりましたが、谷井校長先生、今堀教頭先生、SSH担当の武井先生をはじめとする関係の先生方に、この場を借りてお礼申し上げます。ありがとうございました。また、秋に自家不和合性の講義でうかがえるのを楽しみにしております。今後ともよりよい連携ができればと思います。よろしくお願いいたします。


 わたなべしるす

 PS. 帰り道の玄関先で、去年までお世話になっていた先生とお話しする機会があり、その高校では、東北沿岸の被災地に4年連続でボランティアにきて頂いていると。ありがたい限りです。こうしたつながりができることが何より、ありがたく、うれしいことですので。よろしくお願いいたします。

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【出前講義】香川県立観音寺第一高等学校・SSH特別講義「大学教授からの進路選択アドバイス---進路、就職、人生を戦略的に考える---」(6/17)

2015年6月18日 (木)

 前日は、西条農高西条高への出前講義。その西条市の伊予西条駅から予讃線で、40minくらいでしょうか。香川県観音寺市。途中に先週の金曜日に出前講義で伺った新居浜川之江(四国中央)があり、川之江駅が愛媛県の東の端だったような。最近、電車移動からの車窓を見る時間があれば、こうした記事を書いていたり、mailの対応をしていることが多くて、瀬戸内のきれいな風景を見ることができないのが、残念に思います。Internet、携帯電話などができて、便利になった代わりに、あり得ないような忙しさがやってきたのだけは事実。。。小学校の頃、日が暮れるまで、外で遊んでもかなりの時間があったように思うのですが、年齢の関係もあるかも知れないですが、net、携帯とつきあっているとあっという間に時間が。。。観音寺駅でした。

DSCN7721.JPG 香川県立観音寺第一高等学校にはじめて伺ったのが、ちょうど5年くらい前。出前講義とSSH申請に向けての討論だったのを今でも覚えています。SSH採択後は、運営指導委員も賜り、毎年この時期に「キャリア教育」の話というか、ここでは「科学リテラシー」と言う言葉を使っていることもあり、渡辺のこれまでのことを話すとともに、高校生として、普段から何をどの様に考えることが大事なのか、そんなことも最後のところで付け加える形で。会の司会は、SSH実施校で多くなりました、高校生が執り行う、よいことだと思います。取り仕切ると言うことは、これから以降、とても大事なことですので。話し方など、是非、習得してもらえればと思いました。そのあと、校長先生から、渡辺の紹介を頂き、ありがとうございました。渡辺の講義は、一方向でしゃべり倒すというのでなくて、双方向にやりとりをしながら。なので、必要に応じて、手を挙げてもらったり、何かをしてもらったり。せっかくの講義ですから、audienceにも参加頂くというのが、よいと思って心がけている次第です。

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DSCN7657.JPG そんな渡辺の小学生時代は、田んぼ、畑のある田舎。今でも瀬戸内沿いには、そんなところはまだまだ残されていて。そんな自然からたくさんのことを学んでほしいと。小学校5年生だったと思いますが、あやとりを覚えて歩きながら。学校の帰り道に。今なら、かなり危ないことかも知れないですが。。。あやとりをできたのが、男の子が多くて、女の子にできる方が少なっ田のは、少し残念でした。これから先、パソコンのキーボードを見ないで打つようなことも必要になります。手先の器用さというのは、重要ですから。そんな小学生時代に渡辺が科学者にあこがれたのは「テレビアニメなどの科学力というか、教授・博士」。子供心に白衣を着て、指揮・統括をしているのが、かっこよかったと。そういえば、最近はそうした番組が少ないのが、理科離れに関係していなければよいのですが。

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DSCN7677.JPG 高校生になって数ヶ月。高校で学習することのレベルがupしているのは、渡辺も実感したこと。それでも、数学からは、論理的に考えることの大切さを学び、公式に頼ることなく、結論に導く。その意味で、昨今の数学の問題集に解答がついているというのは、いかがなものかと。。。是非、そうでないものにチャレンジしてほしいというか、一昔前までの高校生はトライしていたわけですから。また、高校3年生の地理の時間に見たテレビ番組のおかげで、今の植物の遺伝学をやると言うことに。どこにきっかけがあるかわからない訳なので。普段から、身の回りのいろいろなことに注意して、自然から学んでほしいと。英語は中学までは何も問題なかったのですが、高校になったら、ぜんぜん。。。。もちろん、今も結構大変ですが、高校での基礎力があるからこそ、今があるわけです。くじけずにがんばってほしいと。

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DSCN7693.JPG その先の大学。漠然と進学と思っているかも知れないですが、大学で何を学ぶのか、自分で考えないといけない。それが本来の大学の姿であると。貴重な4年間、しっかりとした目標としっかりとした指導教官に出会うこと、とても大事であると。渡辺自身も日向先生との出会いがあり、今があるわけで。人生の分岐点が違う方向に行っていれば、違ったようになった訳なので。最初に司会の方が、研究者というキャリアと言っていましたが、研究者が重要なわけでなくて、どんな仕事をしてもやりたいというか、趣味に近いことをしごとにするのか、そうでないのかによって、人生はずいぶん変わるもの。また、年とともに、仕事の内容も変化します。最初は現場かも知れないですが、だんだんとそうでもなくなる。そんなキャリアのことを考えながら、将来設計をしてほしいと。

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DSCN7696.JPG また、理系を考えている方には、大学の先の大学院というのも。昔であれば、大学と大学院は同じというのが多かったですが、今はそんなこともなくて。。。渡辺の研究室は基本、学部生がいないので、その意味では学部と大学院は別というのが標準。そうしたことも考えてみてはと。もちろん、大学でこれはという師匠に出会えば、それはそれでよいわけですが。。。

DSCN7699.JPG 最近の高校生を見ていて、気がつくことであったり、人生の座右の銘を持つとか、どういう戦略で何をどうするかと言うこと、そんなことをしっかり考えてほ しいと。その意味で大事なこととして、「歴史」をどう学ぶかと言うこと。つまり、歴史という単に年号とイベントを覚えるというのではなくて、過去における 膨大な実験場であったものだととらえて、これから何をどう考えるのか、と言う点では、よいsampleだと。実際、欧米では、歴史学部というのがあり、一 番の伝統と人数だと。また、身近な組織を取り上げて、どちらが組織として大事か。つまり、失敗してもへこたれずに、また、チャレンジする、大きな夢と希望 を持って、そんな人材になること、それが「科学リテラシー」をもった21世紀型の人材であろうと。

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DSCN7708.JPG 講義のあとには、質問の時間。研究者になりたい方であったり、いくつかの質問を頂きました。また、最後に、代表の方から、これまでの日々の取組を見直して、しっかり自分で考え、五感をちゃんと使って、努力したいと。がんばって下さい。次にまた、どこかでお目にかかれるのを楽しみにしております。

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DSCN7714.JPG 高校に伺ってすぐ、講義のあとには、高井校長先生、森先生、猪熊先生を交えて、昨今のSSHの事情、activeに活動しているSSH実施校についてのことなど、deepな議論ができました。ありがとうございました。なにより、本SSH活動を通じて、しっかり考えて、失敗にめげずにチャレンジングなことができる生徒さんになることが、高校、大学、その先での活動において重要なのだろうと。もちろん、いろいろと活動において考えないといけないことはあるのですが。最終年の活動の支えになればと。ありがとうございました。

DSCN7638.JPG 最後になりましたが、観音寺第一高校校長・高井先生、1年団長・森先生、猪熊先生、進路担当・石井先生をはじめとする関係の先生方に、この場を借りてお礼申し上げます。ありがとうございました。今後ともよりよい連携ができればと思います。よろしくお願いいたします。と言うか、来週のSSHの発表会、運営指導委員会を楽しみにしております。


 わたなべしるす

 PS. 講義の最初に昨日今日、何が起きているのか、どんなテレビでおもしろいことがあったかなど、聞いてみたのですが、スマホ世代なのでしょうか。何が起きているのか、意外と知らない。渡辺も新聞を読んだかと言えば。。。かもしれないですが、スマホを持っていれば、ニュースのコンテンツ、何が起きているのかなど、情報をとることは、昔より簡単になったわけで。隙間の時間で情報をとることは、大事ではないかなと。スマホも使いようだと思いますので。是非、トライしてみてはどうでしょうか。

 PS. 予定より少し早く着いたこと、講義時間のずれなどで、久しぶりにきれいな海と砂の造形を。。。来年度からのいろいろなことを考えて、思わず手を合わせたのでした。。。よろしくお願いいたしますと。。。

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